海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その3

<<   作成日時 : 2016/09/14 01:48   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第89回米国アカデミー賞 外国語映画賞の各国代表作品のリスト その3です。

 ここでは、国別五十音順で、スロヴェニア〜パレスチナまでを紹介しています。

 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その1(アイスランド〜オーストラリア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その2(オーストリア〜スロヴァキア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_10.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その4(ハンガリー〜メキシコ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_29.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その5(モロッコ〜ロシア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_36.html
 ・完全ガイド! 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_23.html

 本年度は85ヵ国です。

 ◆スロヴェニア:“Houston,We Have A Problem!(Houston, imamo problem!)”(スロヴェニア・クロアチア・独・チェコ・カタール) 監督:Žiga Virc
 物語:冷戦時代、アメリカとソ連は、宇宙開発競争で鎬を削っていた。そんな中、1960年代、アメリカは、ユーゴスラヴィアのチトーから宇宙計画を数億ドルで購入する。その中には、当時、そのプロジェクトのために働いていた26人のエンジニアも含まれていた。Ivan Pavićは、その中のひとりで、プロジェクトの機密解禁がなされた後、会ったこともない娘に会うために帰国する。彼の死は秘密警察によって偽装されていて、娘は、父はずっと前に死んだと思い込まされていた。彼の助けと、秘密の計画に関わっていて、いまは引退している役人General Francの証言により、アメリカの歴史家Roger McMillanが、歴史から伏せられていた秘密のエピソードを再構築する。
 歴史上の事実にフィクションを織り交ぜたドキュフィクション。
 初監督長編。
 トライベッカ映画祭2016出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。
 プーラ映画祭2016 隣人と友人部門出品。最優秀作品賞スペシャル・メンション受賞。
 チューリッヒ映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 スロヴェニアからは、1993年に初出品して以来、16年連続20回目の出品。


 ◆セルビア:“Train Driver's Diary(Dnevnik mašinovođe)”(セルビア・クロアチア) 監督:Miloš Radović
 物語:統計では、電車の運転手は、生涯で15人から20人、人身事故を経験すると言われている。Ilijaは、60歳で、引退間近な電車の運転手だ。彼は、これまで、28人の人身事故を経験するという悪名高い記録を持っている。Ilijaには、Simaという19歳の養子がいる。Simaもまた、Ilijaを継いで、電車の運転手になった。Simaは人身事故を恐れているが、今はまだ一度も経験せずに済んでいる。Ilijaは、Simaがちゃんとした運転手になれるか心配して、自分のやり方を教えようとする。
 モスクワ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 サラエボ映画祭2016 ユース観客賞第1席。
 Miloš Radovićは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 セルビア代表 初選出。
 セルビアは、1990年にセルビア共和国となって以降、1994年に初出品し、以来、欠かさず米国アカデミー賞 外国語映画賞にエントリーし続けている。


 ◆タイ:“Karma(อาปัติ/Arbat/Arpat)”(タイ) 監督:Kanittha Kwanyu
 物語:19歳のSunは、事故で少女をひき逃げしてしまい、北東部の森の中にある僧院に逃げ込む。まともな信仰も持たぬまま出家した彼は、ハングリー・ゴースト(現世をさまよう霊)や、彼が死なせた少女の亡霊に悩まされるようになる。
 初監督作品。『マッハ!!!!!!!!』『チョコレート・ファイター』などで知られる監督プラッチャヤー・ピンゲーオのプロデュース作品。
 タイ映画監督協会賞2016 主演男優賞、助演男優賞、助演男優賞、助演女優賞ノミネート。
 タイ・アカデミー賞2016 作品賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、メイキャップ賞、視覚効果賞、録音賞ノミネート。
 コム・チャット・ルック賞2016 助演男優賞、助演女優賞ノミネート。
 バンコク映画批評家協会賞2016 助演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、ヤング フィルムメイカー賞ノミネート。
 スターピクス賞2016 助演男優賞受賞。助演男優賞、助演女優賞ノミネート。
 上海国際映画祭2016 タイ映画特集出品。


 ◆台湾:“Hang in There, Kids!(Lokah Laqi!/只要我長大)”(台湾) 監督:Laha Mebow(陳潔瑤)
 瓦旦(Watan)、晨皓(Chen Hao)、林山(Lin Shan)は、台湾の土着民族出身の少年で、山間の村で暮らしている。瓦旦(Watan)は、おばあちゃんと2人で暮らしていて、兄が帰ってきて、大喜びするが、やがて兄が不正な商売をしようとしていることを知る。晨皓(Chen Hao)は農業を営む父と暮らしている。母は彼らを置いて出て行ってしまっていた。林山(Lin Shan)には、3人の姉がいるが、彼らはアル中の父のことを我慢しなければならなかった。Lawaは、体に障害を持つ先生で、放課後学級を受け持っている。彼女は、美しい声を持っているが、交通事故に遭って以来、歌うことをやめていた。ところが、ある日、遠足ででかけた台北で、生徒たちは、Lawaが何年もラジオで歌ったテープを見つける。晨皓(Chen Hao)は、母親を捜し出そうと決め、林山(Lin Shan)は、父のコンサートにでかけ、父を驚かせる。
 第2回監督作品。
 ズリーン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。
 台北電影節2016 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 台北電影奨2016 グランプリ、最優秀長編ナラティヴ作品賞、監督賞、編集賞、新人賞受賞。


 ◆チェコ:“Lost in Munich(Ztraceni v Mnichově)”(チェコ) 監督:ペトル・ゼレンカ(Petr Zelenka)
 物語:1938年9月、フランスの首相エドゥアール・ダラディエとイギリスの首相ネヴィル・チェンバレン、ドイツの総統アドルフ・ヒトラー、イタリアの首相ベニト・ムッソリーニが、ミュンヘンで会談を行ない、チェコスロヴァキアのズデーテン地方のドイツへの割譲を決め、ドイツとの開戦が回避される。それから、時が流れて、現代。ミュンヘン会談を見聞きし、その秘密を知る唯一の生き残りがいた。それがエドゥアール・ダラディエが飼っていたオウムで、現在90歳になっていた。そのオウムが、フランス文化協会の招きで、プラハに招待される。ところが、中年の危機真っただ中にいたチェコのジャーナリスト、パヴェルがそのオウムを誘拐してしまったことから、大きな外交的スキャンダルが巻き起こる……。
 日本では『カラマーゾフの兄弟』が紹介されているペトル・ゼレンカ監督の最新作。
 BFIロンドン映画祭2015Laugh部門出品。
 ブラチスラヴァ国際映画祭2016出品。
 チェコ映画批評家協会賞2016 作品賞、監督賞、脚本賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。
 チェコ・ライオン2016 脚本賞、編集賞受賞。作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、美術賞、衣裳賞、メイキャップ賞、録音賞、音楽賞、ポスター賞ノミネート。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016チェコ映画2015-2016部門出品。
 バンクーバー国際映画祭2016出品。
 ペトル・ゼレンカは、2008年の『カラマーゾフの兄弟』以来、8年ぶり2回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 チェコ代表 選出。


 ◆中国:『大唐玄奘』“Xuan Zang/大唐玄奘”(中・インド) 監督:フォ・ジェンチイ
 出演:ホァン・シャオミン、シュー・ジェン、プー・バージャ、ルオ・ジン
 物語:中国の唐時代。若き僧玄奘は、真実を求め、不法入国の危険を冒してインドへと旅をする。途中、自然災害など数多くの障害に遭い、人々の苦しみを知る。無事、インドに到着してからは、仏教の修得に励んだ。後に帰路に就くが、その時は既に50歳を超えていた。
 『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイの最新作。ウォン・カーウァイがプロデューサーを務める。フェイ・ウォンが主題歌を歌う。
 東京国際映画祭2016 特別上映作品。
 フォ・ジェンチィは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 中国代表 初選出。
 中国代表は、ソースが明らかにされないまま、江流監督の“Please Open Your Window(請把你的窓戸打開)”に決まったという情報が繰り返し流されていたが、最終的に『大唐玄奘』で確定した。


 ◆チリ:“Neruda”(チリ・アルゼンチン・仏・西) 監督:パブロ・ラライン
 出演:アルフレド・カストロ(Alfredo Castro)、ガエル・ガルシア・ベルナル、ルイス・ニェッコ(Luis Gnecco)、メルセデス・モラーン(Mercedes Moran)、Michael Silva、パブロ・デルキ(Pablo Derqui)
 物語:1948年、冷戦の影響はチリにまで及んだ。チリ共産党員で、上院議員のパブロ・ネルーダは、公然と政府を非難して、ビデラ大統領から解任される。さらには、逮捕状まで出され、冷酷な捜査官Óscar Peluchonneauから追われる身となる。ネルーダは、妻で画家のDelia del Carrilと亡命しようとするが失敗し、国内に隠れる。そこから、ネルーダと捜査官の追いかけっこが始まる。
 カンヌ国際映画祭2016 監督週間出品。
 ミュンヘン映画祭2016出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016出品。
 サラエボ映画祭2016出品。
 テルライド映画祭2016出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 チューリヒ映画祭2016出品。
 ニューヨーク映画祭2016出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 パブロ・ララインは、『トニー・マネロ』『NO』『ザ・クラブ』と、2年連続4回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 チリ代表選出。
 チリからは、1990年に初エントリーして以来、17年連続21回目の出品。


 ◆デンマーク:『ヒトラーの忘れもの』(映画祭題『地雷と少年兵』)“Land of Mine(Under Sandet)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet)
 出演:ローラン・モラー(Roland Møller)、ミケル・ボー・フォルスゴー(Mikkel Boe Følsgaard)、ルイス・ホフマン(Louis Hofmann)、ジョエル・バズマン(Joel Basman)
 物語:戦争が終わってから数日後の、1945年5月。ドイツ人の囚人の集団がデンマークに連れて来られる。彼らに与えられた任務は、ドイツ軍が占領時代に西海岸に埋めた200万個もの地雷を撤去することだった。カール・レオポルド・ラスムッセン軍曹が、彼らに、この危険な任務をさせる担当官になる。彼もまた多くのデンマーク人と同じように、ドイツ軍の占領時代に苦しめられた経験があり、ドイツ人を深く憎んでいた。彼の憎しみは囚人たちに降り注がれる。だが、ある日、悲劇的な事故が起こって、彼は囚人たちに対する見方を変える。たとえ、それが遅すぎたとしても。
 トロント国際映画祭2015 PLATFORM部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2015出品。
 BFIロンドン映画祭2015出品。
 東京国際映画祭2015 コンペティション部門出品。男優賞受賞(ローラン・モラー(Roland Møller)、ルイス・ホフマン(Louis Hofmann))。
 テッサロニキ国際映画祭2015出品。
 ヒホン国際映画祭2015出品。観客賞受賞。
 ドバイ国際映画祭2015出品。
 サンダンス映画祭2016 Spotlight部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2016 Voices部門出品。観客賞受賞。
 デンマーク・アカデミー賞(Robert賞)2016 作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞、観客賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 ノルディック・コンペティション部門出品。ドラゴン賞/最優秀ノルディック映画賞受賞。
 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2016 作品賞、主演男優賞(ローラン・モラー(Roland Møller))、助演男優賞(ルイス・ホフマン(Louis Hofmann))受賞。
 コスモラマ・トロンハイム映画祭2016出品。観客賞受賞。
 香港国際映画祭2016 SIGNIS賞受賞。
 北京国際映画祭2016天罎奨コンペティション部門出品。男優賞受賞(ルイス・ホフマン)。
 シドニー映画祭2016出品。観客賞第2席。
 ニュージーランド国際映画祭2016 ワールド部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。
 マルティン・サンフィリートは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 デンマーク代表 初選出。


 ◆ドイツ:“Toni Erdmann”(独・オーストリア) 監督:マレン・アデ(Maren Ade)
 出演:ペーター・シモニシェック(Peter Simonischek)、サンドラ・フラー(Sandra Hüller)、ルーシー・ラッセル(Lucy Russell)、Trystan Wyn Pütter、ハデヴィック・ミニス(Hadewych Minis)、ヴラド・イヴァノフ(Vlad Ivanov)、ジョン・キーオ(John Keogh)
 物語:ウィンフリードは、ジョークが大好きな、ソウルフルな65歳の音楽教師である。一方、娘のイネスは、父とは正反対の性格で、ビジネス・コンサルタントとして野心が強く、次々と新しいプロジェクトをこなしては、キャリアのステップを上っていた。彼女は世界を股にかけて仕事をしていたので、父と娘が会うことはほとんどなくなっていた。ところが、ウィンフレードの犬が死に、彼は娘に会いに行こうと決める。彼は、娘がすっかりユーモアをなくしてしまったと考えていて、彼女の前でジョークを炸裂させる。しかし、そのジョークと自分のライフスタイルへの批判から、イネスは父に対して猛烈に反発する。ウィンフリードは、もう1つの自己、トニ・エルドマンに変身して、事態をさらに悪化させる。だが、期待に反して、2人が衝突すれば衝突するほど、2人の仲は縮まっていく……。
 カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞受賞。
 シドニー映画祭2016出品。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。ゴールデン・アイリス賞(最優秀作品賞)、脚本賞、RTBF TV Prize of Best Film受賞。
 ミュンヘン映画祭2016 ニュー・ジャーマン・シネマ部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016 ビッグ・ナイツ部門出品。
 ラックス賞2016 ノミネート。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 サラエボ映画祭2016キノスコープ部門出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 国際批評家連盟賞2016 年間グランプリ受賞。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。


 ◆ドミニカ共和国:“Flor de Azúcar”(ドミニカ共和国) 監督:Fernando Baez Mella
 物語:西インド諸島にある大アンティル諸島のイスパニューラ島は、西側がハイチ共和国、東側がドミニカ共和国に分かれている。1944年〜1949年のドミニカ共和国は、ラファエル・トルヒーヨ将軍の独裁下にあった。Samuelは、さとうきび畑の若い小作人で、トルヒーヨによる不正に直面して、自己防衛のため、ひとりの兵士を殺し、妻Elenaと子どもたちを残して逃亡する。彼は、カリブ海の漁師の島に隠れ、そこで、美しい未亡人Maria Fernandaとその娘Mariaと出会う。やがて彼は、家族の許に帰る決心をするが、恐るべき事態が待ち受けているとは予想もしていなかった……。
 Fernando Baez Mellaは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 ドミニカ共和国代表 初選出。
 ドミニカ共和国からは、6年連続9回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。


 ◆トルコ:『カランダールの雪』“Cold of Kalandar(Kalandar Soğuğu)”(トルコ・ハンガリー) 監督:ムスタファ・カラ(Mustafa Kara)
 物語:メフメットは、黒海近くの山村に家族とともに暮らしている。彼は、わずかな家畜を飼って生計を立てているが、一方で、山中に眠る鉱脈を探し当てることに情熱を注いでいる。家族にその行動は無益なこととしか見なされておらず、結局、無駄な努力に終わる。メフメットは、闘牛に新たな希望を見出す。アルトビンで開催される大会を目指すが、すべて失って帰ることになる。
 第2監督長編。
 東京国際映画祭2015 コンペティション部門出品。監督賞、WOWOW賞受賞。
 アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門 男優賞(ハイダル・シシマン)受賞。ナショナル・コンペティション部門 女優賞(ヌライ・イェシルアラズ)受賞。音楽賞、審査員特別賞受賞。
 Premier Plans D`angers 2015 審査員特別賞受賞。
 イスタンブール国際映画祭2016 ナショナル・コンペティション部門出品。監督賞、男優賞(ハイダル・シシマン)、撮影監督賞、編集賞受賞。
 ムスタファ・カラは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 トルコ代表 初選出。


 ◆日本:『母と暮せば』(日) 監督:山田洋次

 ◆ニュージーランド:“A Flickering Truth”(ニュージーランド・アフガニスタン) 監督:Pietra Brettkelly
 ドキュメンタリー。アフガニスタンでは、1965年に国の映画組織ができて以来、映画製作のミニブームが起こり、映画を西洋文化を拡大するためのものとみなしたタリバンによって終焉を迎えた。アフガニスタンの映画史は永遠に途絶えるかもしれない。勇気ある保管者が命をかけて支配者から映画を隠さなければ。本作の撮影クルーは、アフガニスタンの映画遺産の中から、ドラマ作品とドキュメンタリーのフッテージを、数千時間分、保管し、修復している献身的なシネフィルを見つけることができた。中心となっているのは、Ibrahim Arifyで、彼はムジャヒディーン支配下で映画制作を行なって、投獄され、その後、ドイツに渡って、新しい生活を始めた。いま、彼は、アフガニスタンに戻り、アフガニスタン映画を再構築し、資源が失われ、ニーズが大きくなっているこの国で、秩序感覚を取り戻す手助けをしようとしている。
 ベネチア国際映画祭2015 ベネチア・クラシックス部門出品。
 トロント国際映画祭2015 TIFF DOCS部出品。
 ベルゲン国際映画祭2015 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。最優秀インターナショナル・ドキュメンタリー賞受賞。
 バンクーバー国際映画祭2015出品。
 レイキャビク国際映画祭2015出品。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。
 香港国際映画祭2016出品。
 Cinéma du Réel 2016出品。
 Docavivテルアビブ国際ドキュメンタリー映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 Pietra Brettkellyは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 初選出。
 ニュージーランドからは、2011年に初出品して以来、2年ぶり4回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。ニュージーランドからダリ語作品のエントリーはこれが初めて。


 ◆ネパール:『黒い雌鶏』“The Black Hen(Kalo Pothi)”(ネパール・仏・独・スイス) 監督:ミン・バハドゥル・バム(Min Bahadur Bham) 
 物語:2001年、内戦下のネパール北部の小さな村に一時的な停戦がもたらされる。若いプラカシュとキランも、空気が変わってきたのを感じる。彼らは、カーストも信条も違ったが仲良しだ。プラカシュの姉が、弟に雌鶏を与える。2人は、卵を売って儲けることができるかもしれないと考えて、一緒に育てる。ところが雌鶏がいなくなり、2人は雌鶏を探す旅に出る。しかし、彼らは、停戦がまだ非常にもろいものであることに気づいていなかった。
 初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2015 国際批評家週間出品。Fedeora Award受賞。
 釜山国際映画祭2015 アジア映画の窓部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2015 1-2コンペティション部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2015 アジアン・イメージ部門出品。
 東京フィルメックス2015 コンペティション部門出品。
 シンガポール国際映画祭2015 シルバー・スクリーン・アワード アジア長編映画コンペティション部門出品。
 フリブール国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2016出品。
 ズリーン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。
 シアトル国際映画祭2016出品。
 ミュンヘン映画祭2016 インターナショナル・インデペンデンツ部門出品。
 台北電影節2016 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 ロカルノ国際映画祭2016 オープン・ドアーズ部門出品。
 ネパールからは、1999年に『キャラバン』を初出品して以来、4年連続8回目の出品。


 ◆ノルウェー:“The King's Choice(Kongens Nei)”(ノルウェー) 監督:エリック・ポッペ
 物語:1940年4月9日、ノルウェーは、ナチス・ドイツに侵略される。ノルウェー駐在ドイツ大使のクルト・ブラウアーは、エーベルベームに退避していた国王ホーコン7世と面会し、兄であるデンマーク王クリスチャン10世にならって、降伏し、オスロに戻って、臨時政府(傀儡政府)を宣言した国民連合ヴィドクン・クヴィスリングを首相として任命せよと要求する。ホーコン7世は、自分には、35年間王を務めてきた道義的責任があり、ナチスの要求を呑むことはできないとし、強要されるなら、退位しようと考える。ところが、政府もまた、ヴィドクン・クヴィスリングの首相任命を拒否するように助言したため、ナチスとの交渉は決裂。ノルウェーは、ナチスとの徹底抗戦への道を進む。
 ノルウェーにとって重大な決断となる選択を下す、国王ホーコン7世の3日間を描く。
 エリック・ポッペは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 ノルウェー代表 初選出。


 ◆パキスタン:“Mah e Mir”(パキスタン) 監督:Anjum Shahzad
 物語:Jamalは、現代の詩人で、伝統的なウルドゥー語詩とは異なる詩作を追求している。彼は、TV番組で、18世紀の偉大な詩人のひとりMir Taqi Mirが月にとりつかれていたと紹介されているのを見る。そして、月に人が行く時代に、Mir Taqi Mirのように月をとらえることに疑問を感じる。ところが、Mir Taqi Mirの伝記を読み、パーソナリティーに大きな影響を受ける。
 Anjum Shahzadは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 パキスタン代表 初選出。
 パキスタンからは、1959年、1963年と出品して以来エントリーが途絶えていたのが、2013年以降エントリーを再開させていて、現在4年連続6回目の出品。


 ◆パナマ:“Salsipuedes”(パナマ) 監督:Ricardo Aguilar Navarro、Manuel Rodríguez
 物語:Andres Pimientaは、少年時代に、悪い家庭環境から遠ざけるために、母親によってアメリカに送られ、ワシントンで生活する。10年後、彼は、慕っていた祖父の葬儀に出席するために戻ってきて、犯罪者の父に会うが、それが彼の運命を大きく変える。物語は、少年時代と現在が並行して描かれる。
 Ricardo Aguilar Navarroにとっては初監督作品、Manuel Rodríguezは約20年のキャリアを持つ脚本家で、これが第2監督長編。
 パナマ国際映画祭2016出品。
 パナマからは、3年連続3回目の出品。(前回はエントリーしたものの、大半が英語の作品だったため、受理されず)


 ◆パレスチナ:『歌声にのった少年』(パレスチナ・英・カタール・オランダ・UAE) 監督:ハニ・アブ=アサド

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 歴代各国代表 監督別データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_32.html

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 1980年以降の初出品国リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_1.html

 ・『舟を編む』、または、米国アカデミー賞 外国語映画賞 日本代表作品 データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_10.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その3 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる