海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その2

<<   作成日時 : 2016/09/07 05:19   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第89回米国アカデミー賞 外国語映画賞の各国代表作品のリスト その2です。

 ここでは、国別五十音順で、オーストリア〜スロヴァキアまでを紹介しています。

 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その1(アイスランド〜オーストラリア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201608/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その3(スロヴェニア〜パレスチナ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_22.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その4(ハンガリー〜メキシコ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_29.html
 ・米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その5(モロッコ〜ロシア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201609/article_36.html
 ・完全ガイド! 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_23.html

 本年度は85ヵ国です。

 *米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 出品国 MAP:https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=17rDi0bKVyF6j3dnodHDE7OrjQpo&hl=en

 ◆オーストリア:“Stefan Zweig: Farewell to Europe(Vor Der Morgenröte)”(オーストリア・独・仏) 監督:アリア・シュラーダー
 物語:オーストリアのユダヤ系作家・評論家のシュテファン・ツヴァイク(1881-1942)の晩年、1936年から、亡くなる1942年までを描く。ツヴァイクは、反ユダヤ主義が強まってきたザルツブルクを離れ、1934年にイギリスへ亡命し、1940年にアメリカへ、そして1941年にブラジルへと移住する。彼は、世界各地で、PENでの活動を通して、反戦平和を訴えるが、戦争を推し進めるヒトラーのドイツに対しては、無力だった。自分は、ナチスを逃れても、友人たちの何人かは、ヨーロッパにとどまらなければならず、そんな友人たちを自分は助けることができない。世界各地を転々として、どこでも歓待されるが、故郷へ帰ることはできず、一か所にとどまることもできない。絶望した彼は、2番目の妻ロッテとともに薬物摂取によって自殺するという道を選択する。地元ブラジルのペトロポリスの警察が夫妻の自殺を捜査する。友人や知人が集まってきて、作家でジャーナリストのErnst Federが、彼に対する弔辞を読み上げる。
 ドイツ映画賞2016 監督賞、助演女優賞(バーバラ・スコーヴァ)ノミネート。
 ロカルノ国際映画祭2016 ピアッツァ・グランデ部門出品。
 本作は、米国アカデミー賞 外国語映画賞 ドイツ代表の候補にも挙がっていたが、選ばれず、オーストリア代表に選ばれた。
 マリア・シュラーダーは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 オーストリア代表 初選出。


 ◆オランダ:“Tonio”(オランダ) 監督:パウラ・ファン・デル・ウースト(Paula van der Oest)
 物語:2010年5月23日。21歳のTonio van der Heijdenが交通事故に遭う。彼は、危篤状態で病院に運ばれるが、そのまま亡くなってしまう。この悲劇的な事故は、彼の両親の生活をドラスティックに変える。彼らは、集中治療室の中で唯一の息子が死んでいくのを見守るしかなかった。その後、彼らは、何を見ても、息子のことが思い出され、息子を失った痛みに苦しめられる。嘆き、そして、悲しみのスパイラルから抜け出そうともがいていく……。
 オランダの小説家 A.F. Th. van der Heijdenが、ひとり息子を失った経験を小説化した“Tonio”の映画化作品。原作は、高く評価され、ベストセラーになった。
 A.F. Th. van der Heijdenは、モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に出品されて女優賞を受賞した“The Fury(De Helleveeg)”に続き、今年、これが2作目の映画化作品となっている。
 監督のパウラ・ファン・デル・ウーストは、日本では『ティラミス』(2008)が紹介されている。
 パウラ・ファン・デル・ウーストは、2002年の“Zus & Zo”、2014年の“Accused”に続き、2年ぶり3回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 オランダ代表。


 ◆カザフスタン:“Amanat”(カザフスタン) 監督:Narymbetov Satybaldy
 物語:カザフスタン初の歴史家で、カザフスタンの国民的英雄Kenesary Kasymovについて本を書いて、懲役25年の刑に処されたErmukhan Bekmakhanov(1915-66)の運命とカザウスタンの自由化運動について描く。
 初監督長編。
 ユーラシア国際映画祭(カザフスタン)2016出品。
 カザフスタンからは、1992年に初出品して以来、2年連続11回目の出品。


 ◆カナダ:“It’s Only The End of The World(Juste La Fin du Monde)”(カナダ・仏) 監督:グザヴィエ・ドラン
 出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セイドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイ
 物語:作家のルイは、重い病気にかかっていて、自分がまもなく死ぬことを伝えるために、長らく帰っていなかった実家に帰る。ルイは、母のお気に入りの息子で、兄のアントワーヌは、母や妹のスザンヌが彼の帰郷を喜ぶのが面白くない。家族の間に緊張が走る一方で、ルイは昔のことをいろいろと思い出す。結局、ルイは、自分がまもなく死ぬことを伝えられずに、実家を後にする。
 フランスの俳優で、劇作家、演出家でもあったジャン=リュック・ラガルス(1957-95)の戯曲『まさに世界の終わり』の映画化。ジャン=リュック・ラガルスは、1995年にエイズで亡くなっているが、本戯曲は、自分がHIVに感染していることを知る以前に書かれた。アントワーヌ役は、戯曲では(自分は家を守り、母の面倒を見ているのに、ルイは自分勝手に生きていると考えて、ルイのことを憎んでいる)「弟」という設定だが、映画では「兄」に変えられている。
 カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。グランプリ、エキュメニカル審査員賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。
 シドニー映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016出品。
 グザヴィエ・ドランは、2009年の『マイ・マザー』、2014年の『Mommy/マミー』に続いて、2年ぶり3回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 カナダ代表 選出。


 ◆韓国:“The Age of Shadows(Miljeong)(韓) 監督:キム・ジウン
 出演:ソン・ガンホ、コン・ユ、ハン・ジミン
 物語:日本占領下の1920年代の朝鮮。反日の活動家が、日本軍の施設を破壊するために、爆弾を密輸しようとする。
 ソン・ガンホが、日本と朝鮮という2つの国への忠誠心のために引き裂かれる思いをする朝鮮生まれの日本人を演じ、コン・ユがレジスタンス・グループのリーダーを演じる。
 ベネチア国際映画祭2016 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 キム・ジウンは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 韓国代表 初選出。


 ◆カンボジア:“Before the Fall”(カンボジア・シンガポール・オーストラリア) 監督:Ian White
 物語:1975年のプノンペン。クメール・ルージュが、プノンペンを占領しようとし、米軍との攻防戦を繰り広げていた。そんな中、ナイトクラブでは、ひとりの女性シンガーが、崩壊しつつあるこの町から逃げ出したいと思いながら、2人の恋人と、騙しあいを演じていた……。
 Ian Whiteは、初監督長編。
 カンボジアからは、1994年に初出品して以来、2年連続5回目の出品。

画像

 ◆キューバ:“The Companion(El acompañante)”(キューバ・コロンビア・仏・パナマ・ベネズエラ) 監督:Pavel Giroud
 物語:エイズが蔓延した80年代。カストロ政権は、ハバナ郊外にサナトリウムLos Cocosを設けた。これは、すべてのHIV患者を、軍の監視の下に強制的に隔離するための施設だった。すべての患者には、「コンパニオン」が割り当てられ、サナトリウムでの患者の行動をモニターし、滅多に許されないが、患者が街へでかける時には付き添った。
 オラシオは、元オリンピックのボクサー・チャンピオンだが、ドーピング・スキャンダルを起こして、奉仕活動をさせられることになった。それが、Los Cocosに収容されているダニエルの「コンパニオン」だった。ダニエルは、兵士で、国際的なミッションの間にアフリカ人の売春婦によって感染させられていた。ダニエルは、Los Cocosで最も反抗的な患者で、ここから逃げ出してやろうと考えていたが、この緊張感のある状況の中、2人は次第に連帯と友情を育んでいく。
 釜山国際映画祭2015 ワールド・シネマ部門出品。
 マイアミ国際映画祭2016 ナイト・コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 マラガ・スペイン映画祭2016 観客賞受賞。
 キューバからは2年ぶりの出品。
 Pavel Giroudは、“The Silly Age(La edad de la peseta)”で選出されて以来、9年ぶり2回目の代表選出。

画像

 ◆ギリシャ:“Chevalier”(ギリシャ・独) 監督:アティナ・レイチェル・ツァンガリ(Athina Rachel Tsangari)
 物語:真冬のエーゲ海。6人の男たちが豪華なヨットで釣り旅行を楽しんでいる。ところが、メカに問題が発見され、修理のために港に立ち寄ることになる。修理を待つ間、彼らは、時間つぶしのために「シュヴァリエ(騎士)・ゲーム」を始める。6人の中で誰が男の中の男なのか決めようというのだ。勝者にはシュヴァリエの指輪が贈られる。勝者が決まるまで、誰も船から降りることはできない。
 ロカルノ国際映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 サラエボ映画祭2015出品。審査員スペシャル・メンション、男優賞受賞。
 トロント国際映画祭2015 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2015出品。
 バンクーバー国際映画祭2015出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2015出品。
 ニューヨーク映画祭2015出品。
 BFIロンドン映画祭2015 オフィシャル・コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2015 観客賞受賞。
 「フィルム・コメント」誌が選ぶベスト・フィルム・オブ・ザ・イヤー2015 劇場未公開作品部門2位。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2015出品。
 ロッテルダム国際映画祭2016 Voices部門出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。
 カルタヘナ映画祭2016 審査員特別賞受賞。
 SXSW映画祭2016出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2016出品。
 ギリシャ・アカデミー賞2016 脚本賞受賞。作品賞、監督賞、編集賞、メイキャップ賞、録音賞ノミネート。
 クリーヴランド国際映画祭2016出品。
 イスタンブール国際映画祭2016 出品。
 オーデンティア賞2016 ノミネート。
 ナッシュヴィル映画祭2016出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2016出品。
 全州国際映画祭2016出品。
 モントクレア映画祭2016 出品。
 インディー・リスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2016出品。
 シアトル国際映画祭2016出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 Supernova部門出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 プーラ映画祭2016 インターナショナル・プログラム出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016 フレッシュ部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。
 アティナ・レイチェル・ツァンガリは、2011年の“Attenberg”以来、5年ぶり2回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 ギリシャ代表 選出。


 ◆キルギスタン:“A Father's Will(Atanym Kereezi)”(キルギスタン) 監督:Bakyt Mukul、Dastan Zhapar Uulu
 物語:Azatは、アメリカでの15年間の移民生活の後、故郷であるキルギスタンの村に帰ってくる。彼の父Muratは、1年前にアメリカで死んでいたが、死ぬ前に、彼が村人にしていた借金を返すことを望んでいたのだ。Azatは、故郷で、自分たちの住んでいた家が遺棄されているのを知る。Muratの末の弟Choroとその親戚もずいぶん前にいなくなっていた。Choroは、Muratのせいで刑務所に入れられていたのだが、戻ってきて、Muratの意思に関する重大な質問をする。
 初監督作品。
 モントリオール世界映画祭2016 ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション部門出品。金賞(Golden Zenith for The Best First Fiction Feature Film)受賞。 
 キルギスタンからは、1992年に初出品して以来、2年連続11回目の出品。


 ◆クロアチア:“On the Other Side(S druge strane/S one strane)”(クロアチア・セルビア) 監督:Zrinko Ogresta
 物語:Vesnaは、20年前に2人の子どもを連れてザグレブにやってきて、看護婦をして暮らしている。前に住んでいたところを離れたのは、夫のŽarkoが、ボスニア戦争の最中に犯した戦争犯罪でハーグの国際戦犯法廷に送られて、近隣の怒りの目に耐えられなくなったからだ。夫の名前は、仕事でもプライベートでも重荷であり、姓を変え、引っ越したのは当然のなりゆきだった。あれから20年。いま、息子は自分の家庭を持って、奥さんのお腹の中には2人目の子どもがあり、娘は婚約中で、家族みんなが幸せを感じていた。ある日、思いがけずŽarkoから電話がかかってくる。最初は、距離を置こうと思ったVesnaだったが、長年の孤独が彼を引き入れてしまう。彼らは、夜ごと会話を交わすが、その結果、Vesnaの人生はまたもや急転降下していく……。
 ベルリン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas スペシャル・メンション受賞。
 FEST国際映画祭2016(セルビア) マイノリティー・セルビア共同製作部門 最優秀作品賞(Belgrade Victor for the best film)、監督賞、The Nebojsa Djukelic award for Best regional Film受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 フォーカス:クロアチア部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。
 プーラ映画祭2016 クロアチア・プログラム出品。最優秀作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞、音響デザイン賞、クロアチア映画批評家協会賞受賞。
 サラエボ映画祭2016 ユース観客賞第5席。
 クロアチアは、1991年に独立して、翌1992年に作品をエントリーして以来、毎年欠かさずエントリーし続けている。
 Zrinko Ogrestaは、TV映画出身の監督で、劇場デビューから既に高い評価を受け、本作が、17年ぶり3回目のクロアチア代表選出となった。


 ◆コスタリカ:“About Us(Entonces Nosotros)”(コスタリカ・米) 監督:Hernan Jimenez
 物語:ディエゴは、スタンダップ・コメディアンで、コールセンターに勤めるソフィアとつき合っている。しかし、2人の関係はうまくいっておらず、関係を修復するために、彼は、コスタリカのパシフィック・ビーチへの旅行を計画する。ところが、そこにソフィアの古い友人マレーナが加わり、状況が複雑になる。思わぬ事実も発覚し、彼らは自分たちの、現在、過去、未来を再考しなければならなくなる。
 モントリオール世界映画祭2016 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。
 Hernan Jimenezは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 コスタリカ代表 初選出。
 コスタリカからは、2005年に初出品して以来、3年連続5回目の出品。


 ◆コソボ:“Home Sweet Home”(コソボ・マケドニア) 監督:Faton Bajraktari
 物語:Agronは、長らく死んだと思われていた。彼の同僚が、Agronがコソボ紛争で死ぬのを見たと証言していたからだ。ところが、Agronは生きて帰ってきて、みんなを驚かせる。最初の祝福が終わると、現実問題がのしかかってくる。というのも、公式に彼は死んだことになっていたので、処理しなければならないことがたくさん出てきたのだ。
 初監督長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。
 コソボからは、3年連続3回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞出品。


 ◆コロンビア:“Alias María”(コロンビア・アルゼンチン・仏) 監督:José Luis Rugeles Gracia
 物語:13歳のマリアは、コロンビアで、ゲリラの兵士をしている。彼女は、3人の少年兵士とともに、指揮官の子供を隣町まで運ぶというミッションを受ける。マリアには秘密があった。彼女は、妊娠していたのだ。ゲリラ内での妊娠は認められない。ミッションの間に、マリアの妊娠がばれてしまう。彼女は、堕胎させられないように、逃げ出す。コロンビアは、武装闘争のために荒廃している。大虐殺のために町は荒み、農民たちは十字砲火の中で封じ込められ、大人たちは子供を失い、しかし、そんな中でも子供たちは何とかして生き延びようとする。マリアは、自分の中に宿った生命のおかげで、新しい人生を見出す力を得る。
 第2回監督長編。
 カンヌ国際映画祭2015 ある視点部門出品。
 ミュンヘン映画祭2015出品。
 リマ映画祭2015出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2015出品。
 ハイファ国際映画祭2015 出品。最優秀インターナショナル作品賞(Carmel Award)受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2015 ディスカバリーズ部門出品。
 ミル・ヴァレー国際映画祭2015出品。
 Docリスボア国際映画祭2015 ニュー・ヴィジョンズ部門出品。
 Camerimage 2015 新人監督コンペティション部門出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 Fem kontinenter部門出品。
 コスモラマ・トロンハイム国際映画祭2016出品。
 フリブール国際映画祭2016出品。エキュメニカル審査員賞受賞。
 José Luis Rugeles Graciaは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 コロンビア代表 初選出。
 コロンビアからは、2001年以来連続の米国アカデミー賞 外国語映画賞エントリーで、25回目の出品。


 ◆サウジアラビア:“Barakah Meets Barakah(Barakah yoqabil Barakah)”(サウジアラビア) 監督:Mahmoud Sabbagh
 物語:バラカは、ジェッダ出身の地方公務員で、口数が少なく謙虚だ。彼は、アマチュア劇団の俳優もしていて、『ハムレット』のためにリハーサルをしている。ビビは、スタイリッシュなブティックを営む母親のための客寄せ役をしている。彼女は、子どもに恵まれなかった夫婦の養女で、個人でブログをやっていたりもする。そんな2人が、運命の巡り合わせでデートすることになる。2人は、驚くような創意工夫を見せ、伝統のシステムやエチケットの問題、宗教警察などをクリアしていく。それには、風変わりな助産婦とピンクのブラジャーの助けが必要であったが。
 ベルリン国際映画祭2016 フォーラム部門出品。エキュメニカル審査員賞受賞。
 香港国際映画祭2016 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2016 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サウジアラビアからの出品は、『少女は自転車にのって』以来、3年ぶり2回目。


 ◆ジョージア(グルジア):“House of Others(Skhvisi sakhli)”(ジョージア・ロシア・西・クロアチア) 監督:Rusudan Glurjidze
 90年代初め、グルジアでアブハジア紛争が起こる。一方が勝利し、他方が追い立てられる。勝利したサイドは、これまで敵が住んでいた家にそのまま住み着く。平和にはなったが、内なる怒りは消え去ることはなく、過去の住人のデーモンは、新しい住人を苦しめ続けている。
 初監督長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 ジョージア(グルジア)からは2007年から10年連続15回目の出品。


 ◆シンガポール:『見習い』“Apprentice”(シンガポール・独・仏・香港・カタール) 監督:ブー・ジュンフェン(ブー・ユンファン/Boo Junfeng)
 物語:シンガポールで最も高度なセキュリティーを持つ刑務所に、28歳の刑務所看守アイマンが転任してくる。彼は、死刑執行人のチーフ、ラヒムに、後継者として指導を受ける。アイマンの身上調査をしたラヒムは、アイマンの父親が死刑になっていることを知る。実は、アイマンの父は、殺人を犯した友人の身代わりになって、死刑になっていたのだが、アイマンは死刑囚の息子であることを宣誓の時に話していなかった。ラヒムに問い詰められたアイマンは、自分は父とは違うし、いい方向に変わりたいと思っていると話す。議論は熱くなるが、既にラヒムの中で結論は出ていた。アイマンは懲戒処分となり、刑務所を去ることになるだろう。ところが、帰宅途中で、ラヒムは交通事故に巻き込まれてしまい、ラヒムの代わりに、アイマンが初めての死刑執行を行なうことになる……。
 日本でも『Sandcastle』や短編作品が紹介されているブー・ジュンフェン監督の第2監督長編。
 カンヌ国際映画祭2016 ある視点部門出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 エルサレム映画祭2016出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016出品。
 ブー・ジュンフェンは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 シンガポール代表 初選出。
 シンガポールからは、6年連続10回目の出品。


 ◆スイス:“Ma Vie de Courgette (My Life as a Courgette)”(スイス・仏) 監督: Claude Barras
 声の出演:Gaspard Schlatter、ミシェル・ヴュイエルモーズ(Michel Vuillermoz)、Paulin Jaccoud、Sixtine Murat
 物語: Icareは、10歳で、誤って母を死なせてしまった後、親切な警官Raymondによって、施設に連れて行かれる。最初、彼はここにはなじめないと思い、ホームシックにかかる。思い出されるのは、アル中の母が飲んだビールの空き缶と、母が彼につけてくれたCourgette(ズッキーニ/へちま)というニックネームだけだった。それから、SimonやAhmed、Jujube、Alice、Béatriceと出会い、友だちになる。Simonは、グループのリーダーで、両親をドラッグの過剰摂取で亡くしていた。Aliceは、父親が性的虐待の罪で刑務所に入れられていた。新しくやってきたCamilleは、両親の自殺を目撃していた。みんなそれぞれに自分の物語を持ち、等しく傷つき、やさしい心の持ち主だった。 Icareは、この環境に親しみ、新しい家として受け入れて、人生を新たに組み立てていこうとする。
 ジル・パリスの自伝的小説『奇跡の子』の映画化。
 初監督作品。ストップ・モーション・アニメーション。セリーヌ・シアマが脚色を手がけている。
 カンヌ国際映画祭2016 監督週間出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2016 長編コンペティション部門出品。最優秀作品賞、観客賞受賞。
 ラックス賞2016 ノミネート。


 ◆スウェーデン:『幸せなひとりぼっち』“A Man Called Ove(En Man som heter ove)”(スウェーデン・ノルウェー) 監督:ハンネス・ホルム(Hannes Holm)
 出演:ロルフ・ラスゴード(Rolf Lassgård)、Bahar Pars、Filip Berg、Ida Engvoll
 物語:Oveは59歳の気難しい老人だ。何年か前に、彼は、コンドミニアム協会の会長を退陣させられていたけれど、それに文句を言うこともなく、今でも近所の見回りを欠かさない。ある時、近所のテラスハウスに妊婦のParvanehとその家族が引っ越してくる。一家の車がOveへの郵便受けに突っ込んできたことがきっかけとなって、思いもかけない友情が芽生える……。
 Fredrik Backmanの小説の映画化。
 スウェーデン・アカデミー賞2016 主演男優賞(ロルフ・ラスゴード)、メイキャップ賞、観客賞受賞。作品賞、助演女優賞、撮影賞、視覚効果賞ノミネート。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 出品。
 ニューポート・ビーチ国際映画祭2016出品。
 シアトル国際映画祭2016 作品賞第3席、男優賞(ロルフ・ラスゴード)受賞。
 カブール映画祭2016 観客賞受賞。
 ブリュッセル映画祭2016出品。
 エジンバラ国際映画祭2016 観客賞第2席。
 トラヴァース・シティー映画祭2016 観客賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。
 ハンネス・ホルムは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 スウェーデン代表 初選出。


 ◆スペイン:『ジュリエッタ』“Julieta”(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 出演:エマ・スアレス(Emma Suárez)、アドリアーナ・ウガルテ(Adriana Ugarte)、インマ・クエスタ(Inma Cuesta)、ダリオ・グランディネッティ(Darío Grandinetti)、ロッシ・デ・パルマ、スシ・サンチェス(Susi Sánchez)、ダニエル・グラゴ(Daniel Grao)、ミシェル・ジェネール(Michelle Jenner)、ナタリー・ポーサ(Nathalie Poza)、ピラール・カストロ(Pilar Castro)、Joaquín Notario、Blanca Parés
 物語:ジュリエッタ(Julieta)は、55歳で、マドリッドで、恋人Lorenzoと一緒に暮らしている。2人は、ポーランドに引っ越す予定だったが、偶然に娘Antíaの親友Beaと出会って、ポルトガル行きを断念する。Beaは、Antíaがスイスにいて、結婚して、子どもが3人いると言うのだ。Antíaが家を出てから12年が過ぎていた。Julietaは、いつかAntíaと連絡が取れることを期待して、彼女に向けて長い手紙を書く。それは、過去30年以上にわたって彼女が胸にしまってきた痛みを伴う秘密を打ち明けるものだった。10代の頃、Julietaは、ガリシア人漁師のXoanと出会い、愛し合うようになる。彼女は、Xoanと家族の時間と仕事とAntíaの教育を分かち合う。ところが大変な事故が起こる。落ち込んだJulietaをAntíaとBeaが支えた。だが、ある日、突然、Antíaは姿を消す。手がかりは全くなかった。
 アドリアーナ・ウガルテが若い頃のジュリエッタを、エマ・スアレスが年輩のジュリエッタを演じる。
 カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門出品。
 シドニー映画祭2016出品。
 ミュンヘン映画祭2016 スポットライト部門出品。
 台北電影節2016出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。
 エルサレム映画祭2016出品。
 ニュージーランド国際映画祭2016 ワールド部門出品。
 メルボルン国際映画祭2016出品。
 サラエボ映画祭2016出品。
 トロント国際映画祭2016 MASTERS部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2016 オフィシャル・セレクション。ピープルズ・チョイス賞ノミネート。
 ペドロ・アルモドバルは、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『ハイヒール』『私の秘密の花』『オール・アバウト・マイ・マザー』『ボルベール 〈帰郷〉』に続いて、6回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 スペイン代表選出。そのうち、『ボルベール 〈帰郷〉』がショートリスト、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』でノミネート、『オール・アバウト・マイ・マザー』で受賞。
 6回選出は、監督としては9人目で、第8位タイ。スペインでは、カルロス・サウラ、ホセ・ルイス・ガルシと並びました。
 ちなみに、外国語映画賞設立以前の特別賞・名誉賞を除くと、外国語映画賞を2回以上受賞しているのは、フェリーニの4回、ベルイマンの3回、デ・シーカの2回という3人しかいません。(特別賞・名誉賞を含めると、黒澤明2回、ルネ・クレマン2回、デ・シーカ4回となります。)


 ◆スロヴァキア:“Eva Nová”(チェコ・スロヴァキア) 監督:Marko Skop
 物語:エヴァは、かつて有名な女優で、男たちにも囲まれていただったが、キャリアはピークを過ぎ、夫には若い女の許へと逃げられ、酒に溺れる生活を送っていた。彼女は、彼女を愛し、彼女に恩がある人々の手助けなしには生きていけなくなっていた。62歳になった彼女は、3度目のリハビリからアル中生活を脱し、家庭を破壊させたことで彼女を咎めていた最愛の息子の愛を取り戻そうとする。
 スロヴァキアの監督Marko Skopの初めてのドラマ作品。
 トロント国際映画祭2015 DISCOVERY部門 国際批評家連盟賞受賞。
 チューリヒ映画祭2015 インターナショナル長編コンペティション部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2015出品。
 トリノ映画祭2015出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2016出品。
 クリーヴランド国際映画祭2016 中央&東ヨーロッパ映画コンペティション部門出品。
 The Sun in Net (Slnko v sieti)Awards(スロヴァキア映画&テレビ・アカデミー賞)2016 作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞受賞。撮影賞、編集賞、衣裳・メイキャップ アーティスト賞、録音賞ノミネート。
 全州国際映画祭2016出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 チェコ映画2015-2016部門出品。
 モトヴン映画祭2016 メイン・プログラム出品。
 Marko Skopは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 スロヴァキア代表 初選出。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 歴代各国代表 監督別データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_32.html

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 1980年以降の初出品国リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_1.html

 ・『舟を編む』、または、米国アカデミー賞 外国語映画賞 日本代表作品 データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_10.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 各国代表作品リスト その2 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる