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zoom RSS 早くも2018年米国アカデミー賞を予想してみました!

<<   作成日時 : 2017/03/02 08:55   >>

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 恒例により、全米映画賞レース2017(米国アカデミー賞2018)に絡んできそうな作品を書き出してみました。

 以下、アメリカ国内での公開予定の順に並べてあります。


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 ・『グレートウォール』(米・中) 監督:チャン・イーモウ 配給:ユニバーサル 日本配給:東宝東和
 2月17日全米公開予定。2016年12月6日北京プレミア。2016年12月16日中国公開。12月29日香港・台湾・マレーシア・シンガポール他公開。2017年4月14日日本公開予定。

 ・“The Lost City of Z” 監督・脚本:ジェームズ・グレイ 配給:Bleecker Street Media
 出演:チャーリー・ハナム(Charlie Hunnam)、トム・ホランド、ロバート・パティンソン、シエナ・ミラー
 物語:20世紀初頭、伝説的なイギリス人探検家パーシー・フォーセットは、かつてエルドラードと呼ばれた幻の都市Zを探して、アマゾンのジャングルに分け入り、知られざる高度な文明の痕跡を発見する。学会からは嘲笑を受けながらも、妻や息子、副官のサポートを得て、探検を続け、1925年、アマゾン奥地に入り込んだまま、行方知れずになる。
 デイヴィッド・グランのノンフィクション・ノベル『ロスト・シティZ~探検史上、最大の謎を追え』の映画化。
 ブラッド・ピットが映画化権を獲得し、自らが主演で映画化すると伝えられてから6年もの月日が流れ、チャーリー・ハナム主演でようやく完成した。ブラッド・ピットはエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
 ニューヨーク映画祭2016出品。ベルリン国際映画祭2017 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。アメリカでのTV放映は、Amazon Studiosが手がける。
 撮影:ダリウス・コンジ
 編集:ジョン・アクセル・ラッド、Lee Haugen
 美術:ジャン=ヴァンサン・ピュゾ
 衣裳:ソニア・グランデ
 音楽:クリストファー・スペルマン
 製作:デデ・ガードナー、ジェームズ・グレイ、デイル・アルミン・ジョンソン、アンソニー・カタガス、ジェレミー・クライナー
 4月21日公開予定。

 ・“The Beguiled” 監督:ソフィア・コッポラ 配給:Focus Features
 出演:ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルステン・ダンスト、アンガーリー・ライス(Angourie Rice)
 物語:南北戦争末期のヴァージニア。少女たちが、世間から逃れるようにして女学校で生活を送っている。そこに負傷した北軍の兵士が転がり込んできて、学校内に性的緊張やライバル心が生まれる。
 Thomas P. Cullinanの小説の映画化。
 6月23日限定公開予定。6月22日ドイツ先行公開。

 ・“My Cousin Rachel”(英・米) 監督:ロジャー・ミッチェル 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:サム・クラフリン、レイチェル・ワイズ、ホーリー・グレインジャー、イアン・グレン
 物語:アンブローズは、フィリップの従兄弟だが、年が離れていて、フィリップにとって父親代わりの存在だった。ところが、アンブローズは、イタリアで結婚した直後、急逝してしまう。フィリップは、アンブローズの財産を相続することになり、未亡人レイチェルとも会う。彼は、たちまち彼女に夢中になる。しかし、アンブローズの死には疑わしいところがあり、フィリップは、レイチェルへの愛と疑念の板挟みに遭う。
 ダフネ・デュ・モーリアの『レイチェル』の映画化。『ウィークエンドはパリで』のロジャー・ミッチェル監督の4年ぶりの新作。
 7月14日全米公開予定。6月9日イギリス公開予定。

 ・“Dunkirk”(英・仏・米・オランダ) 監督:クリストファー・ノーラン 配給:WB
 出演:トム・ハーディー、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー
 物語:第二次世界大戦初期、1940年5月26日〜6月4日に行なわれたダンケルク大撤退(ダイナモ作戦)を描く。
 1939年、ポーランド侵攻に成功したドイツ軍は、1940年にオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、そしてフランスへと侵攻し、電撃戦を繰り広げて、連合国軍を北フランスのダンケルクに追い詰めた。このピンチに対して、連合国側は、貨物船や漁船、遊覧船など、860隻の民間の船舶を緊急徴用し、33万人もの兵士たちを浜から沖で待つ大型船へと運んだ。これをダイナモ作戦といい、この作戦の成功は、「ダンケルク・スピリット」(力を合わせて困難を乗り越えること)という言葉になって現代に伝えられている。
 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 美術:ネイサン・クロウリー
 衣裳:ジェフリー・カーランド
 音楽:ハンス・ジマー
 製作:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス
 7月21日公開予定。9月日本公開予定。

 ・“Untitled Detroit Project” 監督:キャスリン・ビグロー 配給:Annapurna
 出演:ジョン・クラシンスキー、ケイトリン・ディーヴァー(Kaitlyn Dever)、ハンナ・マーレイ(Hannah Murray)、ジャック・レイナー(Jack Reynor)
 物語:1967年7月23日〜27日にかけて起こったデトロイト暴動を描く。
 1967年7月23日、デトロイト警察が、黒人地区で、無許可で営業していた時間外酒場‘Blind Pig’に手入れを行なう。そこでは、ベトナム戦争帰りの2人の兵士の帰還祝いが行なわれていて、82人の黒人が逮捕されることになった。逮捕者が護送されるまでの間に、通りは見物者で膨れ上がり、やがて暴徒化し、略奪や放火が行なわれるようになった。これが、結果的に、米国史上ワースト3に入る大暴動となり、州知事のジョージ・W・ロムニーはミシガン州の陸軍州兵を、大統領のリンドン・B・ジョンソンは空挺師団投入を命じることになった。最終的に2000以上の建物が破壊され、43人の死者、1189人の負傷者、7200人の逮捕者を出した。
 撮影:バリー・エイクロイド
 製作:キャスリン・ビグロー、マーク・ボール、マシュー・バドマン (Matthew Budman)、ミーガン・エリソン、コリン・ウィルソン
 8月4日公開予定。

 ・“Victoria and Abdul”(米・英) 監督:スティーヴン・フリアーズ 配給:Focus Features
 出演:ジュディー・デンチ、アリ・ファザール(Ali Fazal)、オリヴィア・ウィリアムズ、マイケル・ガンボン、エディー・イザード
 物語:1887年、アブドゥル・カリム(1863-1909)は、ヴィクトリア女王の在位50周年祭で、女王の召使として2人のインド人のうちの1人に選ばれる。ヴィクトリア女王は、彼を、ウルドゥー語で「教師」とか「事務員」を意味する「Munshi」と呼んで、寵愛し、側近に指名した。女王は、いつも彼をそばに置き、旅行にも同行させたため、彼は妬み嫉みの対象になった。女王とカリムの親密な関係は、1901年に女王が死ぬまで続いた。女王の死後、カリムは故郷インドに帰り、女王から下賜された土地で静かに暮らしたが、1909年に亡くなった。46歳だった。
 脚本:リー・ホール
 編集:メラニー・オリヴァー
 美術:サラ・フィンリー、Adam Squires
 衣裳:コンソラータ・ボイル
 製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ビーバン・キドロン、トレイシー・シー・ウォード
 Shrabani Basuの同名のノンフィクション・ノベルの映画化。
 9月22日公開予定。9月8日イギリス先行公開。

 ・『ブレードランナー 2049』(英・カナダ・米) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 配給:WB 日本配給:SPE
 10月6日全米公開予定。フランス・イタリア10月4日先行公開。10月27日日本公開。

 ・“Happy End”(仏・オーストリア・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ 配給:SPC
 10月12日ドイツ公開予定。10月18日フランス公開予定。

 ・“Marshall” 監督:レジナルド・ハドリン(Reginald Hudlin) 配給:Open Road Films
 出演:チャドウィック・ボーズマン、ダン・スティーヴンス、スターリング・K・ブラウン、ケイト・ハドソン、ソフィア・ブッシュ、ジョシュ・ギャッド
 物語:1954年の「ブラウン対教育委員会裁判」において、法律上すべての人種差別は合衆国憲法修正第14条に違反するという判例を導き、1967年にはアフリカンアメリカンとして初めての最高裁判事となったサーグッド・マーシャル(1908-1993)が、初期に手がけた裁判を題材とする。
 1940年12月、2人のトラック運転手が、ドレスを切り裂かれ、傷だらけになったEleanor Strubingを発見する。Eleanorは、警察で、黒人運転手にレイプされたと証言したことから、まもなくジョゼフ・スペルが逮捕される。16時間に及ぶ尋問の後、ジョゼフが自白したと発表されたことから、事件はタブロイド紙でセンセーショナルに取り上げられた。NAACPの首席弁護人であったサーグッド・マーシャルは、ジョゼフ・スペルを弁護するために列車に飛び乗った……。
 この裁判は、のちの「ブラウン対教育委員会裁判」への道を切り開いたと考えられている。
 著名な弁護士Michael Koskoffと、彼の息子で『マクベス』の脚本も手がけているジェイコブ・コスコフが脚本を担当している。
 10月13日公開予定。

 ・“Mother!” 監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー 配給:パラマウント
 出演:ジェニファー・ローレンス、ミシェル・ファイファー、ハヴィエル・バルデム、ドムナル・グリーソン
 物語:招かれざる客が訪ねてきて、夫婦の平穏が乱され、互いの関係性が試される。
 撮影:マシュー・リバティーク
 編集:アンドリュー・ワイスブラム
 美術:フィリップ・メッシーナ
 衣裳:ダニー・グリッカー
 音楽:ヨハン・ヨハンソン
 製作:ダーレン・アロノフスキー、スコット・フランクリン、アリ・ハンデル
 10月13日公開予定。

 ・“The Snowman”(英) 監督:トマス・アルフレッドソン 配給:ユニバーサル
 出演:レベッカ・ファーガソン、マイケル・ファスベンダー、クロエ・セヴィニー、ヴァル・キルマー
 物語:「オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。捜査に着手したハリー・ホーレ警部は、この10年間で、女性が失踪したまま未解決の事案が、明らかに多すぎることに気づく。そして、ハリーに届いた謎めいた手紙には“雪だるま”という署名があった…。」
 ノルウェーの作家ジョー・ネスボのベストセラー『スノーマン』の映画化。
 『裏切りのサーカス』以来となる、トマス・アルフレッドソンの6年ぶりの新作。
 脚本:ホセイン・アミニ、マシュー・マイケル・カーナハン
 撮影:ディオン・ビーブ
 編集:クレア・シンプソン
 美術:マリア・ジャーコヴィク
 製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、Peter Gustafsson、ロビン・スロヴォ
 10月13日英米同時公開予定。

 ・“The Shape of Water” 監督:ギレルモ・デル・トロ 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・スタールバーグ、ダグ・ジョーンズ
 物語:冷戦時代の1963年。エリサは、米国政府機関で雑務員をしている。彼女は、研究のためにとらえられている半魚人(aquatic man)に恋をする。
 脚本:ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー ストーリー:Daniel Kraus
 撮影:ダン・ローストセン
 編集:シドニー・ウォリンスキー
 美術:ポール・D・オースタベリー
 特殊メイク:Jeff Derushie
 衣裳:ルイス・セキュラ
 音楽:アレクサンドル・デプラ
 製作:ギレルモ・デル・トロ、J・マイルズ・デイル
 11月公開予定。

 ・“Murder on the Orient Express” 監督:ケネス・ブラナー 配給:FOX
 出演:ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、ケネス・ブラナー
 『オリエント急行殺人事件』の映画化。ケネス・ブラナーがエルキュール・ポアロを演じる。
 脚本:マイケル・グリーン
 撮影:ハリス・ザンバーラウコス
 編集:ミック・オーズリー
 美術:ジム・クレイ
 衣裳:アレクサンドラ・バーン
 音楽:パトリック・ドイル
 製作:ケネス・ブラナー、マーク・ゴードン、ジュディー・ホフランド、サイモン・キンバーグ、マイケル・シェーファー、リドリー・スコット、アディッティア・スード
 11月22日公開予定。

 ・『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 監督:ライアン・ジョンソン 配給:ウォルト・ディズニー
 12月15日全米公開予定。フランス・イタリア・オランダ12月13日先行公開。

 ・“Downsizing” 監督:アレクサンダー・ペイン 配給:パラマウント
 出演:マット・デイモン、クリスティン・ウィーグ、アレック・ボールドウィン、ニール・パトリック・ハリス
 物語:資源節約のために、人間が1/8サイズで生活できるようになっている近未来。自分たちの生活が行き詰っていると感じている夫婦がいて、自主的に「縮小化」する決心をする。ところが最後の瞬間になって妻が逃げ出す。
 アレクサンダー・ペインとジム・パークが、『サイドウェイ』の次回作として2年半かけて脚本が書かれたが、結果的に『ファミリー・ツリー』と『ネブラスカ』の方が先に制作されることになった。
 撮影:フェドン・パパマイケル
 製作:ジム・バーク、ミーガン・エリソン、マーク・ジョンソン、アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
 12月22日公開予定。

 ・“Darkest Hour”(英) 監督:ジョー・ライト 配給:Focus Features
 出演:ゲイリー・オールドマン、リリー・ジョーンズ、ジョン・ハート、ベン・メンデルソーン、クリスティン・スコット・トーマス
 物語:首相になってまもない、チャーチルは、ナチス・ドイツに対して、平和条約締結に向けて可能性を探るベきなのか、大英帝国の理想と自由のために強硬路線を採るべきなのか、選択を迫られていた。ナチスは、止まることを知らず、西ヨーロッパに勢力を伸ばし、侵略の危機が差し迫っていた。しかし、国民には準備ができておらず、国王は懐疑的で、彼が属する保守党は彼に対して陰謀を目論んでいた。チャーチルは、自身の最悪の刻を耐え、国を結集して、世界の歴史を変えようとする。
 ゲイリー・オールドマンがチャーチルを、ジョン・ハート(遺作)がネヴィル・チェンバレンを、ベン・メンデルソーンが国王ジョージ6世を演じる。
 脚本:アンソニー・マクカーテン
 撮影:ブリュノ・デルボネル
 編集:ヴァレリオ・ボネリ
 美術:サラ・グリーンウッド
 衣裳:ジャクリーヌ・デュラン
 音楽:ダリオ・マリアネッリ
 製作:ティム・ビーヴァン、リサ・ブルース、エリック・フェルナー、アンソニー・マクカーテン、ダグラス・アーバンスキー
 12月24日公開予定。

 ・“The Greatest Showman” 監督:マイケル・グレイシー(Michael Gracey) 配給:FOX
 出演:レベッカ・ファーガソン、ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン
 物語:リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスを設立したことで知られるアメリカの興行師P・T・バーナム(Phineas Taylor Barnum、1810-1891)の人生に基づくミュージカル。
 ジェニー・リンド(1820-1887)は、メンデルスゾーンの弟子にも当たるスウェーデンのオペラ歌手で、「スウェーデンのナイチンゲール」とも呼ばれる。1949年、彼女は、P・T・バーナムから、一晩1000ドルで150公演行なうという提案を受ける。リンドは、20代にして既にオペラ歌手としての引退を宣言していたが、自分が行なっていた慈善活動のために役立つと考え、P・T・バーナムの提案を引き受けて、渡米する。
 P・T・バーナムに関しては、バート・ランカスター主演で、1986年に伝記映画『バーナム/観客を発明した男』が公開されている。
 『NARUTO-ナルト-』実写版の監督としても名前が挙がっている視覚効果アーティスト、マイケル・グレイシーの監督デビュー作。
 脚本:マイケル・アーント、ジェニー・ビッグス、ビル・コンドン
 撮影:シーマス・マクガーヴィー
 美術:ネイサン・クロウリー
 衣裳:エレン・マイロニック
 音楽:Benj Pasek、Justin Paul
 製作:ヒュー・ジャックマン、ローレンス・マーク
 12月25日公開予定。

 【2017年公開予定/公開日未定作品】

 ・“Annihilation”(米) 監督・脚本:アレックス・ガーランド 配給:パラマウント
 出演:ナタリー・ポートマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、テッサ・トンプソン、オスカー・アイザック
 物語:「突如として世界に出現した謎の領域“エリアX”。そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構“サザーン・リーチ”に派遣された、生物学者をはじめ女性4名からなる調査隊は領域奥深く侵入し、地図にない構造物を発見、そしてそこに棲む未知の存在を感知する。さらに進むべきか、引き返すべきか?無事に帰還できた隊は過去に存在しない…。」
 ジェフ・ヴァンダーミアの『サザーン・リーチ1 全滅領域』の映画化。
 撮影:ロブ・ハーディ
 編集:バーニー・ピリング
 美術:マーク・ディグビー
 音楽:ジェフ・バーロウ、ベン・ソーリズブリー
 製作:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ

 ・“Battle of the Sexes”(英・米) 監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:エマ・ストーン、エリザベス・シュー、ナタリー・モラレス、スティーヴ・カレル、ジェシカ・マクナミー
 物語:女子テニス最大の功労者のひとりであり、男女同権運動でリーダーシップを取り、レズビアンとしてカミングアウトもしている女子テニス・プレイヤー、ビリー・ジーン・キング(1943- )が、1973年9月20日にヒューストンで行なった「男女対抗試合」に関する真実の物語。
 男子テニス・プレイヤーのボビー・リッグス(1918-1995)は、1973年5月13日の「母の日」に「テニス界で最も有名な母親」として知られるマーガレット・コート夫人(1942- )と対戦して圧勝し、その後、男女同権運動でも知られていたキング夫人に挑戦を申し入れた。2人の試合は、“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)と銘打たれ、大々的に宣伝されて、大きな注目を集めた。試合は、5セット・マッチだったが、キング夫人は3セット・ストレート勝ちで勝利を収め、女性の持ちうる力を示し、女子テニスの飛躍にも大いに貢献した。
 エマ・ストーンがキング夫人を、スティーヴ・カレルがボビー・リッグスを、ジェシカ・マクナミーがコート夫人を演じる。
 脚本:サイモン・ボーフォイ
 撮影:リヌス・サンドグレン
 編集:パメラ・マーティン
 美術:ジュディー・ベッカー
 衣裳:メアリー・ゾフレス
 音楽:ニコラス・ブリテル
 製作:ダニー・ボイル、クリスチャン・コールソン、ロバート・グラフ

 ・“Call Me by Your Name”(伊・仏・ブラジル・米) 監督:ルカ・グァダニーノ 配給:SPC
 出演:Elena Bucci、Vanda Capriolo、アミラ・カサール(Amira Casar)、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ
 物語:1983年の暑い夏。17歳のエリオは、両親とともにイタリア北部にある大きなヴィラで、音楽を聴いたり、本を読んだり、泳いだりして、過ごしていた。エリオの父は、教授をしていて、論文の手伝いをするために、新しいアシスタント、オリヴァーがやってくる。彼もまた、エリオと同じくユダヤ系で、若く、自信に満ち、ハンサムだった。最初、エリオは、オリヴァーに対して、何でも勝とうとしたが、相手のオリヴァーはそういうことに無関心であるように見えた。ある日、テニスの後で、オリヴァーがエリオの腕を取ろうしたことがあったが、エリオは慌ててそれをふりほどいた。彼は、自分がバイセクシャルであることに気づいていて、自分の感情がコントロールできなくなるのが、怖かったのだ……。
 脚本:ルカ・グァダニーノ、ジェームズ・アイヴォリー、ウォルター・ファサーノ
 アンドレ・アシマン(André Aciman)の同名の小説の映画化。
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。ベルリン国際映画祭2017パノラマ部門出品。

 ・“The Current War” 監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン(Alfonso Gomez-Rejon) 配給:TWC
 出演:マイケル・シャノン、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、ニコラス・ホルト
 物語:ジョージ・ウエスティングハウス・ジュニア(1846-1914)は、アメリカの電気産業のパイオニアで、電力の供給に関して、エジソンが直流の送電システムを押し進めようとしたのに対し、彼は交流の送電システムを開発しようとした。その結果、両者の間で「電流戦争」が繰り広げられることになったが、(エジソンによる様々な攻撃や嫌がらせにも拘らず)高電圧で送電し、変圧器を使って、電圧を下げて利用する交流式の方が効率がいいことが認められて、最終的にウエスティングハウスが勝利した。
 マイケル・シャノンはウエスティングハウスを、ベネディクト・カンバーバッチがエジソンを、ニコラス・ホルトがニコラ・テスラを演じる。
 脚本:マイケル・ミトニック
 撮影:チョン・ジョンフン
 編集:デイヴィッド・トラクテンバーグ
 美術:ヤン・ロールフス
 衣裳:マイケル・ウィルキンソン
 製作:ティムール・ベクマンベトフ、ベイジル・イヴァニク、スティーヴン・ザイリアン

 ・“The Death of Stalin”(仏・英) 監督:アーマンド・イアヌッチ(Armando Iannucci) 配給:IFC Films

 ・“Felt” 監督・脚本:ピーター・ランデスマン 配給:未定
 出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・レイン、マイケル・C・ホール、マイカ・モンロー、ジュリアン・モリス
 物語:FBI副長官マーク・フェルト(1913-2008)は、FBIに対する妨害活動から、ウォーターゲート事件の黒幕を察知し、以前から面識のあった「ワシントン・ポスト」の記者ボブ・ウッドワードの取材に協力した。他のメディアが真相に迫れない中、「ワシントン・ポスト」だけがスクープを連発し、事件とホワイトハウスの関与を暴くことができたのは、マーク・フェルトの情報提供のおかげだった。ボブ・ウッドワードは、情報提供者を「ディープ・スロート」と呼んで、それが誰かは明らかにしなかった。マーク・フェルトは、長官代理の不祥事もあって、1973年にFBIを辞任。その後、認知症を患ったが、弁護士と娘の説得によって、2005年に自分が「ディープ・スロート」であったことを公表した。
 撮影:アダム・キンメル
 美術:デイヴィッド・クランク
 音楽:ダニエル・ペンバートン
 製作:Marc Butan、ゲイリー・ゴーツマン、トム・ハンクス、アンソニー・カタガス、ピーター・ランデスマン、Steve Richards、ジェイ・ローチ、リドリー・スコット

 ・“The Florida Project” 監督:ショーン・ベイカー 配給:未定

 ・“The Glass Castle” 監督:デスティン・クレットン(Destin Cretton) 配給:未定
 物語:ニューヨークでジャーナリストとして活躍するJeannette Wallsの自叙伝“The Glass Castle: A Memoir”の映画化。
 ジャネットは、両親と姉と弟と妹の6人暮らし。父親は、電気技師だが、アル中で、母親はエキセントリックな自称アーティストだが、ほとんど母親らしいことをしておらず、一家は根無し草のような生活をしていた。父は、素面の時は、いつかガラス張りでソーラーシステムの家に住もうと夢を語ったが、生活は安定せず、一家は極貧生活を送った。それでも子どもたちはそれに耐え、たくましく生きた……。
 ウディ・ハレルソンが父親を、ナオミ・ワッツが母親を、ブリー・ラーソンが大人になったジャネットを演じる。
 出演:ブリー・ラーソン、ナオミ・ワッツ、ウディ・ハレルソン、サラ・スヌーク
 『ショート・ターム』のデスティン・クレットン監督の4年ぶりの新作。
 脚本:デスティン・クレットン、Andrew Lanham、マーティ・ノクソン(Marti Noxon)
 撮影:ブレット・ポウラク
 編集:ジョイ・マクミロン、ナット・サンダース
 美術:シャロン・シーモア
 音楽:ジョエル・P・ウェスト
 製作:エリック・フェイグ、ケン・カオ、ギル・ネッター

 ・“Hostiles” 監督:スコット・クーパー 配給:未定
 出演:ロザムンド・パイク、クリスチャン・ベール、ベン・フォスター、クオリアンカ・キルヒャー (Q'Orianka Kilcher)、ウェス・ステュディ
 物語:1892年、陸軍大尉のJoseph J. Blockerは、死にかけたシャイアン族の酋長イエロー・ホークと彼の家族を部族の土地までエスコートする役目をしぶしぶ引き受ける。ニュー・メキシコの孤立した前哨基地からモンタナの草原地帯へ。途中、かつては敵どうしであり、家族を殺された若き未亡人が加わる。彼らは、敵対するコマンチ族の攻撃を乗り越えて、旅を続けなければならない。
 脚本:スコット・クーパー、ドナルド・スチュワート
 撮影:高蜑暢
 編集:トム・クロス
 美術:ドナルド・グラハム・バート
 衣裳:ジェニー・イーガン
 音楽:マックス・リヒター
 製作:スコット・クーパー、ケン・カオ、ジョン・レッシャー

 ・“The Kidnapping of Edgardo Mortara” 監督:スティーヴン・スピルバーグ 配給:ドリームワークス、TWC
 出演:オスカー・アイザック、マーク・ライランス、Isaac Eshete
 物語:1857年。イタリアのボローニャ。エドガルド・モルターラ(1851-1940)は、ユダヤ人家庭に生まれたが、瀕死の病にかかってしまい、一家が雇っていた召使でカトリックの少女Anna Morisiが、このまま死んでは彼は地獄に落ちてしまうと思い、カトリックの洗礼を受けさせた。その結果、彼は、警察の手によって、連れ去られ、カトリック教徒として育てられた。(のちに司祭になった。)両親は、息子を取り戻そうとしたが、教皇ピウス9世はこれを拒否した。
 デイヴィッド・I・カーツァーの同名の小説の映画化。マーク・ライランスがピウス9世を演じる。
 脚本:トニー・クシュナー
 撮影:ヤヌス・カミンスキー
 編集:マイケル・カーン
 音楽:ジョン・ウィリアムズ
 製作:クリスティー・マコスコ・クリーガー、マーク・プラット、スティーヴン・スピルバーグ

 ・“The Killing of a Sacred Deer”(英・米) 監督:ヨルゴス・ランティモス 配給:A24
 出演:ニコール・キッドマン、コリン・ファレル、アリシア・シルヴァーストーン、ラフィー・キャシディ
 物語:有能な外科医がいて、仕事でも家庭でも問題を抱えていた。彼には、愛する女性がいて、彼女には息子がいた。彼は、よき父親役を演じようとするが、少年の行動によって、ストーリーは復讐の物語に転じる。
 エウリピデスの悲劇をベースにした作品。

 ・“Lean on Pete”(英) 監督:アンドリュー・ヘイ 配給:A24

 ・“Mary Magdalene”(英) 監督:ガース・デイヴィス 配給:TWC
 出演:ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー、アリアン・ラベド(Ariane Labed)
 物語:マグダラのマリアの物語。

 ・“The Mercy”(英) 監督:ジェームズ・マーシュ 配給:未定

 ・“Molly's Game” 監督・脚本:アーロン・ソーキン 配給:STX Entertainment
 出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ
 物語:『ユリシーズ』のヒロインと同じ名前を持つモリー・ブルームは、世界レベルのスキーヤーで、21歳の時にはモーグルで北米トップ3に入っていた。しかし、オリンピックのチームに入れなかったことで、ロースクールに進もうと決心する。それまでの間、ロサンゼルスでウェイトレスとして働こうとするが、そこで、ハイステークス・ポーカーで興行主としての才能に目覚め、大成功する。その結果、FBIに目をつけられることになったが。
 脚本家アーロン・ソーキンの初監督作品。モリー・ブルームの回想録の映画化。

 ・“Mudbound” 監督:ディー・リース 配給:Netflix
 出演:キャリー・マリガン、ギャレット・ヘドランド、ジョナサン・バンクス、ジェイソン・クラーク
 物語:1946年冬。ヘンリー・マッカレンは、都会育ちの妻ローラを連れて、居心地のいいメンフィスからミシシッピ・デルタの綿花農場へと引っ越す。ヘンリーが愛する土地で働く一方、ローラは、水道も電気もない家で、人種差別主義者の義父の憎しみのこもった視線を浴びながら、2人の子どもを育てることに力を注いだ。第二次世界大戦の戦場から2人の兵士が帰って来る。1人はヘンリーの弟のジェイミーで、もう1人は、農場で働く小作農、黒人のジョンソン一家の息子ロンセルだ。ジェイミーは、兄ヘンリーと違って、チャーミングでハンサムでローラが苦しんでいることにも気がつく好青年だったが、戦場での体験がトラウマになっていた。一方、ロンセルは、ナチスと戦った戦争の英雄だが、地元での根深い偏見と闘っていた。ジェイミーとロンセルは、不思議な友情で結ばれるが、そんな彼らは次第に困難な状況に追い込まれていく……。
 Hillary Jordanの処女小説の映画化。『アリーケの詩』『BESSIE/ブルースの女王』などで知られるディー・リース監督の第2監督長編。
 撮影:レイチェル・モリソン
 編集:上綱麻子
 美術:デイヴィッド・J・ボンバ
 衣裳:マイケル・T・ボイド
 製作:カール・エフェンソン、Sally Jo Effenson、カシアン・エルウィズ、Christopher Lemole、キム・ロス、ティム・ザジャロフ
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。

 ・“Rebel in the Rye” 監督:ダニー・ストロング 配給:未定
 出演:ニコラス・ホルト、ゾーイ・ドゥイッチ、サラ・ポールソン、ケイヴィン・スペイシー
 物語:ジェリー・サリンジャーは、コロンビア大学で『ストーリー』誌の編集者ホイット・バーネットの創作講座を受け、最初の短編を『ストーリー』誌に発表する。父親は本物の仕事を見つけてほしいと願っていたのに対し、雑誌に載ったことがきっかけとなって、ジェリーは劇作家ユージン・オニールの娘ウーナ・オニールとの交際を始める。ショッキングなことが2つ起こる。『ニューヨーカー』誌に短編を載せてもらいたいと考えていたが、それには『ニューヨーカー』誌の留意点に従わなければならないということ。そして、日本軍が真珠湾を攻撃したこと。その結果、ジェリーは、軍隊に志願して入隊し、ノルマンディー上陸作戦に参加することになった。しかし、戦争経験は、ジェリーに後々まで深い精神的ダメージを与えた。また、入隊後もウーナ・オニールと文通していたが、彼女は突然36歳も年上のチャーリー・チャップリンと結婚してしまう。帰国後、仏教徒の師の助けを得、執筆に専念できるようになる。1950年、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が完成し、大成功を収めたが、漠然と禅の教えに心酔していた彼は、ファンに追い回されることを好まず、次第に誰も読むことのない物語を綴る隠遁生活に入っていく……。
 ケネス・スラウェンスキーによる伝記『サリンジャー―生涯91年の真実』に基づいて、J・D・サリンジャーの人生を描く。
 ニコラス・ホルトがサリンジャーを、ケヴィン・スペイシーがホイット・バーネットを演じる。
 『バフィー〜恋する十字架〜』や『ギルモア・ガールズ』、『Empire 成功の代償』、『大統領の執事の涙』、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの脚本を手がけるダニー・ストロングの初監督作品。
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。

 ・“Sidney Hall” 監督:ショーン・クリステンセン(Shawn Christensen) 配給:未定
 出演:ローガン・ラーマン、ミシェル・モナハン、エル・ファニング、ブレイク・ジェナー
 物語:シドニー・ホールは、若き小説家で、若者向け小説を書いて世界的な成功を収める。しかし、それが逆に彼を負のスパイラルに追い込む。18歳の時の彼、24歳の時の彼、30歳の時の彼の姿が描かれる。
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。

 ・“Stronger” 監督:デイヴィッド・ゴードン・グリーン 配給:ライオンズゲート
 出演:ジェイク・ギレンホール、タチアナ・マズラニー、クランシー・ブラウン、ミランダ・リチャードソン
 物語:2013年のボストン・マラソンの爆弾テロの被害者が、被ったトラウマから回復すべく奮闘し、一方で、犯人捜査のために警察に協力する。
 Jeff Bauman(と共同著者のBret Witter)による同名の著書の映画化で、ジェイク・ギレンホールがJeff Baumanを演じる。(このJeff Baumanは、爆弾テロの残虐さをアピールするためにでっち上げられた「爆弾テロ」の演者の1人と見なされている人物ですが、本を出して、映画化することまでが台本、ということなんでしょうか。(あるいは、この本と映画こそが、ねつ造などではなく、真実であることの証明なのか?)実際に3人も死者が出て、犯人が逮捕され、裁判まで行なわれているのに、どういうことなんだろうっていう話ですが、この映画が今後どういう扱いを受けていくのか、注目されます。)

 ・“Submergence”(米・仏・西) 監督:ヴィム・ヴェンダース 配給:未定
 出演:アリシア・ヴィキャンデル、ジェームズ・マカヴォイ、シャーロット・ランプリング、アレクサンダー・シディグ(Alexander Siddig)
 物語:James Moreはイギリスのスパイで、今はソマリアのジハードの戦士にとらえられている。Danielle Flindersは、生物数学の学者で、グリーンランド海の氷山の下に潜水艦を潜航させて、世界最大の未知なる熱水噴出孔の探査をしていた。遠く離れた地で、それぞれ生命の危機を経験している2人は、前年のクリスマス休暇にフランスのホテルで4日間をともに過ごした仲だった。James Moreは自分を水道技師と偽ってはいたが……。
 J.M. Ledgardの同名の小説の映画化。

 ・“Suburbicon” 監督:ジョージ・クルーニー 配給:パラマウント
 出演:マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、オスカー・アイザック、ジュリアン・ムーア
 物語:1950年代。「普通の人々」が暮らしている、静かなファミリー・タウンSuburbicon。絵に描いたような完璧な家族が家宅侵入を受ける。町の人々の反応は様々で、これがきっかけとなって、一家は脅しや復讐や裏切りを経験する。
 脚本:ジョージ・クルーニー、ジョエル&イーサン・コーエン、グラント・ヘスロフ
 撮影:ロバート・エルスウィット
 編集:スティーヴン・ミリオン
 美術:ジェームズ・D・ビッセル
 衣裳:ジェニー・イーガン
 製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ、テディー・シュワルツマン

 ・“Thank You for Your Service” 監督:ジェイソン・ホール 配給:ドリームワークス
 出演:ヘイリー・ベネット、マイルズ・テラー、エイミー・シューマー、ジョー・コール
 物語:「兵士は英雄となって帰ってきたように見えた。ところが、目に見える身体的な損傷はなくても内部が崩壊した兵士が大勢いることがわかった。アフガニスタンとイラクに派兵された兵士はおよそ200万人。そのうち50万人が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とTBI(外傷性脳損傷)に苦しんでいる。」
 デイヴィッド・フィンケルのノンフィクション『帰還兵はなぜ自殺するのか』の映画化。
 俳優ジェイソン・ホールの初監督作品。

 ・“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri” 監督:マーティン・マクドナー 配給:未定
 出演:フランシス・マクドーマンド、ルーカス・ヘッジズ、ウディ・ハレルソン、ピーター・ディンクレイジ、アビー・コーニッシュ
 物語:50代の女性ミルドレッド・ヘイズは、数か月前に娘を殺されたが、犯人はまだ捕まえられていない。彼女は、警察に戦争をしかける。というのも、警察は、正義を果たさずに、黒人を虐待してばかりいると考えたからだ。

 ・“Tully” 監督:ジェイソン・ライトマン 配給:未定
 出演:シャーリーズ・セロン、マッケンジー・デイヴィス、マーク・デュプラス
 物語:赤ん坊が生まれて3人の子どもの母親になったMarloは、兄から、夜間の面倒を見てくれる乳母Tullyをプレゼントされる。最初は、そんな贅沢はできないと尻込みしたMarloだっだが、思慮深く、期待を超え、時にチャレンジングなTullyとユニークな絆で結ばれていく。
 脚本:ディアブロ・コーディ

 ・“Under the Silver Lake” 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル 配給:A24
 出演:アンドリュー・ガーフィールド、ライリー・キーオ、サマー・ビジル(Summer Bishil)、ジミ・シンプソン
 物語:現代のロサンゼルスを舞台にしたネオ・ノワール。
 『イット・フォローズ』のデイヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の3年ぶりの第3長編。

 ・“Where Is Kyra?” 監督:Andrew Dosunmu 配給:Great Point Media
 出演:ミシェル・ファイファー、Bradley W. Anderson、Celia Au、MaameYaa Boafo、Elizabeth Evans
 物語:ニューヨークのブルックリン。Kyraは、失業し、病気の母親の年金に頼って生きていかなければならなくなる。数ヶ月と数週間が過ぎ、状況はさらに悪化する。
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。

 ・“Wind River“(英・カナダ・米) 監督:テイラー・シェリダン 配給:TWC
 出演:エリザベス・オルセン、ジェレミー・レナー、ジョン・バーンサル(Jon Bernthal)、マーティン・センスマイヤー(Martin Sensmeier)
 物語:U.S. Fish & Wildlifeの職員コリー・ランバートは、ワイルド・リバー・インディアン居留地で、死体を発見する。FBIから捜査官ジェーン・バナーが派遣されてくるが、彼女は新人で、ワイオミングの冬にも慣れていなかった。彼女は、コリー・ランバートをパートナーとして、捜査を進めていく……。
 俳優で、『ボーダーライン』や『最後の追跡』の脚本を手がけているテイラー・シェリダンの第2監督作品。
 サンダンス映画祭2017 プレミア部門出品。

 ・“Woman Walks Ahead” 監督:スザンナ・ホワイト 配給:Creative Artists Agency (CAA)
 出演:ジェシカ・チャステイン、サム・ロックウェル、キアラン・ハインズ、ビル・キャンプ
 物語:キャロライン・ウェルドンは、19世紀に活躍したブルックリンの肖像画家で、スー族の伝説的インディアン、シッティング・ブルの肖像を描くために、ノースダコタ州南部のスタンディング・ロック・インディアン居留地に向かう。彼女は、そこに住んで、シッティング・ブルの秘書兼通訳兼代理人となるが、スー族の土地に関する権利を守ろうとして、政府の役人と対立する……。

 ・“Wonderstruck” 監督:トッド・ヘインズ 配給:Amazon Studios
 出演:ミシェル・ウィアムズ、ジュリアン・ムーア、コーリー・マイケル・スミス、トム・ヌーナン
 物語:1977年のミネソタ。ベンは、聴覚障害者で、母親を交通事故で失う。彼は、おじさん夫婦に預けられることになるが、実父を知らない彼は、母の残したメモを頼りに、父を探してニューヨークへ向かう。1927年のニュージャージー。ローズもまた聴覚障害者だった。孤独な彼女は、憧れの女優に会いにニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人は、謎めいた因縁で結びつけられる。
 ブライアン・セルズニックの小説の映画化。
 脚本:ブライアン・セルズニック
 撮影:エド・ラックマン
 編集:アフォンソ・ゴンサウヴェス
 美術:マーク・フリードバーグ
 衣裳:サンディー・パウエル
 音楽:カーター・バーウェル
 製作:パメラ・コフラー、ジョン・スロス、クリスティーン・ヴェイコン

 ・“Wonder Wheel” 監督・脚本:ウディ・アレン 配給:Amazon Studios
 出演:ケイト・ウィンスレット、ジュノー・テンプル、ジャスティン・ティンバーレイク、ジム・ベルーシ
 物語:1950年代のニューヨークを舞台にした物語。

 ・“You Were Never Really Here”(英・仏) 監督:リン・ラムジー 配給:Amazon Studios

 ・“Untitled A.A. Milne Project“(英) 監督:サイモン・カーティス 配給:未定
 出演:マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、ドムナル・グリーソン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
 物語:『くまのプーさん』の著者A・A・ミルンの人生と、彼の息子クリストファー・ロビン・ミルンからインスパイアされて誕生した『くまのプーさん』の創作秘話。

 ・“Untitled Paul Thomas Anderson Project” 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 配給:Focus Features
 出演:ダニエル・デイ=ルイス、レスリー・マンヴィル、ヴィッキー・クリープス、リチャード・グレアム
 物語:1950年代のロンドン。王室や上流社会に出入りしている、妥協を許さない仕立て屋の生活を描く。
 編集:ディラン・ティチェナー(Dylan Tichenor)
 美術:マーク・ティルデスリー
 衣裳:マーク・ブリッジス
 音楽:ジョニー・グリーンウッド
 製作:ポール・トーマス・アンダーソン、ミーガン・エリソン、ジョアン・セラー

 ※一部の作品は、公開日がズレたり、2018年に公開が持ち越しになる可能性があります。
 ※文字数の関係上、一部の作品に関しては、情報を簡略化しています。

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 *部門別予想は、次の記事に記すことにします。

 ・米国アカデミー賞2018 部門別予想! :http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_2.html


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