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zoom RSS シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/06/29 22:47   >>

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 第23回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭(6月10日-15日)の各賞が発表されました。

 シェフィールド国際映画祭(Sheffield Doc/Fest(Sheffield International Documentary Festival (SIDF)))は、イギリスのシェフィールドで開催されるドキュメンタリーの祭典で、ドキュメンタリーの国際映画祭としては、世界でも最も重要なもの1つとしてみなされています。

 現在、コンペティション部門は、主だったもので5つありますが、「××コンペティション」という形はとらず、5つある賞に対してそれぞれ作品のエントリーを行なうという形式になっていて、「審査員大賞」がメイン・コンペティション部門に当たります。(2015年より少々部門構成が変更になっています。)

 主だった受賞作としては、2015年は『ルック・オブ・サイレンス』が観客賞で、『カルテル・ランド』がティム・ヘザリントン賞、2014年は『HAPPINESS 〜ブータン・幸せの国の少年〜』がヤング審査員賞スペシャル・メンションで、『私たちの受難』が学生ドキュメンタリー賞、2013年は『アクト・オブ・キリング』が審査員特別賞、2012年は『壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び』が観客賞、等受賞しています。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 【審査員大賞】(Grand Jury Award)

 ・“The Confession”(英) 監督:Ashish Ghadiali [ワールド・プレミア]
 ・“Sour Grapes”(英・仏) 監督:Jerry Rothwell、Reuben Atlas [UKプレミア]
 ・“Bobby Sands: 66 Days; The Settlers”(英・米) 監督:ブレンダン・J・バーン(Brendan J Byrne) [インターナショナル・プレミア]
 ・“The Land of the Enlightened”(ベルギー・アイルランド・オランダ) 監督:Pieter-Jan De Pue [UKプレミア]
 ・“Brothers”(ポーランド) 監督:ヴォイチェフ・スタロン(Wojciech Staroń) [UKプレミア]
 ・“Presenting Princess Shaw”(イスラエル) 監督:Ido Haar [UKプレミア]
 ・“Cameraperson”(米) 監督:Kirsten Johnson [UKプレミア]
 ・“City 40”(米) 監督:Samira Goetschel [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“Jim: The James Foley Story”(米) 監督:Brian Oakes [UKプレミア]
 ・“Tempestad”(メキシコ) 監督:Tatiana Huezo [UKプレミア]

 ◆審査員大賞(Grand Jury Award)
 ◎“Cameraperson”(米) 監督:Kirsten Johnson [UKプレミア]
 Kirsten Johnsonは、“Darfur Now”、『悪魔よ地獄へ帰れ』“Pray the Devil Back to Hell”、“The Oath”、“The Invisible War”、『シチズンフォー スノーデンの暴露』など、20年以上にわたってドキュメンタリー作品の撮影監督を務めてきた。タハリール広場からセルビアの殺人現場、世界貿易センタービルからニカラグアの病院の新生児室……。これまで手がけた作品を通して、他者の人生を撮影する上で、避けては通れない、許可や権力、クリエイティヴな野心、人間としての義務といった問題について考察する。
 サンダンス映画祭2016 ニュー・フロンティア部門出品。
 サラソータ映画祭2016 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 リバーラン国際映画祭2016 審査員特別賞受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2016 ゴールデンゲート長編ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。ゴールデンゲート賞受賞。
 モントクレア映画祭2016 ブルース・シノフスキー賞(最優秀ドキュメンタリー賞)受賞。
 DOXAドキュメンタリー映画祭(バンクーバー)2016 長編ドキュメンタリー賞受賞。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“The Settlers”(仏・独・イスラエル) 監督:イモン・ドータン(Shimon Dotan) [UKプレミア]
 1967年の6日間戦争でイスラエルが圧倒的な勝利を収めてからおよそ50年、約10万人のイスラエル人がヨルダン川西岸に入植して、コミュニティーを広げている。入植者たちは、地域のパレスチナ人住民と直接衝突を起こしたり、国際的な非難を浴びたりもしていて、現代シオニズムの正しい先導者と見なされることもあれば、地域の平和の障害となる不法占拠者と見なされることもある。
 ヨルダン川西岸のユダヤ人入植者に関して、包括的にとらえた初めてのドキュメンタリー。
 『シールズ/栄光の戦士たち』『ザ・ウォリアーズ』『バニシング・ヒーロー』などで知られる監督・プロデューサーのシモン・ドータン監督の最新作。将来のテロリストの芽を摘むためにパレスチナ人を投獄しているイスラエルの刑務所に関するドキュメンタリー“Hot House”でサンダンス映画祭2006審査員特別賞受賞。
 サンダンス映画祭2016出品。
 ルクセンブルク・シティー映画祭2016出品。
 DocAviv映画祭2016出品。

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 【環境賞】(Environmental Award)

 ・“Born to Be Free”(英・ロシア) 監督:Gayane Petrosyan [ワールド・プレミア]
 ・“Freightened - The Real Price of Shipping”(西・仏) 監督:Denis Delestrac [UKプレミア]
 ・“Zud”(独・ポーランド) 監督:Marta Minorowicz [UKプレミア]
 ・“There Will Be Water”(デンマーク) 監督:Per Liebeck [ワールド・プレミア]
 ・“Footprint”(米・仏) 監督:Valentina Canavesio [ワールド・プレミア]
 ・“The Age of Consequences”(米) 監督:Jared P. Scott [インターナショナル・プレミア]
 ・“Death By Design”(米) 監督:Sue Williams [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“Kivalina”(米) 監督:Gina Abatemarco [UKプレミア]
 ・“Seed: The Untold Story”(米) 監督:Jon Betz、タガート・シーゲル(Taggart Siegel) [UKプレミア]

 ◆環境賞(Environmental Award)
 ◎“Seed: The Untold Story”(米) 監督:Jon Betz、タガート・シーゲル(Taggart Siegel) [UKプレミア]
 過去100年で、地球上で94%の種類の野菜(の種)が失われている。モンサント社のような、大手バイオ科学メーカーが、種の交配(hybridization)や商品化を通して、われわれの食べるものを支配し、限定し、汚染させているのだ。しかし、その一方で、独立系の農家や、種の保存家(seed savers)など、よきサマリア人たちは、われわれの農業的遺産を守り、大手メーカーが行なっていることを広めるなどして、時代の流れを踏みとどまらせるために、多方面で努力を行なっている。
 DOXAドキュメンタリー映画祭(バンクーバー)2016 出品。
 シアトル国際映画祭2016出品。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Death By Design”(米) 監督:Sue Williams [ヨーロッパ・プレミア]
 スマートフォン、タブレット、ラップトップなどが普及し、われわれのコミュニケーションは拡大する一方だ。しかし、こうした利便性の向上、新しいデバイスの普及の陰で、環境が破壊され、われわれの健康が損なわれていることはあまり知られていない。現在は、クリーン化が進められているものの、初期のシリコンバレーでは、急速な発展のために環境問題にまで目がまわらず、ICの洗浄に有毒溶剤が使われ、廃液はそのまま垂れ流されたし、中国では現在も化学物質の投棄が行なわれている。こうした事実は、これまでほとんど語られて来なかったが、もう無視することはできない。
 シアトル国際映画祭2016出品。

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 【ヤング審査員賞】(Youth Jury Award)

 ・“Lyari Notes”(英・カナダ・フィンランド・インド・オランダ・パキスタン) 監督:Maheen Zia、Miriam Chandy Menacherry [UKプレミア]
 ・“Sonita”(独・イラン・スイス) 監督:Rokhsareh Ghaem Maghami
 ・“Flotel Europa”(デンマーク・セルビア) 監督:Vladimir Tomic [UKプレミア]
 ・“Storyboard P, a Stranger in Sweden”(スウェーデン) 監督:Matthew D'Arcy [ワールド・プレミア]
 ・“Snow Monkey”(オーストラリア・ノルウェー) 監督:George Gittoes [UKプレミア]

 ◆ヤング審査員賞(Youth Jury Award)
 ◎“Sonita”(独・イラン・スイス) 監督:Rokhsareh Ghaem Maghami
 18歳の、イランの女性ラッパーSonitaに関するドキュメンタリー。または、新しい世代のアーティストの目を通して、映し出される現代イラン社会のコントラスト。Sonitaは、ビッグになることを夢見ているわけではない。正義の希求、恐れ、女性差別主義の横行が彼女を叫ばせるのだ。カリスマ的な存在感と、生き生きとした目が、彼女の未来を変えるのに、そう時間はかからないに違いない。監督Rokhsareh Ghaem Maghamiの手助けもあって、彼女は、アフガニスタンからユタまでを見てまわる機会を得る。ところが、保守的な彼女の母親は、いい時期にお嫁に行った方がよいと言って、彼女の人生を脱線させようとする。
 第2長編ドキュメンタリー。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015出品。
 サンダンス映画祭2016 グランプリ、観客賞受賞。
 ポートランド映画祭2016 観客賞受賞。
 フルフレーム・ドキュメンタリー映画祭2016 Center for Documentary Studies Filmmaker Award受賞。
 サラソータ映画祭2016 観客賞受賞。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭 観客賞第20席。
 モントクレア映画祭2016 審査員特別賞、観客賞受賞。
 ズリーン国際映画祭2016 ドキュメンタリー部門出品。

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 【短編ドキュメンタリー賞】(Short Doc Award)

 ・“Recorded Absence”(英) 監督:Gillian Callan
 ・“Bunkers”(スイス) 監督:Anne-Claire Adet [インターナショナル・プレミア]
 ・“Silent Voices”(インド) 監督:Pritha Chakraborty [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“Johnny Physical Lives”(米・カナダ・伊) 監督:Joshua Neuman [ヨーロッパ・プレミア]
 ・『命の番人』“The Gatekeeper”(米・カナダ・日) 監督:ユン・チャン(Yung Chang) [インターナショナル・プレミア]
 ・“Extremis”(米) 監督:ダン・クラウス(Dan Krauss) [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“When You Awake”(米) 監督:Jay Rosenblatt [UKプレミア]
 ・“Brillo Box (3¢ off)”(米) 監督:Lisanne Skyler [インターナショナル・プレミア]
 ・“Toucan Nation”(米・コスタリカ) 監督:Paula Heredia [ワールド・プレミア]
 ・“I'm Not From Here”(チリ・デンマーク・リトアニア) 監督:Giedrė Žickytė、Maite Alberdi [UKプレミア]

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Short Doc Award)
 ◎“I'm Not From Here”(チリ・デンマーク・リトアニア) 監督:Giedrė Žickytė、Maite Alberdi [UKプレミア]
 Josebeは、バスク人だが、いまはチリの老人ホームで暮らしている。閉ざされた空間の中で、毎日が漫然と過ぎていく。彼女は、認知症を抱えていることもあって、頑固で、他の居住者とはつきあおうとしない。Josebeは、何十年もチリに暮らしているが、バスクでの若かりし幸福な日々を懐かしんでばかりいる。
 Visions du Réel 2016出品。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016出品。
 ドキュメンタマドリッド2016 観客賞受賞。
 クラクフ映画祭2016 インターナショナル短編ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。ヨーロッパ映画賞2016 短編映画賞クラクフ代表。

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 【学生ドキュメンタリー賞】(Student Doc Award)

 ◆学生ドキュメンタリー賞(Student Doc Award)
 ◎“My Aleppo”(米) 監督:Melissa Langer [UKプレミア]
 物語:若い一家が、シリアの内戦を逃れて南アフリカにやってくる。彼らは、シリアのアレッポとのつながりを維持するのに四苦八苦している。彼らは、アパートのワン・ルームに押し込められていて、まだ内戦の渦中にある親戚から不安にさせるような知らせを受け取る。
 テルライド映画祭2015出品。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015 最優秀学生ドキュメンタリー賞受賞。
 サラソータ映画祭2016 最優秀ドキュメンタリー・ショート。
 サンフランシスコ国際映画祭2016 最優秀ニュー・ヴィジョン・ショート受賞。

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 【Alternate Realities Interactive部門】 [新設]

 ※Alternate Realities Interactive部門は、インタラクティヴ・メディアや、ヴァーチャル・リアリティー・エキシヴィション&トークを対象とする部門。今回は、インタラクティヴ・メディアが14作品、ヴァーチャル・リアリティー・エキシヴィション&トークが12作品エントリー。

 ◆Alternate Realities Interactive Award
 ◎“New Dimensions in Testimony”(米) 監督:Heather Maio [ワールド・プレミア]

 ◆Alternate Realities Interactive Award スペシャル・メンション
 ◎“Walden, a Game”(米) 監督:Tracy Fullerton [UKプレミア]

 ◆Alternate Realities VR Award
 ◎“Notes on Blindness: Into Darkness”(英・仏) 監督:Arnaud Colinart、Amaury La Burthe、Peter Middleton、James Spinney [ヨーロッパ・プレミア]
 1983年夏、ライターで理論家のJohn Hullは、第1子が生まれたその日に失明する。人生における激変を理解するために、彼はカセットレコーダーを使って、日記をつけ始める。1990年、日記は“Touching the Rock: An Experience of Blindness”として出版され、それを読んだオリバー・サックスは、「盲目であることを、これほど非凡に、正確で、深く、美しく描いたものを読んだことがない。傑作として私の心に刻まれた」と感想を述べている。James SpinneyとPeter Middletonは、特別にオリジナルのテープへのアクセスを許され、そこから、“Notes on Blindness: Rainfall”(2013)、“Notes on Blindness”(2014)という2本の短編ドキュメンタリー、“Notes on Blindness”(2016)という長編ドキュメンタリーを制作した。本作は、そこからさらに発展させて制作した30分のインタラクティヴ・ドキュメンタリーで、盲人の感覚世界を、美しいアニメーション、ヴァーチャル・リアリティー、リアルタイム3-Dを使って、追体験を可能にした。
 サンダンス映画祭2016 ニュー・フロンティア部門出品。
 トライベッカ映画祭2016出品。
 シドニー映画祭2016出品。

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 ◆Alternate Realities VR Award スペシャル・メンション
 ◎“Home – An Immersive Spacewalk Experience”( ) 監督:Kate Bartlett、Tom Burton [ワールド・プレミア]

 【観客賞】(Audience Award)

 ◆長編部門(Dr Clifford Shaw Feature Doc Audience Award)
 ◎“Presenting Princess Shaw(Thru You Princess)”(イスラエル) 監督:Ido Haar [UKプレミア]
 Samantha Montgomeryは、38歳で、ニューオリンズの老人ホームで介護の仕事をしている。夜、彼女は、家に帰ると、Princess Shawというハンドルネームで、YouTubeに、アカペラで歌った自作の歌の動画を投稿したりしていた。子供時代の性的虐待のことを回想して歌った“Give It Up”を自分のYouTubeアカウントにアップロードしたのは2013年4月27日のこと。その時点では、彼女は、膨大な数のYouTuberの1人に過ぎず、その動画を閲覧した人も、一握りしかいなかった。そして17か月が過ぎた。Kutimanこと、Ophir Kutielは、イスラエルのキブツで暮らす34歳のミュージシャンで、ウェブサイトでで、オンライン・アルバムThru Youを発表していた。楽曲は、YouTube上にアップロードされた歌に楽器演奏をミックスしたもので、オリジナルの歌い手には会ったこともなかったし、そういうことをするという許可ももらっていなかったが、そのアルバムはヒットした。2013年、彼が次のアルバムThru You Twoを構想していたときに見つけたのが、Samantha Montgomeryの“Give It Up”だった。何かマジカルなものを感じたという彼が、完成させた“Give It Up”のミックス・バージョンはほとんど完璧なものに感じられた。2014年9月にそれをYouTubeにアップロードしたところ、たちまち200万ヒットを記録した(現時点で同動画は約270万ヒットを記録し、Samantha Montgomeryのオリジナル版も6万ヒットを記録している)。監督のIdo Haarは、Ophir Kutielの友人で、Ophir Kutielを通じてSamantha Montgomeryに興味を持ち、最初はYouTuberへの取材と称して、彼女にアプローチを行なった。そうして、Samantha MontgomeryとOphir Kutielの物語が1本のドキュメンタリーとしてまとめられることになった。デジタル・エイジのシンデレラ・ストーリー。
 エルサレム映画祭2015出品。
 トロント国際映画祭2015 TIFF DOCS部門出品。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015出品。
 マイアミ国際映画祭2016出品。
 SXSW映画祭2016出品。
 クリーヴランド国際映画祭2016出品。
 ナッシュヴィル映画祭2016出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2016出品。
 モントクレア映画祭2016出品。
 シアトル国際映画祭2016出品。
 シドニー映画祭2016出品。

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 ◆短編部門(Audience Award for Short Doc)
 ◎“Tarikat”(オランダ・トルコ) 監督:Jasmijn Schrofer [UKプレミア]
 悟りへと向かう旅のヴィジュアル・ポエム。Deryaは、スーフィー教徒の伝統的な歌の、包み込むようなリズミカルなパワーの中に深く入り込んでいく。彼女が、サウンドのマントに包まれ、集合的なつながりの中に沈んでいくにつれ、時は溶け出していく。

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 ◆Alternate Realities Interactive Project部門(Audience Award for Alternate Realities Interactive Project)
 ◎“New Dimensions in Testimony”(米) 監督:Heather Maio [ワールド・プレミア]

 ◆Alternate Realities VR Project部門(Audience Award for Alternate Realities VR Project)
 ◎“Home – An Immersive Spacewalk Experience”( ) 監督:Kate Bartlett、Tom Burton [ワールド・プレミア]

 【特別賞・名誉賞・その他の賞】

 ◆クリエイティヴ・リーダーシップ賞(Creative Leadership Award)
 ドキュメンタリー産業に多大な貢献のあった個人に贈られる。
 ◎シーラ・ネヴィンス(Sheila Nevins)
 シーラ・ネヴィンスは、アメリカのTVプロデューサー、HBOドキュメンタリー・フィルムズのプレジデント。エグゼクティヴ・プロデューサーを務めた作品には、『セルジオ テロに死す〜イラク復興を託された男』、『私の顔を返して 〜パキスタン 酸攻撃の被害女性たち〜』(『セイビング・フェイス 魂の救済』)、『「提案8号」への挑戦 〜アメリカ 同性婚を巡る闘い〜』(『アゲンスト8』『ジェンダー・マリアージュ 〜全米を揺るがした同性婚裁判〜』)、『シチズンフォー スノーデンの暴露』、『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』、『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』、『ゴーイング・クリア:サイエントロジーと信仰という監禁』など多数。

 ◆ティム・ヘザリントン賞(Tim Hetherington Award)
 2011年にリビア政府による砲撃で亡くなった、報道写真家で人道活動家のティム・ヘザリントン(Tim Hetherington)にちなんで設けられた映画賞。
 ◎“Tempestad”(メキシコ) 監督:Tatiana Huezo [UKプレミア]
 カルテルが支配するメキシコの町。民営刑務所には罪なき人々が投獄され、当局は見て見ぬふりをする。2人の女性の物語が並行して描かれる。ミリアムは、目撃者の1人だが、誤って刑務所に入れられ、刑務所から家へと帰る2000キロの旅の途上で、人生を立て直そうとする。アデラは、何年か前に娘を誘拐され、そのトラウマに苦しんでいる。システマティックに不正が行なわれ、恐怖という武器を突きつけられて、社会は麻痺している。
 ベルリン国際映画祭2016 フォーラム部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 A Female Take on Mexico部門出品。

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 ◆ティム・ヘザリントン賞 スペシャル・メンション
 ◎“Hooligan Sparrow(海南之后)”(米・中) 監督:Nanfu Wang(王男栿)
 2013年5月8日、海南万寧第二小学校の校長と政府の職員が、小学校6年生の女子6人をホテルに連れ込むというスキャンダルが起きる。活動家Ye Haiyan(叶海燕)(その名からフーリガン・スパロウと呼ばれる)率いるグループが、抗議活動を始める。彼女は、たちまち、国の敵とみなされるようになるが、拘束されても、取り調べを受けても、彼女は抗議活動をやめようとはしない。
 初監督作品。
 サンダンス映画祭2016出品。
 アシュランド・インディペンデント映画祭2016 Les Blank Award受賞。
 ナッシュヴィル映画祭2016 審査員特別賞受賞。
 ダラス国際映画祭2016 Silver Heart Award受賞。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016出品。

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 ◆Award for Unsung Hero in Factual TV [新設]
 イギリスのTVドキュメンタリーに陰ながら貢献した人物に贈られる。
 ◎Jan Tomalin
 Jan Tomalinは、Media Law Consultancyのマネージング・ディレクター、弁護士。プロダクション弁護士として、『プロジェクト・ニム』ほか多くの作品に関わる。

 ◆ストーリーテリング&イノベーション賞(Storytelling and Innovation Award) [新設]
 科学やリサーチ、コラボレーションに基づく語り口や、革新的なフィルムメイキングを評価する。
 ◎“Notes on Blindness”(英・仏) 監督:James Spinney、Peter Middleton [UKプレミア]
 1983年夏、ライターで理論家のJohn Hullは、第1子が生まれたその日に失明する。人生における激変を理解するために、彼はカセットレコーダーを使って、日記をつけ始める。1990年、日記は“Touching the Rock: An Experience of Blindness”として出版され、それを読んだオリバー・サックスは、「盲目であることを、これほど非凡に、正確で、深く、美しく描いたものを読んだことがない。傑作として私の心に刻まれた」と感想を述べている。本作は、特別にオリジナルのテープへのアクセスを許された制作チームによるドキュメンタリーで、目が見えなくなったJohn Hullの内面世界、夢、記憶、イマジネーションへと探求を進めている。
 “Notes on Blindness: Rainfall”(2013)、“Notes on Blindness”(2014)という2本の短編ドキュメンタリーから、本作と同じくサンダンス映画祭2016 ニュー・フロンティア部門に出品された“Notes on Blindness - Into Darkness”(盲人の感覚世界を、美しいアニメーション、ヴァーチャル・リアリティー、リアルタイム3-Dを使って、追体験する30分のインタラクティヴ・ドキュメンタリー)へと続く、John Hullの体験をモチーフにした一連のドキュメンタリー・シリーズの1本。
 サンダンス映画祭2016 ニュー・フロンティア部門出品。
 クリーヴランド国際映画祭2016 グローバル・ヘルス コンペティション部門出品。
 トライベッカ映画祭2016 Storyscapes Award受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2016 ゴールデンゲート 長編ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。

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 【Industry Talks & Sessions】

 ◆Whicker's World Funding Award
 ◎“Burma's Lost Royals”

 ◆Whicker's World Funding Award 次点
 ◎“Americaville”

 ◆Whicker's World Vet Award
 ◎“Fluechtlinge”

 ◆Whicker's World Audio Award
 ◎“Little Volcanoes”

 ◆Whicker's World Audio Award 次点
 ◎“The Dhamazzedi Bell”

 ◆The Channel 4 First Cut Pitch
 ◎Ross Bolidai

 ◆The Guardian Documentaries Pitch
 ◎Maurice O'Brien “Hurling Refugees”

 ◆International Broadcasting Trust Climate Change Pitch
 ◎Jared Scott “Waterfall”

 ◆VICE Rule Britannia Pitch
 ◎Shelley Jones & Jamie Jones

 ◆ARRI Short Film Challenge
 ◎Richard Elson “78 Ways To Breathe Out”

 ◆ITN Source Short Film Competition
 ◎James Arthur Armstrong “Ferguson, Missouri”

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 本年度は、49か国から、27本のワールド・プレミア、15本のインターナショナル・プレミア、19本のヨーロッパ・プレミア、52本のUKプレミアが上映されたと発表されています。

 映画祭の様子を伝える写真で、VR(ヴァーチャル・リアリティー)体験用のゴーグルをつけている人が映っているものを見かけることが多くなってきていますが、VR作品を部門としてまとめ、賞まで設けることにしたのは、このシェフィールドが世界初ではないでしょうか。
 VR作品は、VR用ゴーグルをつけての鑑賞となるので、スクリーンも上映会場も不要となって、どこかそのためのスペースを使って、ひとりひとり、バラバラでの鑑賞となるんだと思いますが(リュミエール兄弟のシネマトグラフではなく、エジソンのキネトスコープに近くなる?)、そういうものが映画祭として、あるいは、映像体験として、今後一般化していくことになるのでしょうか? 映画館は、これまで、ビデオディスク上映のための設備、3D作品上映のための上映設備と、どんどん新しい設備の導入を求められてきていますが、また新たな設備が必要とされる、ということになるのでしょうか?

 ※VR作品を鑑賞するティルダ・スウィントン↓

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 *当ブログ記事

 ・シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_18.html
 ・シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_26.html

 ・国際的に重要な、約15のドキュメンタリー映画祭!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_27.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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