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zoom RSS スイス映画賞2016 受賞結果! レナート・ベルタ、ジョルジュ・シュヴィツゲベル、ウルスラ・メイヤー

<<   作成日時 : 2016/05/09 21:59   >>

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 スイス映画賞2016の受賞結果です。(1月27日ノミネーション発表。3月18日結果発表。)

 【スイス映画賞】

 1998年に創設。
 2008年までは1月に開催される、スイス映画界最大の祭典The Solothurn Film Festivalで授賞式が行なわれていたが、2009年以降変更になり、2010年からはノミネーションのみThe Solothurn Film Festivalで発表されることになった。
 ドキュメンタリー賞、短編映画賞、アニメーション賞を有するが、監督賞はなく、助演男優賞と助演女優賞が助演賞として1つにまとめられていて、メインの部門は12しかないというシンプルな映画賞。(2014年より編集賞が新設、本年度より卒業制作作品賞が新設。)
 2010年から、スイス映画アカデミー(2008年設立)が運営することになった。
 作品賞を受賞した主な作品には、レア・プールの“Emporte-moi (Set me free)”、フレディー・M・ムラーの『僕のピアノコンチェルト』、ウルスラ・メイヤーの『ホーム 我が家』『シモンの空』、シュエファン・ハウプトの『ザ・サークル』“Der Kreis”などがある。

 *公式サイト:http://www.schweizerfilmpreis.ch/de/

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 ◆作品賞(Best Fiction Film)
 ・“Amateur Teens”(スイス) 監督:Niklaus Hilber
 ・“Heimatland”(スイス・独) 監督:Jan Gassmann、Jonas Meier、ベニー・ヤーベルク(Benny Jaberg)、Tobias Nölle、Lionel Rupp、Lisa Blatter、Gregor Frei、Michael Krummenacher、Carmen Jaquier、Mike Scheiwiller
 ◎“Köpek”(スイス・トルコ) 監督:Esen Isik
 ・“La Vanité”(スイス・仏) 監督:リオネル・バイアー(Lionel Baier)
 ・“Nichts Passiert”(スイス) 監督:Micha Lewinsky

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 ◆主演男優賞(Best Actor)
 ・Wolfram Berger “Rider Jack”(スイス)(監督:This Lüscher)
 ・ブルーノ・ガンツ “Heidi”(独・スイス)(監督:アラン・グスポーナー(Alain Gsponer))
 ◎Patrick Lapp “La Vanité”

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 ◆主演女優賞(Best Actress)
 ◎Beren Tuna “Köpek”
 ・Annina Walt “Amateur Teens”
 ・Annina Walt “Nichts Passiert”

 Annina Waltは、2作品でノミネート。

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 ◆助演賞(Best Performance in A Supporting Role)
 ・Chiara Carla Bär “Amateur Teens”
 ◎Ivan Georgiev “La Vanité”
 ・Leonardo Nigro “Schellen-Ursli”(スイス)(監督:クサヴァー・コラー(Xavier Koller))

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 ◆脚本賞(Best Screenplay)
 ・“Köpek” Esen Isik
 ・“La Vanité” リオネル・バイアー(Lionel Baier)、Julien Bouissoux
 ◎“Nichts Passiert” Micha Lewinsky

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 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ・“Giovanni Segantini - Magie Des Lichts”(スイス)(監督:Christian Labhart) ピオ・コラッディ(Pio Corradi)
 ・“Köpek” Gabriel Sandru
 ◎“Schellen-Ursli” Felix Von Muralt

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 ◆編集賞(Best Film Editing)
 ◎“Above and Below”(スイス・独・米)(監督:ニコラス・シュタイナー(Nicolas Steiner)) Kaya Inan
 ・“Heidi” ミヒャエル・シェーラー(Michael Schaerer)
 ・“Heimatland” Kaya Inan

 Kaya Inanは、2作品でノミネート。

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 ◆作曲賞(Best Film Score)
 ◎『太陽が落ちた日』“(Als Die Sonne Vom Himmel Fiel(The Day the Sun Fell)”(スイス・仏)(監督:ドメーニグ 綾(Aya Domenig)) マルセル・バイド(Marcel Vaid)
 ・“Heidi” ニキ・ライザー(Niki Reiser)
 ・“Köpek” マルセル・バイド(Marcel Vaid)

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 ◆短編映画賞(Best Short Film)
 ・“Just Another Day in Egypt”(スイス・セルビア モンテネグロ・エジプト) 監督:Corina Schwingruber Ilić、Nikola Ilić
 ◎“Kacey Mottet Klein,Naissance D'un Acteur”(スイス・仏) 監督:ウルスラ・メイヤー(Ursula Meier)
 ・“Le Mur Et L'eau”(スイス・仏) 監督:Alice Fargier
 ・“Pedro M,1981”(スイス) 監督:Andreas Fontana
 ・“Subotika. Land of Wonders”(スイス) 監督:ピーター・フォルカート(Peter Volkart)

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 ◆ドキュメンタリー賞(Best Documentary Film)
 ◎“Above and Below”(スイス・独・米) 監督:ニコラス・シュタイナー(Nicolas Steiner)
 ・『太陽が落ちた日』“(Als Die Sonne Vom Himmel Fiel(The Day the Sun Fell)”(スイス・仏) 監督:ドメーニグ 綾(Aya Domenig)
 ・“Dirty Gold War”(スイス・ブラジル・ペルー・英) 監督:Daniel Schweizer
 ・“Grozny Blues”(スイス) 監督:Nicola Bellucci
 ・“Imagine Waking Up Tomorrow and All Music Has Disappeared”(独・スイス・英) 監督:シュテファン・シュヴィーテルト(Stefan Schwietert)

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 ◆アニメーション賞(Best Animation Film)
 ◎『魔王』“Erlkönig”(スイス) 監督:ジョルジュ・シュヴィツゲベル
 ・“Islander's Rest”(スイス) 監督:クラウディウス・ゲンティネッタ(Claudius Gentinetta)、フランク・ブラウン(Frank Braun)
 ・『リュサン』“Lucens”(スイス) 監督:Marcel Barelli

 アニメーション賞は、2005年に新設された部門ですが、2012年までは隔年で発表されていて、2013年度以降常設の部門となっています。ジョルジュ・シュヴィツゲベルは、2005年、2007年、2009年とアニメーション賞にノミネートされて、今回初受賞となっています。ただし、2000年と2002年に短編映画賞にノミネートされていて、2002年に『少女と雲』で受賞しています。

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 ◆卒業制作作品賞(Best Graduate Film)
 ・“Procedere”(スイス) 監督:Delia Schiltknecht
 ◎“Ruben Leaves”(スイス) 監督:Frederic Siegel
 ・“Une Histoire Simple,La Mienne,La Tienne Et Celle De M.(A Simple Story, Mine, Yours And M’s)”(スイス・イラン) 監督:Atefeh Yarmohammadi

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 ◆名誉賞(Honorary Award)
 ◎レナート・ベルタ

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 ◆特別賞
 ◎Guido Keller(音響編集) “Köpek”
 ◎Jacques Kieffer(音響編集) “Above and Below”

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・“Köpek”(2/5):作品・主演女優・脚本・撮影・作曲 +特別賞
 ・“La Vanité”(2/4):作品・主演男優・助演・脚本
 ・“Nichts Passiert”(1/3):作品・主演女優・脚本
 ・“Amateur Teens”(0/3):作品・主演女優・助演
 ・“Heidi”(0/3):作品・主演女優・脚本
 ・“Above and Below”(2/2):編集・ドキュメンタリー +特別賞
 ・“Schellen-Ursli”(1/2):助演・撮影
 ・『太陽が落ちた日』(1/2):作曲・ドキュメンタリー
 ・“Heimatland”(0/2):作品・編集

 同一部門で、2作品でノミネートされている人が2人もいるのに対し、2年連続でノミネートされている人は1人もいません。

 ちなみに、米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 スイス代表作品になった“Iraqi Odyssey”は、スイス映画賞では前回ドキュメンタリー賞にノミネートされています。

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 いくつかの作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Köpek”(スイス・トルコ) 監督:Esen Isik
 出演:Salih Bademci、Cemal Toktas、Hakan Karsak、Baris Atay
 物語:現代のイスタンブール。3人の主人公の1日を描く。10歳のCemoは、ストリートでティッシュ・ペーパーを売って、家計を支えている。彼は、長い間想い続けている少女に今日告白しようと考えている。Hayatは、望まれない結婚をして1日目からつまずく。彼女は、突然、初恋の人から連絡を受けて、こっそり会う約束をする。Ebruは、トランスセクシャルで、娼婦をして何とか生活をやりくりしている。彼女は美しく、あらゆる男性を虜にするが、彼女が夢見る男性にだけは相手にしてもらえない。
 チューリヒ映画祭2015 フォーカス:スイス・ドイツ・オーストリア映画コンペティション部門出品。

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 ・“La Vanité(Vanity)”(スイス・仏) 監督:リオネル・バイアー(Lionel Baier)
 出演:カルメン・マウラ、Patrick Lapp、Ivan Gueorgiev
 物語:スイス人建築家のDavid Millerは、不治の病の末期にあり、安楽死への道を選ぶ。彼は、アメリカの生活様式を手本に自分がデザインしたモーテルへと戻ってくる。安楽死を手助けしてくれるプロの協会から派遣されたスパイン人女性Esperanzaがやってくる。安楽死には、第三者の立ち合いが必要で、隣の部屋で客を取っていた若い男娼のTréplevに引き受けてもらう。そして3人で運命の夜に乗り出す……。
 実話に基づく物語。
 リオネル・バイアーは、日本では2005年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で『パレード』“La Parade (notre histoire)”(2002)が紹介されている。
 カンヌ国際映画祭2015 ACID部門出品。
 リュミエール賞2016 フランス語映画賞ノミネート。

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 ・“Nichts Passiert(A Decent Man)”(スイス) 監督:Micha Lewinsky
 出演:デーヴィト・シュトリーゾフ(Devid Striesow)、マレン・エッゲルト(Maren Eggert)、Beat Marti、Annina Walt、Max Hubacher、Oriana Schrage
 物語:妻のMartinaには時間がないと言われ、娘のJennyには興味がないと言われながら、Thomasは家族をスイス・アルプスへとスキー旅行に連れ出す。それに彼のボスの娘で、Jennyと同じく15歳のSarahが加わったことで状況は複雑になる。夜、村のパーティーがあり、Martinaは行こうとしなかったが、Thomasは3人ででかけていく。その結果、取返しのつかないことが起こる。何が起こったかわかっているのはThomasとSarahだけだ。Thomasは、問題と向き合わずに、回避を選んだので、半分の真実とウソにがんじがらめになっていく。Thomasは、平和的な解決を望んでいたのだが……。
 チューリヒ映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 ・『太陽が落ちた日』“(Als Die Sonne Vom Himmel Fiel(The Day the Sun Fell)”(スイス・仏) 監督:ドメーニグ 綾(Aya Domenig)
 「若き内科医として原爆投下のその日から広島赤十字病院で被爆者を治療した祖父の足跡を辿っていくうちに監督は当時、同じような体験をした看護師と医師にめぐり会う。監督の祖父は生涯を通じて決して自らの体験を語る事はなかったが登場人物たちとの出会いによって祖父に近づいていく。2011年3月11日、福島の原発事故により監督の探索の旅は新たな局面を迎えることになる。」(広島国際映画祭)
 ロカルノ国際映画祭2015 批評家週間出品。
 広島国際映画祭2015 ヒロシマEYE部門出品。
 グリーンイメージ国際環境映像祭2016出品。

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 ・“Above and Below”(スイス・独) 監督:ニコラス・シュタイナー(Nicolas Steiner)
 リックとシンディー、そしてゴッドファーザーのラロは、ラスベガスの煌びやかさを嫌うように、その地下水道に潜る。デイヴは、独りカリフォルニアの不毛で乾いた砂漠に向かい、空のビール缶を叩いて、神との通信を行なう。エイプリルは、火星が植民地化された時に移民第一号となるべく、赤い岩がゴロゴロしているユタ砂漠でシミュレーションを行なう。彼ら自身、自分たちの生活を、普通に暮らしている人々と同じものだとは考えていない。彼らの無茶や笑い、痛みは、我々を見知らぬ世界へと誘う。われわれの世界のまわりや上方、地下で孤独な旅をする「旅人たち」の物語。
 ロッテルダム国際映画祭2015 コンペティション部門出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2015出品。
 ニヨン映画祭2015出品。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2015 インターナショナル・スペクトラム部門出品。
 ミュンヘン国際ドキュメンタリー映画祭2015 DOKスペシャル部門出品。音楽賞受賞。
 エジンバラ国際映画祭2015 ドキュメンタリー部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2015 「ヴァラエティー」誌批評家による、ヨーロッパ映画セレクション2015。
 ロカルノ国際映画祭2015出品。
 バンクーバー国際映画祭2015出品。
 ヨーロッパ映画賞2015 ドキュメンタリー賞 オフィシャル・セレクション。
 ドイツ映画賞2016 撮影賞、ドキュメンタリー賞ノミネート。


 “Heidi”(スイス・独) 監督:アラン・グスポーナー(Alain Gsponer)
 出演:Anuk Steffen、ブルーノ・ガンツ、Quirin Agrippi、イザベル・オットマン(Isabelle Ottmann)、ハンネローレ・ホーガー(Hannelore Hoger)、マキシム・メーメット(Maxim Mehmet)、カタリーナ・シュットラー(Katharina Schüttler)、Jella Haase
 『アルプスの少女ハイジ』の実写版映画化。
 バイエルン映画賞2016 児童・青少年映画賞受賞。
 ドイツ映画賞2016 衣裳賞・児童映画賞ノミネート。

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 ・“Kacey Mottet Klein,Naissance D'un Acteur”(スイス・仏) 監督:ウルスラ・メイヤー(Ursula Meier)
 ウルスラ・メイヤーの『ホーム 我が家』(2008)『シモンの空』(2012)、ジョアン・スファールの『ゲンズブールと女たち』(2010)、アンヌ・フォンテーヌの『ボヴァリー夫人とパン屋』(2014)、アンドレ・テシネの“Quand on a 17 ans”(2016)と、8歳からキャリアをスタートさせ、着実に俳優としての経験を積み上げてきたケイシー・モッテ・クライン。子どもそのものの単純な演技から、真の俳優へ。自分自身を棄て、役柄になり切る術を学び、時に、限界やダークな秘められた部分にもぶつかった。その俳優としての成長を身近に見つけてきた監督ウルスラ・メイヤーによるケイシー・モッテ・クラインのポートレイト。
 コーク国際映画祭2015 短編ドキュメンタリー部門グランプリ受賞。

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 *当ブログ記事

 ・スイス映画賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_83.html
 ・スイス映画賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_17.html
 ・スイス映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_6.html
 ・スイス映画賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_42.html
 ・スイス映画賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201103/article_17.html?pc=on
 ・スイス映画賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_24.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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