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zoom RSS マカオ国際映画祭2016 受賞結果

<<   作成日時 : 2016/12/24 23:20   >>

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 第1回マカオ国際映画祭(The International Film Festival and Awards Macao (IFFAM):12月8日-13日)の受賞結果です。

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 ※審査員:シェカール・カプール(審査員長)、スタンリー・クワン、Giovanna Fulvi(トロント国際映画祭の東アジア・東南アジア担当のプログラマー)、渡辺真起子

 ◆作品賞
 ◎“The Winter(El Invierno)”(アルゼンチン・仏) 監督:エミリアーノ・トレス(Emiliano Torres) [アジア・プレミア]
 物語:パタゴニアの牧場。年配の親方Evansが仕事をクビになり、若い牧童Jaraが彼のポジションに入る。この交替劇は、どちらにとっても容易なものではない。それぞれが自分のやり方で、来るべき冬を乗り越えなければならない。
 初監督作品。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。審査員特別賞、撮影賞受賞。
 チューリヒ映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ビアリッツ国際ラテンアメリカ映画祭2016 Prix du Syndicat Français de la Critique de Cinéma、男優賞(Alejandro Sieveking)受賞。


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 ◆審査員賞
 ◎“Trespass Against Us”(英) 監督:Adam Smith [アジア・プレミア]
 出演:マイケル・ファスベンダー、ブレンダン・グリーソン、リンゼイ・マーシャル(Lyndsey Marshal)、キリアン・スコット(Killian Scott)、ロリー・キニア(Rory Kinnear)、ショーン・ハリス(Sean Harris)
 物語:カトラー家は、イギリスでも悪名高い犯罪一家で、裕福なカントリーサイドに住み、ウサギ狩りをしたり、金持ちの家に車を突っ込ませて強奪したり、警察に嫌がらせをしたり暮らしている。ところが、ある時、チャド・カトラーは、父への忠誠と、子どもたちへのよい父親でありたいという思いの間で揺れ始める。彼が、犯罪の世界から足を洗おうと決心したとき、父と対立する……。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 チューリヒ映画祭2016出品。
 サンディエゴ映画祭2016出品。
 エドモントン国際映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016 Thrill部門出品。
 オースティン映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 フィラデルフィア映画祭2016出品。
 バージニア映画祭2016出品。
 デンバー映画祭2016出品。
 ハワイ国際映画祭2016出品。
 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2016 主演男優賞(マイケル・ファスベンダー)、助演男優賞(ショーン・ハリス)、新人監督賞ノミネート。


 ◆監督賞
 ◎マルコ・マルティンズ(Marco Martins) “Saint George (Sao Jorge)”(ポルトガル・仏) [アジア・プレミア]

 “Saint George(São Jorge)”(ポルトガル・仏) 監督:マルコ・マルティンズ(Marco Martins)
 物語:経済危機、および、トロイカ合意に基づく財政再建化の渦中にあるポルトガル。ボクサーのJorgeは、ブラジル人の妻と幼い息子を抱え、職がなく、借金の取り立ての仕事を請け負い、暴力と犯罪の世界に巻き込まれていく。
 『TRACES OF A DIARY – 日記をたどる』のマルコ・マルティンズ監督最新作。
 東京在住のポルトガル人小説家Ricardo Adolfoが脚本を手がけ、数人のプロの俳優と演技経験のないキャストを起用し、フィクションとドキュメンタリーをブレンドした手法でストーリーを物語る。
 ベネチア国際映画祭2016 Orizzonti部門出品。男優賞受賞(Nuno Lopes)。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 ドバイ国際映画祭2016出品。


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 ◆男優賞
 ◎Nuno Lopes “Saint George (Sao Jorge)”

 ◆女優賞
 ◎リンゼイ・マーシャル(Lyndsey Marshal) “Trespass Against Us”

 ◆新人賞
 ◎Jennifer Yu “Sisterhood(骨妹)”(中)(監督:Tracy Choi(徐欣羨)) [ワールド・プレミア]

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 “Sisterhood(骨妹)”(中) 監督:Tracy Choi(徐欣羨)
 物語:90年代。SeiyaとKayは、マカオでマッサージ師として働いていた。マカオには既にカジノはあったが、まだ規模は小さくて、街も大きくはなかった。Kayは、新人のSeiyaに仕事のやり方を教えた。2人は急速に親しくなり、一緒にKayの赤ん坊の面倒を見たりして、家族のようになった。マカオが中国に返還される前夜、2人はケンカ別れをする。Seiyaは、男と一緒に台湾に移り、Kayはマカオにとどまった。月日が流れ、40歳になったSeiyaが、新聞で探し人の記事を見つける。彼女は、マカオに行き、昔暮らしていた場所を訪ねる。そこで、Kayと息子と会うが、彼は、彼女が初めてKayと会った時と同じ年齢、18歳になっていた。Seiyaは、彼から、マカオでのKayの暮らしと、自分が知らなかった約束があったことを知る。

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 ◆脚本賞
 ◎ベン・ウィートリー、Amy Jump “Free Fire”(英)(監督:ベン・ウィートリー) [アジア・プレミア]

 “Free Fire”(英) 監督:ベン・ウィートリー [ワールド・プレミア]
 出演:ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、アーミー・ハマー、マイケル・スマイリー、シャールト・コプリー
 物語:1978年のボストン。ジャスティンが、荒れ果てた倉庫で、2人のアイルランド人と1人のギャングを引き合わせる。ギャングは、ヴァーノンとオードの手の者で、彼らに秘蔵の銃を売ることになっていた。ところが、引き渡しの場は銃撃戦に転じ、生き残りを賭けたサバイバル・ゲームが始まる。
 トロント国際映画祭2016 MIDNIGHT MADNESS部門 オープニング・ナイト作品。ピープルズ・チョイス賞受賞。
 BFIロンドン映画祭2016 ヘッドライン・ガラ部門出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2016 監督賞、技術貢献賞(Shaheen Baig(キャスティング))ノミネート。

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 ◆技術貢献賞(The Best Technical Contribution Award)
 ◎“Elon Doesn’t Believe In Death(Elon Não Acredita na Morte)”(ブラジル) 監督:Ricardo Alves Jr. [インターナショナル・プレミア]
 オリジナル音楽と音響デザインに対して。

 “Elon Doesn’t Believe In Death(Elon Não Acredita na Morte)”(ブラジル) 監督:Ricardo Alves Jr.
 物語:Elonの妻Madalenaが仕事から帰ってこない。Elonは、心配し、妻の日課をたどり、家族や友人を訪ねる。警察に届けを出し、手当たり次第に病院を見て回ったりもする。モルグに問い合わせることまでする。しかし、手がかりがない。彼の生活はバラバラになり、心のバランスもおかしくなって、仕事も失ってしまう。現実が彼をだまそうとするが、彼はそれを否定しようとする……。
 ブラジリア・ブラジル映画祭2016出品。男優賞受賞(Rômulo Braga)。

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 ◆観客賞
 ◎“Sisterhood(骨妹)”(中) 監督:Tracy Choi(徐欣羨)

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 [その他のエントリー作品]
 ・“150 Miligrams(La Fille de Brest)”(仏) 監督:エマニュエル・ベルコ [アジア・プレミア]
 ・“Queen of Spades”(ロシア・伊) 監督:パヴェル・ルンギン [アジア・プレミア]
 ・“Gurgaon”(インド) 監督:Shanker Raman [ワールド・プレミア]
 ・“Shining Moment(燦爛這一刻)”(香港) 監督:フルーツ・チャン [ワールド・プレミア]
 ・“Hide and Seek(捉迷蔵)”(中) 監督:Liu Jei(劉傑) [インターナショナル・プレミア]
 ・『サバイバルファミリー』“Survival Family”(日) 監督:矢口史靖 [ワールド・プレミア]

 ◆アジア・ブロックバスター映画賞(Asian blockbuster film of 2016)
 ◎『新感染 ファイナル・エクスプレス』(韓) 監督:ヨン・サンホ

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 ◆生涯貢献賞(Career Achievement Award)
 ◎フォン・シャオガン

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 ◆特別賞(MFTPA special award for contribution to Chinese film)
 ◎ユ・ドン(Yu Dong:CEO of Bona Film Group)
 『レッド・クリフ』『孫文の義士団』『台北に舞う雪』『桃さんのしあわせ』『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』など数多くの映画の製作総指揮を手がける。

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 【The Crouching Tigers Project Lab】

 ◎“River Town”(米・中) 監督・製作:ルー・チュアン 製作:Jamie Gordon
 ◎“Inspector Lou”(英・ベルギー・コンゴ) 監督:Djo Munga
 ◎“Pintakasi”(フィリピン) 監督:エリック・マッティ(Erik Matti) 製作:Ronald “Dondon” Monteverde
 ◎“270 San Ma Lo, Macao”(ポルトガル) 監督:製作:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(João Pedro Rodrigues)、ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ(João Rui Guerra da Mata)

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 マカオには、マカオ国際映画祭(Macau International Movie Festival/澳門国際電影節)というのが、2009年からスタートしていて、2016年で第8回を迎えていますが、名前が似ていて、しかも開催時期がほぼ同じなので、いろいろと混乱してしまいます。

 今回スタートした方が、The International Film Festival and Awards Macao (IFFAM)という英題なのは、あからさまな混乱は避けたかったからちょっと変えてみたのだろうと考えられます。

 MIMFの方は、Macau Film & Television Media Association(MFTPA)(澳門電影電視伝媒協会)とChina International Cultural Communication Center(中国国際文化伝播中心)が運営している映画祭で、「映画祭」と銘打ってはいるものの、実際のところは、金蓬奨という映画賞を授与している「映画賞」で、「国際」と名乗っていますが、中国語圏の映画のみを対象としています。初期は、数日間の上映会の後、授賞式を行なっていましたが、現在では1日のみの開催になっています。

 今回スタートしたIFFAMは、マカオ観光局(The Macao Government Tourism Office (MGTO))とMacau Films & Television Productions and Culture Association (MFTPA)(澳門電影電視伝媒協会)が運営しています。

 名前にAwardsをつけてほしいのは、MIMFの方で、MIMFは「映画祭」ではなくて、「映画賞」だろうと言いたいところですが、まあ、仕方がありません。
 どちらにも、MFTPAがからんでいる時点で、根っこは同じなわけで、開催時期をずらしたり、2つをまとめて同じ開催期間内にやったりすることもできるかとは思いますが、とりあえずは現状のままで行くようです。

 さて、鳴り物入りで始まったIFFAMは、開幕直前に映画祭ディレクターのマルコ・ミュラーが辞任したりして、波乱含みのスタートとなりました。

 コンペティション部門は、ベネチア&トロント以降にお披露目された作品に、いくつかワールド・プレミアを加えたラインナップになっています。

 スタッフもマルコ・ミュラーが世界中から集めたということだったので、マルコ・ミュラーが去った来年以降、どうなるかは、予想がつきません。
 ただ、6日間の開催期間中に、4つの劇場を使って、9部門全52作品、しかもすべて1回限りの上映というのでは、映画祭としてのパワーの発揮しようがなくて、国際的な映画産業や映画メディアにはアピールできそうにありません。
 最初っからそんなに大きな野心はなかったのかもしれませんが。(だからマルコ・ミュラーが辞めちゃったのかな?)

 映画祭の予算は、700万ドルで、このうち250万ドルをMGTOが出資しています。

 今回のラインナップは、以下の通り。

 ・オープニング作品:“Polina, danser sa vie”(米・仏) 監督:アンジュラン・プレルジョカージュ(Angelin Preljocaj)、Valérie Müller

 ・コンペティション部門:12本

 ・ハリウッド・スペシャル・プレゼンテーション部門:1本(“A Monster Call”)

 ・GALA部門:3本

 ・スペシャル・プレゼンテーション部門:2本

 ・Hidden Dragons部門:アウト・オブ・コンペティション部門 9本

 ・ベスト・オブ・フェスト・パノラマ部門:9本

 ・クロスファイア部門:東アジアの監督による、東アジアとアメリカ以外のジャンル映画のセレクション12本
 ニン・ハオ:『放浪者』“The Vagabond(Awāra)”(1951/インド) 監督:ラージ・カプール
 キム・ジウン:『悪魔のような女』“Diabolique(Les Diaboliques)”(1955/仏) 監督:アンリ・ジョルジュ・クルーゾー
 チョ・ドンフン:『男の争い』“Rififi(Du Rififi Chez les Hommes)”(1955/仏) 監督:ジュールズ・ダッシン
 園子温:『吸血鬼ドラキュラ』“Horror of Dracula”(1958/英) 監督:テレンス・フィッシャー
 黒沢清:『顔のない眼』“Eyes Without A Face(Les yeux sans visage)”(1960/仏) 監督:ジョルジュ・フランジュ(Georges Franju)
 ジョン・ウー:『シェルブールの雨傘』“The Umbrellas of Cherbourg(Les Parapluies de Cherbourg)”(1964/仏) 監督:ジャック・ドゥミ
 ツイ・ハーク:『ファントマ電光石火』“Fantomas Unleashed(Fantômas se déchaîne)”(1965/仏) 監督:アンドレ・ユヌベル(André Hunebelle)
 ジョニー・トー:『続・夕陽のガンマン』“The Good, the Bad and the Ugly(Il Buono, Il Brutto, Il Cattivo)”(1966/伊・西) 監督:セルジオ・レオーネ
 三池崇史:『殺しが静かにやって来る』“The Great Silence(Il Grande Silenzio)”(1968/伊・仏) 監督:セルジオ・コルブッチ
 アン・ホイ:『リスボン特急』“A Cop(Un Flic)”(1972/仏・伊) 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
 ルー・チュアン:“Walter Defends Sarajevo(Valter brani Sarajevo)”(1972/ユーゴスラヴィア) 監督:Hajrudin Krvavac
 パク・チャヌク:『赤い影』“Don’t Look Now”(1973/英) 監督:ニコラス・ローグ

 ・アクトレス・イン・フォーカス:3本(グイ・ルンメイ)

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 【PHOTO GALLERY】

 ・審査員

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 ・『サバイバルファミリー』

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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