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zoom RSS クロトゥルーディス賞2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/03/21 08:34   >>

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 第23回クロトゥルーディス賞の受賞結果が発表されました。(3月19日)

 【クロトゥルーディス賞】
 クロトゥルーディス賞というのは、ボストンにある非営利団体クロトゥルーディス協会(Chlotrudis Society for Independent Film)が出している年刊の映画賞です。

 クロトゥルーディス協会は、インディペンデント映画や外国映画の上映に関する支援活動をしている団体だそうで、そこが選ぶ映画賞であるクロトゥルーディス賞もそういう方向性で選ばれています。

 「クロトゥルーディス賞」も「クロトゥルーディス協会」も字面としては、なじみがありませんが、日本でもインディーズ系の作品のチラシやパンフなどに「Chlotrudis Awards〜賞」受賞という形で、受賞歴が載っていることがあります。
 例えば、「『ハードキャンディ』でエレン・ペイジが主演女優賞ノミネート」、「『リトル・ミス・サンシャイン』がアンサンブル賞受賞」、などという具合に……。

 2010年はここで是枝裕和が『歩いても 歩いても』で監督賞を、『ハーブ&ドロシー』がドキュメンタリー賞を受賞して、2015年は是枝裕和がまたもや『そして父になる』で監督賞を受賞しています。

 *公式サイト:http://chlotrudis.org/

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 ◆作品賞(Best Movie)
 ・『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
 ・『リトル・メン』“Little Men”(米) 監督:アイラ・サックス
 ・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(米) 監督:ケネス・ロナーガン
 ◎『ムーンライト』(米) 監督:バリー・ジェンキンス
 ・『山河ノスタルジア』(中・仏・日) 監督:ジャ・ジャンクー
 ・『海街diary』“Our Little Sister”(日) 監督:是枝裕和

 ◆監督賞
 ・アピチャッポン・ウィーラセタクン 『光りの墓』
 ・ケリー・ライヒャルト “Certain Women”(米)
 ◎バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』
 ・ジャ・ジャンクー 『山河ノスタルジア』
 ・是枝裕和 『海街diary』

 ◆主演男優賞
 ・ヴィゴ・モーテンセン 『はじまりへの旅』
 ・テオ・タプリッツ(Theo Taplitz) 『リトル・メン』“Little Men”
 ◎ジョエル・エドガートン 『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
 ・ヴァン・ランドン 『ティエリー・トグルドーの憂鬱』

 ◆主演女優賞
 ・アネット・ベニング 『20センチュリー・ウーマン』
 ・ソニア・ブラガ 『アクエリアス』(ブラジル・仏)(監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ(Kleber Mendonça Filho))
 ◎イザベル・ユペール “Elle”
 ・ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・チャオ・タオ 『山河ノスタルジア』
 ・Imajyn Cardinal “The Saver”(カナダ)(監督:ヴィープケ・フォン・カロルスフェルト(Wiebke von Carolsfeld))

 ◆助演男優賞
 ・レイフ・ファインズ 『胸騒ぎのシチリア』
 ・ルイス・シルバ(Luis Silva) 『彼方から』“From Afar”(ベネズエラ・メキシコ)(監督:ロレンソ・ビガス)
 ・マイケル・バルビエリ(Michael Barbieri) 『リトル・メン』“Little Men”
 ・ルーカス・ヘッジズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
 ◎マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』

 ◆助演女優賞
 ◎リリー・グラッドストーン “Certain Women”
 ・マーゴ・マーティンデイル(Margo Martindale) 『最高の家族の見つけかた』“The Hollars”(米)(監督:ジョン・クラシンスキー)
 ・Rima Te Wiata “Hunt for the Wilderpeople”(ニュージーランド)(監督:タイカ・ワイティティ)
 ・パウリナ・ガルシア(Paulina Garcia) 『リトル・メン』“Little Men”
 ・ミシェル・ウィリアムズ 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
 ・ナオミ・ハリス 『ムーンライト』

 ◆オリジナル脚本賞
 ・グリムール・ハゥコーナルソン 『ひつじ村の兄弟』
 ◎ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ 『ロブスター』
 ・ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
 ・クレベール・メンドンサ・フィリオ(Kleber Mendonça Filho) 『アクエリアス』“Aquarius”(ブラジル・仏)
 ・マット・ロス 『はじまりへの旅』
 ・アイラ・サックス、マウリシオ・ザカリーアス(Mauricio Zacharias) 『リトル・メン』“Little Men”

 ◆脚色賞
 ・ニコライ・アーセル 『特捜部Q −Pからのメッセージ−』“A Conspiracy of Faith” 原作:ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q −Pからのメッセージ−』
 ・ハンネス・ホルム 『幸せなひとりぼっち』 原作:フレドリック バックマン『幸せなひとりぼっち』
 ・是枝裕和 『海街diary』 原作:吉田秋生『海街diary』
 ・ケリー・ライヒャルト “Certain Women” 原作:マイリー・メロイ(Maile Meloy)の短編(“Half in Love”、“Both Ways Is the Only Way I Want It”)
 ・ホイット・スティルマン “Love & Friendship” 原作:ジェーン・オースティンの短編『レディ・スーザン』
 ◎ヴィープケ・フォン・カロルスフェルト(Wiebke von Carolsfeld) “The Saver” 原作:Edeet Ravel“The Saver”

 ◆撮影賞
 ・キャロリーヌ・シャンプティエ “The Innocents(Les innocentes)”(仏・ポーランド)(監督:アンヌ・フォンテーヌ)
 ・チョン・ジョンフン 『お嬢さん』
 ・Paul Yee “The Fits”(米)(監督:Anna Rose Holmer)
 ・ジェームズ・ラクストン 『ムーンライト』
 ・マリウス・パンドゥル(Marius Panduru) “Aferim!”(ルーマニア・ブルガリア・チェコ・仏)(監督:Radu Jude)
 ◎ディエゴ・ガルシア 『光りの墓』

 ◆編集賞
 ・リー・チャータメーティクン(Lee Chatametikool) 『光りの墓』
 ◎Matthieu Laclau(馬修) 『山河ノスタルジア』
 ・Elmer Leupen 『エイゼンシュテイン・イン・グアナファト』“Eisenstein in Guanajuato”(オランダ・メキシコ・フィンランド・ベルギー)(監督:ピーター・グリーナウェイ)
 ・ジョイ・マクミロン(Joi McMillon)、ナット・サンダース(Nat Sanders) 『ムーンライト』
 ・ホセ・サルセド(José Salcedo) 『ジュリエッタ』

 ◆美術賞(Best Production Design)
 ・『光りの墓』 エーカラット・ホームラオー(Akekarat Homlaor)
 ◎『お嬢さん』 リュ・ソンヒ
 ・『ハイ・ライズ』 マーク・ティルデスリー(Mark Tildesley)
 ・『ジュリエッタ』 アンチョン・ゴメス(Antxón Gómez)
 ・“Love & Friendship” アンナ・ラカルド(Anna Rackard)
 ・『グッバイ、サマー』 アッティラ・エグリ(Attila Egry)

 ◆ユース・オブ・ミュージック賞(Best Use of Music in a Film)
 ・“American Honey”(英・米)(監督:アンドレア・アーノルド)
 ・『エイゼンシュテイン・イン・グアナファト』“Eisenstein in Guanajuato”
 ・『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』
 ・『グリーンルーム』
 ・『ムーンライト』
 ◎『シング・ストリート 未来へのうた』

 ◆アンサンブル・キャスト賞(Best Performance by An Ensemble Cast)
 ・“Certain Women”
 ・“Don’t Think Twice”(米)(監督:マイク・バービグリア)
 ・『リトル・メン』“Little Men”
 ◎『ムーンライト』
 ・『海街diary』“Our Little Sister”

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎『13th −憲法修正第13条−』“13th”(米) 監督:エヴァ・デュヴァルネ
 ・“City of Gold”(米) 監督:ローラ・ガバート(Laura Gabbert)
 ・『ミス・シャロン・ジョーンズ!』“Miss Sharon Jones!”(米) 監督:バーバラ・コップル
 ・『くすぐり』“Tickled”(ニュージーランド) 監督:ディラン・リーヴ(Dylan Reeve)、デイヴィッド・ファリア(David Farrier)
 ・『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』
 ・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(米) 監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーク

 ◆葬られたお宝賞(Buried Treasure)
 ・“Best Worst Thing That Ever Could Have Happened...”(米) 監督:ロニー・プライス(Lonny Price)
 ・“The Fits”(米) 監督:Anna Rose Holmer
 ◎“Free in Deed”(米・ニュージーランド) 監督:Jake Mahaffy
 ・“Neon Bull”(ブラジル・ウルグアイ・オランダ) 監督:Gabriel Mascaro
 ・“Take Me to the River”(米) 監督:Matt Sobel
 ・『アンダー・ザ・シャドウ』“Under the Shadow”(英・イラン・カタール・ヨルダン) 監督:Babak Anvari

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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・『ムーンライト』(4/8):作品・監督・助演男優・助演女優・撮影・編集・音楽・アンサンブル
 ・『リトル・メン』(0/6):作品・主演男優・助演男優・助演女優・脚本・アンサンブル
 ・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(0/5):作品・主演男優・助演男優・助演女優・脚本
 ・『山河ノスタルジア』(1/4):作品・監督・主演女優・編集
 ・『海街diary』(0/4):作品・監督・脚色・アンサンブル
 ・『光りの墓』(1/4):監督・撮影・編集・美術
 ・“Certain Women”(1/4):監督・助演女優・脚色・アンサンブル
 ・『お嬢さん』(1/3):作品・撮影・美術
 ・『はじまりへの旅』(0/2):主演男優・脚本
 ・『ラビング 愛という名前のふたり』(1/2):主演男優・主演女優
 ・『アクエリアス』(0/2):主演女優・脚本
 ・“The Saver”(1/2):主演女優・脚色
 ・“Love & Friendship”(0/2):脚色・美術
 ・“The Fits”(0/2):撮影・お宝
 ・『エイゼンシュテイン・イン・グアナファト』(0/2):編集・音楽
 ・『ジュリエッタ』(0/2):編集・美術

 本年度は、そんなに意表を突いたチョイスはなくて、概ね想定内だったというところでしょうか。

 そんな中、葬られたお宝賞(Buried Treasure)の受賞作品だけは、これまでほとんど挙がって来なかったタイトルなので、ここで簡単に紹介しておくことにします。

 “Free in Deed”(米・ニュージーランド) 監督:Jake Mahaffy
 物語:メルヴァは、シングルマザーで、ほとんど経済的な余裕がない。息子のベニーが病気になるが、診断してもらうのが精一杯で、治療に充てるお金はない。困った彼女は、息子を連れて、ペンテコスト派の教会に飛び込む。神にすがって、神癒を施してもらおうというのだ。牧師は、少年の病気と自らのデーモンに向き合わなければならなくなる。彼が、祈れば祈るほど、事態は収拾がつかなくなる……。
 実際に起こった出来事に基づく。
 ベネチア国際映画祭2015 Orizzonti部門出品。Orizzonti賞受賞。
 マラティヤ国際映画祭2015出品。Crystal Apricot Award受賞。
 AFIフェスト2015出品。
 ストックホルム国際映画祭2015出品。
 SXSW映画祭2016出品。
 ナッシュヴィル映画祭2016 ブリジストン長編ナラティヴ・コンペティション部門出品。オナラブル・メンション、審査員特別賞(デイヴィッド・ヘアウッド(David Harewood))、Lipscom エキュメニカル賞受賞。
 全州国際映画祭2016出品。
 ボストン・インディペンデント映画祭2016出品。
 モントクレア映画祭2016出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 Supernova部門出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 ミュンヘン映画祭2016出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 CPH:PIX2016出品。
 デンバー映画祭2016出品。American Independent Award オナラブル・メンション受賞。
 インディペンデント・スピリット・アワード2017 主演男優賞(デイヴィッド・ヘアウッド(David Harewood))、助演女優賞(エドウィナ・フィンドリー(Edwina Findley Dickerson))、撮影賞、ジョン・カサヴェテス賞ノミネート。

画像

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 *当ブログ記事

 ・クロトゥルーディス賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_2.html
 ・クロトゥルーディス賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_53.html
 ・クロトゥルーディス賞2016 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201603/article_12.html
 ・クロトゥルーディス賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201502/article_26.html
 ・クロトゥルーディス賞2015 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_14.html
 ・クロトゥルーディス賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_10.html
 ・クロトゥルーディス賞2014 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_14.html
 ・クロトゥルーディス賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_45.html
 ・クロトゥルーディス賞2013 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201303/article_8.html
 ・クロトゥルーディス賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_6.html
 ・クロトゥルーディス賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201203/article_8.html
 ・クロトゥルーディス賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_48.html
 ・クロトゥルーディス賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_26.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_18.html
 ・クロトゥルーディス賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_36.html

 ・全米映画賞レース2016 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_86.html
 ・全米映画賞レース2016 後半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_2.html
 ・全米映画賞レース2016 終盤戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_52.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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