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zoom RSS ゴールデン・グローブ賞2017にまつわる、黒人の部門別ノミネーション&受賞データ! 

<<   作成日時 : 2017/01/09 08:45   >>

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 2016年度の全米映画賞レースは、黒人&黒人映画が大健闘を見せていて、それはゴールデン・グローブ賞のノミネーションにおいても顕著になっています。

 ここでは、ゴールデン・グローブ賞授賞式を前に、ゴールデン・グローブ賞2017にまつわる黒人のノミネーション&受賞データをまとめておきたいと思います。

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 【映画部門】

 ◆監督賞
 ・バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』

 バリー・ジェンキンスは、黒人として2年ぶり4人目の監督賞ノミネート。
 これまでゴールデン・グローブ賞監督賞を受賞した黒人はいない。
 これまでノミネートされた3人は―
 1990年:スパイク・リー(『ドゥ・ザ・ライト・シング』)
 2014年:スティーヴ・マックイーン(『それでも夜は明ける』)
 2015年:エヴァ・デュヴァルネ(『グローリー/明日への行進』)

 ◆主演男優賞 ドラマ部門
 ・デンゼル・ワシントン “Fences”

 黒人は5年連続ノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は13人、のべ27人。うち受賞者は3人。
 初のノミニー(1959)も初の受賞者(1964)もシドニー・ポワチエ。
 これまでの受賞者は―
 1964年のシドニー・ポワチエ(『野のユリ』)
 2000年のデンゼル・ワシントン(『ザ・ハリケーン』)
 2007年のフォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)
 デンゼル・ワシントンは、今回で史上最多の主演男優賞 ドラマ部門7回目のノミネート。受賞すれば、黒人としては10年ぶり、自身としては17年ぶり史上初の2回目の主演男優賞 ドラマ部門受賞となる。
 これまでノミネートされた27人のうち17人が米国アカデミー賞でもノミネートされている。ゴールデン・グローブ賞を受賞した3人のうちシドニー・ポワチエとフォレスト・ウィテカーは、米国アカデミー賞でも受賞。デンゼル・ワシントンは、『トレーニング デイ』でゴールデン・グローブ賞でノミネートされたが、受賞はできず、米国アカデミー賞受賞。

 ◆主演男優賞コメディー/ミュージカル部門
 過去10年ノミネートなし。
 これまでノミネートされた黒人は7人、のべ9人。うち受賞者2人。
 初のノミニーはシドニー・ポワチエ(1960)、初の受賞者はモーガン・フリーマン(1990年『ドライビングMissデイジー』)。
 もうひとりの受賞者はジェイミー・フォックス(2005年『Ray/レイ』)。
 これまでノミネートされた9人のうち米国アカデミー賞でもノミネートされたのは2人。ゴールデン・グローブ賞を受賞した2人のうちジェイミー・フォックスは米国アカデミー賞でも受賞。

 ◇主演男優賞
 5年連続ノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は16人、のべ36人。うち受賞者は5人。
 ドラマ部門とコメディー/ミュージカル部門で受賞者の重複なし。
 デンゼル・ワシントンは、今回で史上最多の主演男優賞7回目のノミネート。受賞すれば、黒人としては10年ぶり、自身としては17年ぶり史上初の2回目の主演男優賞部門受賞。

 ◆主演女優賞 ドラマ部門
 ・ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』

 黒人は5年ぶりのノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は8人、のべ9人。うち受賞者は1989年のウーピー・ゴールドバーグ(『カラーパープル』)のみ。
 今回、ルース・ネッガが受賞すれば、31年ぶり2人目のゴールデン・グローブ賞主演女優賞 ドラマ部門受賞。
 これまでノミネートされた9人のうち、6人が米国アカデミー賞でもノミネート。
 ウーピー・ゴールドバーグは、『カラーパープル』で米国アカデミー賞でもノミネートされたが受賞ならず。ハル・ベリーは、2002年に『チョコレート』でゴールデン・グローブ賞でノミネートされたが受賞ならず、米国アカデミー賞受賞。

 ◆主演女優賞 コメディー/ミュージカル部門
 2年間ノミネートなし。
 これまでノミネートされた黒人は9人、のべ9人。うち受賞者は1994年のアンジェラ・バセット(『TINA ティナ』)のみ。
 これまでノミネートされた9人のうち、2人が米国アカデミー賞でもノミネート。1994年のアンジェラ・バセットは米国アカデミー賞でもノミネートされたが受賞ならず。

 ◇主演女優賞
 2年ぶりのノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は16人、のべ18人。うち受賞者は2人。
 ドラマ部門でもコメディー/ミュージカル部門でもノミネートされたのはウーピー・ゴールドバーグのみ。
 今回、ルース・ネッガが受賞すれば、23年ぶり3人目のゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞。

 ◆助演男優賞
 ・マハーシャラ・アリ 『ムーンライト』

 黒人は2年連続ノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は14人、のべ16人。うち受賞者は3人。
 これまでの受賞者は―
 1983年のルイス•ゴセット•ジュニア(『愛と青春の旅だち』)
 1990年のデンゼル・ワシントン(『グローリー』)
 2007年のエディー・マーフィー(『ドリームガールズ』)
 うち、ルイス・ゴセット・ジュニアは、1992年にテレビ部門助演男優賞受賞。
 今回、マハーシャラ・アリが受賞すれば、10年ぶり4人目。
 これまでノミネートされた16人のうち、12人が米国アカデミー賞でもノミネート。ルイス•ゴセット•ジュニアとデンゼル・ワシントンは米国アカデミー賞でも受賞。エディー・マーフィーは米国アカデミー賞でもノミネートされたが受賞ならず。
 1997年のキューバ•グッディング•ジュニア(『ザ•エージェント』)はゴールデン・グローブ賞ではノミネートどまりだったが、米国アカデミー賞受賞。2005年のモーガン•フリーマン(『ミリオンダラー•ベイビー』)もゴールデン・グローブ賞ではノミネートどまりだったが、米国アカデミー賞受賞。

 ◆助演女優賞
 ・ヴィオラ・デイヴィス “Fences”
 ・ナオミ・ハリス 『ムーンライト』
 ・オクタヴィア・スペンサー “Hidden Figures”

 黒人は3年ぶりのノミネート。助演女優賞に黒人が3人もノミネートされたのは史上初。
 これまでノミネートされた黒人は14人、のべ16人。うち受賞者は4人。
 これまでの受賞者は―
 1991年のウーピー•ゴールドバーグ(『ゴースト/ニューヨークの幻』)
 2007年のジェニファー•ハドソン(『ドリームガールズ』)
 2010年のモニーク(『プレシャス』)
 2012年のオクタヴィア•スペンサー(『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』))。
 今回、誰かが受賞すれば、5年ぶり5人目(オクタヴィア•スペンサーが受賞すれば2回目)。
 ゴールデン・グローブ賞の受賞者はすべて米国アカデミー賞でも受賞。米国アカデミー賞では、1940年にハッティ・マクダニエル(Hattie McDaniel)が『風と共に去りぬ』を受賞しているほか、2014年のルピタ・ニョンゴは『それでも夜は明ける』でゴールデン・グローブ賞はノミネートどまりだったが、米国アカデミー賞受賞。

 ◇男優賞
 5年連続ノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は24人、のべ52人。うち受賞者は7人(のべ8人)。
 デンゼル・ワシントンのみ、主演男優賞と助演男優賞を受賞。複数回受賞もデンゼル・ワシントンのみ。
 受賞すれば黒人として10年ぶり9回目。デンゼル・ワシントンが受賞すれば、17年ぶりで、自身の記録を更新して、主演男優賞2回、男優賞3回受賞となる。
 *シドニー・ポワチエは1982年に、モーガン・フリーマンは2012年に、デンゼル・ワシントンは2016年に、それぞれセシル・B・デミル賞を受賞している。

 ◇女優賞
 2年ぶりのノミネート。
 これまでノミネートされた黒人は28人、のべ34人。うち受賞者は5人(のべ6人)。
 ウーピー・ゴールドバーグのみ、主演女優賞と助演女優賞を1回ずつ受賞。
 受賞すれば黒人として5年ぶり(オクタヴィア・スペンサー)以外なら6人目(オクタヴィア・スペンサー7回目)。オクタヴィア•スペンサーが受賞すればウーピー・ゴールドバーグに続いて2人目の2回目の受賞者となる。

 ◆脚本賞
 ・バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』

 黒人は3年ぶり4回目のノミネート。受賞すれば黒人として初。
 これまでのノミニーは―
 1985年のチャールズ•フラー(Charles Fuller)(『ソルジャー•ストーリー』“A Soldier's Story”)
 1990年のスパイク•リー(『ドゥ・ザ・ライト・シング』)
 2014年のジョン・リドリー(『それでも夜は明ける』)

 ◆オリジナル作曲賞
 ・ファレル・ウィリムズ “Hidden Figures”

 黒人は1988年のヨナス・グワングワ(『遠い夜明け』)以来、29年ぶり6回目のノミネート。
 受賞すれば、1972年のアイザック・ヘイズ(『黒いジャガー』)以来、45年ぶり2回目。
 過去5回のノミネートのうち4回は米国アカデミー賞でもノミネート。うち、1987年のハービー・ハンコック(『ラウンド・ミッドナイト』)は米国アカデミー賞受賞。

 ◆オリジナル歌曲賞
 ・『SING/シング』-‘Faith’ 作詞・作曲:スティーヴィー・ワンダー

 黒人は2年ぶり27回目のノミネート。うち、7回受賞。
 スティーヴィー・ワンダーは、1985年の『ウーマン・イン・レッド』-‘I Just Called to Say I Love You’で受賞して以来のノミネートで、受賞すれば32年ぶり2回目。
 そのほかの受賞者は―
 1984年:アイリーン・キャラ 『フラッシュダンス』-‘Flashdance... What a Feeling’
 1986年:ライオネル•リッチー 『ホワイト・ナイト/白夜』-‘Say You, Say Me’
 1989年:ラモン・ドジャー(Lamont Dozier) 『フィル・コリンズin バスター』-‘Two Hearts’
 2007年:プリンス 『ハッピー フィート』-‘The Song of the Heart’
 2012年:デンジャーマウス 『マンデラ 自由への長い道』-‘Ordinary Love’
 2015年:コモン、ジョン・レジェンド 『グローリー/明日への行進』-‘Glory ’
 過去にノミネートされた26回のうち、米国アカデミー賞でもノミネートされたのが12回。うち、米国アカデミー賞で受賞しているのが4回、うち、双方で受賞しているのが3回、米国アカデミー賞のみで受賞しているのが1回。
 ちなみに、米国アカデミー賞で黒人がノミネートされたのはこれまで21回、うち6回受賞。

 【テレビ部門】

 ◆主演男優賞 限定シリーズ/TV映画部門
 ・コートニー・B・ヴァンス(Courtney B. Vance) 『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(FX)

 黒人は2年連続14人目(のべ19人目)のノミネート。これまで1998年にヴィング・レイムス(『リングサイドの帝王/ドン・キング・ストーリー』)が、2012年にイドリス・エルバ(『刑事ジョン・ルーサー』)が受賞。

 ◆主演男優賞 ドラマ・シリーズ部門
 2006年以降ノミネートなし。これまで4人(のべ5人)ノミネート。受賞者なし。

 ◆主演男優賞 コメディー・シリーズ部門
 ・ドナルド・グローヴァー(Donald Glover) “Atlanta”(FX)
 ・アンソニー・アンダーソン(Anthony Anderson) “Black-ish”(ABC)

 黒人は2年ぶり24回目(10-11人目)のノミネート。うち、4人受賞。
 これまでの受賞者は―
 1971年のFlip Wilson(“The Flip Wilson Show”)
 1973年のレッド・フォックス(“Sanford and Son”)
 1985年のビル・コスビー(“The Cosby Show”)
 2013年のドン・チードル(“House of Lies”)

 ◆主演女優賞 限定シリーズ/TV映画部門
 ・ケリー・ワシントン 『アニタ 〜世紀のセクハラ事件〜』(HBO)

 黒人は2年連続9人目(のべ11人目)のノミネート。うち4人受賞。
 これまでの受賞者は―
 1998年のアルフレ・ウッダード(『ミス・エバーズ・ボーイズ〜黒人看護婦の苦悩』)
 2000年のハル・ベリー(『アカデミー 栄光と悲劇』)
 2006年のS・エパサ・マーカーソン(『ブルース・イン・ニューヨーク』)
 2008年のクィーン・ラティファ(“Life Support”)

 ◆主演女優賞 ドラマ・シリーズ部門
 2016年はノミネートされたが、今回はノミネートなし。
 これまで8人(のべ11人)ノミネート。うち、3人受賞。
 前回、タラジ・P・ヘンソンが『Empire 成功の代償』で受賞。
 そのほかの受賞者は―
 1973年のゲイル・フィッシャー(『マニックス特捜網』)
 1993年のレジーナ・テイラー(“I'll Fly Away”)
 (ゲイル・フィッシャーは、1971年にテレビ部門で助演女優賞を受賞している。)

 ◆主演女優賞 コメディー・シリーズ部門
 ・Issa Rae “Insecure”(HBO)
 ・トレイシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross) “Black-ish”(ABC)

 黒人は32年ぶり6-7人目(のべ13-14人目)のノミネート。うち受賞したのは、1983年のデビー・アレン(『フェーム/青春の旅立ち』)のみ。
 受賞すれば34年ぶり2人目。

 ◆助演男優賞
 ・スターリング・K・ブラウン(Sterling K. Brown) 『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(FX)

 黒人は8年ぶり11人目(のべ12人目)のノミネート。うち受賞は3人。
 これまでの受賞者は―
 1992年のルイス・ゴセット・ジュニア(『裸の女王/ジョセフィン・ベイカー・ストーリー』)
 1999年のドン・チードル(『ラット・パック/シナトラとJFK』)
 2004年のジェフリー・ライト(『エンジェルス・イン・アメリカ』)
 うち、ルイス・ゴセット・ジュニアは、1983年に映画部門助演男優賞受賞。

 ◆助演女優賞
 ・タンディー・ニュートン(Thandie Newton) 『ウエストワールド』(HBO)

 黒人は3年連続8人目(のべ11人目)のノミネート。うち受賞は、1971年のゲイル・フィッシャー(『マニックス特捜網』)のみ。(ゲイル・フィッシャーは、1973年にドラマ・シリーズ部門で主演女優賞を受賞している。)
 受賞すれば、46年ぶり2人目。

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 「黒人映画」または黒人の活躍が目立った年だったのか、それとも、2015年度の騒ぎの影響なのか、本年度は、黒人がノミネートされるのが数年ぶりどころではない部門も多く、全体的に黒人のノミネートが多いようです。

 米国アカデミー賞との関係で言えば
 偏りを指摘されるのは米国アカデミー賞ばかりですが、総数では、ゴールデン・グローブ賞より米国アカデミー賞の方がより多くの黒人をノミネート&受賞させているようです。ゴールデン・グローブ賞でノミネートどまりながら、米国アカデミー賞を受賞しているケースも少なからずあります。

 ゴールデン・グローブ賞で受賞していれば、米国アカデミー賞でも受賞する可能性は高くなっていますが、それは人種に関係なく、全般的に言えることかもしれません。

 まあ、いずれにせよ、ゴールデン・グローブ賞でのノミネーションおよび受賞結果が、米国アカデミー賞のそれと比べられることは間違いありません。

 ちなみに、作品賞に関しては、データを書き出していませんが、それは、ゴールデン・グローブ賞は、公的には作品賞各部門の対象者を発表しておらず、書き出しようがないからです。

 上記のデータは、Wikipediaを元にしています。
 *List of black Golden Globe Award winners and nominees:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_black_Golden_Globe_Award_winners_and_nominees

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 14部門18人。全部で何部門何人受賞するでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・ゴールデン・グローブ賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_44.html

 ・ゴールデン・グローブ賞2017 外国語映画賞 ロングリスト85作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_21.html

 ・ゴールデン・グローブ賞2017 プレ・イベント:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_20.html

 ・米国アカデミー賞に関する、黒人のノミネーション&受賞データ!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_75.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

 追記:

 ・ゴールデン・グローブ賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_28.html

 ・ゴールデン・グローブ賞における黒人のノミネート/受賞データ 年別・個人別・作品別 :http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_29.html

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