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zoom RSS ハンプトンズ国際映画祭2016 受賞結果! 2016年の収穫がいろいろと

<<   作成日時 : 2016/10/15 10:00   >>

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 第24回ハンプトンズ国際映画祭(10月6日-10日)の各賞が発表になりました。

 【ハンプトンズ国際映画祭】

 ハンプトンズ国際映画祭(Hamptons International Film Festival)は、1993年にロングアイランドでスタートした映画祭で、「アメリカでは劇場公開されにくいインディペンデント映画を上映し、それによって新しいフィルムメーカーたちの活動をサポートする」というような紹介のされ方がされていますが、実際のところ、どういう経緯で始まった映画祭なのかはよくわかりません。

 ほぼ同じ時期にニューヨーク映画祭が開催されるわけで、それにも関わらず、そう離れていないところで、ほとんど似たようなスタンスの映画祭を開催するということは、たぶん何か含むところがあるのだろうとは思いますが、まあ、想像の範囲を超えるものではありません。ハンプトンズにはコンペティション部門があり、ニューヨークは、ノン・コンペの映画祭だという違いはありますが。

 ま、それはそれとして、ハンプトンズ国際映画祭では、全米映画賞レースにからんできそうな作品がたくさん上映されることになっていて、近年は特にアカデミー賞の予選的な映画祭と見なされるようになってきているようです。(短編作品に関しては、実際にここが予選の場の1つになっていて、ここでの受賞作品が、米国アカデミー賞短編賞(実写部門もしくは短編アニメーション賞)にノミネートされることも多いようです。)

 その中でも特に注目されているのは、観客賞です。

 これまでの長編ナラティヴ部門の受賞作は以下のようになっています。

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 1993 年 『フライト・オブ・ジ・イノセント』(伊・仏) 監督:カルロス・カルレイ
 1994年 “The Last Good Time”(米) 監督:ボブ・バラバン
 1996年 『カーテンコール』“Alive and Kicking”(英) 監督:ナンシー・マックラー
 1997年 『踊れトスカーナ!』“The Cyclone”(伊) 監督:レオナルド・ピエラッチョーニ
 『ペネロペ・クルスの抱きしめたい!』“Love Can Seriously Damage Your Health”(西・仏) 監督:マヌエル・ゴメス・ペレイラ
 1998年 “The Tic Code”(米) 監督:ゲイリー・ウィニック
 1999年 “Train of Life”(仏・ベルギー・オランダ・イスラエル・ルーマニア) 監督:Radu Mihaileanu
 2000年 “Fresh Cut Grass”(米) 監督:Matthew Coppola
 2001年 『幸せになるためのイタリア語講座』(デンマーク・スウェーデン) 監督:ロネ・シェルフィグ
 2002年 『名もなきアフリカの地で』(独) 監督:カロリーネ・リンク
 2003年 “Spinning Boris”(米) 監督:ロジャー・スポティスウッド
 2004年 “The Breakup Artist”(米) 監督:Vincent Rubino
 2005年 “Sweet Land”(米) 監督:アリ・セリム(Ali Selim)
 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(独) 監督:マルク・ローテムント
 2006年 “Emma’s Bliss”(独) 監督:スヴェン・タディッケン(Sven Taddicken)
 2007年 『4分間のピアニスト』(独) 監督:クリス・クラウス
 2008年 “Troubled Water”(ノルウェー・スウェーデン・独) 監督:エリック・ポッペ(Erik Poppe)
 “The Pig”(デンマーク) 監督:Dorthe Warnø Høgh
 2009年 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(英・米) 監督:ジャン=マルク・ヴァレ
 2010年 『英国王のスピーチ』(英・オーストラリア) 監督:トム・フーパー
 2011年 『アーティスト』(仏) 監督:ミシェル・アザナヴィシウス
 2012年 『世界にひとつのプレイブック』(米) 監督:デイヴィッド・O・ラッセル
 2013年 『あなたを抱きしめる日まで』(英) 監督:スティーヴン・フリアーズ
 2014年 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(英・米) 監督:モルテン・ティルドゥム
 2015年 『ルーム』(アイルランド・カナダ) 監督:レニー・アブラハムソン

 過去には、『名もなきアフリカの地で』のように外国語映画賞を受賞した作品もあれば、同じく外国語映画賞にノミネートされた『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のような作品もありますが、注目され始めたのは、2010年、2011年と、2年連続でここでの観客賞受賞作品が、米国アカデミー賞作品賞を受賞してからです。2012年以降も、作品賞受賞作こそありませんが、ハンプトンズ国際映画祭の観客賞は、軒並み作品賞を争うような作品になっています。

 こうなってくると、本年度の受賞作の行方も気になってきますが、果たしてどうなるでしょうか。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 【コンペティション部門】

 ◆長編ナラティヴ作品賞(HIFF Award for Best Narrative Feature)
 ◎『グローリー』“Glory(Slava)”(ブルガリア・ギリシャ) 監督:クリスティナ・グロゼヴァ(Kristina Grozeva)、ペタル・ヴァルチャノフ(Petar Valchanov) [USプレミア]
 物語:Tsanko Petrovは、鉄道員で、線路上に数百万ものレフ硬貨を見つける。彼が、それを警察に届けると、報奨として新しい腕時計が贈られるが、すぐに動かなくなってしまう。一方、運輸省の広報部長のJulia Staikovaは、Petrovの古い時計をなくしてしまう。ここから、Petrovの、古い時計と威厳を取り戻す奮闘が始まる。
 『ザ・レッスン/授業の代償』のクリスティナ・グロゼヴァ&ペタル・ヴァルチャノフ
 ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。Premio FICC/IFFS(ドン・キホーテ賞) スペシャル・メンション受賞。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 東京国際映画祭2016 ワールド・フォーカス部門出品。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“Divines”(仏・カタール) 監督:Houda Benyamina [USプレミア]
 ・“Late Summer(Sensommer)”(ノルウェー・仏) 監督:Henrik Martin Dahlsbakken [北米プレミア]
 ・“The Daughter”(オーストラリア) 監督:Simon Stone [イースト・コースト・プレミア]
 ・“The Long Night Of Francisco Sanctis(La Larga Noche de Francisco Sanctis)”(アルゼンチン) 監督:Andrea Testa、Francisco Márquez [USプレミア]

 ◆長編ドキュメンタリー賞(HIFF Award for Best Documentary Feature)
 ◎“The Eagle Huntress”(米) 監督:Otto Bell [ニューヨーク・プレミア]
 ドキュメンタリー。西モンゴルのアルタイ地方。13歳の少女Aisholpan Nurgaivは、12代続いたカザフ人の一家で、女性として初めて、聖なる鷹匠の仕事を任せられる。彼女は、鷹のひなをつかまえて、父の指導の下、鷹匠の仕事を学んでいく。彼女には、鷹と絆を結び、コミュニケーションをする才能があることがわかる。長老たちには反対されるが、彼女は、やがて、70人もの経験豊かな鷹匠が参加するコンテストに出る決心をする。
 サンダンス映画祭2016 サンダンス・キッズ部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016 Most Popular Documentary 第2席。
 トロント国際映画祭2016 TIFF KIDS部門出品。
 サンディエゴ映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 デンバー国際映画祭2016出品。
 クリティクス・チョイス賞2016 ドキュメンタリー賞 第1回作品賞、スポーツ・ドキュメンタリー賞、歌曲賞ノミネート。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“American Anarchist”(米) 監督:チャーリー・シスケル(Charlie Siskel) [北米プレミア]
 ・“Fraud”(米) 監督:Dean Fleischer-Camp
 ・“Those Who Jump(Les Sauteurs)”(デンマーク) 監督:Estephan Wagner、Moritz Siebert、Abou Bakar Sidibé [ニューヨーク・プレミア]
 ・“Tower”(米) 監督:Keith Maitland [ニューヨーク・プレミア]

 ◆短編ナラティヴ作品賞(HIFF Award For Best Short Narrative Film)
 ◎“The Silence(Il Silenzio)”(伊) 監督:Ali Asgari、Farnoosh Samadi [USプレミア]
 物語:Fatmaと母親は、クルド人難民でイタリアに住んでいる。ある日、2人で病院に行く。Fatmaの役目は、医者の言うことを母親に翻訳して伝えることだ。だが、彼女は黙ったままだ。
 カンヌ国際映画祭2016 短編コンペティション部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 サラエボ映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016 短編コンペティション部門出品。
 テヘラン短編映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“In The Hills”(英) 監督:Hamid Ahmadi [USプレミア]
 ・“Import”(オランダ) 監督:Ena Sendijarevic [USプレミア]
 ・“Submarine”(レバノン・米) 監督:Mounia Akl [USプレミア]
 ・“The Itching”(米) 監督:Dianne Bellino [ニューヨーク・プレミア]

 ◆短編ドキュメンタリー賞(HIFF Award For Best Short Documentary Film)
 ◎“Irregulars”(伊) 監督:Fabio Palmieri [ニューヨーク・プレミア]
 戦争や迫害、貧困を逃れて、毎年4万人もの人々が、アフリカや中東やアジアからヨーロッパにやって来ようとする。本作がカメラを向けたのは、マネキン工場で働いているひとりの移民である。彼は、地中海を渡ってやってきた自分の物語を語り始める。
 アスペン短編映画祭2016出品。最優秀ドキュメンタリー賞受賞。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“Batrachian’s Ballad(Balada de um Batráquio)”(ポルトガル) 監督:Leonor Teles [ニューヨーク・プレミア]
 ・“Whatever The Weather(Bei Wind Und Wetter)”(スイス) 監督:Remo Scherrer [USプレミア]
 ・“Clinica De Migrantes:Life, Liberty, And The Pursuit of Happiness”(米) 監督:マキシム・ポズドロフキン(Maxim Pozdorovkin) [ニューヨーク・プレミア]
 ・“The Last Steps”(米) 監督:Todd Douglas Miller [ワールド・プレミア]

 【観客賞】

 ◆長編ナラティヴ作品賞
 ◎“La La Land”(米) 監督:デイミアン・チャゼル
 出演:エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング、フィン・ウィントロック、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、J・K・シモンズ、ソノヤ・ミズノ
 物語:現代のロサンゼルス。売り出し中の女優ミアは、オーディションの合間に、映画スターにカフェラテを手渡す仕事をしている。ジャズ・ピアニストのセバスチャンは、薄汚れたバーで演奏に磨きをかけている。2人は、出会って恋に落ちる。そのうち、成功への階段を上り始めて、会うのが難しくなり、仲を引き裂かれるのを恐れるようになる。
 『セッション』以前に書かれていた脚本で、2014年の段階では、マイルズ・テラーとエマ・ワトソンがキャスティングされていた。
 ベネチア国際映画祭2016 コンペティション部門出品。女優賞(エマ・ストーン)、Coppa Codacons Ridateci i soldi受賞。
 テルライド映画祭2016出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。ピープルズ・チョイス賞受賞。
 チューリヒ映画祭2016出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2016出品。
 釜山国際映画祭2016 ワールド・シネマ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 オースティン映画祭2016出品。
 フィラデルフィア国際映画祭2016出品。
 デンバー国際映画祭2016出品。
 ハリウッド映画賞2016 撮影賞受賞。

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 ◆長編ドキュメンタリー賞
 ◎“I Am Not Your Negro”(米・仏・ベルギー・スイス) 監督:ラウル・ペック
 ジェームズ・ボールドウィンは、1979年に、最新作“Remember This House”についてエージェントに手紙を送っている、“Remember This House”は、ジェームズ・ボールドウィンの3人の友人、マーティン・ルーサー・キングやマルコムX、公民権活動家のメドガー・エヴァーズ(Medgar Evers:1925-1963)の人生と暗殺をたどったものだが、未完となり、30ページしか書かれていない。
 ジェームズ・ボールドウィンの遺言執行人は、遺された原稿をラウル・ペックに託した。ラウル・ペックは、ジェームズ・ボールドウィンの言葉を用いて、記憶されるべき3人の複雑な人生へと、われわれを導いてくれる。
 トロント国際映画祭2016 TIFF DOCS部門出品。
 ニューヨーク映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 フィラデルフィア国際映画祭2016出品。

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 ◆短編映画賞
 ◎“The White Helmets”(英) 監督:オーランド・ヴォン・アインシーデル(Orlando von Einsiedel)
 5年を超える内戦によって、40万人もの人々が殺され、数百万人もの人々が家を失っている。「ホワイト・ヘルメット」は、シリアのボランティア団体で、自らの命を危険にさらしながら、救助活動を行なっている。
 『ヴィルンガ』で米国アカデミー賞2015長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた監督とプロデューサーのコンビによる最新ドキュメンタリー。
 トロント国際映画祭2016 SHORT CUTS部門出品。最優秀インターナショナル短編映画賞 オナラブル・メンション受賞。

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 【その他の賞】

 ◆Brizzolara Family Foundation Award
 ◎“Disturbing The Peace”(米) 監督:Stephen Apkon、Andrew Young
 イスラエルの精鋭部隊の兵士と、とらえられて刑務所に入れられていたパレスチナ人の戦闘員が、「平和のための戦闘員」"Combatants for Peace"を結成する。長引く紛争は、人生の中断と悲劇しかもたらさなかった。今、彼らは、心に葛藤を抱えながらも、新しい可能性に向けて行動を起こし、平和的な解決に向けて、「十分に」話し合おうとしている。
 Andrew Youngは、“Children of Fate: Life and Death in a Sicilian Family”で、米国アカデミー賞1994長編ドキュメンタリー賞にノミネートされているドキュメンタリー作家。
 エルサレム映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2016出品。最優秀外国ドキュメンタリー賞、観客賞外国ドキュメンタリー部門受賞。

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 ◆声なき者へ声を賞(Zelda Penzel “Giving Voice to The Voiceless” Award)
 ◎“Unlocking The Cage”(米) 監督:クリス・ヘゲダス(Chris Hegedus)、D・A・ペネベイカー
 弁護士Steven Wiseと彼のチームは、動物福祉法成立に向けて、30年あまりも闘ってきた。彼は、科学的根拠に基づき、チンパンジーやクジラ、イルカ、象などの高度な知性を持つ動物を、物理的虐待から守るべく、「人」権を認めるよう求めている。今、彼は、ニューヨーク州の医療機関などの檻の中に入れられていた4頭のチンパンジーのために、訴訟を起こす。
 サンダンス映画祭2016 Doc Premieres部門出品。
 サラソータ映画祭2016出品。
 フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭2016出品。
 Hot Docs国際ドキュメンタリー映画祭2016出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2016出品。
 モントクレア映画祭2016出品。
 DocAvivテルアビブ国際ドキュメンタリー映画祭2016出品。
 プロヴィンスタウン国際映画祭2016出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2016出品。最優秀USドキュメンタリー賞受賞。
 メルボルン国際映画祭2016出品。

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 ◆サッフォーク州映画コミッション ネクスト・エクスポージャー奨学金(Suffolk County Film Commission Next Exposure Grant)
 ◎“Black Swell”(米) 監督:Jake Honig
 物語:海辺のモーテル。男が、ベッドの上にシーツを広げ、ピストルを取り出して、銃弾を1発込める。ピストルを胸にベッドに横たわる。すると、隣の部屋から騒々しい音楽が聞こえてくる。男は、静かにしてくれと言いに、隣の部屋をノックする。隣の部屋にいた若者は、男の顔を見て、「昔、あなたに教わった教え子ですよ。覚えてませんか?」と人懐っこく話しかけてきて、そのまま彼の部屋にまで入り込んでくる。「教師はもう辞めたんだ」と男が言っても、若者はかまわずに話しかけてくる……。
 スラムダンス映画祭2016出品。
 サンディエゴ映画祭2016出品。
 *本編動画:http://jakehonig.com/black-swell

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 ◆社会正義賞(Victor Rabinowitz & Joanne Grant Award for Social Justice)
 ◎“Loving”(米・英) 監督:ジェフ・ニコルズ
 出演:ジョエル・エドガートン、マイケル・シャノン、マートン・チョーカシュ、ルース・ネッガ
 物語:Mildred Delores Jeter(1939-2008)は、アフリカン・アメリカンとラッパハノック系ネイティヴ・アメリカンの血を引く黒人女性で、Richard Perry Loving (1933-1975)は、白人男性で、2人は、1958年に結婚する。ところが、この結婚は、ヴェージニア州の異人種間結婚を禁じた法令に違反しているとみなされ、2人は刑務所に入れられる(この結婚が州の法律に反していることは2人も知っていたため、2人は異人種間の結婚が法律違反にならないワシントンDCまで旅して、そこで結婚していた)。これに対し、最高裁は、違憲の判決を出し、2人の結婚は公的に認められることになった。この裁判は、アメリカにおいて、人権に関する記念碑的な裁判(Loving v. Virginia, 388 U.S. 1 (1967))として知られる。以後、異人種間結婚は増え、最高裁の判決が出た6月12日は、ラヴィング・デイとして記憶されることになった。
 ラヴィング夫妻の物語は、これまでリチャード・フリーデンバーグ監督の“Mr. & Mrs. Loving”(1996)、Nancy Buirski監督のドキュメンタリー“The Loving Story”として映画化されている。
 カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2016 GALAS部門出品。
 オースティン映画祭2016出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2016出品。

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 ◆タンジェリン・エンタテインメント ジュース・ファンド賞(Tangerine Entertainment Juice Fund Award)
 ◎“Wakefield”(米) 監督:リビン・スウィコード
 出演:ブライアン・クランストン、ジェニファー・ガーナー、イアン・アンソニー・デイル(Ian Anthony Dale)
 物語:ハワード・ウェイクフィールドは、成功したニューヨークの弁護士で、妻と2人の子供がいる。ある日、彼は、神経衰弱を起こし、自分の生活から、そして自分の家族から逃亡する。といっても遠くに行くわけではない。家から、道路を挟んだところにあるガレージの屋根裏に隠れるのだ。数週間の間、日中はガレージから妻ダイアナの行動を観察して過ごす。そうして家族に対して優位に立った気になったりもした。家出の期間は延長され、結婚生活のこと、父親であること、自分にとって最も大事な人間関係について考えるようになる。自分のしていることを合理化するために、「お前たちを棄ててやった。オレはここにいるぞ」とうそぶいてみたりもする。やがて、夜に食べ物を探して街をうろつくようにまでなる。家族との視覚的感情的な絆を切らないまま、自由を満喫する。だが、元の生活に戻ることはどんどん難しくなっていく。
 『ラグタイム』『ビリー・バスゲイト』などで知られるE・L・ドクトロウの短編の映画化。
 『若草物語』『マチルダ』『SAYURI』などの脚本で知られるロビン・スウィコードによる、『ジェーン・オースティンの読書会』以来、9年ぶりの監督第2作。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 テルライド映画祭2016出品。
 オースティン映画祭2016出品。

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 ◆学生映画賞(Student Film Awards)
 ◎“The Duke: Based On The Memoir‘I’m The Duke’by J.P. Duke”(米) 監督:Max Barbakow
 ◎“Fanny Pack”(米) 監督:Uttera Singh
 ◎“Fata Morgana”(米・中) 監督:Amelie Wen
 ◎“Gubagude Ko”(米) 監督:Philiane Phang
 ◎“Icebox”(米) 監督:Daniel Sawka

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 今年の長編ナラティヴ部門の観客賞は、“La La Land”でした。
 実は、これで、ハンプトンズ国際映画祭の長編ナラティヴ部門観客賞と、トロント国際映画祭のピープルズ・チョイス賞は、3年連続して一致するという結果になりました。
 2つの映画祭は、開催時期が近くて、上映作品の多くも重なっていて、観客の好みも重なっていたということでしょうか。
 まあ、いずれにせよ、ベネチアからトロントの流れの中で、本年度の映画賞レースで“La La Land”がいいところに行けるんじゃないかということはもう既に予想できていたわけですが。

 “La La Land”以外の受賞作も、本年度の映画賞レースで善戦しそうな作品がたくさんあります。“La La Land”以外にも米国アカデミー賞2017に絡んでくる作品が出てくるんじゃないでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・ハンプトンズ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_27.html

 ・ハンプトンズ国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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