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zoom RSS シネマ・アイ・オナーズ2017 受賞結果! ドキュメンタリーのプロのチョイスは―

<<   作成日時 : 2017/01/12 22:28   >>

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 第10回シネマ・アイ・オナーズの受賞結果が発表されました。(1月11日)

 「シネマ・アイ・オナーズ」は、2008年より、映画監督のAJ Schnackとトロント国際映画祭のドキュメンタリー部門のプログラマーThom Powers,によって始められたキュメンタリー映画に特化した映画賞で、略さずに言うと「The Cinema Eye Honors for Nonfiction Filmmaking」、となります。

 撮影、編集、音楽など、ドキュメンタリー作品のさまざまな側面に着目した部門、および、TV作品や短編ドキュメンタリーなどの部門を設けて、なかなか注目されることの少ないドキュメンタリー作品や、ドキュメンタリー映画のスタッフにもスポットライトを当て、その功績を讃えることを目的としています。

 長編ドキュメンタリー作品のノミネーションは、サンダンス、ベルリン、True/False、SXSW、Full Frame、トライベッカ、サンフランシスコ、Hot Docs、カンヌ、シェフィールド、AFI Docs、ロサンゼルス、トロント、Camden、ニューヨーク(新規)、CPH:DOX、IDFAの映画祭のうち、
 3つの映画祭で上映されているか、
 2つの映画祭で上映されて、そのうちの1つでグランプリを受賞しているか、
 2つの映画祭で上映されて、北米で5000ドル以上のボックスオフィスを記録しているか、
 2つの映画祭で上映されて、そのほか指定する13の映画祭のうちの1つで上映されているか(Ambulante, 、アシュランド、サラソータ、ダラス、モントクレア、It’s All True、Planete Doc Review、ドキュフェスト・コソボ、ハンプトンズ、DOK ライプチヒ、DOC NY、AFI フェスト、RIDM)
 北米で2万ドル以上のボックスオフィスを記録しているか、
 という条件のいずれを満たした作品の中から、ドキュメンタリー映画のプログラミングを行なっている世界のプログラマーやキュレーター約25名で構成される「ノミネーション委員会」により決定されています。

 受賞者・受賞作品は、650人以上から構成される投票メンバー(のうちの約200〜300人)の投票によって、決定されています。

 過去の長編ドキュメンタリー賞受賞作には、『マン・オン・ワイヤー』、『ザ・コーヴ』、『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』、『壊された5つのカメラ』、『シチズンフォー スノーデンの暴露』、『ルック・オブ・サイレンス』などがあります。

 本年度の各賞の受賞結果は、以下の通り。

画像

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 ◆長編ドキュメンタリー賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Feature Filmmaking)
 ◎“Cameraperson”(米) 監督:カーシティン・ジョンソン(Kirsten Johnson)
 ・『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』“Fire at Sea”(伊・仏) 監督:ジャンフランコ・ロージ
 ・“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) 監督:ラウル・ペック
 ・“O.J.: Made in America”(米) 監督:Ezra Edelman
 ・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(米) 監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーク

 ◆監督賞(Outstanding Achievement in Direction)
 ・カースティン・ジョンソン(Kirsten Johnson) “Cameraperson”
 ・ジャンフランコ・ロージ 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』
 ・ラウル・ペック “I Am Not Your Negro”
 ・Robert Greene “Kate Plays Christine”(米)
 ◎Ezra Edelman “OJ: Made in America”

 ◆撮影賞(Outstanding Achievement in Cinematography)
 ・Michal Marczak、Maciej Twardowski “All These Sleepless Nights”(ポーランド・英)(監督:Michal Marczak)
 ◎カースティン・ジョンソン(Kirsten Johnson) “Cameraperson”
 ・Jarred Alterman “Contemporary Color”(米)(監督:Bill Ross IV、Turner Ross)
 ・Simon Niblett “The Eagle Huntress”(英・モンゴル・米)(監督:Otto Bell)
 ・ジャンフランコ・ロージ 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』

 “Contemporary Color”は、トライベッカ映画祭2016 ワールド・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。撮影賞受賞。Bill Ross IV&Turner Rossは、前作でも撮影賞ノミネート。

 ◆編集賞(Outstanding Achievement in Editing)
 ◎Nels Bangerter “Cameraperson”
 ・クレイ・トゥイール(Clay Tweel) “Gleason”(米)(監督:クレイ・トゥイール)
 ・アレクサンドラ・ストラウス(Alexandra Strauss) “I Am Not Your Negro”
 ・Bret Granato、Maya Mumma、Ben Sozanski “OJ: Made in America”
 ・Eli Despres 『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』

 Nels Bangerterは、IDAアワード2016 編集賞受賞。

 ◆グラフィック・デザイン/アニメーション賞(Outstanding Achievement in Graphic Design or Animation)
 ・Chris Kirk、Syd Garon “Author: The JT Leroy Story”(米)(監督:ジェフ・フォイヤージーク(Jeff Feuerzeig))
 ・Philippe Sonrier、Suzie Cimato 『ぼくと魔法の言葉たち』(米)(監督:ロジャー・ロス・ウィリアムス(Roger Ross Williams))
 ・未定 “Nuts!”(米)(監督:Penny Lane)
 ◎Craig Staggs、Keith Maitland “Tower”(米)(監督:Keith Maitland)
 ・未定 “Zero Days”(米)(監督:アレックス・ギブニー)

 Syd Garonは、前回、『ホロドフスキーのDUNE』でグラフィック・デザイン/アニメーション賞受賞。

 ◆オリジナル作曲賞(Outstanding Achievement in Original Music Score)
 ・Lubomir Grzelak “All These Sleepless Nights”
 ◎デイヴィッド・バーン、LeeAnn Rossi、Aaron Rosenblum “Contemporary Color”
 ・アレクセイ・アイギ(Alexei Aigui) “I Am Not Your Negro”
 ・Alex Lu “In the Pursuit of Silence”(米・ベルギー・中・独・香港・インド・日・台湾・英)(監督:Patrick Shen)
 ・ゲイリー・リオネッリ(Gary Lionelli) “OJ: Made in America”

 ◆プロダクション賞(Outstanding Achievement in Production)
 ・Stacey Reiss、Sharon Chang、Otto Bell “The Eagle Huntress”
 ・Donatello Palermo、ジャンフランコ・ロージ、セルジュ・ラルー(Serge Lalou)、Camille Laemmlé 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』
 ◎Ezra Edelman、Caroline Waterlow “OJ: Made in America”
 ・Carthew Neal 『くすぐり』(ニュージーランド)(監督:Dylan Reeve、David Farrier)
 ・マーク・シュミューガー(Marc Shmuger)、アレックス・ギブニー “Zero Days”

 ◆デビュー作品賞(Outstanding Achievement in a Debut Feature Film)
 ・Craig Atkinson “Do Not Resist”(米)
 ・Otto Bell “The Eagle Huntress”
 ・Jessica Edwards “Mavis!”(米)
 ◎Nanfu Wang(王男栿) “Hooligan Sparrow(海南之后)”(中・米)
 ・デイヴィッド・ファリア(David Farrier)、ディラン・リーヴ(Dylan Reeve) 『くすぐり』
 ・ハイディ・ブランデンブルク(Heidi Brandenburg)、マシュー・オーゼル(Mathew Orzel) 『2つの世界が衝突する時』“When Two Worlds Collide”(ペルー)

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Short Filmmaking)
 ・“Bacon and God’s Wrath”(カナダ) 監督:Sol Friedman
 ・『最期の祈り』“Extremis”(米) 監督:ダン・クラウス(Dan Krauss)
 ◎“La Laguna”(米・メキシコ) 監督:Aaron Schock
 ・“My Aleppo”(米) 監督:Melissa Langer
 ・“Peace in the Valley”(米) 監督:Michael Palmieri、Donal Mosher

 “Bacon and God’s Wrath”は、トロント国際映画祭2015 Short Cuts Award オナラブル・メンション受賞。サンダンス映画祭2016 最優秀短編映画賞受賞。
 『最期の祈り』は、トライベッカ映画祭2016 最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞。サンフランシスコ国際映画祭2016 最優秀ベイエリア短編ドキュメンタリー賞受賞。シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2016短編ドキュメンタリー部門出品。
 “La Laguna”は、アスペン短編映画祭2016 特別表彰、ヤング審査員賞受賞。HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016 中編ドキュメンタリー部門 オナラブル・メンション受賞。DOXAドキュメンタリー映画祭(バンクーバー)2016 短編ドキュメンタリー賞 オナラブル・メンション受賞。ウッドストック映画祭2016 短編ドキュメンタリー賞(Maverick Award)受賞。
 “My Aleppo”は、テルライド映画祭2015出品。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015 最優秀学生ドキュメンタリー賞受賞。サラソータ映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー・ショート。サンフランシスコ国際映画祭2016 最優秀ニュー・ヴィジョン・ショート受賞。シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2016 学生ドキュメンタリー賞受賞。
 “Peace in the Valley”は、サンダンス映画祭2016出品。

 ◆観客賞(Audience Choice Prize)
 ◎“Gleason”(米) 監督:クレイ・トゥイール(Clay Tweel)
 ・“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) 監督:ラウル・ペック
 ・『ぼくと魔法の言葉たち』(米) 監督:ロジャー・ロス・ウィリアムス(Roger Ross Williams)
 ・“Miss Sharon Jones!”(米) 監督:バーバラ・コップル
 ・『MR.GAGA』“Mr. Gaga”(イスラエル・スウェーデン・独・オランダ) 監督:トメル・ハイマン(Tomer Heymann)
 ・『プリンセス・ショー』“Presenting Princess Shaw”(イスラエル) 監督:Ido Haar
 ・『ソニータ 〜アフガニスタン難民 少女ラッパーは叫ぶ〜』“Sonita”(独・イラン・スイス) 監督:ロクサレ・ガエム・マガミ(Rokhsareh Ghaem Maghami)
 ・『くすぐり』(ニュージーランド) 監督:David Farrier、Dylan Reeve
 ・“Tower”(米) 監督:Keith Maitland
 ・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(米) 監督:Josh Kriegman、Elyse Steinberg

 ◆TV作品賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Films Made for Television)
 ・“Happy Valley”(米) 監督:アミール・バーレフ(Amir Bar-Lev)
 ・“Heroin: Cape Cod, USA”(米) 監督:スティーヴン・オカザキ
 ・“How to Dance in Ohio”(米) 監督:Alexandra Shiva
 ◎『殺人者への道』“Making a Murderer”(米) 監督:モイラ・ディーモス(Moira Demos)、ローラ・リチャーディ(Laura Ricciardi)
 ・“Mapplethorpe: Look at the Pictures”(米・独) 監督:フェントン・ベイリー(Fenton Bailey)、ランディー・バルバート(Randy Barbato)
 ・『我が美しき壊れた脳』“My Beautiful Broken Brain”(英) 監督:ソフィー・ロビンソン(Sophie Robinson)、Lotje Sodderlan

 “Happy Valley”は、サラソータ映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。ナッシュヴィル映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー賞オナラブル・メンション受賞。
 “How to Dance in Ohio”は、サンダンス映画祭2015出品。フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭2015 観客賞受賞。モントクレア映画祭2015 ジュニア審査員賞受賞。ピーボディー賞2016受賞。
 『殺人者への道』は、ウェビー賞2016 フィルム&ビデオ ブレイクアウト・オブ・ザ・イヤー受賞。プライムタイム・エミー賞2016 最優秀ドキュメンタリー/ノンフィクション・シリーズ賞、ノンフィクション番組 監督賞、ノンフィクション番組 脚本賞、ノンフィクション番組 編集賞受賞。
 “Mapplethorpe: Look at the Pictures”は、サンダンス映画祭2016 Doc Premiere部門出品。ベルリン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。
 『我が美しき壊れた脳』は、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2014 DOC U! Award 受賞。

 ◆スポットライト賞(Spotlight Award)
 劇場公開中もしくは公開待機中の作品、および、まもなくDVDやiTunesやNetflixでリリースされるような作品に、スポットライトを当てる目的で設けられている賞。
 ・“All this Panic”(米) 監督:Jenny Gage
 ・“Among the Believers”(パキスタン・米) 監督:Hemal Trivedi、Mohammed Ali Naqvi
 ・“Dead Slow Ahead”(西・仏) 監督:Mauro Herce
 ・“The Land of the Enlightened”(ベルギー・アイルランド・オランダ・独・アフガニスタン) 監督:Pieter-Jan De Pue
 ・“The Pearl”(米) 監督:Jessica Dimmock、Christopher LaMarca
 ◎“Les Sauteurs (Those Who Jump)”(デンマーク) 監督:Estephan Wagner、Moritz Siebert

 “All this Panic”は、トライベッカ映画祭2016、BFIロンドン映画祭2016 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 “Among the Believers”は、CPH:DOX2015 F:ACT Award受賞。ハリウッド映画祭2015 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。Chagrinドキュメンタリー映画祭2015 最優秀ドキュメンタリー賞(David Ponce Award)受賞。アジア太平洋スクリーン・アワード2015 ドキュメンタリー賞ノミネート。ドキュメンタリー・エッジ・フェスティバル2016 インターナショナル作品賞スペシャル・メンション、インターナショナル監督賞受賞。
 “Dead Slow Ahead”は、ロカルノ国際映画祭2015 フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画祭2015 最優秀ワールド・ドキュメンタリー賞受賞。Doclisboa/リスボン国際ドキュメンタリー映画祭2015最優秀作品賞(Universities Award)、第1回作品賞(FCSH Award)受賞。セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2015 スペシャル・メンション受賞。ラス・パルマス映画祭2016 最優秀作品賞(リチャード・リーコック賞)受賞。アンアーバー映画祭2016 Tios Award受賞。全州国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 “The Land of the Enlightened”は、サンダンス映画祭2016 撮影賞受賞。ロッテルダム国際映画祭2016 タイガー・アワード コンペティション部門出品。アイルランド・アカデミー賞2016 長編ドキュメンタリー賞ノミネート。DocAviv/テルアビブ国際ドキュメンタリー映画祭2016 Depth of Field Competition出品。アーティスティック・ヴィジョン賞受賞。ヨーロッパ映画賞2016 ドキュメンタリー賞オフィシャル・セレクション。
 “Les Sauteurs (Those Who Jump)”は、ベルリン国際映画祭2016フォーラム部門出品。エキュメニカル審査員賞受賞。Millennium Docs Against Gravity 映画祭2016 アムネスティ・インターナショナル賞受賞。カムデン国際映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー賞(Harrell Award)スペシャル・メンション受賞。

 ◆アンフォゲッタブルズ(The Unforgettables)
 ドキュメンタリー作品における、題材のチョイスに着目した部門。プログラマーとキュレーターとフィルムメイカーによるノミネーション委員会が選出を行なう。
 〇Michal Huszcza(ワルシャワの美学校生) “All These Sleepless Nights”
 〇Audrie Pott(自殺した少女)、Daisy Coleman(自殺未遂の少女) 『オードリーとデイジー』“Audrie and Daisy””(米)(監督:ボニー・コーエン(Bonni Cohen)、ジョン・シェンク(Jon Shenk))
 〇ローラ・アルバート(Laura Albert)(小説家) “Author: The JT Leroy Story”
 〇カースティン・ジョンソン(Kirsten Johnson)(撮影監督) “Cameraperson”
 〇Aisholpan Nurgaiv(鷹匠となった13歳の少女) “The Eagle Huntress”
 〇Samuela Pucillo(地中海に浮かぶランペドゥーサ島に住む12歳の少年) 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』
 〇スティーヴ・グリーソン(Steve Gleason)(元アメリカン・フットボール選手)、Michel Varisco(妻) “Gleason”
 〇Ye Haiyan(中国の活動家) “Hooligan Sparrow”
 〇ケイト・リン・シェイル(Kate Shiel)(女優) “Kate Plays Christine”
 〇Owen Suskind(自閉症の少年) 『ぼくと魔法の言葉たち』
 〇シャロン・ジョーンズ(Sharon Jones)(歌手) “Miss Sharon Jones!”
 〇Peter Dunning(ヴァーモント州の農夫) “Peter and the Farm”(米)(監督:Tony Stone)
 〇Princess Shaw(介護士サマンサ・モンゴメリーのハンドルネーム) 『プリンセス・ショー』“Presenting Princess Shaw”(イスラエル)(監督:Ido Haar)
 〇Sonita Alidazeh(アフガニスタン人のラッパー) 『ソニータ 〜アフガニスタン難民 少女ラッパーは叫ぶ〜』“Sonita”(独・イラン・スイス)(監督:ロクサレ・ガエム・マガミ(Rokhsareh Ghaem Maghami))
 〇アンソニー・ウェイナー(Anthony Weiner)(元連邦下院議員)、フマ・アベディン(Huma Abedin)(その妻。ヒラリー・クリントン事務所のスタッフ)、 『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』

 ◆ヘテロドックス賞(The Cinema Eye Heterodox Award) 12月17日ノミネーション発表
 ドキュメンタリーの方法論やリアリティー、制作スタイルを用いた、ドキュメンタリーとフィクションの境界にあるようなフィクション作品をピックアップしたセクション。
 ◎“All These Sleepless Nights”(ポーランド・英) 監督:Michal Marczak
 ・“The Fits”(米) 監督:Anna Rose Holmer
 ・“Kate Plays Christine”(米) 監督:Robert Greene
 ・『山河ノスタルジア』(中・仏・日) 監督:ジャ・ジャンクー
 ・“Neon Bull”(ブラジル・ウルグアイ・オランダ) 監督:Gabriel Mascaro

 ◆レガシー賞(The 2017 Legacy Award) 12月14日発表
 ◎『ハーヴェイ・ミルク』“The Times of Harvey Milk”(1984) 監督:ロブ・エプスタイン

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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・“I Am Not Your Negro”(0/5):作品・監督・編集・作曲・観客
 ・“O.J.: Made in America”(2/5):作品・監督・編集・作曲・プロダクション
 ・“Cameraperson”(3/4):作品・監督・撮影・編集
 ・『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』(0/4):作品・監督・撮影・プロダクション
 ・“All These Sleepless Nights”(1/3):撮影・作曲・ヘテロドックス
 ・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』(0/3):作品・編集・観客
 ・“The Eagle Huntress”(0/3):撮影・プロダクション・デビュー
 ・『くすぐり』(0/3):プロダクション・デビュー・観客
 ・“Contemporary Color”(1/2):撮影・作曲
 ・“Gleason”(1/2):編集・観客
 ・『ぼくと魔法の言葉たち』(0/2):グラフィック・観客
 ・“Tower”(1/2):グラフィック・観客
 ・“Zero Days”(0/2):グラフィック・プロダクション
 ・“Kate Plays Christine”(0/2):監督・ヘテロドックス

 シネマ・アイ・オナーズのノミネーションが発表されてから約2か月。
 ノミネーションが発表された頃は、まだ全米映画賞レースがどう動いていくのか、予想がつかないような状態でしたが、“O.J.: Made in America”がドキュメンタリー部門をほぼ制している現在、シネマ・アイ・オナーズのチョイスは上記のようなものになりました。

 過去9回のシネマ・アイ・オナーズのうちで、作品賞と監督賞が一致したのは、2012と2015年と2016年のみで、そのうちそれが米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と一致したのは2015年のみです。

 不一致になった6回のうちで、作品賞が米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と一致したのは2009年と2010年で、監督賞が米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と一致したのは2008年のみ、という結果になっています。

 ドキュメンタリーのプロたちのチョイス(シネマ・アイ・オナーズ)とアカデミーの会員の好みは半分も一致しないということになりますが、こういう結果が出ても、本年度は“O.J.: Made in America”一強の流れは止められないように見えます。

 ひょっとすると、“Cameraperson”が米国アカデミー賞を受賞する可能性も?と考えられなくもないですが、これはシネマ・アイ・オナーズが2010年に『アニエスの浜辺』を監督賞に選んだのと同じようなセンス、と考えた方がよさそうです。
 まあ、軽い気持ちで観に行くことができない“O.J.: Made in America”よりも、“Cameraperson”が受賞してくれた方が観る側は、楽ですけどね。

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 *当ブログ記事

 ・シネマ・アイ・オナーズ2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_5.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_15.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_36.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_18.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_28.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_35.html

 ・米国アカデミー賞2017 長編ドキュメンタリー賞 ショートリスト15作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_20.html

 ・米国アカデミー賞2017 長編ドキュメンタリー賞 エントリー作品リスト その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_47.html
 ・米国アカデミー賞2017 長編ドキュメンタリー賞 エントリー作品リスト その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_48.html
 ・米国アカデミー賞2017 長編ドキュメンタリー賞 エントリー作品145本に関する考察:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_1.html

 ・米国アカデミー賞2017 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_43.html

 ・IDAアワード2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_4.html
 ・IDAアワード2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_28.html

 ・全米映画賞レース2016 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_86.html
 ・全米映画賞レース2016 後半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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