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zoom RSS ロサンゼルス映画祭2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/06/27 23:01   >>

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 第22回ロサンゼルス映画祭(6月1日-9日)の各賞が発表されました。

 【ロサンゼルス映画祭】

 ロサンゼルス映画祭は、前身がロサンゼルス・インディペンデント映画祭(1995年スタート)で、2001年よりロサンゼルスを拠点とするFilm Independent(インディペンデント・スピリット・アワードを運営している団体)に吸収されて、ロサンゼルス映画祭となり、インディペンデント映画、ドキュメンタリー映画、短編映画に特化した映画祭となっています。

 米国内で開催される映画祭規模としては、中規模で、約40カ国から、100本の長編、100本の短編が上映され、約8万人の観客が来場する、という風に説明されています。(2015年の東京国際映画祭で総来場者数は公称約23万人です。)

 ラインナップには、先行する映画祭で上映されて、話題になった作品も含まれている一方で、ワールド・プレミア作品も多くエントリーされています。
 その多くは、無名の監督の知られざる作品ですが、その中から新たな才能を見出すことが、この映画祭の醍醐味となっています。

 過去の受賞作品の中には、藤谷文子主演の『マンフロムリノ』、米国アカデミー賞ドキュメンタリー賞にノミネートされた『フロム・イーブル〜バチカンを震撼させた悪魔の神父〜』“Deliver Us from Evil”や『ヤング@ハート』、『ソウル・パワー』、2012年の東京国際映画祭で上映されたチリ映画『木曜から日曜まで』、短編では、米国アカデミー賞2010短編映画賞にもノミネートされた『アブラカタブラ』“Instead of Abracadabra”、米国アカデミー賞2010短編映画賞にもノミネートされた『チベットの埃』(『バター・ランプ』)などがあります。

 観客賞では、2012年は、『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』や『シュガーマン 奇跡に愛された男』、2013年は、『ショート・ターム』や『少女は自転車にのって』が受賞しています。

 2015年から部門構成が変更になり、それまでの「ナラティヴ・コンペティション」が「USフィクション・コンペティション」と「ワールド・フィクション・コンペティション」に分割され、約50本上映されていたミュージック・ビデオはプログラムに組み込まれないようになったようです。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

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 【USフィクション・コンペティション部門】

 ・“11:55”(米) 監督:Ari Issler、Ben Snyder
 ・“72 Hours: A Brooklyn Love Story?”(米) 監督:Raafi Rivero
 ・“Blood Stripe”(米) 監督:レミー・オーベルジョノワ(Remy Auberjonois)
 ・“Chee and T”(米) 監督:Tanuj Chopra
 ・“Destined”(米) 監督:Qasim Basir
 ・“Dreamstates”(米) 監督:アニシア・ユゼイマン(Anisia Uzeyman)
 ・“GREEN / is / GOLD”(米) 監督:Ryon Baxter
 ・“My First Kiss and the People Involved”(米) 監督:Luigi Campi
 ・“Paint It Black”(米) 監督:アンバー・タンブリン(Amber Tamblyn)
 ・“Tracktown”(米) 監督:Jeremy Teicher、Alexi Pappas
 ・“The View from Tall”(米) 監督:Erica Weiss、ケイトリン・パリッシュ(Caitlin Parrish)
 ・“Woven”(米) 監督:Salome Mulugeta、Nagwa Ibrahim

 ◆USフィクション賞
 ◎“Blood Stripe”(米) 監督:レミー・オーベルジョノワ(Remy Auberjonois) [ワールド・プレミア]
 出演:ケイト・ノーリン(Kate Nowlin)、トム・リピンスキー(Tom Lipinski)、クリス・サリヴァン(Chris Sullivan)、ラスティー・シュウィマー(Rusty Schwimmer)、ルネ・オーベルジョノワ(Rene Auberjonois)
 物語:米海兵隊の女軍曹が、3度目のアフガニスタンでの任務から帰国する。ところが、彼女は、不安やパラノイアから眠ることができず、家族や友人たちともうまくコミュニケーションが取れなくなる。退役軍人省のまずい対応にもフラストレーションがたまるばかり。彼女は、ミネソタ北部の国立公園に引きこもる。そこには、遠慮なく物事を言う農場監督官や地元の漁師がいる美しいサマー・キャンプがあって、彼女はそこを避難場所に定める。しかし、精神的な傷は癒えず、それが彼女を苦しめ続ける。
 俳優レミー・オーベルジョノワの初監督作品。主演のケイト・ノーリンは、彼の妻で、彼女も脚本に参加している。レミーの父のルネ・オーベルジョノワも出演している。

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 ◆観客賞
 ◎“GREEN / is / GOLD”(米) 監督:Ryon Baxter [ワールド・プレミア]
 出演:Jimmy Baxter、Ryon Baxter、David Fine
 物語:父親が刑務所に入れられたため、13歳の少年が、疎遠だった兄と暮らさなければならなくなる。兄は、マリファナの売人をしていて、自分の面倒を見るだけでも精一杯だったが、さらに弟の世話もしなければならないということになって、負担を感じる。しかし、始終一緒にいるうち、2人で生活の困難を乗り越えていく術を発見していく。

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 ◆視覚表現に対するスペシャル・メンション(Special Mention for Visual Accomplishment)
 ◎“Paint It Black”(米) 監督:アンバー・タンブリン(Amber Tamblyn)

 ◆コメディーに対するスペシャル・メンション(Special Mention for Comedy)
 ◎“Chee and T”(米) 監督:Tanuj Chopra

 【ワールド・フィクション・コンペティション部門】

 ・“A Moving Image”(英) 監督:Shola Amoo
 ・“HEIS (chronicles)”(仏・中・米) 監督:Anaïs Volpé
 ・“Like Cotton Twines”(米・グルジア) 監督:Leila Djansi
 ・“London Town”(米) 監督:デリック・ボルテ(Derrick Borte)
 ・“Lupe Under the Sun”(メキシコ・米) 監督:Rodrigo Reyes
 ・“Play the Devil”(トリニダードトバゴ) 監督:Maria Govan

 ◆ワールド・フィクション賞
 ◎“HEIS (chronicles)”(仏・中・米) 監督:Anaïs Volpé [ワールド・プレミア]
 物語:25歳のPiaは、多くの困難を経験し、より実り多い生活を求めて、故郷に帰る。故郷にはシリア人の母と双子の兄が暮らしている。兄は、妹の考え方が受け入れられない。誰が正しいのか、誰が間違っているのか。出ていく権利ととどまる義務。愛と憎しみ。罪と解放。
 Anaïs Volpéによるクロスメディア・プロジェクトで、同タイトルのウェブ・シリーズとインスタレーションも制作されている。

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 ◆スペシャル・メンション(The World Fiction Jury awarded Special Mention)
 ◎“Lupe Under the Sun”(メキシコ・米) 監督:Rodrigo Reyes

 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ・“Dying Laughing”(英) 監督:Lloyd Stanton、Paul Toogood
 ・“Out of Iraq”(独・英・米・トルコ・スウェーデン・カナダ) 監督:エヴァ・オーナー(Eva Orner)、Chris McKim
 ・“Olympic Pride, American Prejudice”(米・独) 監督:Deborah Riley Draper
 ・“Company Town”(米) 監督:Natalie Kottke-Masocco 共同監督:Erica Sardarian
 ・“Denial”(米) 監督:Derek Hallquist
 ・“Dr. Feelgood”(米) 監督:Eve Marson
 ・“The House on Coco Road”(米) 監督:Damani Baker
 ・“Jackson”(米) 監督:Maisie Crow
 ・“The Last Gold”(米) 監督:Brian T. Brown
 ・“Political Animals”(米) 監督:ジョナ・マーコウィッツ(Jonah Markowitz) 共同監督:Tracy Wares
 ・“They Call Us Monsters”(米) 監督:Ben Lear
 ・“Looking at the Stars(Olhando pras Estrelas)”(米・ブラジル) 監督:Alexandre Peralta

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎“Political Animals”(米) 監督:ジョナ・マーコウィッツ(Jonah Markowitz) 共同監督:Tracy Wares [ワールド・プレミア]
 1994年、カリフォルニア州で初めてゲイであることをカミングアウトした州議会議員が誕生する。それが、Sheila Kuehlで、彼女は、上院議員を経て(2000-2008)、2014年以降、カリフォルニア郡の監理委員をしている。本作は、Sheila Kuehlと、彼女に続いた3人のレズビアンの議員が、反発やホモフォビアからの攻撃を受けながら、カリフォルニア州やアメリカ国内でLGBTのために活動した軌跡を追っている。Kuehlらは、ゲイの人々が、小児性愛者などとは違うものであることを知らしめ、カリフォルニアでLGBTの子供たちが学校でいじめられないようにする法律を成立させるために闘って、4度目にしてようやく成功させた。また、史上初の家事パートナー法の導入に関して何年もの間、攻撃を受けたが、それは、連邦で同性婚の権利を認めさせる第一歩となった。
 プロダクション・デザイナーとして活躍するジョナ・マーコウィッツの、初の長編ドキュメンタリー作品。

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 ◆観客賞
 ◎“Political Animals”(米) 監督:ジョナ・マーコウィッツ(Jonah Markowitz) 共同監督:Tracy Wares [ワールド・プレミア]

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 【LA Muse部門】

 ロサンゼルスに焦点を当てた作品のコンペティション部門。

 ・“Actors of Sound”(米) 監督:Lalo Molina
 ・“Girl Flu.”(米) 監督:ドリー・バートン(Dorie Barton)
 ・“Manchild: The Schea Cotton Story”(米) 監督:Eric 'Ptah' Herbert
 ・“Namour”(米) 監督:Heidi Saman
 ・“No Light and No Land Anywhere”(米) 監督:Amber Sealey
 ・“Sensitivity Training”(米) 監督:Melissa Finell

 ◆LA Muse賞
 ◎“Namour”(米) 監督:Heidi Saman [ワールド・プレミア]
 出演:Karim Saleh、ワリード・ズエイター(Waleed Zuaiter)、モナ・ハラ(Mona Hala)、Nicole Haddad
 物語:スティーヴンは、エジプト系アメリカ人の若者で、LAの高級レストランで駐車係をしている。彼は、お金持ちのエリートや高級車に日常的に接しながらも、自身は駐車係に過ぎず、客からはまるで感情のないもののように扱われたりするし、気が滅入るようなスタッフ・ミーティングも我慢して出席しなければならない。そんな彼に、家族崩壊の危機が押し寄せる。両親が離婚することになり、祖母は意思に反して病後療養施設に入れられ、不況も手伝って、母はこれまで家族生活の中心だった家を売ると言い出す。スティーヴンの日常は、奇妙な方向に変化し始める。

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 ◆スペシャル・メンション(The LA Muse Jury awarded Special Mention)
 ◎“No Light and No Land Anywhere”(米) 監督:Amber Sealey

 【短編部門】

 ◆短編映画賞(The Award for Short Fiction)
 ◎“The Beast (Zvjerka)”(クロアチア) 監督:Daina Oniunas Pusić
 物語:ナダは100歳で、その娘ヴェラは75歳。2人の間には、緊張感がありつつも、親しい関係が築かれていた。子供っぽいヴェラは、虚弱で、無口だけれど、時々狂ったようになるナダの面倒を見ていた。ある夜、コウモリが飛んできて、ナダのベッドの下に留まる。すると、ナダは次第に活力を得てきて、母娘の関係にも変化が訪れる。
 ザグレブ映画祭2015 最優秀クロアチア短編賞受賞。
 スラムダンス映画祭2016 最優秀ナラティヴ・ショート受賞。

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 ◆短編ドキュメンタリー賞(The Award for Short Documentary)
 ◎『命の番人』“The Gatekeeper”(米・カナダ・日) 監督:ユン・チャン(Yung Chang)
 出演:茂幸雄、川越みさ子
 物語:福井県の東尋坊は、風光明媚な観光地であるが、自殺の名所としても知られる。元刑事のユキオ・シゲは、10年以上にわたって、人々が早まったことをしないように、東尋坊の見回りをしている。彼は、これまで500人以上の人々を救ってきたが、ある老夫婦を救えなかったことがしこりとなって心に残っている。そしてまた新たな観光バスがやってくる……。
 現代中国を切り取った短編ドキュメンタリー“Up the Yangtze”が高く評価されたユン・チャンの最新短編ドキュメンタリー。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2016 ワールド・ショーケース部門出品。

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 ◆観客賞
 ◎“Into Darkness”(ベルギー) 監督:Rachida El Garani
 モハメドは、モロッコ人の少年で、視力が低下し、失明の危機にある。これは、父系の遺伝性の病気で、10人いる家族の多くが同じ病気にかかっている。目の見える母は、一家の要となっているが、父は目が見えないため、物乞いをするしかなく、家族を養う余裕もない。モハメドの叔母のナイマは、よりよい生活を目指して、マラケシュで勉強しているが、勉強に必要なものを用意できなくなり、これまでの努力が無駄になる……。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2015出品。

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 ◆スペシャル・メンション ブレイクスルー・パフォーマンス賞(The Shorts Jury awarded Special Mention for breakthrough performance)
 ◎“Thunder Road”(米) 監督:Jim Cummings

 ◆スペシャル・メンション アニメーション賞(Special Mention for Excellence in Animation)
 ◎“The Lingerie Show”(米) 監督:Laura Harrison

 【その他の賞】

 ◆The Nightfall Award
 ◎“Beyond The Gates”(米) 監督:Jackson Stewart [ワールド・プレミア]
 出演:グレアム・スキッパー(Graham Skipper)、チェイス・ウィリアムソン(Chase Williamson)、ブレア・グラント(Brea Grant)、サラ・マラクル・レイン(Sara Malakul Lane)、バーバラ・クランプトン(Barbara Crampton)
 物語:父親が失踪し、疎遠だった息子2人が、父の資産を分けたり、処分したりするために、父が経営していたビデオショップに集まる。整理をしている間に、彼らは“Beyond The Gates”というビデオゲームを見つける。それこそは、父の失踪に深く関わっていて、プレーした者に恐ろしい運命をもたらすゲームだった……。

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 ◆観客賞 ウェブ・シリーズ部門
 ◎“Instababy”(米) 監督:Rosie Haber

 ※公式サイトでは、個々の作品に関する「プレミア情報」の記載がなくなってしまったため、上記では、受賞作品のうち、判明しているもののみ「プレミア情報」を付記しています。

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 *当ブログ記事

 ・ロサンゼルス映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_23.html
 ・ロサンゼルス映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_24.html
 ・ロサンゼルス映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_13.html
 ・ロサンゼルス映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_4.html
 ・ロサンゼルス映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年6月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_2.html

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