海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS フィンランド・アカデミー賞(Jussi賞) 2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/05/13 08:28   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards/Jussi Palkinto)2016の受賞結果です。(1月29日ノミネーション発表。3月19日結果発表。)

画像

 ◆作品賞(Paras Elokuva)
 ・『ファブリックの女王』Armi Alive!(Armi elää!)”(フィンランド) 監督:ヨールン・ドンネル(Jörn Donner)
 ・『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”(フィンランド・英・独) 監督:ヤルマリ・ヘランダー(Jalmari Helander)
 ・“Distractions(Häiriötekijä)”(フィンランド) 監督:Aleksi Salmenperä
 ◎『フェンサー』“The Fencer(Miekkailija)”(フィンランド・エストニア・独) 監督:クラウス・ハロ
 ・『ビデオダイアリー』“Other Girls(Toiset tytöt)”(フィンランド) 監督:エサ・イッリ(Esa Illi)

画像

 ◆監督賞(Ohjaus)
 ・ヨールン・ドンネル(Jörn Donner) 『ファブリックの女王』“Armi Alive!(Armi elää!)”
 ・ヤルマリ・ヘランダー(Jalmari Helander) 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”
 ◎Aleksi Salmenperä “Distractions(Häiriötekijä)”

画像

 ◆主演男優賞(Miespääosa)
 ・Märt Avandi 『フェンサー』“The Fencer(Miekkailija)”
 ◎トンミ・コルペラ(Tommi Korpela) “Distractions(Häiriötekijä)”
 ・ユッシ・ヴァタネン(Jussi Vatanen) “Lapland Odyssey 2(Napapiirin sankarit 2)”(フィンランド)(監督:Teppo Airaksinen)

画像

 ◆主演女優賞(Naispääosa)
 ・ミンナ・ハープキュラ(Minna Haapkylä) 『ファブリックの女王』“Armi Alive!(Armi elää!)”
 ◎クリスタ・コソネン(Krista Kosonen) “The Midwife(Kätilö)”(フィンランド・リトアニア)(監督:Antti Jokinen)
 ・ミサ・ロンミ(Misa Lommi) 『ビデオダイアリー』“Other Girls(Toiset tytöt)”

画像

 ◆助演男優賞(Miessivuosa)
 ・エーロ・リタラ(Eero Ritala) “Distractions(Häiriötekijä)”
 ・カリ・ケトネン(Kari Ketonen) “Lapland Odyssey 2(Napapiirin sankarit 2)”
 ◎ピルッカ・ペッカ・ペテリウス(Pirkka-Pekka Petelius) “The Midwife(Kätilö)”

 エーロ・リタラは、前回、主演男優賞にノミネート。
 ピルッカ・ペッカ・ペテリウスは、3年連続で助演男優賞にノミネート。

画像

 ◆助演女優賞(Naissivuosa)
 ・Pirjo Lonka “Distractions(Häiriötekijä)”
 ◎Mari Rantasila “Absolution(Henkesi edestä)”(フィンランド・アイルランド)(監督:ペトリ・コットヴィチャ(Petri Kotwica))
 ・Anna-Leena Sipilä “Adult Camp(Viikossa aikuiseksi)”(フィンランド)(監督:ヨハンナ・ヴオクセンマー(Johanna Vuoksenmaa))

画像

 ◆脚本賞(Käsikirjoitus)
 ◎カロリーナ・リンドグレーン(Karoliina Lindgren) 『ファブリックの女王』“Armi Alive!(Armi elää!)”
 ・テーム・ニッキ(Teemu Nikki)、Jani Pösö 『ラブミッラ』“Lovemilla”(フィンランド)(監督:テーム・ニッキ(Teemu Nikki))
 ・Ville Suhonen “Seamstress(Ompelijatar)”(フィンランド)(監督:Ville Suhonen)

画像

 ◆撮影賞(Kuvaus)
 ◎トゥオーモ・フートリ(Tuomo Hutri F.S.C.) 『フェンサー』“The Fencer(Miekkailija)”
 ・ミカ・オラスマー(Mika Orasmaa F.S.C.) 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”
 ・ラウノ・ロンカイネン(Rauno Ronkainen F.S.C.) “The Midwife(Kätilö)”

画像

 ◆編集賞(Leikkaus)
 ◎サム・ヘイッキラ(Samu Heikkilä) “Distractions(Häiriötekijä)”
 ・サム・ヘイッキラ(Samu Heikkilä) 『ビデオダイアリー』“Other Girls(Toiset tytöt)”
 ・トゥレ・クイッティネン(Tuuli Kuittinen) “Seamstress(Ompelijatar)”

 サム・ヘイッキラは、2作品でノミネート。

画像

 ◆美術賞(Lavastus)
 ・クリスティアン・アイゼレ(Christian Eisele) 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”
 ◎オッツォ・リンナラークソ(Otso Linnalaakso) 『ファブリックの女王』“Armi Alive!(Armi elää!)”
 ・マルック・ペティレ(Markku Pätilä) “Distractions(Häiriötekijä)”

 マルック・ペティレは、前回、受賞。
 オッツォ・リンナラークソは、2年連続ノミネート。

画像

 ◆衣裳デザイン賞(Pukusuunnittelu)
 ・Anna Vilppunen 『ラブミッラ』“Lovemilla”
 ・Riitta-Maria Vehman 『ビデオダイアリー』“Other Girls(Toiset tytöt)”
 ◎マルヤッタ・ニッシネン(Marjatta Nissinen) “The Girl King(Tyttökuningas)”(フィンランド・独・カナダ・スウェーデン・仏)(監督:ミカ・カウリスマキ)

画像

 ◆メイキャップ賞(Maskeeraussuunnittelu)
 ・ピア・ミッコネン(Pia Mikkonen) 『ファブリックの女王』“Armi Alive!(Armi elää!)”
 ・リーッカ・ヴィルタネン(Riikka Virtanen) “Distractions(Häiriötekijä)”
 ◎Salla Yli-Luopa 『ラブミッラ』“Lovemilla”

画像

 ◆録音賞(Äänisuunnittelu)
 ◎Timo Anttila、Tuomas Seppänen 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”
 ・キルカ・サイニオ(Kirka Sainio)、サム・ヘイッキラ(Samu Heikkilä) “Distractions(Häiriötekijä)”
 ・Pietari Koskinen “Seamstress(Ompelijatar)”

画像

 ◆音楽賞(Musiikki)
 ・スティーヴン・マッキーオン(Stephen McKeon) “Absolution(Henkesi edestä)”
 ◎パン・ソニック(Pan Sonic) “Return of the Atom(Atomin paluu)”(独・フィンランド)(監督:ミカ・ターニラ(Mika Taanila)、Jussi Eerola)
 ・ユリ・セッパ(Juri Seppä)、ミスカ・セッパ(Miska Seppä) 『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』“Big Game”

画像

 ◆ドキュメンタリー賞(Dokumenttielokuva)
 ・“Return of the Atom(Atomin paluu)”(独・フィンランド) 監督:ミカ・ターニラ(Mika Taanila)、Jussi Eerola
 ・“Leaving Africa(Hyvästi Afrikka)”(フィンランド) 監督:Iiris Härmä
 ◎“Seamstress(Ompelijatar)”(フィンランド) 監督:Ville Suhonen

画像

 ◆観客賞(Yleisön suosikkielokuva)
 ◎“The Reunion(Luokkakokous)”(フィンランド) 監督:Taneli Mustonen

画像

 ◆生涯貢献賞(Betoni-Jussi)
 ◎カリ・ソールバーグ(Kari Sohlberg)
 カリ・ソールバーグは、60年代から活躍している撮影監督で、Jussi賞にはこれまで11回ノミネートされて7回受賞している。日本には『ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦』(1990)が紹介されている。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・“Distractions(Häiriötekijä)”(3/9):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・編集・美術・メイク・録音
 ・『ファブリックの女王』(2/6):作品・監督・主演女優・脚本・美術・メイク
 ・『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(1/6):作品・監督・撮影・美術・録音・音楽
 ・“Seamstress(Ompelijatar)”(1/4):脚本・編集・録音・ドキュメンタリー
 ・『ビデオダイアリー』(0/4):作品・主演女優・編集・衣裳
 ・『フェンサー』(2/3):作品・主演男優・撮影
 ・“The Midwife(Kätilö)”(2/3):主演女優・助演男優・撮影
 ・『ラブミッラ』(1/3):脚本・衣裳・メイク
 ・“Lapland Odyssey 2(Napapiirin sankarit 2)”(0/2):主演男優・助演男優
 ・“Absolution(Henkesi edestä)”(1/2):助演女優・音楽
 ・“Return of the Atom(Atomin paluu)”(1/2):作曲・ドキュメンタリー

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 いくつかの作品を簡単に紹介しておきます。

 ・『フェンサー』“The Fencer(Miekkailija)”(フィンランド・エストニア・独) 監督:クラウス・ハロ
 物語:若きフェンシング選手エンデルは、過去の出来事により、ロシアの秘密警察に追われていた。彼は、流れて、エストニアの小さな町で子供たちにフェンシングを教えることになる。彼のチームは、レニングラードで開催されるナショナル・フェンシング大会に参加することになるが、その結果、彼は子供たちを負けさせるか、自分の人生を危険にされすかという難しい選択を迫られることになる。
 実在のフェンシング選手Endel Nelis (1925-1993)の人生をもとにした作品。
 ミュンヘン国際映画祭2015出品。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2015 最優秀エストニア映画賞受賞。
 米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 フィンランド代表。
 ゴールデン・グローブ賞2016 外国語映画賞ノミネート。
 ヨーテボリ国際映画祭2016出品。


 ・“Distractions(Häiriötekijä)”(フィンランド) 監督:Aleksi Salmenperä
 物語:10のエピソードがゆるやかに絡み合いながら進行するブラック・コメディー。それぞれのエピソードは、恥、屈辱、男らしさの危機などがテーマになっていて、神聖さとグロテスクが入り乱れ、タブーをかきまわす。「ペニスに関するエピソード」は、三池崇史やキム・ギドク、ハンニバル・シリーズを彷彿とさせるとか。同名の舞台の映画化で、キャストも舞台と同じキャストが起用されている。
 ミッドナイト・サン映画祭2015出品。

画像

 ・“The Midwife(Kätilö)”(フィンランド・リトアニア) 監督:Antti Jokinen
 物語:1944年のフィンランドは、ナチス・ドイツとフィンランドの戦争、いわゆるラップランド紛争に揺れていた。Helenaは、小さな村の助産師で、ナチの将校Johannes Angelhurstと出会う。彼女は、ミステリアスなJohannesに惹かれて、彼の後を追い、彼が所属する強制収容所でナースとして働き始めることになる。Johannesにとって、Helenaは他の女性とは違っていた。2人は、野生的で情熱的な関係を展開させる。やがて戦争の混乱の中で、2人はバラバラになるが、人里離れた小屋で合流する。2人にとって至福の時が訪れる。戦争が終わりに近づき、2人の生活も危険にさらされる。だが、生き延びたいという強い意志に従うしかなかった。
 Katja Kettuの同名の小説の映画化。
 上海国際映画祭2015 金爵奨コンペティション部門出品。女優賞受賞(クリスタ・コソネン)。
 ヘルシンキ国際映画祭2015出品。
 Camerimage 2015 メイン・コンペティション。

画像

 ・“Seamstress(Ompelijatar)”(フィンランド) 監督:Ville Suhonen
 仕立て屋のMartta Koskinenは、フィンランド内戦世代の1人で、第二次世界大戦中はヘルシンキで暮らしていた。彼女は、第二次世界大戦のもたらしたシステムと、フィンランドという国が1つになれなかったことに失望していた。内戦は、社会主義者への迫害をもたらしたが、彼女と彼女の仲間の革命家たちは、命をかけてレジスタンスを続けていこうと決心する。親族さえも信頼できない。姉妹は、兄弟に話してしまうかもしれないし、理想の異なる者からの監視から逃れることはできないのだ。結局、国は、支配する者と抵抗する者に分断され、内戦の傷を引きずっていた……。
 ミッドナイト・サン映画祭2015出品。
 タンペレ国際短編映画祭2016 30分以上の短編フィンランド映画部門 特別賞受賞。

画像

 “The Reunion(Luokkakokous)”(フィンランド) 監督:Taneli Mustonen
 物語:NiklasとTuomasとAnttiは、高校卒業20周年の同窓会に招待される。3人は、今は故郷を離れていて、NiklasとAnttiは、気乗りがせず、欠席しようと思ったが、Tuomasに説得されてしぶしぶでかけることに決める。同窓会の目的は、週末を同窓生で自由気ままに過ごすこと。だが、みんな中年になっていて、もう昔のようなわけにはいかない。自分自身の問題、家族や夫婦関係 のこともある。独身で、バンドをやっているTuomasはまだ多くの可能性を信じていたが、Niklasは世界に対して厭世的になっていたし、Anttiは、妻に出て行かれたばかりだった。とはいうものの、結局、3人は、リラックスして、この旅を楽しむことにする……。
 デンマーク映画“Klassefesten(The Reunion)”(2011)のリメイク。デンマーク版は、続編が公開されて、既に第3作の製作が進められている。フィンランド版も続編の製作が進められている。

画像

 “The Girl King(Tyttökuningas)”(フィンランド・独・カナダ・スウェーデン・仏) 監督:ミカ・カウリスマキ
 出演:Malin Buska、サラ・ガドン、マルティナ・ゲデック、ミカエル・ニクヴィスト(Michael Nyqvist)、ラウラ・ビルン
 物語:1633年、クリスティーナは、6歳でスウェーデンの王位に就く。彼女は、豊かな知性と教養を持っていたが、保守的な力に抑え込まれ、権力と伝統のラビリンスに押し込まれてしまう。まわりは、彼女を早く結婚させ、世継ぎを作らせようとする。彼女を補佐した宰相のアクセル・オクセンシェルナ伯爵も、自分の息子と彼女を結婚させようと画策する。クリスティーナは、やがて美しくエレガントな女官エバ伯爵夫人との間に愛を見出す。まわりの人々は、女王をコントロールするキーパーソンはエバ伯爵夫人であると気づき始める。しかし、彼らは、女王が聡明で、自由を求めていることはわかっていなかった……。
 実在のスウェーデン女王で、フィンランド大公も兼ねたクリスティーナ(1626-1689)の物語。クリスティーナに関しては、グレタ・ガルボ主演、ルーベン・マムーリアン監督で、『クリスチナ女王』(1933)として映画化されている。
 モントリオール世界映画祭2015 出品。観客賞 カナダ映画部門(Prix du long métrage canadien le plus populaire)、女優賞(Malin Buska)受賞。
 バリャドリッド国際映画祭2015 オフィシャル・セレクション出品。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなかよかった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_51.html
 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_9.html
 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_4.html
 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_35.html
 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2010ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_33.html
 ・フィンランド・アカデミー賞(Jussi Awards)2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_5.html

 ・各国アカデミー賞 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
フィンランド・アカデミー賞(Jussi賞) 2016 受賞結果! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる