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zoom RSS ダブリン国際映画祭2017 受賞結果

<<   作成日時 : 2017/03/21 19:29   >>

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 第17回ダブリン国際映画祭(2月16日-26日)の受賞結果です。

 アイルランドには、大きな映画祭が3つあります。
 2月に開催されるダブリン国際映画祭と7月に開催されるゴールウェイ映画祭(Galway Film Fleadh)(2017年で29回目)、11月に開催されるコーク国際映画祭(2017年で62回目)がそれで、特にコーク国際映画祭はヨーロッパの中でも最も歴史ある映画祭の1つで、ヨーロッパ映画賞短編映画賞アイルランド代表作品はコーク国際映画祭で選出されることになっています。

 3つの映画祭の中ではダブリン国際映画祭が最も後発ですが、3つの映画祭はそれぞれに最新アイルランド映画のショーケースの役割を果たしていて、ダブリン国際映画祭でのお披露目作品が、そのままアイルランド・アカデミー賞に結びついたりもしています。

 ダブリン国際映画祭がサンダンス映画祭やロッテルダム国際映画祭、ベルリン国際映画祭の後の開催、ゴールウェイ映画祭はカンヌ国際映画祭の後の開催、コーク国際映画祭はベネチア国際映画祭、モントリオール世界映画祭、トロント国際映画祭の後の開催となっていて、それぞれ先行する大きな国際映画祭でワールド・プレミアされた新作がアイルランド・プレミアとなる舞台にもなっています。

 3つの映画祭は、いずれもコンペティション部門を設けていませんが、短編部門のセレクションが実質的なコンペティション部門になっていて、短編映画にいくつもの賞が設けられています。

 映画祭としての全体的な部門構成は、シンプルで、本年度のダブリン国際映画祭は、特別招待作品部門に当たるGalas & Special Presentations部門、ワールド・シネマ部門、アイルランド映画部門(Irish Cinema部門)、ドキュメンタリー部門、短編部門、ファンタ系の作品をまとめたFantastic Flicks部門、という構成になっています。

 ダブリン国際映画祭は、短編部門賞以外では、観客賞とディスカバリー賞、名誉賞、および、ダブリン映画批評家協会が選出した賞を設けています。

 本年度の受賞結果は、以下の通り。

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 【観客賞】(AUDI-ence Award)

 ◎“The Farthest”(アイルランド) 監督:エマー・レイノルズ(Emer Reynolds)
 無人惑星探査機ボイジャーに関するドキュメンタリー。ボイジャー2号は、1977年8月20日に打ち上げられ、ボイジャー1号は同年9月5日に打ち上げられた。ボイジャー1号は、太陽系から120億マイル彼方の虚空を飛び続けて、現在、地球から最も遠くにある人工物になっている。ボイジャーには、55の言語による挨拶や地上での音や映像を記録したレコードが搭載されている。これは、いつの日にか、知的生命体によって、発見され、解読されることを期待して積み込まれたものだ。搭載されているプルトニウム発電機は、あと10年は稼働予定だが、徐々に停止に向かっている。それでも数百万年はこのまま飛び続けるだろう。ボイジャーは、打ち上げられてから40年経っても、途方もない距離を通して、革命的な情報を送り続けてきている。こうした成果の陰には、ほとんど奇跡に近いドラマが秘められている。

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 【ディスカバリー賞】(Discovery Award)

 ※審査員:ファニタ・ウィルソン(監督)、Seána Kerslake(女優)、Jason Foran(プロデューサー)、Aidan Greene(Deputy CEO of Core Media)

 ◎ニアフ・アルガー(Niamh Algar)(女優 – “Without Name”、“Pebbles”、“Gone”)
 ◎John Connors(男優 –“Breathe”、“The Secret Scripture”)
 ◎Vincent Gallagher(監督・脚本 –“Second to None”)

 【Fantastic Flix Award】

 ◆長編部門賞(Best Fantastic Flix Feature)
 ◎“Zip & Zap and the Captain’s Island(Zipi y Zape y la isla del capitán)”(西) 監督:オスカール・サントス(Oskar Santos)
 物語:ZipとZapは、兄弟で、いたずらが過ぎたため、クリスマス休暇を取り上げられ、両親と一緒に退屈そうな船旅に出かけることになる。ところが、驚いたことに、目的地は、文明から隔絶した風光明媚な島であった。島は激しい嵐に襲われ、彼らは、ミス・パムの屋敷に避難するはめになる。屋敷には大人はおらず、子どもたちの楽園のようになっていた。2人は、フレッキー、マッキー、ピッピと仲良くなる。2人の両親は、真夜中に突如として姿をくらますが、これにはこの島に隠された秘密と怪しい住人が関係していた……。
 ジッフォーニ映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016 Family部門出品。
 Cinekid映画祭2016出品。

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 ◆短編部門賞(Best Fantastic Flix Short)
 ◎“Litterbugs”(英) 監督:Peter Stanley-Ward

 【短編部門】(Shorts Awards)

 ※審査員:Esther McCarthy(映画批評家)、Trish Long(ウォルト・ディズニー・カンパニー(アイルランド)の副社長/ゼネラル・マネージャー)、Mark Adams(エジンバラ国際映画祭の芸術監督)、Cathal Gaffney(Managing Director of Brown Bag Films)

 ◆最優秀インターナショナル・ショート(Best International Short)
 ◎“Speechless”(独) 監督:Robin Polak
 物語:少年がおもちゃ屋の中を歩き回っている。彼は、何か意味不明の言葉を口にしているが、言葉を交わさずにわかりあえるのは若い母親だけだ。彼は何かを話そうとするが、母親は聞こうとしない。
 ケンブリッジ映画祭2016 観客賞 最優秀短編賞受賞。
 セントルイス国際映画祭2016 最優秀短編賞受賞。
 Amarcort映画祭2016 プレス審査員賞 最優秀短編賞受賞。
 ワン・リーラー短編映画祭2017 最優秀短編賞オナラブル・メンション受賞。

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 ◆最優秀インターナショナル・ショート スペシャル・メンション(International Special Mention)
 ◎“Super Sex”(米) 監督:マシュー・モディーン
 物語:何でも持っている父親にとって、何かを見つけることはいつも難しい。彼は、いま、愛がほしいと言う。それで子どもたちは、今まで想像したこともなかったやり方でそれを与えようとする。
 ニュー・メディア映画祭2016 最優秀短編賞受賞。

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 ◆最優秀アイリッシュ・ショート(Best Irish Short)
 ◎“Lily”(アイルランド) 監督:Graham Cantwell
 物語:リリーは、少女から女性への境目にあって、ある秘密を抱えている。彼女は、美しく人気者のヴァイオレットとの誤解から、手厳しい攻撃を受け、人生最大の試練を迎える。
 ゴールウェイ映画祭2016 Best Short Drama受賞。
 サンタフェ映画祭2016最優秀ナラティヴ・ショート、Courage in Cinema Award受賞。
 アイルランド・アカデミー賞2017 短編映画賞ノミネート。

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 ◆最優秀アイリッシュ・ショート スペシャル・メンション(Irish Special Mention)
 ◎“Breathe”(アイルランド・英) 監督:James Doherty
 物語:パトリックは忍耐強いアイルランド人セールスマン。彼は、9歳の息子フランキーが女々しいことが気になり始め、息子を鍛えようとする。
 PAGE International Screenwriting Awards 2015 最優秀短編脚本賞受賞。
 ベルファスト映画祭2016 短編映画賞審査員スペシャル・メンション受賞。

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 ◆観客賞(Audience Award for Short Film)
 ◎“The Nation Holds Its Breath”(アイルランド) 監督:Kev Cahill
 物語:アイルランド・サッカー史上最も重要な試合の日。ひとりの男が、自分の赤ん坊誕生に立ち会うか、決勝トーナメント進出に立ち会うかで、引き裂かれる。

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 【ダブリン映画批評家協会賞】(Dublin Film Critics Circle Awards)

 ◆最優秀作品賞(DFCC Best Film)
 ◎『アクエリアス』“Aquarius”(ブラジル・仏) 監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ(Kleber Mendonça Filho)

 ◆最優秀監督賞(DFCC Best Director)
 ◎ラヴ・ディアス “The Woman Who Left”(フィリピン)

 ◆最優秀男優賞(DFCC Best Actor)
 ◎Sherwan Haji “The Other Side of Hope(Toivon tuolla puolen)”(フィンランド・独)(監督:アキ・カウリスマキ)

 ◆最優秀女優賞(DFCC Best Actress)
 ◎Florence Pugh “Lady Macbeth”(英)(監督:William Oldroyd)

 ◆最優秀脚本賞(DFCC Best Screenplay)
 ◎クリスティナ・グロゼヴァ(Kristina Grozeva)、ぺタル・ヴァルチャノフ(Petar Valchanov) 『グローリー』“Glory(Slava)”(ブルガリア・ギリシャ)(監督:クリスティナ・グロゼヴァ(Kristina Grozeva)、ぺタル・ヴァルチャノフ(Petar Valchanov))

 ◆最優秀撮影賞(DFCC Best Cinematography)
 ◎M・デヴィッド・ミューレン(M. David Mullen) 『ラブ・ウィッチ』“The Love Witch”(米)(監督:アナ・ビラー(Anna Biller))

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞(DFCC Best Documentary)
 ◎“I Am Not Your Negro”(米) 監督:ラウル・ペック

 ◆最優秀長編アイルランド映画賞(DFCC Best Irish Feature)
 ◎“Handsome Devil”(アイルランド) 監督:John Butler
 出演:Fionn O'Shea、ニコラス・ガリツィン(Nicholas Galitzine)、Moe Dunford、マイケル・マケルハットン(Michael McElhatton)、アンドリュー・スコット(Andrew Scott)
 物語:ネッドは16歳で、デリケートで音楽が好きな少年。彼は、ラグビーが盛んな寄宿学校にやってきて、ラグビー・チームのスター選手コナーと同室にされる。2人は全くタイプが違ったが、奇妙な友情を築いていく。一方、パスカルはラグビーのコーチであり、シェリーは熱血な英語教師で、それぞれに自分のルールを持っていて、少年たちのために対立する。
 クロージング作品。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 グラスゴー映画祭2017出品。

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 ◆最優秀アイルランド・ドキュメンタリー賞(DFCC Best Irish Documentary)
 ◎“The Farthest”

 ◆審査員賞(DFCC Jury Prize)
 ◎Kristopher Avedisian “Donald Cried”(米)
 ◎Daouda Coulibaly “Wulu”(仏)
 ◎『ズッキーニと呼ばれて』“My Life as a Courgette”(スイス・仏) 監督:Claude Barras
 ◎“The Transfiguration”(米) 監督:Michael O'Shea

 ◆DFCC George Byrne Maverick Award
 ◎エマー・レイノルズ(Emer Reynolds)
 エマー・レイノルズは、約25年にわたって、『太陽と月に背いて』『グッド・ドクター 禁断のカルテ』“My Name is Emily”などを手がける編集技師。いくつか短編やドキュメンタリーの監督も手がけていて、今回、観客賞を受賞した“The Farthest”の監督も務めている。

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 ◆DFCC Michael Dwyer Discovery Award
 ◎“Sanctuary”(アイルランド)(監督:Len Collin)のキャスト

 “Sanctuary”(アイルランド) 監督:Len Collin
 物語:ラリーとソフィーは愛し合っている。彼らは、無気力なトムを買収して、互いのことをもっと知り合うためにホテルで過ごそうとする。彼らが、普通の恋人同士と違うのは、彼らが知的障害を抱えていて、トムが介護士であるからだ。彼らが愛し合おうとすればするほど、世間は2人の仲を引き裂こうとする。
 ゴールウェイ映画祭2016 第1回作品賞受賞。

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 *当ブログ記事

 ・ダブリン国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_7.html

 ・アイルランド・アカデミー賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_18.html

 ・ダブリン映画批評家協会賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_67.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

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