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zoom RSS プーラ映画祭(クロアチア)2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/07/19 08:29   >>

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 第63回プーラ映画祭(7月9日-16日)の各賞が発表されました。

 プーラ映画祭は、クロアチアで最も古い映画祭で、1954年からスタートして、1957年から賞の授与を行なっています。
 ユーゴスラビアの映画祭としてスタートして、1991年まで続いた後、ユーゴスラビアの崩壊で、いったん中断し、1994年から再開して、今年で第63回を迎えています。

 プログラムは、主に、年間最優秀映画各部門賞を決めるナショナル・プログラムと、インターナショナル作品のコンペティション部門であるインターナショナル・プログラム(2001年に創設)で構成され、ナショナル・プログラムは、クロアチアのアカデミー賞と呼ばれています。

 この映画祭は、一度に多くの観客を収容できる、ローマ風の円形競技場での上映で知られ、ナショナル・プログラムの受賞者に贈られる賞はGolden Arenaと呼ばれ、トロフィーも円形競技場を模したものになっています。

 本年度の受賞結果は、以下の通りです。

画像

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 【クロアチア・プログラム】

 ※審査員:Sanja Vejnović(クロアチアの女優、プロデューサー)、Bruno Kragić(クロアチアの映画批評家)、ラビナ・ミテフスカ(Labina Mitevska:スコピエ出身の国際派女優)、Hrvoje Mršić(クロアチアの編集技師)、ドナルド・K・ランヴァウド(Donald K. Ranvaud:南米を中心に活躍するプロデューサー)

 [クロアチア映画](Croatian film)

 ・“Generation '68(Generacija '68)”(クロアチア) 監督:Nenad Puhovski [ドキュメンタリー]
 ・“Ministry of Love(Ministarstvo ljubavi)”(クロアチア・チェコ・スロヴァキア) 監督:Pavo Marinković [ワールド・プレミア]
 ・“Shooting Stars(Narodni heroj Ljiljan Vidić)”(クロアチア・セルビア) 監督:Ivan – Goran Vitez
 ・“Confusions(Pomutnje)”(クロアチア) 監督:Lana Kosovac [ドキュメンタリー][ワールド・プレミア]
 ・“On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア) 監督:Zrinko Ogresta
 ・“All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア) 監督:Snježana Tribuson
 ・“Trampoline(Trampolin)”(クロアチア) 監督:Katarina Zrinka Matijević [ワールド・プレミア]

 ◆作品賞(Grand Golden Arena for Best Festival Film)
 ◎“On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア) 監督:Zrinko Ogresta

 “On the Other Side(S druge strane/S one strane)”(クロアチア・セルビア) 監督:Zrinko Ogresta
 物語:Vesnaは、20年前に2人の子どもを連れてザグレブにやってきて、看護婦をして暮らしている。前に住んでいたところを離れたのは、夫のŽarkoが、ボスニア戦争の最中に犯した戦争犯罪でハーグの国際戦犯法廷に送られて、近隣の怒りの目に耐えられなくなったからだ。夫の名前は、仕事でもプライベートでも重荷であり、姓を変え、引っ越したのは当然のなりゆきだった。あれから20年。いま、息子は自分の家庭を持って、奥さんのお腹の中には2人目の子どもがあり、娘は婚約中で、家族みんなが幸せを感じていた。ある日、思いがけずŽarkoから電話がかかってくる。最初は、距離を置こうと思ったVesnaだったが、長年の孤独が彼を引き入れてしまう。彼らは、夜ごと会話を交わすが、その結果、Vesnaの人生はまたもや急転降下していく……。
 ベルリン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas スペシャル・メンション受賞。
 FEST国際映画祭2016(セルビア) マイノリティー・セルビア共同製作部門 最優秀作品賞(Belgrade Victor for the best film)、監督賞、The Nebojsa Djukelic award for Best regional Film受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 フォーカス:クロアチア部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品。


 ◆監督賞(Golden Arena for Best Director)
 ◎Zrinko Ogresta “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)


 ◆主演男優賞(Golden Arena for Best Actor)
 ◎ラザル・リストフスキー(Lazar Ristovski) “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)


 ◆主演女優賞(Golden Arena for Best Actress)
 ◎Ksenija Marinković “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)


 ◆助演男優賞(Golden Arena for Best Supporting Actor)
 ◎Goran Navojec “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア)

 “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア) 監督:Snježana Tribuson
 物語:ペーストリー・ショップで働くVericaと、オペラ歌手のBrankicaと、Martinは、いずれも孤独で、愛を求めている。さらに、男性についてたくさんのことを知る2人のナースと、農業に関して特殊な才能を持つ農夫、風変わりな性的志向を持つ重病の女性、美しい女性を礼賛してやまない便利屋が登場する。偶然が重なって、彼らの運命は結びつけられ、解決不可能と思われた状況が解決に向かう。これに、数匹のゴキブリと、ビートのスープと、アリアが重要な役割を果たす。
 キプロス・フィルム・デイズ国際映画祭2016出品。
 南東ヨーロッパ映画祭(LA)2016 最優秀監督賞受賞。


 ◆助演女優賞(Golden Arena for Best Supporting Actress)
 ◎Tena Nemet Brankov “Trampoline(Trampolin)”(クロアチア)


 ◆脚本賞(Golden Arena for Best Screenplay)
 ◎Mate Matišić、Zrinko Ogresta “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)

 ◆撮影監督賞(Golden Arena for Best DOP)
 ◎Tamara Cesarec “Shooting Stars(Narodni heroj Ljiljan Vidić)”(クロアチア・セルビア)

 “Shooting Stars(Narodni heroj Ljiljan Vidić)”(クロアチア・セルビア) 監督:Ivan – Goran Vitez
 物語:第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの傀儡政権であるクロアチア独立国。解放運動は、指導者であるチトーにも見捨てられて、バラバラになりかけていた。若い詩人Ljiljan Vidićは、アルチザンに参加し、ある課題を与えられる。それは、バンドのために、SSタレントショーで優勝できるような曲を書けというものだった。うまく優勝できれば、曲を披露するために、普通は入り込めないようなところにも潜入できて、ヒトラーを倒す機会が得られるにちがないから、だった。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2016出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 フォーカス:クロアチア部門出品。


 ◆編集賞(Golden Arena for Best Editing)
 ◎Tomislav Pavlic “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)

 ◆美術賞(Golden Arena for Best Scenography)
 ◎Željka Burić “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア)

 ◆衣裳デザイン賞(Golden Arena for Best Costume Design)
 ◎Ivana Zozoli Vargović “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア)

 ◆メイキャップ賞(Golden Arena for Make-up)
 ◎Slavica Šnur “Shooting Stars(Narodni heroj Ljiljan Vidić)”(クロアチア・セルビア)

 ◆視覚効果賞(Golden Arena for Best Visual Effects)
 ◎Saša Budimir、Ratimir Rakuljić、Lado Skorin “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア)

 ◆音響デザイン賞(Golden Arena for Best Sound Design)
 ◎Martin Semenčić、Ivan Zelić “On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア)

 ◆音楽賞(Golden Arena for Best Music)
 ◎Rundek Cargo Trio “Generation '68(Generacija '68)”(クロアチア)


 ◆新人賞(Breza Award for Best Debutant)
 ◎Renata Pokupić “All the Best(Sve najbolje)”(クロアチア)

 ◆クロアチア映画批評家協会賞(Croatian Society Of Film Critics Award)
 ◎“On the Other Side(S druge strane)”(クロアチア・セルビア) 監督:Zrinko Ogresta

 [マイノリティー共同製作作品](Minority co-production)

 ・“A Good Wife(Dobra žena)”(セルビア・ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović) [第1回作品]
 ・『フル・コンタクト』“Full Contact”(オランダ・クロアチア) 監督:ダーヴィット・フェルベーク(David Verbeek)
 ・“Houston,We Have A Problem!(Houston, imamo problem!)”(スロヴェニア・クロアチア・独・チェコ・カタール) 監督:Žiga Virc [第1回作品]
 ・“Interruption(Τρήμα)”(ギリシャ・仏・クロアチア) 監督:Yorgos Zois [第1回作品]
 ・“Lazar”(マケドニア・クロアチア・ブルガリア・仏) 監督:ズベトザル・リストフスキ(Svetozar Ristovski)
 ・“Sparrows (Þrestir)”(アイスランド・デンマーク・クロアチア) 監督:ルナー・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson)

 ◆作品賞 マイノリティー共同製作部門(Golden Arena for Best Film)
 ◎“A Good Wife(Dobra žena)”(セルビア・ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović)

 “A Good Wife(Dobra žena)”(セルビア・ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović) [第1回作品]
 出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ボリス・イサコヴィッチ、ヤスナ・ジュリチッチ、 ボヤン・ナヴォイッチ、Hristina Popovic、クセニヤ・マリンコヴィッチ
 物語:ミレーナは、50歳で、ベオグラード郊外の高級住宅地に住んでいる。彼女は、夫を愛し、料理を作ったり、人を楽しませたりするのが好きで、古い友人たちと集ったり、合唱団の仲間とつきあったりしていた。ところが、古いテープを見つけ、夫が恐ろしい戦争犯罪に関わっていたことを知り、同じころ、自分が癌にかかっていることを知る。
 『パパは、出張中!』『アンダーグラウンド』『ライフ・イズ・ミラクル』『サラエボの花』などに出演している女優ミリャナ・カラノヴィッチの第1回監督作品。
 サンダンス映画祭2016出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2016 ナショナル・プログラム 女優賞(ミリャナ・カラノヴィッチ)、The Milutin Colic Award受賞。
 クリーヴランド国際映画祭2016 George Gund III Memorial Central and Eastern European Film Competition 最優秀作品賞受賞。
 南東ヨーロッパ映画祭(LA)2016 最優秀作品賞/国境の架け橋賞、第1回作品賞、レガシー賞(ミリャナ・カラノヴィッチ)受賞。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。ホワイト・アイリス賞(第1回作品賞)受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 ホライズンズ部門出品、


 ◆監督賞 マイノリティー共同製作部門(Golden Arena for Best Director)
 ◎ルナー・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson) “Sparrows (Þrestir)”(アイスランド・デンマーク・クロアチア)

 “Sparrows (Þrestir)”(アイスランド・デンマーク・クロアチア) 監督:ルナー・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson)
 出演:ラデ・シェルベッジア(Rade Šerbedžija)、イングヴァール・E・シガードソン(Ingvar Eggert Sigurðsson)、Atli Oskar Fjalarsson、Nanna Kristín Magnúsdóttir
 物語:アリは、16歳で、シングルマザーの母と2人で、レイキャビクで暮らしている。ところが、母が、アフリカでの調査プロジェクトに参加することになり、一緒に付いて行くわけにはいかないアリは、人里離れた西フィヨルドの半島に住む父グンナールと一緒に暮らすことになる。父は、酒を飲んでばかりで、碌に働きもせず、母親の家に住んで、母親にたかるような暮らしをしていて、アリを落胆させる。アリは、幼少時代にここで暮らしたことがあったが、幼馴染のララと友好を取り戻そうとすると、彼女のボーイフレンドであるエイナールが敵意をむき出しにしてきて、旧交を取り戻すこともできない。夏休みに入り、地元の魚工場で働くことにするが、心が休まるのは、歌を唄っている時だけだった……。
 トロント国際映画祭2015 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2015 オフィシャル・セレクション出品。グランプリ(ゴールデン・シェル賞)受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2015 1-2コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 シカゴ国際映画祭2015 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。シルバー・ヒューゴー賞受賞。
 サンパウロ国際映画祭2015 インターナショナル審査員賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。芸術貢献賞受賞。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2015 オフィシャル・コンペティション部門出品。最優秀作品賞(Crystal Arrow)、男優賞(Atli Oskar Fjalarsson)、撮影賞、Press賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 国際批評家連盟賞受賞。
 アイスランド・アカデミー賞2016 作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・助演女優賞・脚本賞・撮影賞・編集賞・視覚効果賞・録音賞ノミネート。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。


 ◆最優秀パフォーマンス賞(Golden Arena for Best Acting Performance)
 ◎Vedran Živolić “Lazar”(マケドニア・クロアチア・ブルガリア・仏)


 “Lazar”(マケドニア・クロアチア・ブルガリア・仏) 監督:ズベトザル・リストフスキ(Svetozar Ristovski)
 物語:現代のマケドニア。父親が家族を棄てて出て行ったため、Lazarは、いきなり家族を養う立場に追いやられる。彼は、地元のギャングの庇護を受け、ギリシャ・マケドニア間の人身売買に手を染める。ある時、彼は、彼の前に現れた女性学生Katerinaに恋をし、犯罪から足を洗おうと決心する。ところが、Lazarは、そんな気持ちとは裏腹に、義弟Toniを仲間に引き入れることになる。ある夜、Toniは、密入国の際に、移民のひとりを溺死させてしまう。Lazarは助けを求められて、考えてもいなかった決断を迫られる。
 ワルシャワ国際映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 モンペリエ地中海映画祭2015出品。
 サンタバーバラ国際映画祭2016出品。
 ソフィア国際映画祭2016 バルカン・コンペティション部門出品。
 ブリュッセル映画祭2016 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 スコピエ映画祭2016 GALA部門出品。


 ◆観客賞(The Golden Gate of Pula)
 ◎“Lazar”(マケドニア・クロアチア・ブルガリア・仏) 監督:ズベトザル・リストフスキ(Svetozar Ristovski)

 【インターナショナル・プログラム】

 ※審査員:アイボナ・ユカ(Ivona Juka:クロアチアの監督)、Stevan Filipović(セルビアの監督、編集技師)、Gaby Babić (Wiesbaden Festival(独)のディレクター)

 [長編作品](Feature films)

 ・“Mammal”(アイルランド) 監督:Rebecca Daly
 ・『エヴォリューション』“Evolution”(仏) 監督:ルシール・アザリロヴィック(Lucile Hadzihalilovic)
 ・“Mercenary (Mercenaire)”(仏) 監督:Sacha Wolff
 ・“Things to Come (L'avenir)”(仏) 監督:ミア・ハンセン=ラヴ
 ・“Aloys”(スイス) 監督:Tobias Nölle
 ・“The Dreamed Ones(Die Geträumten)”(オーストリア) 監督:Ruth Beckermann
 ・“The Yard (Yarden)”(スウェーデン) 監督:Måns Månsson
 ・“Mountain (Ha'har)”(イスラエル) 監督:Yaëlle Kayam
 ・“Tramontane”(レバノン・仏・カタール・UAE) 監督:Vatche Boulghourjian
 ・“Illegitimate(Ilegitim)”(ルーマニア) 監督:Adrian Sitaru
 ・“Chevalier”(ギリシャ) 監督:アティナ・レイチェル・ツァンガリ(Athina Rachel Tsangari)
 ・『凱里ブルース』“Kaili Blues”(中) 監督:ビー・ガン(Gan Bi)
 ・“Between Sea and Land (La Ciénaga – entre el mar y la tierra)”(コロンビア) 監督:Carlos del Castillo

 ◆最優秀作品賞(Golden Arena for Best Feature Film)
 ◎“Illegitimate(Ilegitim)”(ルーマニア) 監督:Adrian Sitaru


 “Illegitimate(Ilegitim)”(ルーマニア) 監督:Adrian Sitaru
 物語:4人の子どもたちとVictorがテーブルについている。Victorは、医者で、物理学とワインについて長々と話し、家長としての立場を楽しんでいる。息子のCosmaが、昔の文献にVictorの名前を見つけたと言って、父親に食ってかかる。それによると、Victorは、1989年に廃止されるまで、妊娠中絶の禁止を支持して、中絶を希望している女性たちを非難していたという。ムードが一変する。Victorは、母親が中絶を望んでいたのにも拘わらず、双子のSashaとRomiを生ませたではないかと言って、中絶に反対した自分を擁護する。ところが、Sashaが近親相姦による赤ん坊を身ごもっていることを明かしたことから、より深刻な問題が突きつけられる。
 ベルリン国際映画祭2016 フォーラム部門出品。CICAE賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2016 ルーマニア・デイズ部門出品。


 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Tramontane”(レバノン・仏・カタール・UAE) 監督:Vatche Boulghourjian


 “Tramontane(ربيع/Rabi'h)”(レバノン・仏・カタール・UAE) 監督:Vatche Boulghourjian
 物語:目が不自由なRabihは、レバノンの小さな村で暮らしている。彼がパスポートを申請した時、IDカードが偽造されたものだとわかって、彼の人生はひっくり返る。Rabihは、レバノンの田舎を旅して、自分の出生の記録を探す。そして、社会の辺境で暮らす人々の話を聞いて、彼のIDにまつわる小さな手がかりを得、と同時にさらなる疑問を抱く。彼は、この国は、自分自身の歴史を話すことができない国なのだと気づく。
 カンヌ国際映画祭2016 国際批評家週間出品。Grand Golden Rail 受賞。
 ミュンヘン映画祭2016出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 アナザー・ビュー部門出品。


 [ショート・マターズ!](Short Matters!)

 クロアチアの“Picnic(Piknik)”を除く、ヨーロッパ映画賞2015 短編部門ノミネート作品14本の上映。

 【隣人と友人 部門】(Neighbours and Friends at the 63rd Pula)

 ※審査員:カリン・ピーター・ネッツァー、Ivan Ostrochovský(スロヴァキアのプロデューサー、監督)、Mia Pećina(クロアチアのプロデューサー)

 ・『フル・コンタクト』“Full Contact”(オランダ・クロアチア) 監督:ダーヴィット・フェルベーク(David Verbeek)
 ・“The Dreamed Ones(Die Geträumten)”(オーストリア) 監督:Ruth Beckermann
 ・『家族の映画』“Family Film(Rodinný film)”(チェコ・独・スロヴェニア・仏・スロヴァキア) 監督:オルモ・オルメズ(Olmo Omerzu)
 ・“In Your Dreams(Ani ve snu)”(チェコ・スロヴァキア・ブルガリア) 監督:Petr Oukropec
 ・“Houston,We Have A Problem!(Houston, imamo problem!)”(スロヴェニア・クロアチア・独・チェコ・カタール) 監督:Žiga Virc [第1回作品]
 ・“A Good Wife(Dobra žena)”(セルビア・ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア) 監督:ミリャナ・カラノヴィッチ(Mirjana Karanović) [第1回作品]
 ・“Lazar”(マケドニア・クロアチア・ブルガリア・仏) 監督:ズベトザル・リストフスキ(Svetozar Ristovski)
 ・“Lilly and the magic Pearl”(モナコ・ブルガリア・仏) 監督:アンリ・クーレフ(Anri Koulev)
 ・“Illegitimate(Ilegitim)”(ルーマニア) 監督:Adrian Sitaru
 ・“Chevalier”(ギリシャ) 監督:アティナ・レイチェル・ツァンガリ(Athina Rachel Tsangari)
 ・“Interruption(Τρήμα)”(ギリシャ・仏・クロアチア) 監督:Yorgos Zois [第1回作品]
 ・“Sparrows (Þrestir)”(アイスランド・デンマーク・クロアチア) 監督:ルナー・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson)

 ◆最優秀作品賞
 ◎“Illegitimate(Ilegitim)”(ルーマニア) 監督:Adrian Sitaru

 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Houston,We Have A Problem!(Houston, imamo problem!)”(スロヴェニア・クロアチア・独・チェコ・カタール) 監督:Žiga Virc


 “Houston,We Have A Problem!(Houston, imamo problem!)”(スロヴェニア・クロアチア・独・チェコ・カタール) 監督:Žiga Virc [第1回作品]
 物語:冷戦時代、アメリカとソ連は、宇宙開発競争で鎬を削っていた。そんな中、1960年代、アメリカは、ユーゴスラヴィアのチトーから宇宙計画を数億ドルで購入する。その中には、当時、そのプロジェクトのために働いていた26人のエンジニアも含まれていた。Ivan Pavićは、その中のひとりで、プロジェクトの機密解禁がなされた後、会ったこともない娘に会うために帰国する。彼の死は秘密警察によって偽装されていて、娘は、父はずっと前に死んだと思い込まされていた。彼の助けと、秘密の計画に関わっていて、いまは引退している役人General Francの証言により、アメリカの歴史家Roger McMillanが、歴史から伏せられていた秘密のエピソードを再構築する。
 歴史上の事実にフィクションを織り交ぜたドキュフィクション。
 初監督長編。
 トライベッカ映画祭2016出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。


 【クロアチア短編映画部門】(Short Pula films)

 ※審査員:Daniel Kušan(クロアチアの監督)、Daniel Rafaelić(クロアチアの映画批評家)、クリス・オーティ(Chris Auty:イタリアのプロデューサー),

 ・“Belladonna”(クロアチア) 監督:Dubravka Turić
 ・“Flowers (Cvijeće)”(クロアチア) 監督:Judita Gamulin
 ・“Girls (Djevojke)”(クロアチア) 監督:Luka Galešić [プレミア]
 ・“Fantastic (Fantastična)”(クロアチア) 監督:Ivan Sikavica
 ・“Voicemail(Govorna pošta)”(クロアチア) 監督:Leo Vitasović
 ・“Hana,Hana,Honey (Hana, Hano, Hanice)”(クロアチア) 監督:Marko Bičanić、Karlo Vorih [プレミア]
 ・“Playing the Tiger(Igra malog tigra)”(クロアチア) 監督:Jasna Nanut
 ・“Two All Alone(Nas dva) ”(クロアチア) 監督:Andrija Mardešić
 ・“Sunday (Nedjelja)”(クロアチア) 監督:Goran Dević
 ・“Somewhere(Negdje)”(クロアチア) 監督:Katarina Radetić [プレミア]
 ・“Picnic(Piknik)”(クロアチア) 監督:Jure Pavlović
 ・“White Room Stories (Priče iz bijele sobe)”(クロアチア) 監督:Silva Ćapin
 ・“Thin Air(Ritki zrak)”(クロアチア) 監督:Šimun Šitum
 ・“Walker(Šetač)”(クロアチア) 監督:Filip Mojzeš
 ・“Admit It (Vanjski igrač)”(クロアチア) 監督:Luka Čurčić [プレミア]
 ・“The Beast (Zvjerka)”(クロアチア・フィンランド) 監督:Daina Oniunas Pusić

 [マイノリティー共同製作](Minority co-production)
 ・“Recent Places (Mjesta u blizini)”(独・クロアチア) 監督:Mate Ugrin

 ◆最優秀短編賞
 ◎“Flowers (Cvijeće)”(クロアチア) 監督:Judita Gamulin


 【その他の賞】

 ◆観客賞 児童プログラム部門(The audience in the Programme Pulica)
 ◎“Little Gangster (De Boskampi's)”(オランダ) 監督:Arne Toonen

 “Little Gangster (De Boskampi's)”(オランダ) 監督:Arne Toonen
 物語:Rik Boskampはいじめられっ子だ。彼は、もうこれ以上いじめられたくないと考え、新しい街に引っ越した時、自分の父親はマフィアのボスだとウソをつく。もう彼をいじめる者はいない。しかし、こんなウソがいつまで通用するだろうか。そして、ウソがばれた時、彼はどうなるだろうか。
 Marjon Hoffmanの小説の映画化。
 ソウル国際ニューメディア・フェスティバル2015 観客賞受賞。
 オランダ映画祭2015出品。Golden Calf 美術賞、音楽賞ノミネート。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2015 Michel Award受賞。
 CineKid 2015 最優秀オランダ・ファミリー映画賞受賞。
 ブラック・ナイツ映画祭2015出品。
 オウル国際児童映画祭(フィンランド)2015 Starboy Award(最優秀作品賞)受賞。
 サンダンス映画祭2016 サンダンス・キッズ部門出品。
 クリーヴランド国際映画祭2016出品。
 ズリーン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。


 ◆最優秀学生作品賞(Diploma for Best Film in The Student Programme)
 ◎“Love(Liubov)”(ブルガリア) 監督:Boya Harizanova

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 クロアチア・プログラムの各賞は、ほぼ3作品に割り振られる形になりましたが、作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚本賞といった主要部門を制した“On the Other Side(S druge strane)”の強さが目を引きます。

 おそらくこれで、米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 クロアチア代表は、“On the Other Side(S druge strane)”で決まりですね。
 プーラ映画祭の受賞作(必ずしも作品賞受賞作ではない)が、米国アカデミー賞 外国語映画賞 クロアチア代表に選ばれることが多く、昨年度のクロアチア代表『灼熱の太陽』も、前回のプーラ映画祭で7部門受賞しています。『灼熱の太陽』は、世界的にかなり高い評価を受けた作品だったので、“On the Other Side(S druge strane)”はそれにどのくらい迫ることができるか、注目されます。

 “A Good Wife(Dobra žena)”も、かなり有望な作品で、米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 セルビア代表に選ばれる可能性があります。セルビア映画は、まだサラエボ映画祭から有力な作品が出てくる可能性があるので、ひょっとすると、別の作品に取って替わられることもあるかもしれませんが、現時点でも、2016年を代表するヨーロッパ映画の1本と言ってもいいくらいの評価は得ているように思います。

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 *当ブログ記事

 ・プーラ映画祭2014 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_11.html
 ・プーラ映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_24.html
 ・プーラ映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_2.html
 ・プーラ映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_24.html
 ・プーラ映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_22.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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