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zoom RSS 君こそスターだ!シューティング・スター授賞式@ベルリン国際映画祭2017

<<   作成日時 : 2017/02/14 03:47   >>

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 シューティング・スター2017(The Shooting Stars2017)の授賞式が行なわれました。(2月13日。セレモニーのプレゼンターはティモシー・スポール。)

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 【シューティング・スター】
 シューティング・スター(The Shooting Stars)というのは、ヨーロッパ映画界に登場したニュー・スターをいち早く取り上げて紹介しつつ、彼らの栄光を讃え、これを今後のステップ・アップに役立ててもらおうという趣旨で始められたイベントで、EUのメディア・プログラムとEFP(European Film Promotion)のサポートで、毎年、ベルリン国際映画祭期間中に授賞式が行なわれています。

 これまでこの賞に選ばれた俳優というのが、なかなか凄くて、フランカ・ポテンテ(1998年)、レイチェル・ワイズ(1998年)、モーリッツ・ブライプトロイ(1999年)、マチュー・ドゥミ(1999年)、ケリー・マクドナルド(1999年)、エドゥアルド・ノリエガ(1999年)、マリア・シュラーダー(1999年)、レオノール・ワトリング(1999年)、ダニエル・クレイグ(2000年)、アウグスト・ディール(2000年)、ニーナ・ホス(2000年)、マヤ・サンサ(2000年)、ハイケ・マカシュ(2001年)、リュディヴィーヌ・サニエ(2001年)、ジェレミー・レニエ(2002年)、ダニエル・ブリュール(2003年)、セシル・ド・フランス(2003年)、リカルド・スカルマチョ(2006年)、ヨハンナ・ヴォカレク(2006年)、メラニー・ロラン(2007年)、ヤスミン・トリンカ(2007年)、アナマリア・マリンカ(2008年)、アフシア・エルジ(2009年)、デイヴィッド・クロス(2009年)、アルバ・ロルヴァケル(2009年)、キャリー・マリガン(2009)、アレクサンダー・フェーリング(2011年)、アリシア・ヴィキャンデル(2011年)、アンドレア・ライズブロー(2011年)、アデル・エネル(2012年)、リズ・アーメッド(2012年)、ラウラ・ビルン(2013年)、ジョージ・マッケイ(2014年)などがいます。

 シューティング・スター選出のための本年度の審査員は、ドルカ・グリルシュ(Dorka Gryllus:ハンガリー女優)、クサヴァー・コラー、Lucinda Syson(イギリスのキャスティング・ディレクター)、Pandora da Cunha Telles(ポルトガルのプロデューサー)、Jan Lumholdt(スウェーデンの映画批評家)という5人です。

 シューティング・スターは、審査員によって、10人(初期は20人)に絞り込まれるのですが、その前に、ヨーロッパ映画プロモーション(EFP)によるノミネーションが行なわれいて、かつては、このノミネーションの条件が、公式サイトにも明示されていました。

 ・英語が流暢であること。
 ・35歳未満。
 ・過去12ヶ月以内に映画で主要な役を演じていること。
 ・出演作が、複数の映画祭や複数の国で上映されていること。
 ・自国の映画賞にノミネートか受賞されたことがあること。

 現在は、この条件は探してもどこにも見当たらず、これに代わるような「シューティング・スター」の条件の提示もありません。まあ、上記のような条件を厳格に守るとほとんど候補がいなくなってしまうということもあるのでしょうが、ヨーロッパの映画界が求めるニュー・スターの条件が上記のようなものであり、現在も一応は、この条件に沿って、「シューティング・スター」の候補を洗い出しているのではないかと推測されます。

 受賞者には、キャスティング・ディレクターやエージェント、国際的に活躍する映画人たちとミーティングや集会など各種イベントが予定されています。

 本年度の受賞者は、以下の10人です。

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 ・Victoria Guerra(ポルトガル)
 1989年生まれ。
 17歳からキャリアをスタートさせていて、TV、映画、舞台で活躍している。
 2013年には、3つの映画でポルトガル・ゴールデン グローブ賞新人賞を受賞し、2016年にはアントニオ=ペドロ・ヴァスコンセーロス(Antonio-Pedro Vasconcelos)監督の“Amor Impossível(Impossible Love)”に主演し、2つの主演女優賞を受賞している。
 Michael Sturminger監督の“Casanova Variations”(2014)、アンジェイ・ズラウスキー監督の“Cosmos”(2015)、ブノワ・ジャコ監督の『ネヴァー・エヴァー』“À jamais”(2016)など国際的にも活動の幅を広げている。
 2017年には、グレン・クローズ、ジョン・マルコヴィッチ、パトリック・スチュワート、ミニー・ドライヴァー共演、ダミアン・ハリス監督の“Wilde Wedding”などが公開予定。

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 ・ハンナ・フークストラ(Hannah Hoekstra)(オランダ)
 1987年生まれ。
 Amsterdam Theatre Schoolで学ぶ。
 2012年にサシャ・ポラック(Sacha Polak)監督の『アブノーマル』“Hemel”でオランダ映画祭主演女優賞受賞。2013年には『APP:アプリ』、2014年にはアイルランドのIvan Kavanagh監督の“The Canal”に出演。2016年には“De Helleveeg(The Fury)”で2度目のオランダ映画祭主演女優賞受賞。
 2013年からは、オランダ・ナショナル・シアターの舞台にも出演している。
 2017年には、パウラ・ファン・デル・ウースト(Paula van der Oest)監督の“Kleine IJstijd”、ミゲル・アレクサンドル(Miguel Alexandre)監督の“Arthur & Claire”が公開予定。

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 ・Alessandro Borghi(伊)
 1986年生まれ。
 いくつかのTVシリーズに出演し、Claudio Caligari監督の“Non Essere Cattivo”に主演し、注目される。
 “Non Essere Cattivo”でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 主演男優賞ノミネート、『暗黒街』で同賞助演男優賞ノミネート。
 2017年には、イタリアの歌手で女優のダリダの半生を描いた、リサ・アズエロス(Lisa Azuelos)監督のフランス映画“Dalida”に出演し、国際的にも活躍の場を広げている。そのほか、セルジョ・カステリット監督の“Fortunata”等が公開予定。

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 ・ルイス・ホフマン(Louis Hofmann)(独)
 1997年生まれ。
 9歳から俳優としてのキャリアをスタートさせている。
 2012年に主演した“Tom Sawyer”で、ヤング・タレント・ニュー・フェース賞受賞。。
 “Freistatt(Sanctuary)”(2015)でバイエルン映画賞新人男優賞受賞。2015年には初めての国際的なプロジェクト『ヒトラーのわすれもの』に出演し、東京国際映画祭2015男優賞受賞、デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2016助演男優賞受賞、北京国際映画祭2016 男優賞受賞。
 2017年には、ドイツ初のNetflixシリーズ“Dark”に出演、クリスティアン・チューベルト監督の“Lommbock”等が公開予定。

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 ・ゾフィア・ヴィフラチュ(Zofia Wichlacz)(ポーランド)
 1995年生まれ。
 『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』で、グディニャ映画祭2014主演女優賞受賞、ポーランド映画賞2015新人賞受賞。
 2016年にはアンジェイ・ワイダの遺作『残像』に出演し、2017年にはベルリン国際映画祭2017コンペティション部門出品のアニエスカ・ホランド監督作品“Pokot(Game Count)”に出演している。

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 ・Maruša Majer(スロヴェニア)
 1985年生まれ。
 University of Ljubljana Academy of Theatre, Radio, Film and Televisionで学ぶ。
 2013年にThe International Festival of Children's Theatres in Serbia's Suboticaにおいて舞台“Little Sleepy Star”で女優賞受賞。
 映画では、Boris Bezic、Milan Urbajs、Darko Sinkoらの監督作品に出演。
 最新作は、Janez Burger監督の“Ivan”。

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 ・トゥドル・アロン・イストドル(Tudor Aaron Istodor)(ルーマニア)
 1984年生まれ。
 2009年にNational University of Drama & Cinematography(UNATC)を卒業して以来、ルシアン・ピンティリエ、Paul Negoescu、Radu Munteanらルーマニアの監督の作品に出演。
 ファニー・アルダンの3つの監督作品、テリー・ギリアム監督の『ゼロの未来』(2013)、BBC TWOのTVシリーズ“Edward U”、アドリアン・シタル監督の『フィクサー』(2016)などにも出演し、The Godot Cafe TheatreやThe Jewish State Theatreでブカレストの舞台にも立っている。

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 ・Esben Smed(デンマーク)
 1984年生まれ。
 2013年にThe Danish National School of Performing Arts卒業。
 Nils Malmros監督の“Kærestesorger(Aching Hearts)”と“Sorg og glæde(Sorrow and Joy)”、Kasper Barfoed監督の“Sommeren '92(Summer of '92)”を経て、TVシリーズ“Bedrag”で広く知られるようになる。同作でデンマーク・アカデミー賞(Robert賞)2017助演男優賞受賞。
 最新作は、Jacob Bitsch監督の“Letters for Amina”。

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 ・Karin Franz Körlof(スウェーデン)
 1986年生まれ。
 2015年にストックホルムのAcademy of Dramatic Artsを卒業したばかりだが、それ以前からTV、映画、舞台で活躍している。
 2014-2015年に放映されたTVシリーズ“Blå ögon(Blue Eyes)”では主役に起用されている。
 ペルニラ・アウグスト監督の“Den allvarsamma leken(A Serious Game)”でスウェーデン・アカデミー賞2017主演女優賞ノミネート。
 2017年にはOlof Spaak監督のデビュー作“Trädgårdsgatan(Garden Lane)”や、ジョナサン・プライスやグレン・クローズ、クリスチャン・スレイター共演の“The Wife”が公開予定。

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 ・Elina Vaska(ラトヴィア)
 1994年生まれ。
 ベルリン国際映画祭2016 ジェネレーション14plus部門でクリスタル・ベアを受賞した“Es esmu seit(Mellow Mud)”でデビュー。同作でインド国際映画祭2016シルバー・ピーコック賞受賞。

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 今年の10人の中には、キャリア的にまだちょっと実績が乏しいんじゃないかという人もいて、強引に数合わせしちゃったのかなという気もしますね。

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 なお、本年度は、シューティング・スター創設20周年を記念して、過去の受賞者にインタビューを行なっていて、それを公式サイト(http://www.shooting-stars.eu/en/press/index.php)に掲載しています。

 *公式サイト
 ・EUROPEAN SHOOTING STARS:http://www.shooting-stars.eu/
 ・EFP:http://www.efp-online.com/en/project_talent_promotion/shooting_stars.php

 ティモシー・スポール(コンペティション部門出品の“The Party”にも出演)

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 *当ブログ記事

 ・シューティング・スター2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_32.html
 ・シューティング・スター2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_23.html
 ・シューティング・スター2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_27.html
 ・シューティング・スター2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_29.html
 ・シューティング・スター2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_32.html
 ・シューティング・スター2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_30.html

 ・ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_54.html
 ・ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門 追加作品、傾向と予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_59.html
 ・ベルリン国際映画祭2017 ベルリナーレ・スペシャル、パノラマ部門、フォーラム部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_22.html
 ・ベルリン国際映画祭2017 ジェネレーション部門、短編部門、クラシックス、レトロスペクティヴ ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_23.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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