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zoom RSS ロカルノ国際映画祭2016 コンペティション部門 ラインナップ!

<<   作成日時 : 2016/07/24 21:08   >>

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 第69回ロカルノ国際映画祭(8月3日-13日)のラインナップです。

 【インターナショナル・コンペティション】 (Concorso Internazionale/International Competition)

 ※審査員:アルトゥーロ・リプステイン(審査員長)、ケイト・モラン(フランスの女優)、ラフィ・ピッツ(Rafi Pitts:イランの監督)、ロドリゴ・テイシェイラ(Rodrigo Teixeira:ブラジルのプロデューサー)、ワン・ビン

 すべてワールド・プレミア。

 ・“Correspondences(Corrspondências)”(ポルトガル) 監督:Rita Azevedo Gomes
 物語:Jorge de Sena(1919-1978)は、ポルトガルの詩人で、独裁政権に反対して、亡命を余儀なくされ、1959年にブラジルへ、1965年にアメリカへと渡った。Jorge de Senaは、その後、二度と母国に帰ることはなかったが、詩人のソフィア・デ・メロ・ブレイネル・アンドレゼン(Sophia de Mello Breyner Andresen)(1919-2004)とは深い友情で結ばれ、死ぬまで手紙のやりとりが続けられた。本作のダイアローグは、2人が遺した詩や文によって構成され、それぞれの気持ちや考え、2人の強い絆が示される。


 ・“The Ornithologist(O Ornitólogo)”(ポルトガル・仏・ブラジル) 監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(João Pedro Rodrigues)
 物語:フェルナンドは、孤独な鳥類学者で、絶滅危惧種の黒コウノトリを探している。ポルトガル北部の田舎の川に沿って進んでいる時、彼は誤って早瀬に呑み込まれてしまう。幸いにして、サンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼をしている中国人夫婦に助けてもらって、不気味で暗い森へと、元来たルートを戻ろうとする。ところが、試練となるような思わぬ障害物や人物と出会い、究極の行動を求められて、彼は、少しずつ変わっていく。そして霊感と多様な能力を得て、ついに悟りを開く……。
 ジョアン・ペドロ・ロドリゲスは、『追憶のマカオ』でロカルノ国際映画祭2012 Swiss Critics Boccalino Awardを受賞して以来、2度目のロカルノ国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 ・“The Young One(Jeunesse)”(仏・ポルトガル) 監督:Julien Samani [第1回作品]
 物語:Zicoは、どこかに行きたくて、ルアーブルから貨物船に乗り込む。ところが、他のクルーとはうまくいかず、次々と災難も重なって、冒険の夢はしぼんでいく。
 ジョセフ・コンラッドの短編『青春』の映画化。

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 ・“The Apple of My Eye(La Prunelle de mes yeux)”(仏) 監督:Axelle Ropert
 物語:ThéoとEliseは、同じ建物に住み、同じエレベーターを使い、同じ種類の音楽が好きだったが、Théoが、Eliseが盲目であることに気づかなかったために、すれ違いが生じる。ともに相手を嫌うが、最後の衝突が2人を結びつける。

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 ・“Marija”(独・スイス) 監督:Michael Koch [第1回作品]
 物語:Marijaは、若いウクライナ人女性で、ドルトムントのホテルで掃除夫をして暮らしている。彼女には、自分の美容院を開くという夢があり、毎月少しずつお金を貯めていた。ところが、予告なしにクビにされ、夢は先送りになってしまう。仕事もなく、経済的なプレッシャーの中で、別の道を探らなければならない。目標をかなえるためには、彼女は、自分の体だって、社会関係だって、自分の感情だって、棄てる覚悟があった。


 ・“The Dreamed Path(Der Traumhafte Weg)”(独) 監督:アンゲラ・シャーネレク(Angela Schanelec)
 物語:1984年のギリシャ。イギリス人のケネスとギリシャ人のTheresは愛し合っていた。ところが、ケネスの母が事故に遭い、彼は国に帰らなければならなくなる。のちに、彼は、Theresがいかに大切な存在であったかに気づくが、手遅れだった。30年後のベルリン。Arianeは、40歳のTV女優で、夫は、人類学者として成功していたが、結婚生活は破綻してしまう。駅に近いアパートに引っ越した夫は、窓下にホームレスを見かけるようになる。それは、ケネスで、彼は、Theresもまた現在ベルリンに住んでいることを知らなかった。


 ・“Mister Universo”(オーストリア・伊) 監督:Tizza Covi、Rainer Frimmel
 物語:Tairoは、サーカスでライオン使いをしている青年である。彼は、幸運のお守りをなくして、昔、彼にそれをくれた、元ミスター・ユニバースこと、Arthur Robinを捜して、イタリア中を旅してまわる。
 “La pivellina”(2009)が世界中で高く評価され、“Der Glanz des Tages”(2012)がロカルノ国際映画祭2012でエキュメニカル審査員賞スペシャル・メンションとドン・キホーテ賞を受賞した監督コンビの最新作。


 ・“The Last Family(Ostatnia rodzina)”(ポーランド) 監督:Jan Matuszynski
 物語:ズジスワフ・ベクシンスキー(Zdzisław Beksiński:1929-2005)は、ポーランドのシュールレアリストの画家で、ポスト黙示録的な作品でよく知られている。腐敗していく肉体を描いたり、ハードコアSMの世界に空想を遊ばせたりする一方、クモが苦手だったり、病気の母親の面倒を見たりもした。彼の息子Tomaszは、カルト的な人気を誇るラジオDJで、モンティ・パイソンのポーランド語訳を手がけていたりしていたが、神経症で、自殺癖があった。妻のZofia Beksińskaは、敬虔なカトリックで、エキセントリックな夫と息子に耐え、家族をまとめる役割を果たしていた。夫妻が、息子の自傷行為をやめさせようとした時、彼らの生活は、ペインティングと、一連の臨死体験と、葬儀と、次々と流行りが移り変わるダンス・ミュージックによって、彩られていた。


 ・“Godless”(ブルガリア・デンマーク・仏) 監督:Ralitza Petrova [第1回作品]
 物語:ブルガリアの田舎町。Ganaは、認知症を抱える高齢者の世話をして、彼らのIDカードをブラック・マーケットに横流ししていた。Ganaの母は無職で、彼女とはほとんど会話がない。Ganaは、ボーイフレンドともうまくいっておらず、互いに性的魅力も感じなくなり、つきあっているのはモルヒネのおかげのようなものだった。彼女は、裏の仕事をばらすぞと脅してきた患者を誤って殺してしまったが、それでも未来は見えなかった。ところが、新しい患者Yoanが歌っているのを見て、状況が変わり始める。Yoanに対する共感が、彼女の良心を目覚めさせたのだ。しかし、彼が詐欺罪で逮捕されて、「正しいことをすること」の対価が大きいことを知ることになる。


 ・“Glory(Slava)”(ブルガリア・ギリシャ) 監督:クリスティナ・グロゼヴァ(Kristina Grozeva)、ペタル・ヴァルチャノフ(Petar Valchanov)
 物語:Tsanko Petrovは、鉄道員で、線路上に数百万ものレフ硬貨を見つける。彼が、それを警察に届けると、報奨として新しい腕時計が贈られるが、すぐに動かなくなってしまう。一方、Julia Staikovaは、運輸省の広報部長で、Petrovの古い時計をなくしてしまう。ここから、Petrovの、古い時計と威厳を取り戻す奮闘が始まる。
 『ザ・レッスン/授業の代償』のクリスティナ・グロゼヴァ&ペタル・ヴァルチャノフ最新作。


 ・“Scarred Hearts(Inimi cicatrizate)”(ルーマニア・独) 監督:Radu Jude
 物語:1937年のルーマニア。Emanuelは、20歳の青年で、黒海に面したサナトリウムで、骨結核の療養をしていた。他の患者に恋したりして、精一杯生きたいという思いを強くする。だんだんと体は弱っていったが、あきらめたくはなかった。
 10年間の闘病生活の後、29歳で亡くなったルーマニア人作家Max Blecherの自伝的小説“Scarred Hearts”に基づく。


 ・“By the Time It Gets Dark(Dao Khanong)”(タイ・オランダ・仏・カタール) 監督:A・スィッチャーゴーンポン(Anocha Suwichakornpong)
 物語:映画監督と、70年代に学生運動をしていた彼女のミューズ。何度も仕事を変え続けているウェイトレス。男優と女優。彼らは、見えない糸で結ばれている。彼らの関係性は、複雑な層をなし、何度も変容を繰り返す。
 『ありふれた話』でロッテルダム国際映画祭2010 タイガー・アワードを受賞しているA・スィッチャーゴーンポンの最新作。


 ・『バンコクナイツ』“Bangkok Nites”(日・仏・タイ・ラオス) 監督:富田克也
 出演:Subenja Pongkorn、Sunun Phuwiset、Sarinya Yongsawat、Tanyarat Kongphu、Chutlpha Promplang、伊藤仁、川瀬陽太
 物語:タニヤ通りは、バンコクの中心部にある歓楽街で、日本人男性がよくやってくる。Luckは、タニヤ通りに君臨している女王の1人で、ゴージャスなアパートで独り暮らしをしている。彼女には、大家族があり、ラオス国境に近い東北地区に住んでいる。オザワは、元自衛隊員の日本人客で、Luckのことが好きで、5年前から通っていた。彼は、どや街に小さな家を持ち、なんとか生計を立てている。オザワがラオスに行かなければならない用事ができた時、Luckも同行し、彼に家族や幼なじみを紹介する。そこでの短い滞在の間、バンコクでの生活に疲れていたオザワは、こんな小さな村で暮らすのもいいかもしれないと考え始める。しかし、この地にも植民地主義の傷跡が残されていることに彼は気づいていた……。183分。
 『サウダーヂ』でロカルノ国際映画祭2011 Swiss Critics Boccalino Awardスペシャル・メンション受賞、ナント三大陸映画祭2011でグランプリ(Golden Montgolfiere)を受賞している富田克也監督の最新作。


 ・『風に濡れた女』“Wet Woman in the Wind”(日) 監督:塩田明彦
 出演:鈴木美智子、テイ龍進、加藤貴宏、中谷仁美、永岡佑、間宮夕貴
 物語:コースケは、かつては人気劇作家だったが、いまは過去から逃げるようにして都会から離れて、山小屋で静かに暮らしている。ある日、コースケはリアカーを引いていて、自転車に乗ったシオリとすれ違う。シオリは、カフェの従業員で、コースケは最初に彼女に出会ってから、彼女の性的な欲望の罠にからめとられてしまう。
 神代辰巳の『恋人たちは濡れた』(1973)へのオマージュ作品。
 塩田明彦は、『月光の囁き』(1999)以来、17年ぶり2回目のロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門出品。


 ・“La idea de un lago”(スイス・アルゼンチン・カタール) 監督:Milagros Mumenthaler
 物語:イネスは、プロのカメラマンで、最初の子どもが生まれる前に、写真集をまとめたいと考えている。この写真集は、彼女の子ども時代に関連していて、いつも同じ場所に彼女を連れてくる。それは、アルゼンチン南部にある彼女の生家で、彼女はそこで育ち、人格を形成した。また、写真集には、父と写した1枚の写真が含まれる。父は、軍事独裁時代に姿を消していて、この写真こそ、母や兄弟との関係に関するぼんやりした記憶のジグソーパズルを解く手がかりだった。
 Milagros Mumenthalerは、“Abrir puertas y ventanas”で、ロカルノ国際映画祭2011 金豹賞、国際批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション、ヤング審査員賞スペシャル・メンション受賞。


 ・“Hermia & Helena”(米・アルゼンチン) 監督:マティアス・ピニェイロ(Matías Piñeiro)
 物語:カミーラは、アルゼンチンの若い舞台監督で、ブエノスアイレスからニューヨークへとやってきて、アーティストの住まいに入居する。それは、シェークスピアの『真夏の夜の夢』のスペイン語版を製作するためだった。しかし、この仕事だけでは、ブエノスアイレスの友人やボーイフレンドなど、失ったものの方が多いように感じられた。ところが、彼女のところに前の住人であるダニエルから謎めいたハガキが届くようになって、状況が変わり始める。


 ・“Brooks, Meadows and Lovely Faces(Al Ma’ wal Khodra wal Wajh El Hassan)”(エジプト) 監督:ユスリー・ナスラッラー(Yousry Nasrallah)
 物語:Yehiaは、2人の息子RefaatとGalalとともに、披露宴専門のケータリング会社を営んでいる。彼の姪Karimaは、Refaatと結婚するものと思われていたが、彼女は別の相手を考えていた。一方、Refaatは、UAEから戻ってきたばかりのバツイチのShadiaを愛していた。Shadiaも彼に惹かれていたが、年齢と階級の違いが心配だった。Galalは、女たらしで、激しい過去があった。彼は、Karimaの妹と結婚していたが、彼女は息子Amirを生んで死んでしまった。Farid Abou RayyaとOm Roayaの結婚式があり、Yehiaたちがケータリングを請け負う。2人は、Yehiaに自分のビジネスを売りつけようとしていた。Karimaは、その結婚式の間に、自分が愛している相手に気持ちを打ち明ける方法を見出さなければならない。
 ユスリー・ナスラッラーは、『エル・マディナ』でロカルノ国際映画祭1999 CICAE賞、ヤング審査員賞スペシャル・メンション、Swissair/Crossair Special Prize受賞。


 【フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション部門】 (Cineasti Del Presente /Film-makers of the Present Competition)
第1回または第2回監督作品のコンペティション部門。

 審査員:ダリオ・アルジェント(審査員長)、アンゲリキ・パプーリァ(Angeliki Papoulia:ギリシャの女優)、Antonin Peretjatko(フランスの監督)、Cornelia Seitler(スイスのプロデューサー)、ショーン・プライス・ウィリアムズ(Sean Price Williams:アメリカの撮影監督)

 ・“Still Life(Gorge Cœur Ventre)”(仏) 監督:Maud Alpi [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:夜、動物たちがやってくる。彼らは、それを感じ、それと戦う。夜明け前、若者が動物たちを殺す。彼の犬は、恐ろしい世界を目撃し、果てしなく続くように感じた。


 ・“Daydreams(L'Indomptée)”(仏) 監督:Caroline Deruas [第1回作品][ワールド・プレミア]
 出演:タニヤ・ロペール(Tanya Lopert)、チェッキー・カリョ、ベルナール・ヴェルレー(Bernard Verley)、クロティルド・エスム(Clotilde Hesme)、フィリッポ・ティーミ(Filippo Timi)、ジェナ・ティアム(Jenna Thiam)、ロリータ・シャマー(Lolita Chammah)、マリリン・カント(Marilyne Canto)、Pascal Rénéric、レナート・カルペンティエリ(Renato Carpentieri)
 物語:ヴィラ・メディチは、ローマにある建造物で、ローマにありながら、フランスの国有資産になっていて、在ローマ・フランス・アカデミーが使用し、芸術関連の分野で優れた者が選ばれてここに留学にやってくる。写真家のアクセルと作家のカミーユは、それまで会ったことはなかったが、1年間の留学が認められて、ヴィラ・メディチにやってくる。2人のアーティストの人間関係と自由に関する物語。


 ・“The Challenge”(伊・仏・スイス) 監督:Yuri Ancarani [ドキュメンタリー][第1回作品][ワールド・プレミア]
 鷹狩りに関するドキュメンタリー。鷹狩りは、40か国以上で歴史があり、中世貴族社会で流行し、現代ではアラブ社会に残っている。アラブ社会でも、今日、都会的なライフスタイルが取られているが、鷹狩りを続けるのは、砂漠との親密な関係を途切らさないためである。といっても一朝一夕に鷹狩りが行なえるわけではない。それには伝統的な精神を身につけることが必要だ。本作では、カタールでの鷹狩りのトーナメントに向けて訓練を重ねていく鷹匠の姿を追う。


 ・“The Nest(Il nido)”(スイス・伊) 監督:Klaudia Reynicke [ワールド・プレミア]
 物語:Coraは、19歳の少女で、子ども時代を過ごした地Buccoに帰ってくる。それは、Buccoの聖母被昇天祭に、市長をしている父Micheleを助けるためだった。聖母被昇天祭は、多くのローマ正教会の巡礼者や旅行客で賑わう。しかし、謎めいたSaverio一家がやってきてから、聖地の調和が狂い始め、40年前に村民が犯した犯罪が掘り起こされていく。


 ・“Pescatori di corpi(Fishing Bodies)”(スイス) 監督:Michele Pennetta [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:漁船アルバ・アンジェラ号が、シチリア海峡の真ん中を航海している。船長のSalvuccioは、他のクルーに明かりを消し、エンジンを止めるよう、指示を出す。というのも、まもなく警察の巡回艇が近づいてきて、不法移民が上陸しないか見張るからだ。クルーは、網を上げ、暗闇で静かに待つ。カターニャ港では、アフメッドが廃船を捨てる方法を算段していた。それは、彼が5年間暮らしてきた船だった。夜、彼は、ヨーロッパを自由に循環している貨物船が積み荷を降ろしているのを目撃する。夜明けに、アルバ・アンジェラ号がカターニャ港に近づき、アフメッドのそばに停泊する。シチリアの町では、アルバ・アンジェラ号のような違法の漁船の船員と、不法移民が同じように貧困と闘いながらも、互いのことは完全に無視して暮らしている。


 ・“I Had Nowhere to Go”(独) 監督:ダグラス・ゴードン [ドキュメンタリー][ワールド・プレミア]
 20世紀は、数百万の難民や国外追放、無国籍者を生み出した。ある者は、定着し、新しい根を見つけた。別の者は、旅を続けて、故郷に帰れる日を待ったり、夢見たりした。ジョナス・メカスは、リトアニアで生まれ、第二次世界大戦の末期に、ヴィーズバーデンとカッセルの収容所で5年過ごしている。その後、彼はブルックリンへ渡り、映画を撮り始めた。特に有名なものが、若い移民としての日常を記録した「日記」で、彼は「アメリカ・アヴァンギャルド映画のゴッドファーザー」と呼ばれるようになった。
 スコットランドのビデオ・アーティスト、ダグラス・ゴードンによる、ジョナス・メカスの肖像。タイトルは、ジョナス・メカスが1991年に出した同名の著書(邦題『メカスの難民日記』)からの転用。
 『ジダン 神が愛した男』のダグラス・ゴードン監督最新作。


 ・“Afterlov”(ギリシャ) 監督:Stergios Paschos [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:ソフィアと別れて1年後。ニコスは、ソフィアを地下のスタジオに閉じ込めて、なぜ別れたのか納得できるまで、出さない決心をする。


 ・“Solo, Solitude(Istirahatlah kata-kata)”(インドネシア) 監督:Anggi Noen Yosep [ワールド・プレミア]
 物語:インドネシアの詩人、ウィジ・トゥクル(Wiji Thukul:1963-?)の人生を描く。
 スハルト時代は、30年以上にわたって権力が維持され、その間、繰り返し、民主主義は閉ざされていった。詩人のウィジ・トゥクルは、政権を高らかに批判し、自分の考えを話すことを恐れず、彼の言葉は、政治的な抗議運動でしばしば誇らしげに引用された。1996年にジャカルタで暴動が起こった時、彼と何人かの活動家が責任を問われ、告発された。ウィジ・トゥクルは、逃亡を強いられて、ボルネオのポンティアナックに逃げた。そこで、彼は8か月隠れ、時々は全く知らない人々と過ごさなければならなかった。彼は、何度もIDを変えたが、詩や短編はペンネームで書き続けた。中部ジャワのソロに、彼の妻のSiponが、2人の子どもとともに暮らしていたが、四六時中監視がついていた。1998年5月、スハルトが退陣させられる1か月前に、ウィジ・トゥクルは行方不明になっていると発表された。


 ・『ディストラクション・ベイビーズ』“Destruction Babies”(日) 監督:真利子哲也 [インターナショナル・プレミア]

 ・“Donald Cried”(米) 監督:Kris Avedisian [第1回作品][インターナショナル・プレミア]
 物語:Peter Latangは、ロード・アイランドのワーウィックのワーキング・クラスから、ウォール・ストリートのキレ者へと変身を遂げる。15年後、祖母が亡くなって、彼は、故郷に戻る。ところが、財布を落としてしまった彼は、立ち往生し、隣人に助けを借りる。隣人は、彼の幼なじみのDonald Treebeckで、Donaldは全然変わっていなかった。単純な好意としてPeterはDonaldのヴァンに乗せてもらうが、それは過去への長い旅となる。
 2012年の“Donald Cried”の長編版。


 ・“This Time Tomorrow(Mañana a esta hora)”(コロンビア・カナダ) 監督:Lina Rodríguez [ワールド・プレミア]
 物語:コロンビアのボゴタ。17歳のアデライダは、イベント・プランナーの母レナと彫刻家で美術教師の父フランシスコとともに暮らしている。彼らは、日常的な浮き沈みはあるものの、快適な家族生活を送っていた。ところが、亀裂が生じ始める。フランシスは、家庭のこまごましたことはやろうとしなかったため、家事や親としての務めのほとんどはレナに押しつけられ、彼女のオーバーワークになった。それでもレナはそれを懸命にこなそうとした。10代の真ん中で、アデライダは、アイデンティティー・クライシスを迎え、レナと言い争いをするようになった。彼女は、優しく、気遣いができ、一所懸命な時もあれば、荒れて、手がつけられなくなるほど反抗的になる時もあり、友人と夜遊びしたり、男の子とふらついたりすることもあった。そしてある悲劇が起こった時、一家は最大の試練に直面する……。


 ・“Dark Skull(Viejo calavera)”(ボリビア・カタール) 監督:Kiro Russo [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:父が死に、Elderは、ボリビアのワヌニ近郊に住む祖父Franciscoと暮らさなければならなくなる。ワヌニにはスズ鉱山があり、Franciscoは、Elderに鉱山の仕事を与えるが、Elderはまもなく父の死にまつわる祖父の暗い秘密を知る。


 ・“The Human Surge(El auge del humano)”(アルゼンチン・ブラジル・ポルトガル) 監督:Eduardo Williams [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:ブエノスアイレス。Exeは、25歳で、失業したが、次の仕事を探していない。隣人や友人たちは、そんな彼をおかしいという。オンラインで、彼はモザンビークからやってきた少年Alfと出会う。Alfもまた仕事に飽きていて、ジャングルに入ったもうひとりの少年Archieの後を追おうとする。樹木がうっそうと茂る森の中で、Archieは巣に戻るアリを追う。その中の1匹が、コースを逸れて、大きな盛り土の上に座っていたフィリピン人のCanhにぶつかる。Canhは、風変わりで美しいホームタウンに帰ろうとしていたが、彼もまた仕事に恵まれていなかった。


 ・“The Future Perfect(El futuro perfecto)”(アルゼンチン) 監督:Nele Wohlatz [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:Xiaobinは17歳で、アルゼンチンにやってきた時、スペイン語を一言も話すことができなかった。しかし、数日後、彼女は、Beatrizという新しい名前を手に入れ、中国人のスーパーの仕事を得ていた。彼女の家族は、アルゼンチン人地区から遠く離れたコイン・ランドリーの中で生活していた。Xiaobinは、こっそりとお金を貯め、外国語学校に入学する。約束の仕方を学んだ彼女は、スーパーの客で、インド出身のVijayと会う約束を取りつける。彼らはほとんどコミュニケーションができなかったが、秘密の関係をスタートさせた。彼女は、条件文について学び、未来について考え始める。もし両親がVijayのことを知ったら、どうなるだろう? 彼女がスペイン語を学べば学ぶほど、彼女のシナリオは新しく書き換えられていく。


 ・“Withered Green(Akhdar yabes)”(エジプト) 監督:Mohammed Hammad [第1回作品][ワールド・プレミア]
 物語:両親の死後、伝統主義的で保守的なImanは、妹のNohaの面倒を見なければならなくなる。Nohaの姉がプロポーズを受けて、Imanは伯父に花婿とその家族に会いに行ってくれと頼む。アラブ社会の慣習では、婚約に際して、花嫁側から男性が1人出席しなければならない。だが、Imanは慣習を無視することに決めた。


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 第69回ロカルノ国際映画祭のラインナップは、次の記事に続きます。

 ・ロカルノ国際映画祭2016 ラインナップ コンペティション部門以外:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_26.html

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