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zoom RSS 女性映画批評家協会賞2016 “Hidden Figures”と『13th −憲法修正第13条−』

<<   作成日時 : 2016/12/20 20:51   >>

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 第13回女性映画批評家協会賞の受賞結果が発表されました。(12月18日。ノミネーション発表は12月12日)

 【女性映画批評家協会】

 女性映画批評家協会(Women Film Critics Circle)の設立は2004年で、70人以上の会員がいます。
 女性映画批評家協会賞はウーマンリブの流れを汲み、性差別や性的虐待に対し戦う姿勢を見せる映画賞だったのですが、2010年から多少スタンスを変えたようで、攻撃的な姿勢を抑えて、頑張っている女性を評価し、讃える部分を前面に押し出すようになりました。

 設立年:2004 会員数:82(うち故人1)
 公式サイト:http://wfcc.wordpress.com/
 公式ブログ:http://wbairadiowomen.blogspot.co.uk/2015/12/cary-mulligan-nominated-as-best-female.html
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Women_Film_Critics_Circle

 [賞の特徴]
 ・監督、出演、脚本、イメージ、歌曲、ドキュメンタリー、アニメーション、外国映画賞など、「女性」に特化した数多くの賞を持つ。
 ・アドリエンヌ・シェリー、ジョゼフィン・ベイカー、カレン・モーリーといった女性の名前を冠した特別賞を設けている。
 ・猿渡由記、長谷川いずみ(Hollywood News Wire、Buzzine)らがメンバーとして所属している。

画像

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 ◆女性を描いた最優秀映画(Best Movie About Women)
 ・“Certain Women”(米) 監督:ケリー・ライヒャルト
 ・“Christine”(英・米) 監督:アントニオ・カンポス
 ◎“Hidden Figures”(米) 監督:セオドア・メルフィ
 ・“20th Century Woman”(米) 監督:マイク・ミルズ

 ◆女性が作った最優秀映画(Best Movie By A Woman)
 ・“Certain Women”
 ・“Queen Of Katwe”(米) 監督:ミラ・ナーイル
 ・“The Dressmaker”(オーストラリア) 監督:ジョスリン・ムーアハウス
 ◎『13th −憲法修正第13条−』“13th”(米) 監督:エヴァ・デュヴァルネ

 ◆女性脚本家賞(Best Woman Storyteller (Screenwriting Award))
 ・“Certain Women” ケリー・ライヒャルト
 ・『マネー・スキャンダル 破滅への欲望』“Equity”(米)(監督:ミーラ・メノン) Amy Fox
 ・『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』“Maggie’s Plan”(米)(監督:レベッカ・ミラー) レベッカ・ミラー
 ◎『13th −憲法修正第13条−』 エヴァ・デュヴァルネ

 ◆女優賞(Best Actress)
 ・レベッカ・ホール “Christine”
 ・タラジ・P・ヘンソン “Hidden Figures”
 ・ルース・ネッガ 『ラビング 愛という名前のふたり』
 ◎ナタリー・ポートマン 『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』

 ◆男優賞(Best Actor)
 ◎ケイシー・アフレック “Manchester by the Sea”
 ・ジョエル・エドガートン 『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・マシュー・マコノヒー 『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』
 ・クリストファー・プラマー 『手紙は覚えている』

 ◆若手女優賞(Best Young Actress)
 ・サーシャ・レーン(Sasha Lane) “American Honey”(英・米)(監督:アンドレア・アーノルド)
 ・Roylaty Hightower “The Fits”(米)(監督:Anna Rose Holmer)
 ・Madina Nalwanga “Queen Of Katwe”
 ◎ヘイリー・スタインフェルド “The Edge of Seventeen”(米)(監督:Kelly Fremon Craig)

 ◆コメディエンヌ賞(Best Comedic Actress)
 ・ジュディー・デイヴィス “The Dressmaker”
 ・サリー・フィールド 『ドリスの恋愛妄想適齢期』“Hello My Name is Doris”
 ・グレタ・ガーウィグ 『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』
 ◎ケイト・マッキノン 『ゴーストバスターズ』

 ◆女性による、または、女性についての、最優秀外国映画(Best Foreign Film By or About Women)
 ・『ジュリエッタ』(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 ◎『お嬢さん』(韓) 監督:パク・チャヌク
 ・『未来よ こんにちは』“L'avenir (Things to Come)”(仏・独) 監督:ミア・ハンセン=ラヴ
 ・“Toni Erdmann”(独・オーストリア) 監督:マレン・アデ

 ◆女性による、もしくは女性に関する、最優秀ドキュメンタリー(Best Documentary By or About Women)
 ・『オードリーとデイジー』“Audrie & Daisy”(米) 監督:ボニー・コーエン(Bonni Cohen)、ジョン・シェンク(Jon Shenk)
 ・“Miss Sharon Jones!”(米) 監督:バーバラ・コップル
 ・“The Eagle Huntress”(英・モンゴル・米) 監督:Otto Bell
 ◎『13th −憲法修正第13条−』“13th”(米) 監督:エヴァ・デュヴァルネ

 ◆ベスト女性像(Best Female Images in a Movie)
 ・“Certain Women”
 ◎“Hidden Figures”
 ・『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・“Queen Of Katwe”

 ◆ワースト女性像(Worst Male Images in a Movie)
 ・“Elle”
 ×『ネイバーズ2』“Neighbors 2”
 ・“Nocturnal Animals”[太った裸の女性が踊っている(The obese naked women dancing)]
 ・『ズーランダー2』

 ◆ベスト男性像(Best Male Images in a Movie)
 ・『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』
 ◎『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・“Paterson”(米・独・仏)(監督:ジム・ジャームッシュ)
 ・『スノーデン』

 ◆ワースト男性像(Worst Male Images in a Movie)
 ×『ダーティ・グランパ』“Dirty Grandpa”
 ・“Frank & Lola”(米)(監督:Matthew Ross)
 ・『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』
 ・『ズーランダー2』

 ◆女性たちの仕事:最優秀アンサンブル(Women's Work/Best Ensemble))
 ・『ゴーストバスターズ』
 ◎“Hidden Figures”
 ・“The Dressmaker”
 ・“20th Century Women”

 【スペシャル・メンション・アワード】(Special Mention Awards)

 ◆勇気ある映画制作賞(Courage in Filmmaking)
 ◎エヴァ・デュヴァルネ 『13th −憲法修正第13条−』
 ・ジャネット・グリロ(Janet Grillo) “Jack Of The Red Hearts”
 ・ミーラ・メノン(Meera Menon) 『マネー・スキャンダル 破滅への欲望』
 ・ケリー・ライヒャルト “Certain Women”

 ◆勇気ある演技賞(ありきたりでない役を演じて、スクリーン上での女性のイメージを根本的に改めた)(Courage in Acting [Taking on unconventional roles that radically redefine the images of women on screen])
 ・アネット・ベニング “20th Century Women”
 ・リリー・グラッドストーン “Certain Women”
 ◎レベッカ・ホール “Christine”
 ・ゾーイ・サルダナ “Nina”(英)(監督:シンシア・モート(Cynthia Mort))

 ◆アドリエンヌ・シェリー賞:女性に対する暴力に最も闘った作品に贈られる(Adrienne Shelly Award: For A Film That Most Passionately Opposes Violence Against Women)
 ◎“American Honey”
 ・『オードリーとデイジー』
 ・『コロニア』
 ・“The Uncondemned”(オランダ・コンゴ・ルワンダ・米) 監督:Nick Louvel、Michele Mitchell

 ◆ジョゼフィン・ベイカー賞:アメリカの有色人種の女性を最も優れて表現した作品に贈られる(Josephine Baker Award: For Best Expressing The Woman of Color Experience in America)
 ◎“Hidden Figures”
 ・『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・『ムーンライト』
 ・“Nina”

 ◆カレン・モーリー賞:歴史や社会における女性の立場を最もよく表わし、勇気を持って調査した作品に贈られる(Karen Morley Award: For best exemplifying a woman’s place in history or society, and a courageous search for identity)
 ・“Christine”
 ◎“Hidden Figures”
 ・『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・『未来よ こんにちは』“L'avenir (Things to Come)”

 ◆ドラマ的、社会的、歴史的に無視されても、スクリーンの中では際立った存在感を見せている、見えない女優賞(The Invisible Woman Award Performance by a woman whose exceptional impact on the film dramatically socially or historically has been ignored)
 ・リリー・グラッドストーン “Certain Women”
 ・レベッカ・ホール “Christine”
 ◎“Hidden Figures”の女性たち
 ・テレサ・サルダナ “Nina”

 ◆最優秀スクリーン・カップル(Best Screen Couple)
 ・『マリアンヌ』“Allied”
 ◎『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・“Paterson”
 ・『スノーデン』

 ◆最優秀女性アクション・ヒーロー賞(Best Female Action Hero)
 ・エマ・ワトソン 『コロニア』
 ・『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』の女性たち
 ◎『ゴーストバスターズ』の女性たち
 ・『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 ガル・ガドットのワンダー・ウーマン

 ◆親愛なるワースト・ママ・オブ・ザ・イヤー賞(Mommie Dearest Worst Screen Mom of the Year Award)
 ・ミラ・クニス 『バッド・ママ』“Bad Moms”(米)(監督:ジョン・ルーカス、スコット・ムーア)
 ・ローラ・リニー “Nocturnal Animals”
 ・エマ・トンプソン “Barney Thomson”(カナダ・英・米)(監督:ロバート・カーレイル)
 ・レニー・ゼルウィガー 『砂上の法廷』
 ◎Anne Sutton “Nocturnal Animals”

 ◆最優秀セリフ賞(Best Line in a Movie)
 ◎『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』:「このページに書かれている人物たちが、私たちのそばに立っている男性たちよりももっとリアルになると、私は信じています。」“I believe the characters we read on the page become more real than the men who stand beside us.”

 ◆演技と社会活動賞(Acting and Activism Award) ・ACTING AND ACTIVISM AWARD:
 ・ジーナ・デイヴィス:彼女は、何十年にもわたってフェミニストのための政治活動をしてきて、その発言が彼女のキャリアを傷つけることになろうとも、決して引き下がらなかった。彼女のスクリーンでの演技は、彼女の信念を強くしている。ジーナ・デイヴィス・インスティテュートは、リサーチし、支援している。(She has put in many decades of political service to feminist causes and has never held back even when speaking out could potentially harm her career. Her screen roles reinforce her beliefs. The Geena Davis Institute does research and advocacy.)
 ・ジェーン・フォンダ:スクリーン内外での活動を行なった生涯に対して(For a lifetime of activism both on screen and off.)
 ◎エマ・ワトソン:国連総会で、国連親善大使として、大学は女性や有色人種にとって、性的攻撃や人種的攻撃から安全な場所であるべきだと語った。(UN Goodwill Ambassador, tells the UN General Assembly that universities need to be a safe space against campus sexual and racial assault, for women and people of color.)
 ・シェイリーン・ウッドリー:パイプライン建設に反対して、Water Protector(と名乗る先住民たち)とともに立ち上がり、その活動のせいでそこで逮捕された。(For standing with the Water Protectors at Standing Rock and jailed for her activism there.)

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ・ジュリー・アンドリュース
 ◎アネット・ベニング
 ・マーサ・クーリッジ
 ・ヴィオラ・デイヴィス

 ◆性の平等賞(Best Equality of the Sexes)
 ・『マリアンヌ』
 ・“Hidden Figures”
 ◎『ラビング 愛という名前のふたり』
 ・“Paterson”

 ◆アニメーションの最優秀女性キャラクター(Best Animated Females)
 ・『ファインディング・ドリー』
 ◎『モアナと伝説の海』
 ・『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
 ・『君の名は。』

 ◆ファミリー映画賞(Best Family Film)
 ・“Hidden Figures”
 ・“Kubo and the Two Strings”
 ・『ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち』
 ◎“Queen Of Katwe”

 ◆WFCC恥の殿堂賞(WFCC Hall Of Shame)
 映画の中でレイプ犯とデートをする女たち(Women Dating Their Rapists In Movies)
 דElle”
 ・“Frank & Lola”
 ・“Sunset Song”(英・ルクセンブルク)(監督:テレンス・デイヴィス)

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・“Hidden Figures”(6/9):作品・女優・ベスト女性像・アンサンブル・ジョゼフィン ベイカー・カレン モーリー・見えない女優・性の平等・ファミリー
 ・『ラビング 愛という名前のふたり』(3/8):女優・男優・ベスト女性像・ベスト男性像・ジョゼフィン ベイカー・カレン モーリー・カップル・性の平等
 ・“Certain Women”(0/7):作品・監督・ベスト女性像・勇気ある制作・勇気ある演技・見えない女優
 ・“Christine”(1/5):作品・女優・勇気ある演技・カレン モーリー・見えない女優
 ・『13th −憲法修正第13条−』(4/4):監督・脚本・ドキュメンタリー・勇気ある制作
 ・“Queen Of Katwe”(1/4):監督・若手・ベスト女性像・ファミリー
 ・『ゴーストバスターズ』(2/3):コメディエンヌ・アンサンブル・ヒーロー
 ・“Nocturnal Animals”(1/3):ワースト女性像・ワーストママ・ワーストママ
 ・“20th Century Woman”(0/3):作品・アンサンブル・勇気ある演技
 ・“The Dressmaker”(0/3):監督・コメディエンヌ・アンサンブル
 ・『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』(0/3):男優・ベスト男性像・ヒーロー
 ・“Paterson”(0/3):ベスト男性像・カップル・性の平等
 ・“Nina”(0/3):勇気ある演技・ジョゼフィン ベイカー・見えない女優
 ・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(2/2):女優・セリフ
 ・“American Honey”(1/2):若手・アドリエンヌ シェリー
 ・“Elle”(1/2):ワースト女性像・恥の殿堂
 ・『マネー・スキャンダル 破滅への欲望』(0/2):脚本・勇気ある制作
 ・『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(0/2):脚本・コメディエンヌ
 ・『未来よ こんにちは』(0/2):外国語・カレン モーリー
 ・『オードリーとデイジー』(0/2):ドキュメンタリー・アドリエンヌ シェリー
 ・『ズーランダー2』(0/2):ワースト女性像・ワースト男性像
 ・『スノーデン』(0/2):ベスト男性像・カップル
 ・“Frank & Lola”(0/2):ワースト男性像・恥の殿堂
 ・『コロニア』(0/2):アドリエンヌ シェリー・ヒーロー
 ・『マリアンヌ』(0/2):カップル・性の平等

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 *当ブログ記事

 ・女性映画批評家協会賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_33.html
 ・女性映画批評家協会賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_53.html
 ・女性映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_46.html
 ・女性映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_61.html
 ・女性映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_59.html
 ・女性映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_48.html
 ・女性映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_47.html
 ・女性映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_22.html
 ・女性映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_26.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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