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zoom RSS カンヌ国際映画祭2017 短編部門、シネフォンダシオン部門 ラインナップ!

<<   作成日時 : 2017/04/13 20:11   >>

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 第70回カンヌ国際映画祭の短編コンペティション部門とシネフォンダシオン部門のオフィシャル・セレクションが発表になりました。(4月12日)

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 【短編コンペティション部門】

 カンヌの短編コンペティション部門は、初めて映画監督に挑戦してみましたというようなビギナーが選ばれることは少なくて、既に監督歴や受賞歴のある監督の作品がほとんどです。

 ・“Pépé le morse (Grandpa Walrus)”(仏/14') 監督:Lucrèce Andreae [アニメーション]
 Lucrèce Andreaeは、監督作品“Trois Petits Points”をアヌシー国際アニメーションフェスティバル2011出品。“Tongue-tied (Les mots de la carpe)”はカトゥーンドール2013ノミネート。『ユルと蛇』(2015)にはアニメーターとして参加。

 ・“A Drowning Man”(英・デンマーク・ギリシャ/15') 監督:マハディ・フレフェル(Mahdi Fleifel)
 マハディ・フレフェルは、『シャディの鳩』(2003)がショートショートショートフィルムフェスティバル&アジア2005で紹介されていて、『我々のものではない世界』(2012)がベルリン国際映画祭2013 平和映画賞はじめ数多くの賞を受賞していて、日本でも山形国際ドキュメンタリー映画祭ほかで上映されている。“A Man Returned”(2016)はヨーロッパ映画賞2016短編映画賞ベルリン代表に選ばれている。

 ・“Koniec Widzenia (Time to Go)”(ポーランド/15') 監督:Grzegorza Mołdy

 ・“Push It”(スウェーデン/8') 監督:Julia Thelin

 ・“Katto (Ceiling)”(フィンランド/15') 監督:Teppo Airaksinen
 Teppo Airaksinenは、フィンランドの数多くのTVシリーズを手がけているベテランの演出家。Kultainen Venlaのディレクター・オブ・ザ・イヤーに2回ノミネートされている。

 ・“Lunch Time”(イラン/15') 監督:Alireza Ghasemi

 ・“A Gentle Night(小城二月/Xiao Cheng Er Yue)”(中/15') 監督:Qiu Yang(邱陽)
 Qiu Yang(邱陽)は、2015年にも“Under the Sun(日光之下)”でシネフォンダシオン部門に選出されている。

 ・“Across My Land”(米/15') 監督:Fiona Godivier
 Fiona Godivier は、“Deep Down”(2014)がLA国際短編映画祭やレインダンス映画祭、トロント国際短編映画祭で上映されている。

 ・“Damiana”(コロンビア/15') 監督:Andrés Ramírez Pulido
 Andrés Ramírez Pulidoは、“Eden(El Edén)”(2016)がベルリン国際映画祭2016ジェネレーション14plus部門で上映されている。

 4843本の応募があり、そこから9作品が選出されました。

 映画情報サイトMovie Onは、通常10作品選んでいるのに、5000本近い応募がありながら、あと1本を選ばない理由がわからないと書いています。

 9本中、7本が「15分の作品」であるのが、少々異常に見えます。

 これまで、ジャン=フランソワ・ラギオニ(1978年)、ラウル・セルヴェ(1979年)、ジェーン・カンピオン(1986年)、ジム・ジャームッシュ(1993年)、カルロス・カレラ(1994年)、グザヴィエ・ジャノリ(1998年)、アマンダ・フォービス&ウェンディー・ティルビー(1999年)、レイモンド・レッド(2000年)、カタリン・ミツレスク(2001年)などが短編パルムドールを受賞しています。

 ここ数年は変化が見られますが、過去60年あまりの歴史の中では、受賞作はヨーロッパ偏重気味です。

 【シネフォンダシオン部門】

 ・“Wild Horses”(英/26') 監督:Rory Stewart(NFTS)
 ・“À perdre haleine”(仏/4') 監督:Léa Krawczyk(La Poudrière) [アニメーション]
 ・“Deux égarés sont morts”(仏/27') 監督:Tommaso Usberti(La Fémis)
 ・“Camouflage”(ベルギー/24') 監督:Imge Özbilg(KASK) [アニメーション]
 ・“Paul est là (Paul is Here)”(ベルギー/24') 監督:Valentina Maurel, INSAS, Belgium,
 ・“Láthatatlanul (Invisibly)”(ハンガリー/32') 監督:Áron Szentpéteri(Színház-és Filmművészeti Egyetem)
 ・“Atlantída, 2003 (Atlantis, 2003)”(スロヴァキア/30') 監督:Michal Blaško(FTF VŠMU)
 ・“Lejla, Stijn Bouma”(ボスニア ヘルツェゴビナ/22') 監督:Sarajevo Film Academy, Bosnia and Herzegovina,
 ・“Ben Mamshich (Heritage)”(イスラエル/25') 監督:Yuval Aharoni(Steve Tisch School of Film & Television, Tel Aviv University)
 ・“Heyvan (Animal)”(イラン/15') 監督:Bahman Ark(Iranian School of Cinema)
 ・“Afternoon Clouds”(インド/13') 監督:Payal Kapadia(Film and Television Institute of India (FTII))
 ・“Towards the Sun (Yin Shian Bien Jian Gon Lu/迎向邊疆公路)”(台湾/28') 監督:Wang Yi-Ling(王逸鈴)(National Taiwan University of Arts)
 ・『溶ける』“Tokeru”(日/45') 監督:井樫彩(東放学園映画専門学校)
 ・“Give Up the Ghost”(米/13') 監督:Marian Mathias(NYU Tisch School of Arts)
 ・“Pequeño Manifiesto en Contra del Cine Solemne (Little Manifesto Against Solemn Cinema)”(アルゼンチン/14') 監督:Roberto Porta(Universidad del Cine (FUC))

 本年度は、2600本の応募があり、14カ国から16作品が選出されました。

 16本のうち、フランスとベルギーがそれぞれ2本ずつで、アニメーションが2本含まれています。16本16校のうち、東放学園映画専門学校を含む4校が初選出となりました。

 シネフォンダシオン部門は、1998年からスタートしていて、この20年で国際的に活躍する数多くの映画監督を輩出しています。アシフ・カパディア(1998年第2席)、エミリー・ヤング(1999年第1席)、エマニュエル・ベルコ(1999年第2席)、ジェシカ・ハウスナー(1999年スペシャル・メンション)、ピーター・ソレット(2000年第1席)、セルゲイ・ロズニタ(2001年第1席)、コルネイユ・プロムボユ(2004年第2席)、アントニオ・カンポス(2005年第1席)、ユホ・クオスマネン(2008年第3席、2010年第1席)など。

 日本人監督の作品の選出は3年ぶり10人目。
 これまでの9人は、以下の通り。
 2014年:『オー・ルーシー!』 平柳敦子(ニューヨーク大学大学院映画制作学科シンガポール校) 第2席
 2014年:『ナイアガラ』 早川千絵(ENBUゼミナール)
 2012年:『理容師』 秋野翔一(東京藝術大学)
 2004年:『春雨ワンダフル』 青木あゆみ(映画美学校)
 2003年:『人コロシの穴』 池田千尋(映画美学校)
 2002年:『蘇州の猫』 内田雅章(映画美学校)
 2001年:『トシ君が生まれた日』 吉川光(日本映画学校)
 2000年:『犬を撃つ』 木村有理子(映画美学校)
 1999年:『夢二人形』 山崎達爾(日本大学芸術学部)

 Lmaga.jpによると、昨年よりなら国際映画祭とカンヌのシネフォンダシオン部門はパートナーシップを結んでいて、なら国際映画祭の学生映画部門(NARA-wave)から3作品をシネフォンダシオンのディレクターに推薦付きで応募できるようになったらしく、『溶ける』は昨年のなら国際映画祭でゴールデンKOJIKA賞を受賞して、カンヌに応募された作品であるようです。

 受賞作品は、第1席〜第3席までで、ヨーロッパ映画が1本、アジア映画が1本、英語作品が1本というバランスで選ばれることが多いようです。(絶対そうなると決まっているわけではありませんが。)

 『溶ける』だけ、突出して長いのが気になりますが、規定では60分未満ということになっています。

 ※短編コンペティション部門とシネフォンダシオン部門の審査員長は、クリスティアン・ムンジウが務めると発表されています。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

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