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zoom RSS 米国アカデミー賞2018 部門別予想!

<<   作成日時 : 2017/03/03 18:27   >>

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 【作品賞】

 〇“Downsizing” 監督:アレクサンダー・ペイン 配給:パラマウント
 〇“Dunkirk”(英・仏・米・オランダ) 監督:クリストファー・ノーラン 配給:WB
 〇“The Greatest Showman” 監督:マイケル・グレイシー(Michael Gracey) 配給:FOX
 〇“The Snowman”(英) 監督:トマス・アルフレッドソン 配給:ユニバーサル
 〇“Mudbound” 監督:ディー・リース(Dee Rees) 配給:Netflix
 〇“Wonderstruck” 監督:トッド・ヘインズ 配給:Amazon Studios
 〇“Untitled Detroit Project” 監督:キャスリン・ビグロー 配給:Annapurna
 △“Call Me by Your Name”(伊・仏・ブラジル・米) 監督:ルカ・グァダニーノ 配給:SPC
 △“Mary Magdalene”(英) 監督:ガース・デイヴィス 配給:TWC
 △“Untitled Paul Thomas Anderson Project” 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 配給:Focus Features
 ・“Annihilation”(米) 監督・脚本:アレックス・ガーランド 配給:パラマウント
 ・“Darkest Hour”(英) 監督:ジョー・ライト 配給:Focus Features
 ・“The Death of Stalin”(仏・英) 監督:アーマンド・イアヌッチ(Armando Iannucci) 配給:IFC Films
 ・“The Glass Castle” 監督:デスティン・クレットン(Destin Cretton) 配給:未定
 ・『グレートウォール』(米・中) 監督:チャン・イーモウ 配給:ユニバーサル 日本配給:東宝東和
 ・“The Kidnapping of Edgardo Mortara” 監督:スティーヴン・スピルバーグ 配給:ドリームワークス、TWC
 ・“The Mercy”(英) 監督:ジェームズ・マーシュ 配給:未定
 ・“Mother!” 監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー 配給:パラマウント
 ・“Submergence”(米・仏・西) 監督:ヴィム・ヴェンダース 配給:未定
 ・“Suburbicon” 監督:ジョージ・クルーニー 配給:パラマウント

 〇印、△印は、ノミネートや受賞の可能性の度合いではなく、現時点で(下記にリンク先を示しているような)メディアでコンテンダーとしてピックアップされている頻度を示していて、〇印は最注目作品、△印はそれに準じる作品、ということになります。

 〇印と△印で10本ありますが、これがそのまま作品賞にノミネートされたら、配給元も全部違っていて、けっこうバランスがいいですね。ま、せいぜい3本くらいしかノミネートに進めないような気はしますが。

 ちなみに、前年度の予想では、作品賞にノミネートされた9作品のうち、5作品が「公開カレンダー」にあり、「作品賞予想」には『ラ・ラ・ランド』と『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』と『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が挙がっています。(このうち『マンチェスター・バイ・ザ・シー』はサンダンス映画祭2016でお披露目済みでした。)
 まあ、1年前のこの時点で、『最後の追跡』と“Hidden Figures”と『ムーンライト』が作品賞にノミネートされるなんて、予想は不可能でしたから。(カンヌでお披露目された『最後の追跡』は別にすると、“Hidden Figures”と『ムーンライト』は8月くらいの時点でも予想は難しかったんじゃないでしょうか。)

 本年度の「公開カレンダー」に挙がっている作品のうち、過去に作品賞にノミネートされたことのある監督は―
 ガース・デイヴィス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・マーシュ、スティーヴン・フリアーズ、アレクサンダー・ペイン、ミヒャエル・ハネケ、キャスリン・ビグロー、ウディ・アレン、クリストファー・ノーラン、ダーレン・アロノフスキー、ジェイソン・ライトマン、ポール・トーマス・アンダーソン、ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス、ジョージ・クルーニー、ソフィア・コッポラ
 がいて、このうち、スティーヴン・スピルバーグとキャスリン・ビグローの監督作品が作品賞を受賞しています。

 米国アカデミー賞は、一度ノミネートされると次からノミネートされやすくなるという傾向がありますが、米国アカデミー賞は移り気で新し物好きなところがあり、一度作品賞にノミネートされたきりで二度とノミネートされない監督も多く、作品賞常連の監督はごくわずかしかいません。
 一度ノミネートされると次回作以降の期待値が高くなりますが、ノミネートされて当然と思われていても、新しい監督たちの作品に取って代わられることもあり、「もうアカデミー賞という感じでもない」という扱いになってしまったりもします。

 上記の監督たちのうち、
 直近の監督作品1本が作品賞にノミネート:ガース・デイヴィス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ジェームズ・マーシュ、ミヒャエル・ハネケ
 直近の監督作品2本が作品賞にノミネート:キャスリン・ビグロー
 直近の監督作品3本が作品賞にノミネート:アレクサンダー・ペイン

 作品によってはまだまだ作品賞で戦えると見られている特権的絶対的な立場にある監督は、スピルバーグくらいしかいません。スコセッシやイーストウッド、アン・リーあたりもそれに近いポジションにいたはずですが、ひょっとするともうそういうポジションから外れてしまっているかもしれません。まあ、映画会社がプッシュするかしないかによるということもあるとは思いますが。

 [2017年度作品リストに関する概観]

 ・映画会社別(2017年3月2日現在)
 パラマウント:4本
 Focus Features:4本
 TWC:4本
 WB:3本
 Fox Searchlight Pictures:3本
 Amazon Studios:3本
 A24:3本
 ユニバーサル:2本
 20世紀フォックス映画:2本
 ドリームワークス:2本
 SPC:2本

 ・プロデューサー別
 ケン・カオ:“The Glass Castle”、“Hostiles”、“Woodshock”、“The Outsider”、“Tau”、 “Song to Song”
 デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー:“The Lost City of Z”、“War Machine”、“Okja”
 ミーガン・エリソン:“Downsizing”、“Untitled Detroit Project”、“Untitled Paul Thomas Anderson Project”
 ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー:“Darkest Hour”、“The Snowman”、“Victoria and Abdul”
 リドリー・スコット:“Felt”、『ブレードランナー2049』、“Murder on the Orient Express”
 アンソニー・カタガス:“The Lost City of Z”、“Felt”
 マーク・プラット:“The Kidnapping of Edgardo Mortara”、その他 公開年不明作品多数

 ・サンダンス・プレミア作品
 [サンダンス映画祭2017 プレミア部門]
 “Beatriz at Dinner”(米) 監督:ミゲル・アルテタ(Miguel Arteta)
 “Before I Fall”(米) 監督:ライ・ルッソ=ヤング(Ry Russo-Young)
 “The Big Sick”(米) 監督:マイケル・ショウォルター(Michael Showalter)
 ☆“Call Me by Your Name”(伊・仏) 監督:ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)
 “The Discovery”(米) 監督:チャーリー・マクダウェル(Charlie McDowell)
 “Fun Mom Dinner”(米) 監督:Alethea Jones
 “The Incredible Jessica James”(米) 監督:ジェームズ・C・ストラウス(Jim Strouse)
 “The Last Word”(米) 監督:マーク・ペリントン(Mark Pellington)
 “Manifesto”(独) 監督:ジュリアン・ローズフェルト(Julian Rosefeldt)
 “Marjorie Prime”(米) 監督:マイケル・アルメレイダ(Michael Almereyda)
 ☆“Mudbound”(米) 監督:ディー・リース(Dee Rees)
 “Newness”(米) 監督:ドレイク・ドレマス(Drake Doremus)
 “The Polka King”(米) 監督:マヤ・フォーブス(Maya Forbes)
 ☆“Rebel in the Rye”(米) 監督:ダニー・ストロング(Danny Strong)
 ☆“Rememory”(米・カナダ) 監督:マーク・パランスキー(Mark Palansky)
 ☆“Sidney Hall”(米) 監督:ショーン・クリステンセン(Shawn Christensen)
 ☆“Where is Kyra?”(米) 監督:Andrew Dosunmu
 “Wilson”(米) 監督:Craig Johnson
 ☆“Wind River”(米) 監督:テイラー・シェリダン(Taylor Sheridan)

 サンダンス映画祭は、ここ何年かでコンペティション部門からプレミア部門へと(注目の)重心がシフトしたようで、現時点でコンペティション部門から映画賞レースにからんでくると考えられている作品は1本もありませんが、プレミア部門からは7本もあります。
 前回のプレミア部門から『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が出たことも大きいはずで(2014年には『6才のボクが、大人になるまで。』が、2015年には『ブルックリン』がプレミア部門で上映されています)、本年度も米国アカデミー賞作品賞にサンダンス枠が(1つ)あるとしたら、おそらく上記7本のうちの1本になるはずです。

 ・日本人が参加している作品
 “Hostiles” 監督:スコット・クーパー 撮影:高蜑暢
 “Mudbound” 監督:ディー・リース(Dee Rees) 編集:上綱麻子
 “Darkest Hour”(英) 監督:ジョー・ライト 人工装具(prosthetic)メイキャップ&ヘア・デザイナー:辻一弘

 ・久々の監督作品
 “The Snowman”(英) 監督:トマス・アルフレッドソン 6年ぶり
 “Happy End”(仏・オーストリア・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ 5年ぶり
 “My Cousin Rachel”(英・米) 監督:ロジャー・ミッチェル 4年ぶり
 “The Glass Castle” 監督:デスティン・クレットン(Destin Cretton) 4年ぶり
 “Under the Silver Lake” 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル 3年ぶり

 ・初監督作品
 “The Greatest Showman” 監督:マイケル・グレイシー(Michael Gracey) 配給:FOX
 “Molly's Game” 監督・脚本:アーロン・ソーキン 配給:STX Entertainment
 “Rebel in the Rye” 監督:ダニー・ストロング 配給:未定
 “Thank You for Your Service” 監督:ジェイソン・ホール(Jason Hall) 配給:ドリームワークス

 ・前作で高い評価を受けた監督の新作
 “Annihilation”(米) 監督・脚本:アレックス・ガーランド 配給:パラマウント
 “The Florida Project” 監督:ショーン・ベイカー 配給:未定
 “The Glass Castle” 監督:デスティン・クレットン(Destin Cretton) 配給:未定
 “The Killing of a Sacred Deer”(英・米) 監督:ヨルゴス・ランティモス 配給:A24
 “Lean on Pete”(英) 監督:アンドリュー・ヘイ 配給:A24
 “Mary Magdalene”(英) 監督:ガース・デイヴィス 配給:TWC
 “Mudbound” 監督:ディー・リース(Dee Rees) 配給:Netflix
 “Under the Silver Lake” 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル 配給:A24

 【監督賞】

 ※監督賞とキャスト部門4部門は、まだ“The Media 10”くらいしか予想がでていないので、ここでも“The Media 10”をベースにして、予想を書き出しておくことにします。
 ただし、
 “The Media 10”の予想は、2016年12月時点での予想で、その後、一度も更新されていません。
 “The Media 10”の予想は、ノミネート予想、Alternates(代替候補)、Dark Horses(実力の未知なる有望候補)と3段階に分かれています。
 キャスト部門は、個々の作品での役柄と演技に基づいた予想ではなく、有望作品のキャストの中から、過去の実績を鑑みつつ、期待が持てそうな候補をピックアップしたというくらいのものなので、実際のノミネーションとは大幅に異なる可能性があります。(かなり広めに取ってありますが、それでも2016年度の予想で、悪くなかったと思える部門は、主演女優賞くらいでした。)
 現時点で、2017年の年内に間に合わない作品やノミネートされないだろうと思われる作品は除外してあります。
 “The Media 10”以外でも名前が挙げられている場合は、〇印をつけておくことにします。

 〇キャスリン・ビグロー “Untitled Detroit Project”
 ・デスティン・クレットン(Destin Cretton) “The Glass Castle”
 ・トッド・ヘインズ “Wonderstruck”
 ・ジョー・ライト “Darkest Hour”
 ・ドゥニ・ヴィルヌーヴ 『ブレードランナー2049』

 〈Alternates〉
 ・ジェームズ・マーシュ “The Mercy”
 ・アーマンド・イアヌッチ(Armando Iannucci) “The Death of Stalin”
 〇ディー・リース(Dee Rees) “Mudbound”
 ・トマス・アルフレッドソン “The Snowman”
 ・ガース・デイヴィス “Mary Magdalene”
 ・アレックス・ガーランド “Annihilation”
 〇クリストファー・ノーラン “Dunkirk”

 〈Dark Horses〉
 ・ダーレン・アロノフスキー “Mother!”
 〇ポール・トーマス・アンダーソン “Untitled Paul Thomas Anderson Film”
 ・ショーン・ベイカー “The Florida Project”
 〇スティーヴン・スピルバーグ “The Kidnapping of Edgardo Montara”
 ・リン・ラムジー “You Were Never Really Here”
 ・ライアン・ジョンソン 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
 ・マイケル・グレイシー(Michael Gracey) “The Greatest Showman”
 ・アレクサンダー・ペイン “Downsizing”
 ・アーロン・ソーキン “Molly’s Game”
 ・ルカ・グァダニーノ “Call Me by Your Name”

 [黒人監督]
 リー・ダニエルズの新作もスティーヴ・マックイーンの新作も2018年公開になってしまい、2017年は、反動の反動なのか、「黒人映画」が弱めに見えます。
 監督としては、リジナルド・ハドリンとディー・リースくらいしか見当たりません。この2人の作品に黒人票が集中したりするんでしょうか。

 【主演男優賞】

 ・ゲイリー・オールドマン “Darkest Hour”
 ・ダニエル・デイ=ルイス “Untitled Paul Thomas Anderson Film”
 ・コリン・ファース “The Mercy”
 ・ウィレム・デフォー “The Florida Project”
 ・マット・デイモン “Downsizing”、“Suburbicon”
 ・チャドウィック・ボースマン “Marshall”
 ・イドリス・エルバ “Molly's Game”

 〈Alternates〉
 ・ヒュー・ジャックマン “The Greatest Showman”
 ・ドナルド・サザーランド “The Leisure Seeker”(伊・仏)(監督:パオロ・ヴィルツィ)
 ・ベネディクト・カンバーバッチ “The Current War”
 ・ホアキン・フェニックス “You Were Never Really Here”
 ・ハヴィエル・バルデム “Escobar”(西・ブルガリア)(監督:フェルナンド・レオン・デ・アラノア(Fernando León de Aranoa))

 〈Dark Horses〉
 ・マイケル・シャノン “The Current War”
 ・ブラッド・ピット “War Machine”(監督:デイヴィッド・ミショッド)
 ・ルイ・ガレル “Redoubtable”(仏)(監督:ミシェル・アザナヴィシウス)
 ・マイケル・ファスベンダー “The Snowman”
 ・オスカー・アイザック “The Kidnapping of Edgardo Montara”

 【主演女優賞】

 ・ブリー・ラーソン “The Glass Castle”
 〇ルーニー・マーラ “Mary Magdalene”
 ・ヘレン・ミレン “The Leisure Seeker”
 〇ジェニファー・ローレンス “Mother!”
 ・エマ・ストーン “Battle of the Sexes”

 〈Alternates〉
 ・ジェシカ・チャステイン “Molly’s Game”
 ・ジェシカ・チャステイン “Woman Walks Ahead”
 ・ミシェル・ファイファー “Where is Kyra?”
 〇ジュディー・デンチ “Victoria and Abdul”
 ・Sandy Kane “The Florida Project”
 ・イザベル・ユペール “Happy End”

 〈Dark Horses〉
 ・レイチェル・ワイズ “My Cousin Rachel”
 ・ティルダ・スウィントン “Okja”(韓・米)(監督:ポン・ジュノ)
 ・エリザベス・オルセン “Wind River”
 ・シアーシャ・ローナン “Lady Bird”(監督:グレタ・ガーウィグ)
 ・ヘレナ・ボナム・カーター “55 Steps”(監督:ビレ・アウグスト)
 ・エリザベス・モス “The Square”(スウェーデン・デンマーク・米・仏)(監督:リューベン・オストルンド)
 ・シャーリーズ・セロン “Tully”
 ・ペネロペ・クルス “Untitled Asghar Farhdi Project”(西・仏)(監督:アスガー・ファルハディ)

 【助演男優賞】

 ・ベン・メンデルソーン “Darkest Hour”
 ・ウディ・ハレルソン “The Glass Castle”
 ・ジョナサン・バンクス “Mudbound”
 ・ハヴィエル・バルデム “Mother!”
 ・マーク・ライランス “The Kidnapping of Edgardo Montara”

 〈Alternates〉
 ・ジョン・バーンサル(Jon Bernthal) “Wind River”
 ・ジェイソン・ミッチェル(Jason Mitchell) “Untitled Kathyrn Bigelow Project”
 ・ベン・フォスター “Hostiles”
 ・ニコラス・ホルト “The Current War”
 ・ザック・エフロン “The Greatest Showman”
 ・スティーヴ・ブシェミ “The Death of Stalin”
 ・スターリング・K・ブラウン “Marshall”

 〈Dark Horses〉
 ・クリストフ・ヴァルツ “Downsizing”
 ・キリアン・マーフィー “Dunkirk”
 ・ケヴィン・コスナー “Molly’s Game”
 ・スティーヴ・ブシェミ “Lean on Pete”
 ・キーファー・サザーランド “Where is Kyra?”
 ・マチュー・カソヴィッツ “Happy End”
 ・エド・ハリス “Mother!”
 ・ホアキン・フェニックス “Mary Magdalene”

 【助演女優賞】

 ・ジュリアン・ムーア “Wonderstruck”
 ・キャサリン・ウォーターストン(Katherine Waterston) “The Current War”
 ・ナオミ・ワッツ “The Glass Castle”
 ・ミシェル・ウィリアムズ “The Greatest Showman”
 ・キャリー・マリガン “Mudbound”
 ・メアリー・J・ブライジ(Mary J Blige) “Mudbound”

 〈Alternates〉
 ・クリスティン・スコット・トーマス “Darkest Hour”
 ・ミシェル・ファイファー “Mother!”
 ・マーゴット・ロビー “Untitled A.A. Milne Project”
 ・ニコール・キッドマン “The Beguiled”
 ・レイチェル・ワイズ “The Mercy”

 〈Dark Horses〉
 ・Ekaterina Samsonov “You Were Never Really Here”
 ・アリシア・ヴィキャンデル “Submergence”
 ・エミリー・ワトソン “On Chesil Beach”(英)(監督:ドミニク・クック(Dominic Cooke))
 ・オルガ・キュリレンコ “The Death of Stalin”
 ・レベッカ・ファーガソン “The Snowman”
 ・ステイシー・マーティン(Stacy Martin) “Redoubtable”
 ・クロエ・セヴィニー “The Snowman”
 ・ミシェル・ウィリアムズ “Wonderstruck”
 ・ニコール・キッドマン “The Killing of a Sacred Deer”

 「米国アカデミー賞に一度もノミネートされたことがない俳優40人」(http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_76.html)の中から、ドナルド・サザーランド、スティーヴ・ブシェミが挙がっているのが注目されます。上記予想に名前は出ていませんが、キルステン・ダンスト(“The Beguiled”、“Woodshock”)も有望作品に出演しています。

 【脚本部門】

 脚本部門は、「新しい書き手」が好まれる傾向があって、例えば、米国アカデミー賞2017ではオリジナル脚本賞と脚色賞にノミネートされた13人のうち、実に11人が初ノミネートだったりします。
 なので、ノミネート予想は難しくなりますが、それゆえ、逆に、過去にノミネートされたことがある脚本家を書き出しておくことも意味があるかもしれません。期待値の高いノミネート経験者の中から誰がノミネートされるか、それらを抑えてどんな「新しい書き手」がノミネートされるのか。

 [過去に米国アカデミー賞にノミネートされたことがある主な脚本家]
 ・アーマンド・イアヌッチ “The Death of Stalin”
 *アーロン・ソーキン “Molly's Game”
 ・アスガー・ファルハディ “Untitled Asghar Farhdi Project”
 *アレクサンダー・ペイン “Downsizing”
 ・アレックス・ガーランド “Annihilation”
 ・アンソニー・マクカーテン “Darkest Hour”
 *ウディ・アレン “Wonder Wheel”
 ・ギレルモ・デル・トロ “The Shape of Water”
 ・クリストファー・ノーラン “Dunkirk”
 *サイモン・ボーフォイ “Battle of the Sexes”
 ・ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ “Suburbicon”
 *ジョエル&イーサン・コーエン “Suburbicon”
 *ソフィア・コッポラ “The Beguiled”
 ・テイラー・シェリダン “Wind River“
 *ディアブロ・コーディ “Tully”
 ・トッド・ヘインズ “Wonderstruck”
 ・トニー・クシュナー “The Kidnapping of Edgardo Mortara”
 *ビル・コンドン “The Greatest Showman”
 ・ポール・トーマス・アンダーソン “Untitled Paul Thomas Anderson Project”
 ・ホセイン・アミニ “The Snowman”
 *マーク・ボール “Untitled Detroit Project”
 ・マーティン・マクドナー “Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”
 *マイケル・アーント “The Greatest Showman”
 ・ミシェル・アザナヴィシウス “Redoubtable”
 ・ミヒャエル・ハネケ “Happy End”
 ・ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ “The Killing of a Sacred Deer”

 *印は脚本賞の受賞経験者

 【撮影賞】

 ここでは、女性として初めてのノミネートが期待される撮影監督を書き出しておくことにします。

 ・アリス・アルベルチ “Chappaquiddick”(米)(監督:ジョン・カラン)
 ・ナターシャ・ブライエ “Untitled Nash Edgerton Project”(監督:ナッシュ・エドガートン(Nash Edgerton))
 ・マンディー・ウォーカー “The Mountain Between Us”(米)(監督:ハニ・アブ=アサド
 ・レイチェル・モリソン “Mudbound”

 レイチェル・モリソンに大きな期待がかかります。

 【長編ドキュメンタリー賞】

 長編ドキュメンタリー作品は、これからどんどんお披露目されて、発見されて、評価を決めていくことになると思いますが、ここでは、とりあえず今年のサンダンス映画祭のUSドキュメンタリー・コンペティション部門の受賞作と、ドキュメンタリー・プレミア部門の出品作品を並べておくことにします。

 [サンダンス映画祭2017 受賞作品]
 ・“Chasing Coral”(米) 監督:Jeff Orlowski
 ・“Dina”(米) 監督:Dan Sickles、Antonio Santini
 ・“The Force”(米) 監督:Pete Nicks
 ・“ICARUS”(米) 監督:Bryan Fogel
 ・“STEP”(米) 監督:Amanda Lipitz
 ・“Strong Island”(米・デンマーク) 監督:Yance Ford
 ・“Unrest”(米) 監督:Jennifer Brea

 [サンダンス映画祭2017 ドキュメンタリー・プレミア部門]
 ・“500 YEARS”(米) 監督:パメラ・イェイツ(Pamela Yates)
 ・“Bending the Arc”(米) 監督:キーフ・デイヴィッドソン(Kief Davidson)、ペドロ・コス(Pedro Kos)
 ・“Cries from Syria”(米・シリア・チェコ) 監督:エフゲニー・アフィネフスキー(Evgeny Afineevsky)
 ・“Give Me Future:Major Lazer in Cuba”(米・キューバ) 監督:Austin Peters
 ・“An Inconvenient Sequel: Truth to Power”(米) 監督:Bonni Cohen、ジョン・シェンク(Jon Shenk)
 ・“Legion of Brothers”(米) 監督:Greg Barker
 ・“Long Strange Trip”(米) 監督:アミール・バーレフ(Amir Bar-Lev)
 ・“Oklahoma City”(米) 監督:Barak Goodman
 ・“Rancher,Farmer,Fisherman”(米) 監督:スーザン・フロムキー(Susan Froemke)、ジョン・ホフマン(John Hoffman)、ベス・アーラ(Beth Aala)
 ・“TAKE EVERY WAVE:The Life of Laird Hamilton”(米) 監督:ロリー・ケネディー(Rory Kennedy)
 ・“Tell Them We Are Rising:The Story of Black Colleges and Universities”(米) 監督:スタンリー・ネルソン(Stanley Nelson)
 ・“This Is Everything:Gigi Gorgeous”(米) 監督:バーバラ・コップル
 ・“TRUMPED: Inside the Greatest Political Upset of All Time”(米) 監督:Mary Robertson、Ted Bourne、Banks Tarver

 【長編アニメーション賞】

 ・『カーズ/クロスロード』 監督:ブライアン・フィー [ディズニー/ピクサー]
 ・“Baba Yaga” [製作:Illumination Entertainment]
 ・“The Boss Baby” 監督:トム・マクグラス [FOX/製作:ドリームワークス・アニメーション]
 ・“Captain Underpants: The First Epic Movie” 監督:デイヴィッド・ソーレン(David Soren) [FOX/製作:ドリームワークス・アニメーション]
 ・“Coco” 監督:リー・アンクリッチ、エイドリアン・モリーナ [ディズニー/ピクサー]
 ・“Despicable Me 3” 監督:カイル・バルダ(Kyle Balda)、ピエール・コフィン、Eric Guillon [ユニバーサル/製作:Illumination Entertainment]
 ・“The Emoji Movie” 監督:アンソニー・レオンディス(Tony Leondis) [コロンビア]
 ・“Ferdinand” 監督:カルロス・サルダナ [FOX]
 ・“Monster Trucks” 監督:クリス・ウェッジ [パラマウント]
 ・“Smurfs: The Lost Village” 監督:ケリー・アズベリー(Kelly Asbury) [コロンビア]
 ・“The Star” 監督:ティモシー・レッカート(Timothy Reckart) [コロンビア]

 ここではアメリカの大手スタジオの公開予定作品を挙げてあります。
 本年度は、ディズニー作品がなく、ピクサーは『カーズ/クロスロード』で、ユニバーサルが“Despicable Me 3”だったりして、全体的に弱めの印象です。

 【無冠の帝王】

 [撮影賞]
 ・13回ノミネートされて無冠のロジャー・ディーキンスは、本年度は『ブレードランナー2046』を手がけています。

 [録音賞]
 ・16回ノミネートされて無冠のグレッグ・P・ラッセルには、『トランスフォーマー/最後の騎士王』など4作品あります。(グレッグ・P・ラッセルは、米国アカデミー賞2017で17回目のノミネートを受けたが、電話で投票をお願いしたことが明らかになって、後にノミネーションが取り消された。今後、二度とノミネートされることはないのかどうかは不明。)

 [オリジナル作曲賞]
 ・14回ノミネートされて、無冠のトマス・ニューマンは、本年度は“The Star”を手がけています。

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 近年の米国アカデミー賞や全米映画賞レースで高い評価を受けるのは、広い意味での「人権」を題材とした作品、より具体的に言うと、黒人、女性、LGBT、そしてネイティヴ・アメリカン(先住民族)を扱った作品です。

 ベルリン国際映画祭にNATIVe部門ができたことでもわかるように、先住民族を描いた映画は注目されつつあり、今回、書き出したリストの中にもネイティヴ・アメリカンを扱った作品が2本あります。

 個人的に特に気になったのは、“Battle of the Sexes”です。題材は面白そうだし、脚本家も一流、撮影はオスカーを受賞したばかりのリヌス・サンドグレン、衣裳は『ラ・ラ・ランド』のメアリー・ゾフレスで、音楽は『ムーンライト』のニコラス・ブリテル、プロデューサーとしてダニー・ボイルがついていて、エマ・ストーンも2年連続で主演女優賞にノミネートされるかもしれない。あとは、映画としてどんな仕上がりになるかですが。ベネチアかトロントでお披露目かなあ。

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 ・早くも2018年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_1.html

 ・早くも2017年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201603/article_1.html
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 ・早くも2015年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_9.html

 ・早くも2014年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_9.html

 ・早くも2013年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_6.html

 ・早くも2012年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_13.html

 ・早くも2011年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_25.html

 *参考
 ・The Playlist(3月1日付):https://theplaylist.net/premature-oscar-predictions-2018-best-picture-best-director-nominees-20170301/#cb-content
 ・The Guardian(2月28日付):https://www.theguardian.com/film/2017/feb/28/oscars-2018-academy-award-nominees-predictions
 ・IMDb(2月28日更新):http://www.imdb.com/list/ls063563239/
 ・The Hollywood Reporter(2月27日付):http://www.hollywoodreporter.com/lists/oscars-2018-predictions-way-early-best-picture-picks-979064/item/untitled-paul-thomas-anderson-project-early-oscar-predictions-2018-979063
 ・Media 10(2016年12月7日付):https://themedia10.com/2016/12/07/2018-oscar-predictions-way-too-early/

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