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zoom RSS CPH:PIX(コペンハーゲン国際映画祭)2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/11/10 20:22   >>

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 第8回CPH:PIX(コペンハーゲン国際映画祭)(10月27日-11月9日)の受賞結果です。

 【CPH:PIX】

 CPH:PIXは、2003年に始まった(旧)コペンハーゲン国際映画祭(8月〜9月にかけて開催)と、1990年に始まったNatFilm Festival(イースター時期に開催)というライバル同士にあった2つの映画祭が、2009年に合併してできた映画祭で、2003年から始まったCPH:DOX(コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭)と対になっています。

 本年度から、CPH:PIXとCPH:DOXの開催時期を入れ替えて、CPH:PIXが秋に、CPH:DOXが春の開催となったほか、プログラムの大幅な見直しが行なわれています。

 メイン・プログラムである新人賞部門のNew Talent Grand Pixは、これまでは東欧・北欧作品を中心とした、ファンタ系寄りの作品が多かったのが、より国際的で幅広い題材を扱った作品を取り上げるようになっています。

 また、今回から新たに児童映画賞が設けられています。

 上映本数もCPH:PIXになって以降、本数を減らしていたのが、今年は、デンマーク映画インスティテュートやコペンハーゲン市、Creative Europe – Mediaの支援を受けて、290本もの作品が上映されています。

 公式サイトによると、ベルリン国際映画祭と同ジェネレーション部門を参考に、プログラムの拡充を図ったと発表されています。

 今回のエントリー作品、および、受賞結果は以下の通りです。

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 【New Talent Grand Pix】
 新人監督作品を対象としたコンペティション・プログラム。賞金1万ユーロ。

 ※審査員:フィリップ・グランドリュー(Philippe Grandrieux:フランスの監督)、Erika Wasserman(スウェーデンのプロデューサー)、マヌエル・アルベルト・クラロ(Manuel Alberto Claro:デンマークの撮影監督)

 ・“Raw”(仏・ベルギー) 監督:Julia Ducournau
 ・“Aloys”(スイス・仏) 監督:Tobias Nölle
 ・“The Eremits”(独・伊) 監督:Ronny Trocker
 ・“The Last Family”(ポーランド) 監督:Jan P. Matuszynski
 ◎“Godless”(ブルガリア・デンマーク・仏) 監督:Ralitza Petrova
 ・“Shelley”(デンマーク) 監督:Ali Abbasi
 ・“Sand Storm”(イスラエル) 監督:Elite Zexer
 ・“Shambles”(カナダ) 監督:Karl Lemieux
 ・“Swiss Army Man”(米) 監督:Daniel Scheinert、Daniel Kwan
 ・“The Future Perfect”(アルゼンチン) 監督:Nele Wohlatz

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 “Godless(Bezbog)”(ブルガリア・デンマーク・仏) 監督:Ralitza Petrova
 物語:ブルガリアの田舎町。Ganaは、認知症を抱える高齢者の世話をして、彼らのIDカードをブラック・マーケットに横流ししていた。Ganaの母は無職で、彼女とはほとんど会話がない。Ganaは、メカニックをしているボーイフレンドともうまくいっておらず、互いに性的魅力も感じなくなり、つきあっているのはモルヒネのおかげのようなものだった。彼女は、裏の仕事をばらすぞと脅してきた患者を誤って殺してしまったが、それでも未来は見えなかった。ところが、新しい患者Yoanが歌っているのを見て、状況が変わり始める。Yoanに対する共感が、彼女の良心を目覚めさせたのだ。しかし、彼が詐欺罪で逮捕されて、「正しいことをすること」の対価が大きいことを知ることになる。
 初監督長編。
 ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。金豹賞、女優賞(Irena Ivanova)、エキュメニカル審査員賞受賞。
 サラエボ国際映画祭2016 長編コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 ゴールデン・ローズ映画祭2016 コンペティション部門出品。作品賞、監督賞、男優賞(Ivan Nalbantov)、女優賞(Irena Ivanova)、撮影賞受賞。
 バトゥミ国際映画祭(ジョージア)2016 監督賞受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2016出品。
 レイキャビク国際映画祭2016 コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 国際批評家連盟賞受賞。
 ムンバイ映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。Silver Gateway Award受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2016出品。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2016出品。
 ストックホルム国際映画祭2016出品。
 AFIフェスト2016出品。
 トリノ映画祭2016出品。


 【観客賞】(Politiken Audience Award)

 第1席:“Heartstone”(デンマーク・アイスランド) 監督:Gudmundur A. Gudmundsson
 第2席:“The 9th Life of Louis Drax”(米・英・カナダ) 監督:アレクサンドル・アジャ(Alexandre Aja)
 第3席:『24週間 決断の時』”24 Weeks”(独) 監督:アンネ・ツォーラ・ベラシェド(Anne Zohra Berrached)
 ・“Pericle the Black”(伊・ベルギー・仏) 監督:Stefano Mordini
 ・“Parents”(デンマーク) 監督:Christian Tafdrup
 ・“The Giant”(スウェーデン・デンマーク) 監督:ヨハネス・ニルホム(Johannes Nyholm)
 ・『オリ・マキの人生で最も幸せな日』““The Happiest Day in the Life of Olli Mäki”(フィンランド・スウェーデン・独) 監督:ユホ・クオスマネン(Juho Kuosmanen)
 ・“Clair Obscur”(トルコ・独・ポーランド・仏) 監督:イェスィム・ウスタオウル(Yesim Ustaoglu)
 ・“The Wailing”(韓・米) 監督:ナ・ホンジン
 ・“Operation Avalanche”(米・カナダ) 監督:Matt Johnson
 ・“Creative Control”(米) 監督:Benjamin Dickinson
 ・“In the Last Days of the City”(エジプト) 監督:Tamer El Said

 “Heartstone(Hjartasteinn)”(デンマーク・アイスランド) 監督:Gudmundur A. Gudmundsson
 物語:アイスランドの漁村。10代のThorとChristianは、激動の夏を経験する。Thorは、姉たちにからかわれたり、いじめられたりしていた。留守がちの母親は、子どもたちを抱えていることにフラストレーションを感じていたが、隠していた。一方、Christianは、飲んだくれで暴力的な父親に悩まされていた。その夏、Thorは、町で一番かわいい少女Bethに恋をし、Christianは、親友に対する新たな感情を発見する。夏が終わって、アイスランドの厳しい季節が戻ってきた時、彼らは遊び場から去り、大人の世界の入り口に立つ。
 短編『クジラの谷』“Whale Valley”が高い評価を受けたGuðmundur Arnar Guðmundssonの初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2016 ベネチア・デイズ部門出品。クィア獅子賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 シカゴ国際映画祭2016 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。Q Hugo Award受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2016出品。


 “The 9th Life of Louis Drax”(米・英・カナダ) 監督:アレクサンドル・アジャ(Alexandre Aja)
 出演:ジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan)、Aiden Longworth、サラ・ガドン、アーロン・ポール
 物語:ルイは、情緒不安定で「クレイジー・ボーイ」と呼ばれている。彼は、これまで何度も死にかけたことがあって、9つの命を持つというネコでももう8つくらい失っているんじゃないかと言われる。そんなルイが9歳の誕生日に、彼は父とピクニックに出かけ、事故に遭い、昏睡状態に陥る。父親も行方不明。担当医のアラン・パスカルは、ルイの母親に恋をするが、自分の気持ちを抑えようとする。その一方で、昏睡状態にあるはずのルイの夢想も明らかにされる。果たしてルイは目覚めるのか? そして、事故の日に何があったのか?
 アンソニー・ミンゲラによって映画化されるとアナウンスされていたが、彼の死により、アレクサンドル・アジャが監督をすることになった。脚本は、アンソニー・ミンゲラの息子マックス・ミンゲラが手がける。
 リズ・ジェンセンの『ルイの九番目の命』の映画化。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2016出品。

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 『24週間 決断の時』“24 Weeks(24 Wochen)”(独) 監督:アンネ・ゾーラ・ベラヅェ(Anne Zohra Berrached)
 出演:ユリア・イェンチ、Bjarne Mädel、ヨハンナ・ガストドルフ(Johanna Gastdorf)、Emilia Pieske、マリア=ヴィクトリア・ドラグス(Maria Dragus)
 物語:アストリッドはコメディアンで、夫のマルクスは彼女のマネージャーをしている。夫婦は、すべてうまくいっていた。彼らには、9歳の娘がいて、いままた新しい命がアストリッドのお腹に宿っていた。ところが、生まれてくる赤ん坊が健康ではないだろうと診断される。最初、2人は、彼らに何が待ち受けているのかよく知りもせずに、楽観的に考えていた。時間が経つにつれ、アストリッドは、生まれてくる子のことはもちろん、家族のこと、自分のキャリアのことを考えて悩むようになる。議論が重ねられた。しかし、最後に結論を出すのはアストリッドしかいなかった。
 ベルリン国際映画祭2016 コンペティション部門出品。Prize of the Guild of German Art House Cinemas受賞。
 イスタンブール国際映画祭2016出品。
 エジンバラ国際映画祭2016出品。
 オステンデ映画祭2016 Look Prize受賞。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2016出品。
 フィラデルフィア国際映画祭2016出品。
 リュブリャナ国際映画祭2016出品。
 ストックホルム国際映画祭2016出品。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2016出品。

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 【児童映画賞】(Nordisk Film Fondens Bedste Børnefilm)

 ※審査員:11〜14歳の4人の子どもたち

 ◆最優秀児童映画賞 3,000€
 ◎『ガールズ・ロスト』“Girls Lost(Pojkarna)”(フィンランド・スウェーデン) 監督:アレクサンダー・テレーセ・キーニング(Alexandra-Therese Keining)
 物語:「14歳のキム、ベラ、モモは仲良し3人組。ある日、彼女たちは温室で不思議な花を発見する。その花の蜜を飲むと一時的に少年に変身してしまうのだ。自分の体に違和感を抱いていたキムは世界が一変したことに驚喜するが、次第に新しいアイデンティティーが3人の友情に影響を及ぼしていく。」
 スウェーデンの小説家Jessica Schiefauerの小説“Pojkarna”の映画化。
 トロント国際映画祭2015 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。
 トロントLGBT映画祭2016出品。
 レインボーリール東京2016出品。

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 ◆最優秀短編児童映画賞(Politiken Fonden's Best Short Film for Children) 2,000€
 ◎“Ztripes”(デンマーク) 監督:Amalie Næsby
 物語:シマウマのZørenは、クールなサバンナのダンサーだ。太陽が焼けついて暑く、彼は、水浴びをしたくなる。しかし、ストライプを濡らしたくはない。そこで、彼は、浜でストライプを脱ぎ捨てて、水に飛び込む。ところが、水から上がった時、ストライプがなくなっていることに気づく。盗まれた! どうしたら彼はストライプを取り戻すことができるだろうか? そもそもストライプのない彼はシマウマなのだろうか?

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 “Godless(Bezbog)”は、受賞歴からすると、もう十分に日本で劇場公開してもいいレベルに達していると思われますが、既にどこかが買っていたりするでしょうか?
 ロカルノでもトロントでも釜山でも上映されているので、観ている日本人はけっこういるんじゃないかと思いますが。

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 *当ブログ記事

 ・CPH:PIX2015:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_7.html
 ・CPH:PIX2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_20.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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