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zoom RSS レイキャビク国際映画祭2016 受賞結果

<<   作成日時 : 2016/10/22 09:23   >>

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 第13回レイキャビク国際映画祭(9月29日-10月9日)の受賞結果です。

 【レイキャビク国際映画祭】

 レイキャビク国際映画祭は、2004年から始まったアイスランドの国際映画祭で、特に、新作アイスランド映画の紹介と、ドキュメンタリー映画、そして、環境問題を扱った作品の上映に力を入れています。

 コンペティション部門としては、監督第1作か第2作を対象とするNew Visionsという部門があります。
 先行する映画祭で上映されたことのある作品が多く、プレミア度はさほど高くありませんが、グランプリの受賞結果を見ると、その時々のトレンドがとらえられていて、なかなか興味深い顔ぶれとなっています。

 2005年:“The Death of Mr. Lazarescu”(ルーマニア) 監督:Cristi Puiu
 2006年:『サラエボの花』(ボスニア ヘルツェゴビナ・オーストリア・独・クロアチア) 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
 2007年:“Iska's Journey”(ハンガリー) 監督:Csaba Bollók
 2008年:『トルパン』(独・スイス・カザフスタン・ロシア・ポーランド) 監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
 2009年:『マイ・マザー/青春の傷口』“I killed my mother”(カナダ) 監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
 2010年:『四つのいのち』(伊・独・スイス) 監督:ミケランジェロ・フラマンティーノ
 2011年:“Twilight Portrait(Portret v sumerkakh)”(ロシア) 監督:Angelina Nikonova
 2012年:『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』(米) 監督:ベン・ザイトリン
 2013年:『おみおくりの作法』(英・伊) 監督:ウベルト・パゾリーニ
 2014年:『いつだってやめられる』“Smetto quando voglio”(伊) 監督: シドニー・シビリア(Sydney Sibilia)
 2015年:“Chaharshanbeh, 19 Ordibehesht”(イラン) 監督: Vahid Jalilvand

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 【コンペティション部門】(New Visions部門)

 ※審査員:Jonas Holmberg(ヨーテボリ国際映画祭芸術監督)、グリームル・ハゥコーナルソン、イルサ・シーグルザルドッティル(アイスランドの小説家)

 ◆最優秀作品賞/The Golden Puffin Discovery Award
 ◎“Godless(Bezbog)”(ブルガリア) 監督:Ralitza Petrova
 物語:ブルガリアの田舎町。Ganaは、認知症を抱える高齢者の世話をして、彼らのIDカードをブラック・マーケットに横流ししていた。Ganaの母は無職で、彼女とはほとんど会話がない。Ganaは、メカニックをしているボーイフレンドともうまくいっておらず、互いに性的魅力も感じなくなり、つきあっているのはモルヒネのおかげのようなものだった。彼女は、裏の仕事をばらすぞと脅してきた患者を誤って殺してしまったが、それでも未来は見えなかった。ところが、新しい患者Yoanが歌っているのを見て、状況が変わり始める。Yoanに対する共感が、彼女の良心を目覚めさせたのだ。しかし、彼が詐欺罪で逮捕されて、「正しいことをすること」の対価が大きいことを知ることになる。
 初監督長編。
 ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。金豹賞、女優賞(Irena Ivanova)、エキュメニカル審査員賞受賞。
 サラエボ国際映画祭2016 長編コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 ゴールデン・ローズ映画祭2016 コンペティション部門出品。作品賞、監督賞、男優賞(Ivan Nalbantov)、女優賞(Irena Ivanova)、撮影賞受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2016出品。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 国際批評家連盟賞受賞。
 CPH:PIX2016出品。


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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“The Giant(Jätten)”(スウェーデン・デンマーク) 監督:ヨハネス・ニホルム(Johannes Nyholm)
 物語:リカルドは、30歳。重い障害を患っていて、自閉症で、生まれた時から母親がいないことが悩みだった。彼は、つらい現実から空想の世界に逃げ込む。そこでは、彼は50メートルの巨人で、愛する母親とともに平和に暮らしていた。彼は、もし自分がペタンクのスカンジナビア・チャンピオンに勝ったら、母親が自分を連れ戻しに来てくれると信じて、夢を実現するために不可能にチャレンジする。
 短編作品で注目されたヨハネス・ニホルムの初監督長編。日本でも短編『ラス・パルマス』(2011)が紹介されている。
 ロッテルダム国際映画祭2013 Eurimages Award受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。審査員特別賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2016出品。
 バンクーバー国際映画祭2016出品。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016 第1回作品コンペティション部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 フリー・スピリット・コンペティション部門出品。フリー・スピリット賞受賞。


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 [その他のエントリー作品]
 ・“Still Life”(仏) 監督:Maud Alpi
 ・“Worldly Girl”(伊・仏) 監督:Marco Danieli
 ・『私に構わないで』“Quit Staring at My Plate”(クロアチア・デンマーク) 監督:ハナ・ユシッチ(Hana Jušić)
 ・“Park”(ギリシャ・ポーランド) 監督:Sofia Exarchou
 ・“All the Beauty”(ノルウェー) 監督:Aasne Vaa Greibrokk
 ・“Zoology”(ロシア・独・仏) 監督:Ivan I. Tverdovsky
 ・“Personal Affairs”(イスラエル) 監督:Maha Haj
 ・“Oscuro Animal”(コロンビア・アルゼンチン・オランダ・ギリシャ・独) 監督:Felipe Guerrero
 ・“Wùlu”(仏・セネガル) 監督:Daouda Coulibaly

 【A Different Tomorrow部門】

 ◆環境賞(RIFF Environmental Award)
 ◎“The Islands and the Whales”(英・デンマーク) 監督:Mike Day
 北大西洋に浮かぶフェロー諸島の住民は、数千年にわたって、海鳥とゴンドウクジラをハンティングすることよって生活してきた。彼らの文化は、食と習慣に基づき、伝統はサバイバルの上に築かれていた。ところが、海鳥はいなくなり、海の汚染により、ゴンドウクジラも汚染された。さらに、動物の権利を唱える活動家パメラ・アンダーソンとシー・シェパードがやってきて、健康やアイデンティティーや環境、人間と動物の福祉といった複雑な問題に巻き込まれてしまう。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016 インターナショナル・ドキュメンタリー部門出品。エマージング・インターナショナル・フィルムメーカー賞受賞。
 チューリヒ映画祭2016 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 BAFTAスコットランド・アワード2016 単発ドキュメンタリー賞ノミネート。

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 【短編部門】

 ◆最優秀アイスランド短編映画賞(The Best Icelandic Short)
 ◎“CUBS(Ungar)”(アイスランド) 監督:Nanna Kristín Magnúsdóttir
 物語:シングル・ファーザーが、友だちとパジャマ・パーティーを開きたいという娘の頼みを聞き入れるが、それは父親の想像を超えるものだった。
 “Sparrows”や“Heartstone”などにも出演していて、女優として20年近いキャリアを持つNanna Kristín Magnúsdóttirの最新監督作品。

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 ◆インターナショナル短編映画賞
 ◎『ホーム』“Home”(コソボ・英・アルバニア/20分) 監督:ダニエル・マロイ(Daniel Mulloy)
 物語:自信と思いやりを持つ父親が、家族を連れて、旅に出る。やがて、彼らは、安心で安全な緑豊かな郊外から、ヨーロッパを横切って、紛争地帯のど真ん中へ行こうとしているのがわかってくる。旅が進むにつれ、プレッシャーが大きくなり、父親の自信は揺らいでいく。なぜ彼らがそうするのかは明かされない。不条理が、観る者に多くの疑問を投げかけてくる。
 タンペレ国際短編映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 SXSW映画祭2016出品。
 クラクフ映画祭2016 インターナショナル短編コンペティション フィクション部門出品。
 パームスプリングス国際短編映画祭2016出品。グランプリ受賞。
 Capalbio Cinema 2016 インターナショナル審査員賞受賞。
 札幌国際短編映画祭2016 インターナショナル・プログラム出品。
 ヨーロッパ映画賞2016 短編映画賞ノミネート。ヴィラ・ド・コンデ(ポルトガル)代表。
 ダニエル・マロイは、札幌国際短編映画祭2006で『アントニオの朝』『父』『シスター』に対してSSFグランプリ(フィルムメーカー部門)を受賞し、同2008で『息子』に対して最優秀監督賞を受賞し、同2011では『ベイビー』が上映されている。


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 【その他の賞】

 ◆Godlen Egg(タレント・ラボ参加作品の最優秀作品賞)
 ◎“The Duke”(米) 監督:Max Barbakow
 物語:元NFLのラインバッカーは、何度も脳震盪を起こしていたが、頑なに自分の故障を無視しようとする。
 ハンプトンズ国際映画祭2016 学生映画賞受賞。

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 ◆観客賞(Audience Awards)
 ◎『MR.GAGA』“Mr. Gaga”(イスラエル・スウェーデン・独・オランダ) 監督:トメル・ハイマン(Tomer Heymann)
 オハッド・ナハリン(Ohad Naharin)は、イスラエルのコンテンポラリーダンサー、振付師で、22歳からバットシェバ舞踊団(The Batsheva Dance Company)に参加し、マーサ・グレアム、モーリス・ベジャールに師事したニューヨーク留学を経て、1990年から同舞踊団の芸術監督を務めている。本作は、8年にわたって、オハッド・ナハリンとバットシェバ舞踊団を追ったドキュメンタリーで、未公開映像、リハーサル・シーン、見事なダンス風景などで構成されている。「モダン・ダンスの定義を一新したアートの天才による魅惑の物語。」
 SXSW映画祭2016 ドキュメンタリー・スポットライト部門 観客賞受賞。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016 観客賞第12位。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 特別上映作品。
 上海国際映画祭2016 金爵奨コンペティション ドキュメンタリー部門出品。
 エルサレム映画祭2016 ドキュメンタリー賞60分以上部門 ノミネート。
 ヨーロッパ映画賞2016 ドキュメンタリー賞 オフィシャル・セレクション。


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 ◆名誉賞/Guests of Honour for creative excellence
 ◎ダーレン・アロノフスキー

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 ◆名誉賞/Guests of Honour for lifetime achievement
 ◎アレハンドロ・ホドロフスキー

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 ◎ディーパ・メータ

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 ◆名誉賞/Guests of Honour
 ◎クロエ・セヴィニー

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 *当ブログ記事

 ・レイキャビク国際映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_44.html
 ・レイキャビク国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_13.html
 ・レイキャビク国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_15.html
 ・レイキャビク国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_7.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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