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zoom RSS デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞) 2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/05/12 18:54   >>

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 第69回デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞(Bodilprisen))の受賞結果です。(ノミネート発表は1月11日。結果発表は3月5日。)

 デンマーク映画批評家協会賞=Bodil賞は、1948年創設という、ヨーロッパでも最も古い映画賞の1つで、その名前は、Bodil KjerとBodil Ipsenという2人のデンマーク女優にちなんで名づけられています。

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◆作品賞(Årets danske film)
 ◎『地雷と少年兵』“Under sandet(Land of Mine)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet)
 ・“Idealisten(The Idealist)”(デンマーク) 監督:Christina Rosendahl
 ・“Bridgend(A Bridgend Story)”(デンマーク) 監督:Jeppe Rønde
 ・“Krigen( A War)”(デンマーク) 監督:トビアス・リンホルム
 ・“Sommeren ’92(Denmark 92)”(デンマーク・英) 監督:カスパー・バーフォード(Kasper Barfoed)

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、“Bridgend(A Bridgend Story)”以外が一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)でも『地雷と少年兵』が受賞。

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 ◆主演男優賞(Bedste mandlige hovedrolle)
 ・Joachim Fjelstrup “Steppeulven(Itsi Bitsi)”(デンマーク)(監督:オーレ・クリスチャン・マセン)
 ・ウルリク・トムセン(Ulrich Thomsen) “Sommeren ’92(Denmark 92)”
 ◎ローラン・モラー(Roland Møller) 『地雷と少年兵』“Under sandet(Land of Mine)”
 ・ピルー・アスベック(Pilou Asbæk) “Krigen( A War)”
 ・ペーター・プラウボー(Peter Plaugborg) “Idealisten(The Idealist)”

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、Joachim Fjelstrup以外が一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)では、ウルリク・トムセンが受賞。
 ピルー・アスベックは、前回助演男優賞受賞。

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 ◆主演女優賞(Bedste kvindelige hovedrolle)
 ・ギタ・ナービュ(Ghita Nørby) “Nøgle hus spejl(Key House Mirror)”(デンマーク)(監督:Michael Noer)
 ・ツヴァ・ノヴォトニー(Tuva Novotny) “Krigen( A War)”
 ・ハンナ・マリー(Hannah Murray) “Bridgend(A Bridgend Story)”
 ◎ミレ・ホフマイーヤ・リーフェルト(Mille Lehfeldt) “Lang historie kort(Long Story Short)”(デンマーク)(監督:May el-Toukhy)
 ・ボディル・ヨルゲンセン(Bodil Jørgensen) “Mennesker bliver spist”(デンマーク)(監督:Erik Clausen)

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、ハンナ・マリー以外が一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)では、ツヴァ・ノヴォトニーが受賞。
 ギタ・ナービュは、2年連続ノミネート。

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 ◆助演男優賞(Bedste mandlige birolle)
 ・ソーレン・マリン(Søren Malling) “Idealisten(The Idealist)”
 ・ヘニング・イェンセン(Henning Jensen) “Sommeren ’92(Denmark 92)”
 ・Dulfi al-Jabouri “Krigen( A War)”
 ◎ルイス・ホフマン(Louis Hofmann) 『地雷と少年兵』“Under sandet(Land of Mine)”
 ・Esben Smed “Sommeren ’92(Denmark 92)”

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、ソーレン・マリンとヘニング・イェンセンとルイス・ホフマンが一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)では、ニコラス・ブロが『メン&チキン』で受賞。

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 ◆助演女優賞(Bedste kvindelige birolle)
 ◎Trine Pallesen “Nøgle hus spejl(Key House Mirror)”
 ・トリーヌ・ディルホム(Trine Dyrholm) “Lang historie kort(Long Story Short)”
 ・Dya Josefine Hauch “Lang historie kort(Long Story Short)”
 ・Lene Maria Christensen “Sommeren ’92(Denmark 92)”
 ・ルート・ブレンホルム(Ruth Brejnholm) “Skyggen af en helt(Shadow of a Hero)”(デンマーク・西)(監督:Laurits Munch-Petersen)

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、Trine Pallesenとトリーヌ・ディルホムのみ一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)では、トリーヌ・ディルホムが受賞。

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 ◆ドキュメンタリー賞(Årets danske dokumentarfilm)
 ・“Et hjem i verden(At Home in the World)”(デンマーク) 監督:Andreas Kofoed
 ・“Misfits”(デンマーク・スウェーデン・米) 監督:Jannik Splidsboel
 ・“Fassbinder – at elske uden at kræve”(デンマーク) 監督:Christian Braad Thomsen
 ◎“The Man Who Saved the World”(デンマーク) 監督:Peter Anthony
 ・“Naturens uorden(Natural Disorder)”(デンマーク・オランダ) 監督:Christian Sønderby Jepsen

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、“Et hjem i verden(At Home in the World)”と“The Man Who Saved the World”と“Naturens uorden(Natural Disorder)”が一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)でも“The Man Who Saved the World”が受賞。

 ◆最優秀アメリカ映画(Årets amerikanske film)
 ◎『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
 ・『インサイド・ヘッド』
 ・『ボーダーライン』
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
 ・『セッション』

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『インサイド・ヘッド』と『セッション』が一致。デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)でも『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が受賞。

 ◆最優秀非アメリカ映画(Årets ikke-amerikanske film)
 ・『裁かれるは善人のみ』
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
 ・『AMY エイミー』
 ・『マーシュランド』
 ◎『Mommy/マミー』

 デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)ノミネーションとは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以外が一致。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、デンマーク・アカデミー賞(Rober賞)では、「最優秀アメリカ映画」でノミネート。

 【特別賞・名誉賞】

 ◆脚本賞(Årets bedste manuskript)
 ◎Maren Louise Käehne、May el-Toukhy “Lang historie kort(Long Story Short)”

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 ◆撮影賞(Bodil for Bedste fotograf)
 ◎マウヌス・ノアンホフ・ヨンク(Magnus Nordenhof Jønck)
 “Krigen( A War)”、“Nøgle hus spejl(Key House Mirror)”、“Bridgend(A Bridgend Story)”の撮影に対して。

 ◆Henning Bahs Award (Henning Bahs-prisen)
 ◎Mia Steensgaard
 『メン&チキン』“Mænd og høns(Men & Chicken)”のプロダクション・デザインに対して。

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 ◆特別賞(Årets Særbodil)
 ◎Peter Albrechtsen
 “Idealisten(The Idealist)”を含むいくつかのデンマーク映画の音響デザインに対して。

 ◆キャスリーン・ウインドフェルド記念賞(Kathrine Windfeld Memorial Grant (Kathrine Windfelds mindelegat))
 ◎Maya Ilsøe(脚本)、ペルニラ・アウグスト(演出)、トリーヌ・ディルホム(女優)
 テレビ・シリーズ“Arvingerne”に対して。

 ◆名誉Bodil賞(Æresbodil 2016)
 ◎アンナ・カリーナ

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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・“Krigen( A War)”(0/4):作品・主演男優・主演女優・助演男優
 ・“Sommeren ’92(Denmark 92)”(0/4):作品・主演男優・助演男優・助演女優
 ・『地雷と少年兵』(3/3):作品・主演男優・助演男優
 ・“Lang historie kort(Long Story Short)”(1/3):主演女優・助演女優・助演女優
 ・“Idealisten(The Idealist)”(0/3):作品・主演男優・助演男優
 ・“Nøgle hus spejl(Key House Mirror)”(1/2):主演女優・助演女優
 ・“Bridgend(A Bridgend Story)”(0/2):作品・主演女優

 2015年のデンマーク映画は、『地雷と少年兵』が圧倒的で、全体的にも豊作だったということなのか、スザンネ・ビアの『真夜中のゆりかご』なんかもあったはずですが、入り込む余地が全くありませんでした。

 俳優陣の中では、ソーレン・マリンが大活躍で、ノミネート自体は助演男優賞のみですが、『メン&チキン』、“Emma & Julemanden”、“Idealisten(The Idealist)”、“Krigen( A War)”、“Skammerens datter(The Shamer’s Daughter)”と、2015年のデンマーク映画を代表するような作品にいくつも出演しています。2016年もトライベッカ映画祭に出品された“Forældre(Parents)”や、オーレ・ボールネダルの“Dræberne fra Nibe”、2017年以降もシャロン・ストーンらと共演の“The 11th”などが待機しています。ソーレン・マリンは、これまでもデンマークの人気テレビ・シリーズにいくつも出演していて、デンマーク国内ではよく知られた俳優だったはずですが、どうやらトビアス・リンホルムの『シージャック』に出演して、高い評価を受けたあたりが転機となって、俳優としてステップ・アップしたようです。

 『シージャック』の撮影監督マウヌス・ノアンホフ・ヨンク(Magnus Nordenhof Jønck)も引っ張りだこの撮影監督になっていて、2015年は“Krigen( A War)”、“Nøgle hus spejl(Key House Mirror)”、“Bridgend(A Bridgend Story)”と評価の高い作品を3本も手がけています。

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 2015年の主なデンマーク映画を簡単に紹介しておきます。デンマーク・アカデミー賞(Robert賞)2016の記事では、入れることができなかったので、デンマーク映画批評家協会賞にはノミネートされていない作品もピックアップすることにします。

 ・『地雷と少年兵』“Land of Mine(Under sandet)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet)
 出演:ローラン・モラー(Roland Møller)、ミケル・ボー・フォルスゴー(Mikkel Boe Følsgaard)、ルイス・ホフマン(Louis Hofmann)、ジョエル・バズマン(Joel Basman)
 物語:戦争が終わってから数日後の、1945年5月。ドイツ人の囚人の集団がデンマークに連れて来られる。彼らに与えられた任務は、ドイツ軍が占領時代に西海岸に埋めた200万個もの地雷を撤去することだった。カール・レオポルド・ラスムッセン軍曹が、彼らに、この危険な任務をさせる担当官になる。彼もまた多くのデンマーク人と同じように、ドイツ軍の占領時代に苦しめられた経験があり、ドイツ人を深く憎んでいた。彼の憎しみは囚人たちに降り注がれる。だが、ある日、悲劇的な事故が起こって、彼は囚人たちに対する見方を変える。たとえ、それが遅すぎたとしても。
 トロント国際映画祭2015 PLATFORM部門出品。
 東京国際映画祭2015 コンペティション部門出品。男優賞受賞(ローラン・モラー)、ルイス・ホフマン)。
 ロッテルダム国際映画祭2016 観客賞受賞。
 デンマーク・アカデミー賞(Robert賞)2016 作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞、観客賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 ノルディック・コンペティション部門出品。ドラゴン賞/最優秀ノルディック映画賞受賞。
 デンマーク・アカデミー賞2016 作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞、観客賞受賞
 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2016 作品賞、主演男優賞(ローラン・モラー)、助演男優賞(ルイス・ホフマン)受賞。
 香港国際映画祭2016 SIGNIS賞受賞。
 北京国際映画祭2016 天罎奨コンペティション 男優賞(ルイス・ホフマン)、音楽賞受賞。


 ・“Skammerens datter(The Shamer’s Daughter)”(デンマーク・ノルウェー・チェコ・アイスランド) 監督:Kenneth Kainz
 出演:ペーター・プラウボー(Peter Plaugborg)、ヤーコブ・オフテブロ(Jakob Oftebro)、ソーレン・マリン(Søren Malling)、マリア・ボネヴィー(Maria Bonnevie)、スティーナ・エークグラード(Stina Ekblad)、アラン・ハイド(Allan Hyde)
 物語:ディナは、母親から「恥あらわし」という能力を受け継ぐ。「恥あらわし」とは、相手の目を見ただけで、相手がこれまでしてきたやましいことが見えてしまうという能力で、この能力を持っているせいで、ディナは村人から敬遠され、孤立してしまう。ある日、ドゥンアークの領主の館で領主らが殺されるという事件が起こる。事件解決のためにディナの母親が呼ばれるが、彼女は、犯人と目される領主の末っ子に対して、誤った目的で自分の能力を使うのを拒否して、牢に入れられる。真実を探るために、次にディナへと順番がまわってくる。彼女は、身の危険をかわし、母を救い出すために、嫌っていた自分の能力を受け入れていく……。
 リーネ・コーバベルの小説『秘密が見える目の少女』の映画化。
 デンマーク・アカデミー賞2016 脚色賞、衣裳賞、視覚効果賞、作曲賞、児童/青少年映画賞受賞。

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 ・『メン&チキン』“Mænd & Høns(Men & Chicken)”(デンマーク・独) 監督:アナス・トマス・イェンセン( Anders Thomas Jensen)
 出演:マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・カース(Nikolaj Lie Kaas)、ダーヴィッド・デンシック(David Dencik)、ニコラス・ブロ(Nicolas Bro)、ソーレン・マリン(Søren Malling)、Rikke Louise Andersson
 物語:ガブリエルとイライアスは、兄弟だが、性格は全く違っていた。ガブリエルはくたびれた大学教授で、イライアスは、女とトリビアが大好きだった。ガブリエルが講義をしていると、電話がかかってくる。彼らの父親が死んだというのだ。2人には死んだ父親からビデオテープが遺されていて、そこで彼らには生物学的な父親が別にいることがわかる。彼らは、実の父がいるというオーク島に向かう。2人が初めて会った実の家族は、想像とはまるで違っていた。オーク島の市長とその娘のエレンとも会う。エレンは、神経を病んでいて、自分も自分の人生も父親もこの島のことも嫌っていた。2人は、自分たちや親族のことを知り、アブノーマルな人々に囲まれて、とまどうとともに、解放もされるのだった。
 ミュンヘン国際映画祭2015出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2015出品。Silver Méliès Award(最優秀ファンタスティック作品賞)受賞。
 トロント国際映画祭2015 VANGUARD部門出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2015出品。
 ファンタスティック・フェスト2015出品。長編コメディー部門監督賞受賞。
 レイキャビク国際映画祭2015出品。
 BFIロンドン映画祭2015出品。
 ワルシャワ国際映画祭2015出品。
 ヨーロッパ映画賞2015 オフィシャル・セレクション。
 デンマーク・アカデミー賞2016 助演男優賞(ニコラス・ブロ)、美術賞、メイキャップ賞受賞。
 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2016 美術賞(Henning Bahs Award)受賞。
 Film Club's The Lost Weekend 2016 助演男優賞受賞(マッツ・ミケルセン)。
 モンテカルロ・コメディー映画祭2016 監督賞受賞。
 サラソータ映画祭2016 ナラティヴ長編コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。


 ・“Krigen(A War)”(デンマーク) 監督:トビアス・リンホルム
 出演:ピルー・アスベック(Pilou Asbæk)、ツヴァ・ノヴォトニー(Tuva Novotny)、ダール・サリム(Dar Salim)、ソーレン・マリン(Søren Malling)、シャーロット・ムンク(Charlotte Munck)、Michael Gade Thomsen、Alex Høgh Andersen、Dulfi Al-Jabouri
 物語:デンマークの中隊長クラウス・M・ペダーソンが、自分の部隊を引き連れて、アフガニスタンのヘルマンド州に駐屯している。彼には、妻マリアと3人の子供がいて、彼らはクラウスがそばにいないのを寂しく思っていた。通常のミッションの最中、クラウスの部下たちが集中砲火を浴びて、とらえられる。クラウスは、部下のため、そしてデンマークにいる家族のために、重大な決断をする。帰国後、彼は、戦争犯罪により裁判にかけられる。やがてベトナム戦争末期のアメリカ軍でも似たような事例があったことがわかる。
 ベネチア国際映画祭2015 Orizzonti部門出品。
 チューリヒ映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 米国アカデミー賞2016外国語映画賞 ノミネート。
 ヨーテボリ国際映画祭2016 ノルディック・コンペティション部門出品。
 デンマーク・アカデミー賞2016 主演女優賞受賞(ツヴァ・ノヴォトニー)。
 デンマーク映画批評家協会賞2016 撮影賞受賞。


 ・“The Idealist(Idealisten)”(デンマーク) 監督:Christina Rosendahl
 出演:ペーター・プラウボー(Peter Plaugborg)、ソーレン・マリン(Søren Malling)、トマス・ボー・ラーセン(Thomas Bo Larsen)、アルリ・ホベール(Arly Jover)、イェンス・アルビヌス(Jens Albinus)
 物語:1968年1月21日、4発の水爆を搭載していたアメリカ空軍のB-52爆撃機に火災が発生し、機体はグリーンランド(デンマークの自治領)のチューレ米空軍基地付近に墜落した。その結果、核弾頭が破裂・飛散し、大規模な放射能汚染を引き起こした。数日後、政府は、事故を重大な核兵器事故(ブロークン・アロー)に指定したが、状況は完全にコントロールできているとし、放射能汚染や外国の主権侵害についても言及しなかった。数百人の労働者が駆り出され、除去作業を行なった。8か月後、クラッシュした爆撃機の軌跡とプルトニウムで汚染された雪はすべて取り除かれ、事件は終了した。18年後、地元の労働者の賠償問題を取材していた記者Poul Brinkは、不審な環境と1968年の事故を結びつける。事故に関するすべての真実は、氷の下と機密文書の中に眠っている。野心家のPoul Brinkは、妥協のない調査を始める。深く探れば探るほど、2国間の隠ぺい工作が明らかになっていく。悲劇的な事故に関する真実をもう隠していくことはできない。
 デンマーク・アカデミー賞2016 録音賞受賞。
 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2016 特別賞(音響デザイン)受賞。
 北京国際映画祭2016 天罎奨コンペティション 監督賞受賞。


 “The Man Who Saved the World”(デンマーク) 監督:Peter Anthony
 大韓航空機撃墜事件から3週間後の、1983年9月26日。ソ連軍核早期警戒センター セルプコフ-15で、アメリカの5発の核ミサイルがソ連に向かっていると知らせる警報が鳴る。事態に対処する立場にあったのは、スタニスラフ・ペトロフ中佐で、そのような攻撃を受けた場合、即時反応による核攻撃も想定されていたが、ペトロフは、規定のプロトコルに反して、監視衛星からの警報を誤報と断定し、結果的に報復的な核戦争から世界を救った。事件は、ソ連の軍事機構の欠陥をさらけ出し、世界を破滅に導きかねない危険性を有していたことを明らかにしたことで、ソ連の上層部に大きな衝撃と動揺を与えた。ソ連は、この件に関し、事件に対処したペトロフに対し、軍紀違反で告発し、懲戒処分にすることで、責任を彼に押しつけた。事件は、1998年まで公にされることなく、未来を閉ざされたペトロフは、神経衰弱に陥り、早期退役した。その後、事実が明らかになると、アメリカは、彼の果たした役割を高く評価し、2006年には国際連合で表彰した。この渡米で、ペトロフは、ジャーナリストのウォルター・クロンカイトに取材を受け、ケヴィン・コスナーやロバート・デニーロ、マット・デイモン、アシュトン・カッチャーらとも会っている。この件に関し、彼自身は、その日にしたことで自分を英雄とは思っていないと語っている。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2013 インターナショナル・ドキュメンタリー部門出品。
 ウッドストック国際映画祭2014 編集賞、観客賞受賞。
 CPH:DOX 2014出品。
 サンスクリーン映画祭2015 最優秀作品賞受賞。
 デンマーク・アカデミー賞2016 ドキュメンタリー賞受賞。
 デンマーク映画批評家協会賞2016 ドキュメンタリー賞受賞。

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 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2014ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_21.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_4.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2013ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_6.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_12.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_46.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200903/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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