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zoom RSS 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その5

<<   作成日時 : 2016/09/27 06:57   >>

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 第89回米国アカデミー賞 外国語映画賞の各国代表作品のリスト その5です。

 ここでは、国別五十音順で、モロッコ〜ロシアまでを紹介しています。

 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その1(アイスランド〜オーストラリア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その2(オーストリア〜スロヴァキア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_10.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その3(スロヴェニア〜パレスチナ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_22.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その4(ハンガリー〜メキシコ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_29.html
 ・完全ガイド! 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_23.html

 本年度は85 ヵ国です。

 ◆モロッコ:“A Mile in My Shoes”(モロッコ・カナダ) 監督:Said Khallaf
 物語:サイードは、家では、養父に責められ、ストリートではチンピラに虐待され、お金を巻き上げられた。職人の見習いになっても雇い主から暴行を受け、刑務所に入っても不運はまとわりついた。やがて、彼は、弱者を苦しめる社会に対して、復讐を決意する。
 カナダで学び、カナダのTV業界で経験を積んだSaid Khallafの初監督長編。
 ルクソール・エジプト・ヨーロッパ映画祭2016 最優秀作品賞受賞。
 タンジール・ナショナル映画祭2016 グランプリ、主演男優賞、主演女優賞受賞。
 ダーバン国際映画祭2016出品。
 クーリブカ・アフリカン映画祭2016出品。
 Oranアラブ映画祭2016出品。
 Aflam映画祭2016 オープニング作品。
 モロッコからは、6年連続12回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。

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 ◆モンテネグロ:“The Black Pin(Igla ispod praga)”(モンテネグロ・セルビア) 監督:Ivan Marinovic
 物語:Peterは、正教会の司祭だが、世界が無関心であることに憂えている。神はもはや人々に力を貸してくれない。妻は去り、息子は反抗的だ。そして、アルツハイマー病にかかった母は、ほとんど彼を認識できなくなっている。彼の教区で大きな取引が持ち上がった時、彼の存在が邪魔になり、住人たちは彼を追い出そうと画策する。信心深い住人は、すべてのトラブルの原因は、Peterであるとさえ考えるようになる。葬儀の場さえ、大騒ぎとなってしまう。結果として、Peterは司祭としての信用を失い、Peterの人々への信頼も完全に失われる。
 初監督長編。
 サラエボ映画祭2016 長編コンペティション部門出品。
 モンテネグロからは、4年連続4回目の出品。


 ◆ヨルダン:“3000 Layla (3000 Nights)”(パレスチナ・仏・ヨルダン・レバノン・UAE・カタール) 監督:Mai Masri
 物語:Layalは、若い新婚のパレスチナ人学校教師だが、不当な告発を受けて逮捕され、8年の刑務所服役を宣告される。彼女は、イスラエルのハイセキュリティーの女性刑務所に送られ、そこで、パレスチナ人の政治犯がイスラエル人の受刑者とともに収監されている恐ろしい光景を目にする。まもなく彼女は自分が妊娠していることを知る。刑務所の監督は、彼女に堕胎をし、パレスチナ人のスパイをしろと圧力をかけてくる。しかし、彼女は無事に男の子を出産する。Layalは、刑務所の中で赤ん坊を育て、他の囚人たちとの関係も築き、かすかな希望と人生の意味を見出す。ところが、刑務所の状況が悪化し、囚人たちは、ストライキを決行する。刑務所の監督は、Layalに反乱には参加するな、さもなくば赤ん坊を取り上げるぞと脅す。Layalは、人生が全く変わってしまうような重大な決心をする。
 Mai Masriは、これが初のドラマ作品。
 トロント国際映画祭2015 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 釜山国際映画祭2015 アジア映画の窓部門出品。
 BFIロンドン映画祭2015 第1回作品コンペティション部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2015 観客賞受賞。
 ムンバイ映画祭2015出品。
 ストックホルム国際映画祭2015出品。
 タリン・ブラック・ナイツ国際映画祭2015出品。
 ドバイ国際映画祭2015出品。
 パームスプリングス国際映画祭2016出品。
 アノネー国際ファースト・フィルム映画祭2016 観客賞受賞。
 オーデンティア賞2016 ノミネート。
 シアトル国際映画祭2016出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 ミュンヘン映画祭2016出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2016出品。
 Mai Masriは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 ヨルダン代表 初選出。
 ヨルダンからは、2008年に初出品して以来、2年連続3回目の出品。


 ◆ラトヴィア:“Dawn(Ausma)”(ラトヴィア・ポーランド・エストニア) 監督:Laila Pakalniņa
 物語:Pavel Trofimovich Morozov(Pavlik)は、13歳の時に、父親を反ソビエト主義者としてスターリンの秘密警察に告発したが、逆に、家族によって惨殺されてしまう。この物語は、美談として、よきソビエト市民の義務として、これまでに繰り返し本に書かれ、歌で歌われ、舞台やオペラにもなった。本作は、この物語を、Janisという名の少年の物語として、再話する。この物語は、1935年から1937年にかけてセルゲイ・エイゼンシュテインによって『ベジン高原』“Bezhin Meadow”として、制作が進められたが、ソ連の思想に反すると見なされて中止になった。本作はこの『ベジン高原』へのオマージュでもある。
 ソビエト時代のラトヴィア。Janisは、Dawnと呼ばれる集団農場で暮らしている。彼は、共産主義システムによって約束された未来のユートピアを信じて、酒好きで残忍な父親を当局に売り渡す。ところが、父親によって復讐されてしまう。
 B&W。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2015出品。撮影賞受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2016出品。
 シアトル国際映画祭2016 コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。
 Laila Pakalniņaは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 ラトヴィア代表 初選出。
 ラトヴィアからは、1992年に初出品して以来、5年連続8回目の出品。


 ◆リトアニア:“Seneca's Day(Senekos diena)”(リトアニア・ラトヴィア・エストニア) 監督:Kristijonas Vildziunas
 物語:1989年のヴィリニュス。ソ連時代の最後の年。18歳の仲間たちが、セネカの名言(人生は浪費すればすぐに過ぎ去ってしまうが、まじめに取り組めば十分に何かを成し遂げられる)を実行しようとする。「毎日、今日が最後だと思って生きろ」がモットーだ。愛の三角関係が友情を破壊し、と同時に、国は「バルトの道」(独立運動の一環としてバルト三国で行なわれた200万人600kmにもおよぶ手つなぎ運動)を通して、コミュニティーの連帯を経験した。25年後、仲間たちは再会し、主人公は、一目でみんなが幸運をつかんだことを見て取り、自分自身に幻滅した。彼は、若いころの理想に裏切られ、冷たい人生の観察者になっていた。人生は、彼にパラドックスの箱を開けるように仕向ける。
 Kristijonas Vildziunasは、5年ぶり2回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 リトアニア代表選出。
 リトアニアからは、2006年に初エントリーして以来、6年連続9回目の出品。


 ◆ルーマニア:『シエラネバダ』“Sieranevada”(ルーマニア・仏) 監督:クリスティ・プイウ(Cristi Puiu)
 出演:ミミ・ブラネスク(Mimi Branescu)、Andi Vasluianu、ボグダン・ドゥミトラケ(Bogdan Dumitrache)、Petra Kurtela、Ilona Brezoianu、エウゲニア・ボスンセアヌ(Eugenia Bosânceanu)、Silvia Nastase、Tatiana Iekel、Rolando Matsangos
 物語:2015年1月10日。シャルリー・エブド襲撃事件から3日後、父の死から40日後。神経科医のラリーは、パリからの出張から戻ったら、妻ラウラを拾って、母のフラットへ向かわなければならない。というのも、父の法要で、親族が集まることになっていたからだ。自分の恐れや過去と向き合うことを考えると、ラリーは、家族の中に入って、自分の考えを話すことに抑圧を感じていた。母のフラットに着くと、客たちは司祭の到着を待ちながら、911のことなど、あれこれ議論をする。ところが、議論が落ち着いた頃、思わぬ人物が訪ねてきて、状況を悪化させる。
 カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 ルーマニア・デイズ部門出品。
 ミュンヘン映画祭2016 シネマスターズ・コンペティション部門出品。
 エルサレム映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 クリスティ・プイウは、『ラザレスク氏の最期』以来、11年ぶり2回目の代表選出。


 ◆ルクセンブルク:“Voices from Chernobyl”(ルクセンブルク) 監督:Pol Cruchten
 ノーベル賞作家スヴェトラーナ・アレクサンドロヴナ・アレクシエーヴィッチの代表作の1つ『チェルノブイリの祈り』の映画化。
 チェルノブイリ原発事故そのものを語ることはしない。チェルノブイリ事故を生き延びた科学者、教師、ジャーナリスト、夫婦、子どもたちが、以前の日常生活を語り、事故以後の日常生活を語る。彼らの、長く、悲痛だが、避けては通れない切なる思いは、国境を越え、現代の状況を問いかける。
 ミネアポリス・セントポール国際映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 Pol Cruchtenは、2年ぶり3回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 ルクセンブルク代表選出。
 ルクセンブルクは、4年連続13回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。


 ◆レバノン:“Very Big Shot(Film Kteer Kbeer)”(レバノン・カタール) 監督:Mir-Jean Bou Chaaya
 物語:Jadは、5年前に兄Ziadが犯した罪のために入れられた刑務所がら出所することになった。Ziadは、麻薬取引をやめ、レストランを開いて真っ当に生きていこうと決心する。ところが、大がかりな密輸計画が持ち上がって彼のプランは妨害される。国境を越えて、大量の麻薬が密輸されてくるのだ。状況をさらに複雑にしたのは、釈放されたJadが、麻薬取引をやめる前にいい目的のために最後の仕事をしてほしいとZiadに頼んできたからだ。しかし、三男のJoeはそうした計画すべてに反対する。Ziadは、生活を変えてしまうような発見をし、それが彼ら3人を新しい旅へと導く。
 Mir-Jean Bou Chaayaは、いくつかの短編とTVドラマを手がけてきて、長編映画はこれが初めて。
 トロント国際映画祭2015 DISCOVERY部門出品。
 BFIロンドン映画祭2015 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2015出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2016 ゴールデンゲート ニュー・ディレクターズ・コンペティション 長編ナラティヴ部門出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 フォーカス:レバノン部門出品。
 オデッサ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 レバノンからは、4年連続13回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。


 ◆ロシア:“Paradise(Rai/Ray)”(ロシア・独) 監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
 出演:Julia Vysotskaya、Christian Clauss、フィリップ・デュケーヌ(Philippe Duquesne)、ヴィクトル・スホルコフ(Victor Sukhorukov)、Peter Kurt
 物語:ロシア貴族出身の移民で、フランスでレジスタンス活動をしているオルガ。フランス人協力者のジュールス。ナチスのSSの高官であるヘルムート。第二次世界大戦時代に、3人の人生が交錯する。強制捜査の際、ユダヤ人の子どもたちを隠していたため、オルガは逮捕される。彼女に対する取り調べは、ジュールスが行なうことになった。彼は、彼女に惹かれ、もし自分と寝たら、処分を軽減してやろうと申し出るが、ジュールスはレジスタンスに殺されてしまう。オルガは強制収容所に送られ、そこでヘルムートと再会する。ヘルムートは、かつて猛烈にオルガが好きだったことがあり、その気持ちはまだ消えていなかった。ナチは既に負け始めていて、ヘルムートは、彼女に一緒に南米に逃げようと誘う。最初は、それに応じたオルガだったが、最後の瞬間に心変わりする。人は信念のためになら死ねる。目的があれば生きていける。最悪な状況でも目的を持っていれば生きていくことができるということに気づいたのだ。
 オルガ役のJulia Vysotskayaは、アンドレイ・コンチャロフスキーの妻。36歳差で、アンドレイは4回目の結婚で、Juliaは2回目の結婚。2人の子どもがある。Juliaは、夫の作品に出演するのは、これが2作目で、“Dom durakov”では女優賞を獲得している。料理本や小説も書いている才女。
 ベネチア国際映画祭2016 コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 アンドレイ・コンチャロフスキーは、2002年の“House of Fools”以来、14年ぶり2回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 ロシア代表 選出。


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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 歴代各国代表 監督別データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_32.html

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 1980年以降の初出品国リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_1.html

 ・『舟を編む』、または、米国アカデミー賞 外国語映画賞 日本代表作品 データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_10.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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