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zoom RSS 【世界一眺めが素晴らしい映画祭】 モトヴン映画祭2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/07/31 22:46   >>

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 第19回モトヴン映画祭(7月26日-30日)の各賞が発表されました。

 モトヴン映画祭は、小さな映画を見せる小さな映画祭として、クロアチアのイストリア半島にあるモトヴンで1999年にスタートしています。
 非常にこじんまりした規模の映画祭ですが、過去1年以内にさまざまな映画祭で上映されて高い評価を得た、選りすぐりの(ヨーロッパ映画を中心とした)作品を見せる魅力的な映画祭になっています。

 これまでの最優秀作品賞受賞作品を調べてみると、『リトル・ダンサー』、ポール・グリーングラスの『ブラディ・サンデー』、『パンチドランク・ラブ』、『やさしくキスをして』、ルーマニア・ニュー・ウェーブを代表する1本“The Death of Mr. Lazarescu”、カルロス・レイガダスの『静かな光』、『フィッシュタンク〜ミア、15歳の物語』、『ザ・トライブ』という錚々たる作品が並んでいます。

 上映本数は、2013年までは、短編を含めて、全部で70本くらいだったのが、2014年は136本、2015年は105本となり、今年はまた68本と、2013年以前の上映本数に戻っています。
 今年は、音楽プログラムを充実させたり、ヴァーチャル・リアリティーのプログラムを組んだりして、より多様化の方向へと展開を図ったようです。

 2013年からパートナー・カントリーというのを設けて、国ごとの特集をしていますが、トルコ、フランスに続き、今年はイタリアの特集が組まれました。巨匠、南イタリア、コメディーという3つのプログラムで、14作品が上映されています。

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 映画祭を開催しているモトヴンは、人口が1000人未満で、レストランもたった1つしかないらしいのですが、風光明媚で、クロアチアの中でも特に中世ヨーロッパの雰囲気を色濃く残している村として知られています。
 Motovunとは、“town in the mountains”の意で、実際に山の上にあって、映画祭の公式サイトには、“WELCOME TO THE MOUNTAIN OF FILMS”と書かれています。
 ロケーションとしては、ザグレブから車で3時間、一番近い鉄道の駅まで25km、バスも一日数本のみという、でかけるには非常に不便な場所ですが、そうでありながら、外国資本によるゴルフ場建設の話が何度も持ちかけられてきているそうです。
 そんな小さな村で、なぜこのような映画祭が開けるのかはわかりませんが、開催地も映画祭としてもとても惹かれるものがありますね。

 今回の受賞結果は以下の通りです。

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 ※モトヴン映画祭は、1999年スタートなので、今年は第18回のはずですが、公式サイトでは第19回と記載されています。試しに映画祭にメールで質問してみたところ、回答があり、「第13回は縁起が悪いので、飛ばした」のだそうです。

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 ◆最優秀作品賞/プロペラ賞(Propeller o Motovun)
 ◎“Viva”(アイルランド) 監督:パディ・ブレスナック(Paddy Breathnach)
 物語:ジーザスは、ドラァーグ劇団のパフォーマーたちのハバナ公演のために手伝いをしていた。しかし、彼がやりたいのは裏方ではなく、パフォーマーだった。彼にチャンスが巡ってくる。彼が舞台に立っていると、観客の中から見知らぬ者が現われ、彼の顔面を殴る。それは、ジーザスが15歳の時から会っていなかった、彼の父で元ボクサーのエンジェルだった。2人は、お互いへの気持ちのズレから衝突する。
 米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 ショートリスト。
 パームスプリングス国際映画祭2016出品。
 サンタバーバラ国際映画祭2016 ADL Stand Up Award受賞。
 ドリアン賞(ゲイ&レズビアン・エンタテインメント批評家協会賞) 外国語映画賞ノミネート。
 ダブリン国際映画祭2016 観客賞受賞。
 アイルランド・アカデミー賞2016 撮影賞受賞。作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・美術賞・オリジナル音楽賞ノミネート。

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 【メイン・プログラム】
 ・“Viva”(アイルランド) 監督:パディ・ブレスナック(Paddy Breathnach)
 ・“Perfect Strangers(Perfetti Sconosciuti)”(伊) 監督:Paolo Genovese
 ・“Kills On Wheels(Tiszta Szívvel)”(ハンガリー) 監督:Attila Till
 ・“The Red Spider(Czerwony PająK)”(ポーランド・チェコ・スロヴァキア) 監督:マルチン・コシャルカ(Marcin Koszałka)
 ・“Eva Nova”(スロヴァキア) 監督:Marko Škop
 ・“Nightlife(Nočno Življenje)”(スロヴェニア) 監督:ダムヤン・コゾレ(Damjan Kozole)
 ・“All The Best(Sve Najbolje)”(クロアチア) 監督:Snježana Tribuson
 ・“A Good Wife(Dobra Žena)”(セルビア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović)
 ・“Drifters(Tjuvheder)”(スウェーデン) 監督:Peter Grönlund
 ・“The Student((M)Uchenik)”(ロシア) 監督:キリル・セレブレンニコフ(Kirill Serebrennikov)
 ・“The Ground We Won”(ニュージーランド) 監督:Christopher Pryor
 ・“Certain Women”(米) 監督:ケリー・ライヒャルト
 ・“The Clan(El Clan)”(アルゼンチン・西) 監督:パブロ・トラペロ

 [アウト・オブ・コンペティション部門]
 ・“Slack Bay(Ma Loute)”(仏・独) 監督:ブリュノ・デュモン
 ・“Fire At Sea(Fuocoammare)”(伊・仏) 監督:ジャンフランコ・ロージ
 ・“The Forbidden Room”(カナダ) 監督:ガイ・マディン、Evan Johnson
 ・『アノマリサ』(米) 監督:チャーリー・カウフマン、デューク・ジョンソン
 ・『タンジェリン』“Tangerine”(米) 監督:ショーン・ベイカー
 ・『エンドレス・ポエトリー』“Endless Poetry(Poesía Sin Fin)”(チリ・日・仏) 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー

 ◆最優秀短編賞(Motovun Shorts)
 ◎『ペトロリアム』“Unleaded(Sans Plomb)”(カナダ・仏・オランダ) 監督:Emmanuel Tenenbaum
 物語:1人の環境活動家が、国際的な石油企業に対してある計画を企てる。

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 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“A Good Wife(Dobra Žena)”(セルビア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović)
 出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ボリス・イサコヴィッチ、ヤスナ・ジュリチッチ、 ボヤン・ナヴォイッチ、Hristina Popovic、クセニヤ・マリンコヴィッチ
 物語:ミレーナは、50歳で、ベオグラード郊外の高級住宅地に住んでいる。彼女は、夫を愛し、料理を作ったり、人を楽しませたりするのが好きで、古い友人たちと集ったり、合唱団の仲間とつきあったりしていた。ところが、古いテープを見つけ、夫が恐ろしい戦争犯罪に関わっていたことを知り、同じころ、自分が癌にかかっていることを知る。
 『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』『ライフ・イズ・ミラクル』『サラエボの花』などに出演している女優ミリャナ・カラノヴィッチの第1回監督作品。
 サンダンス映画祭2016出品。
 FEST国際映画祭2016(セルビア) ナショナル・プログラム 女優賞(ミリャナ・カラノヴィッチ)、Milutin Colic Award受賞。
 クリーヴランド国際映画祭2016 George Gund III Memorial Central and Eastern European Film Competition 最優秀作品賞受賞。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。ホワイト・アイリス賞(第1回作品賞)受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。
 プーラ映画祭2016 マイノリティー共同製作部門作品賞 受賞。

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 ◆特別表彰(posebno priznanje filmu)
 ◎“The Student((M)Uchenik)”(ロシア) 監督:キリル・セレブレンニコフ(Kirill Serebrennikov)
 物語:ティーンエージャーのVeniaminは、神学論的な懐疑主義の真っただ中にあり、質問攻めにしては、母親やクラスメート、さらには学校全体を困らせている。「女の子がビキニを着て水泳教室で泳いでもいいんじゃない?」「学校で性教育を行なうべきでは?」「進化論は自然科学として学校で教えられるべきじゃないか?」などなど。大人たちは、聖書のみに誓いを立てる若者の信念に当惑する。彼を納得させられるのは、どうやら生物の教師のElena以外にいなさそうだった……。
 カンヌ国際映画祭2016 ある視点部門出品。Prix François Chalais受賞。
 Biografilm フェスティバル2016 観客賞受賞。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 ミュンヘン映画祭2016 シネマスターズ・コンペティション部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 アナザー・ビュー部門出品。

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 ◆マーヴェリック賞(Maverick Award)
 パーソナリティーや自由精神、イノベーションで、映画芸術の新たなる地平を切り開いた映画作家に贈られる。
 ◎ジェリミール・ジルニク(Želimir Žilnik:セルビアの監督)

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 ◆50年賞(50 years Award)
 映画産業に50年以上身を置き、映画芸術の発展に強いインパクトや大きな足跡を残した個人に贈られる。
 ◎Nenad Puhovski(クロアチアのドキュメンタリー監督)

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 *当ブログ記事

 ・モトヴン映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_3.html
 ・モトヴン映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201308/article_6.html
 ・モトヴン映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201208/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

 【PHOTO GALLERY】

 ・エコ・キャンプ
 映画祭参加者は、予約不要、通常の手数料のみで利用できるキャンプ場

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 ・映画祭のプレイベント、子どもたちのためのBUZZ@TEEN

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 ・「クロアチア最強の右」を賭けた腕相撲コンテスト

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 ・「結婚とは女性と男性の結合体である」

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 ・ハンモックのサービス

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 ・最優秀作品賞=プロペラ賞の由来にもなっている風力発電

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 ・『巨人ヨジェ』などで知られるクロアチア人文学者ナゾル(Vladimir Nazor:1876-1949)の石碑

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 ・パラグライダー

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 ・巨人伝説

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 ・パンフを読む人々

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 ・ヴァーチャル・リアリティー

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 ・レクチャーもこんな感じ

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 ・音楽イベント

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 ・乾杯!

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 ・モトヴン

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