海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 【韓国映画】 ワイルド・フラワー映画賞2016 受賞結果!藤井昌之撮影監督も受賞!

<<   作成日時 : 2016/04/08 12:59   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 韓国のインディペンデント映画を応援することを目的として2014年にスタートした「ワイルド・フラワー映画賞」の第3回の各賞が発表されました。(4月7日。ノミネーションは、3月21日にfacebookで発表されています。)

 対象となったのは、2015年に韓国で劇場公開された低予算映画で、前回は「予算10億ウォン(90万USD)以下の作品で、60本を超えるナラティヴ作品と30本近いドキュメンタリー作品が候補となった。ノミネーションは、映画の専門家と一般観客からなる25人のセレクション委員会がディスカッションを行なって決定し、その後、セレクション委員に批評家とプログラマーを加えたメンバーで最終投票を行なって各賞を決めるというプロセスが取られた」と公式発表されていますが、今回は具体的な数字やプロセスは発表されていません。(おそらく規定も対象作品もプロセスも同様のものだろうとは思いますが。)

 3年目の今年も、部門の見直しがあり、新人男優賞と新人女優賞を1つにまとめた代わりに(?)、助演賞と新人監督賞 ドキュメンタリー部門を新設しています。

 この賞は、1997年からソウルに住んで韓国映画のスペシャリスト、映画コラムニストとして活躍しているアメリカ人ダーシー・パケット(Darcy Paquet)がディレクターを務め、元堤川国際映画祭のディレクターで映画評論家のOh Dong-jinがオーガナイジング・ディレクターを務めています。

 名称の「ワイルド・フラワー映画賞」は、インディペンデント映画の創造性の豊穣と多様性を象徴し、それらが厳しい環境の中で成長し、栄えることを目指して、名づけられています。
 ちなみに、日本の韓国映画情報サイトには、「野の花映画賞」という訳語を当てているものもあります。

 映画祭に先立って、4月4日〜6日にわたってノミネート作品の上映会が行なわれています。

 本年度のノミネーションと受賞結果は以下の通り。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ◆大賞(Grand Prize)
 ・『生きる』“Alive” パク・ジョンボム
 大賞は、2つの監督賞部門にノミネートされた作品の中から選出されます。

画像

 ◆監督賞 ナラティヴ部門(Best Director (Narrative Films))
 ・“A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)” イ・グァングク(Lee Kwang-kuk)
 ・『ひと夏のファンタジア』 チャン・ゴンジェ
 ・『生きる』“Alive” パク・ジョンボム
 ・“In Her Place”(カナダ・韓) Albert Shin
 ◎“MADONNA(마돈나)” シン・スウォン(Shin Su-won)
 ・『今は正しくあの時は間違い』 ホン・サンス
 ・“The Avian Kind(조류인간/鳥類人間)” シン・ヨンシク

画像

 ◆監督賞 ドキュメンタリー部門(Best Director (Documentaries))
 ◎『ウルボ 泣き虫ボクシング部』“A Crybaby Boxing Club(울보 권투부)” イ・イルハ(E Il-ha/이일하)
 ・『危路工団』“Factory Complex(위로공단)” イム・フンスン(Im Heung-soon/임흥순)
 ・“Legend of Miryang 2(밀양 아리랑)” Park Bae-il(박배일)
 ・“My Fair Wedding(마이 페어 웨딩)” Jang Hee-sun(장희선)
 ・“Red Tomb(레드 툼)” Gu Ja-hwan(구자환)

 ◆主演男優賞(Best Actor)
 ・岩瀬亮 『ひと夏のファンタジア』
 ・チャン・ヒョンソン 『愛が勝つ』“Love Never Fails”(監督:ミン・ビョンフン)
 ◎チョン・ジェヨン 『今は正しくあの時は間違い』
 ・イ・ジュスン(Lee Joo-seung/ 이주승) “Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”(監督:ホン・ソクチェ(홍석재))
 ・パク・ジョンボム 『生きる』“Alive”

画像

 ◆主演女優賞(Best Actress)
 ・キム・ミニ 『今は正しくあの時は間違い』
 ・キム・セビョク 『ひと夏のファンタジア』
 ◎イ・ジョンヒョン “Alice In Earnestland(성실한 나라의 앨리스/誠実な国のアリス)”(監督:アン・グクチン(안국진/Ahn Gooc Jin))
 ・シン・ドンミ “A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)”
 ・Yoon Da-kyung “In Her Place”

画像

 ◆助演賞(Best Supporting Actor or Actress) [新設]
 ・カン・ボンソン “Wild Flowers(들꽃/野の花)”(監督:パク・ソクヨン(박석영))
 ◎Kil Hae-yeon “In Her Place”
 ・キム・ガンヒョン “A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)”
 ・Lee Paul “Wild Flowers(들꽃/野の花)”
 ・ユ・ジュンサン “A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)”

 ◆脚本賞(Best Screenplay)
 ・“A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)” イ・グァングク(Lee Kwang-kuk)
 ・『ひと夏のファンタジア』 チャン・ゴンジェ
 ・『生きる』“Alive” パク・ジョンボム
 ・『今は正しくあの時は間違い』 ホン・サンス
 ◎“The Avian Kind(조류인간/鳥類人間)” シン・ヨンシク

 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ◎藤井昌之 『ひと夏のファンタジア』
 ・Im Heung-soon “Factory Complex(위로공단)”
 ・Jo Young-jik “Love is…”
 ・Moon Myeong-hwan “In Her Place”
 ・Park Bae-il “Legend of Miryang 2(밀양 아리랑)”

 ◆新人賞(Best New Actor or Actress) [部門統合]
 ・An Ji-hye “In Her Place”
 ・Jeong Ha-dam(정하담) “Wild Flowers(들꽃/野の花)”
 ◎クォン・ソヒョン(권소현) “MADONNA(마돈나)”
 ・リュ・ジュニョル(류준열) “Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”
 ・Seong Ho-jun(성호준) “Pascha(Pascha)”(監督:안선경(アン・ソンギョン))

画像

 ◆新人監督賞(Best New Director)
 ・“Alice In Earnestland(성실한 나라의 앨리스/誠実な国のアリス)” アン・グクチン
 ・“Clearer than you Think(생각보다 맑은/思ったより澄んだ)” ハン・ジウォン(Han Ji-won/한지원)
 ・“Collective Invention(돌연변이/突然変異)” Kwon Oh-kwang(권오광)
 ◎“Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)” ホン・ソクチェ(홍석재)
 ・“We Will Be Ok(그들이 죽었다/彼らは死んだ)” ペク・チェホ(Baek Jae-ho/백재호)

 ◆新人監督賞 ドキュメンタリー部門(Best New Director – Documentaries) [新設]
 ◎“Red Tomb(레드 툼)” Gu Ja-hwan(구자환)
 ・“The Anxious Day Out(불안한 외출)” Kim Cheol-min(김철민)
 ・“The Basement Satellite(망원동 인공위성)” Kim Hyoung-ju(김형주)

 ◆審査員スペシャル・メンション
 ◎Jang Hee-sun(장희선) “My Fair Wedding(마이 페어 웨딩)”

 ◆功労賞(공로상을)
 ◎故イ・ソンギュ(이성규)監督

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・『ひと夏のファンタジア』(1/5):監督・主演男優・主演女優・脚本・撮影
 ・“In Her Place”(1/5):監督・主演女優・助演・撮影・新人
 ・“A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)”(0/5):監督・主演女優・助演・助演・脚本
 ・『今は正しくあの時は間違い』(1/4):監督・主演男優・主演女優・脚本
 ・“Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”(1/3):主演男優・新人・新人監督
 ・『生きる』“Alive”(0/3):監督・主演男優・脚本 +大賞
 ・“Wild Flowers(들꽃/野の花)”(0/3):助演・助演・新人
 ・”MADONNA(마돈나)”(2/2):監督・新人
 ・“The Avian Kind(조류인간/鳥類人間)”(1/2):監督・脚本
 ・“Red Tomb(레드 툼)”(1/2):ドキュメンタリー監督・新人ドキュメンタリー監督
 ・“Alice In Earnestland(성실한 나라의 앨리스/誠実な国のアリス)”(1/2):主演男優・新人監督
 ・『危路工団』“Factory Complex(위로공단)”(0/2):ドキュメンタリー監督・撮影
 ・“Legend of Miryang 2(밀양 아리랑)”(0/2):ドキュメンタリー監督・撮影

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 いくつかの作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“In Her Place”(カナダ・韓) 監督:Albert Shin
 出演:Yoon Da Kyung、Ahn Ji Hye、Kil Hae Yeon
 物語:年輩の女性と10代の娘が、韓国の農場で孤独に暮らしている。そこへ、家族や友人にも何も告げずに、ひとりの女性が都会から流れてくる。彼女たち3人は、自分たちの生活の間隙を埋めるべく、懸命に働き、その結果、トリオとして新しい生活のリズムが生まれ、思わぬ効果を発揮する。
 トロント国際映画祭2014 DISCOVERY部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2014 ニュー・ディレクターズ部門出品。
 アブダビ国際映画祭2014 女優賞(Yoon Da Kyung)、Child Protection Award受賞。
 トロント映画批評家協会賞2014 Scotiabank Jay Scott Prize(エマージング・アーティスト賞)受賞。
 トロント国際映画祭が選ぶカナダ映画2014 トップ10
 台北電影節2015 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション部門 審査員特別賞受賞。

画像

 ・『ウルボ 泣き虫ボクシング部』“A Crybaby Boxing Club(울보 권투부)”(韓) イ・イルハ(E Il-ha/이일하)
 「朝鮮高校のボクシング部が舞台の、ドキュメンタリー映画です。「ウルボ」は韓国語で「泣き虫」という意味。負けて泣く、勝って泣く、出場できず泣く、彼らは とにかく泣き虫です。しかしその姿は、いつの間にか私たちが忘れてしまったピュアなハートを思い出させてくれます。そんな彼らの日常、試合、夢、そして在日として生まれた葛藤と誇りが、この映画に描かれています。」(公式facebookより)

画像

 ・『生きる』“Alive (Sanda)”(韓) 監督:パク・ジョンボム(Park Jung-bum)
 出演:パク・ジョンボム、イ・スンヨン、Park Myung-hoon、Shin Heat-bit
 物語:ジョンチョルは、江原道の山中にある村で働く貧しい肉体労働者である。賃金の不払いが起こって、同僚たちの間に摩擦が生じるが、それをジョンチョルは、なんとかしてなだめようとする。彼には、ピアノのレッスンに通うことのみを楽しみにしているナナという名の姪と、精神的なトラブルを抱えて、病的に闇を怖がる自己破壊的な姉があり、彼らの面倒をみなければならない。彼らはみなよりよい生活を求めている。ジョンチョルは、新しい仕事を見つけるが、過去のトラウマとトラブルが現在に重くのしかかってくる。さらに辛く厳しい冬がやってきて、彼らの生活を脅かす……。
 『ムサン日記〜白い犬』のパク・ジョンボムの第2作。
 全州国際映画祭2014 出品。全州デジタル・プロジェクト2014。
 ロカルノ国際映画祭2014 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2014 CITY TO CITY部門出品。
 シンガポール国際映画祭2014 スペシャル・メンション受賞。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2015 審査員グランプリ受賞。
 アジアフォーカス・福岡国際映画祭2015にて上映。

画像

 ・“Socialphobia”(韓) 監督:ホン・ソクチェ(홍석재)
 物語:ソーシャル・ネットワークは、人と人を結びつけたりもするが、一方で、人を精神的に追い詰めたりもする。ひとりの女性が、ネット上に書いたことから、攻撃されるようになる。彼女は、どこの誰かを特定され、あげくに家までやってくる者まで現われる。そして、彼女、ミン・ハヨンが首を吊って死んでいるのが発見される。警察学校生ジウンとヨンミンが、この事件に巻き込まれる。事件は、明らかに自殺と思われていたが、他殺の可能性が浮かんでくる。
 釜山国際映画祭2014 NETPAC賞、DGK賞受賞。
 釜日映画賞2015 新人監督賞、新人男性演技賞(ピョン・ヨハン)受賞。
 春史映画賞2016 新人監督賞受賞。

画像

 ・“MADONNA(마돈나)”(韓) 監督:シン・スウォン(Shin Su-won)
 出演:ソ・ヨンヒ、クォン・ソヒョン、キム・ヨンミン
 物語:ヒェリム(35歳)は、病院で介護の仕事を得る。彼女の担当は、頸髄損傷の患者で、VIP待遇のその患者は、この病院のオーナーにほかならなかった。その息子サンウは、過去10年にわたって、お金のために父親を生かし続けてきた。再発を繰り返しているのにも拘らず、サンウは、何度も父親への心臓移植手術を命じてきた。また新たに手術が必要となって、身元不明の脳死女性をドナーとすることが検討される。ヒェリムに、その女性の身元を洗い出すように命じられ、彼女はその女性がかつて「マドンナ」と呼ばれた娼婦で、虐待を受けていて、脳死している今、お腹の中に赤ん坊がいることがわかる。ヒェリムは、まだ見ぬ赤ん坊のために、サンウの命令に反して、赤ん坊の父親捜しを始める。
 カンヌ国際映画祭2015 ある視点部門出品。
 ハワイ国際映画祭2015 Halekulani Golden Orchid Award受賞。
 韓国映画評論家協会賞2015 新人女優賞(クォン・ソヒョン)受賞。

画像

 ・“A Matter of Interpretation(꿈보다 해몽/夢より夢合わせ)” 監督:イ・グァングク(Lee Kwang-kuk)
 出演:シン・ドンミ、キム・ガンヒョン、ユ・ジュンサン
 物語:ひとりの女優が、劇団員に当たり散らかした後、興奮して劇場を飛び出す。というのも、誰も彼女の演技を見てくれていなかったからだ。彼女は、公園まで来て、ボーイフレンドに電話し、もう少しで映画に出演できたのにと話す。彼は、彼女を慰めようとするが、彼女には通じず、彼女は唐突に彼に別れようと言い出す。彼女は、禁煙区域でタバコを吸っていたとして、警察官に注意を受ける。警察官は、近くで自殺騒ぎがあって、出動してきていたのだ。自殺者は、車で窒息死したらしく、彼女も同じようにして死んでしまおうかと考える。ところが、彼女は、車のトランクに警察官が閉じ込められているのを発見し、物語は思いもかけない展開を見せる……。
 釜山国際映画祭2014 CGV Movie Collage Award受賞。

画像

 ・“Wild Flowers(들꽃/野の花)”(韓) 監督:パク・ソクヨン(박석영/Park Suk-Young)
 物語:ウンスとソヒャンは、家出少女で、ストリートで男性から暴行を受けていたもうひとりの少女ハダムを助ける。少女たちを待っていたのは、「おじさん」とその友だちのテスンだったが、彼らは家出少女を集めて、売春をさせていた。狭い部屋に閉じ込められた少女たちは、テスンがスヒャンに好意を持っているのを利用して、逃げ出す。彼らは、思いもかけない事故によって、短期間、新しい家に住めることになって、希望を見出す……。
 釜山国際映画祭2014 2014アクトレス・オブ・ザ・イヤー受賞(Cho Soohyang)。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・ワイルド・フラワー映画賞2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201504/article_4.html
 ・ワイルド・フラワー映画賞2014 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_3.html

 ・春史映画賞2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_3.html

 ・釜山映画評論家協会賞2015:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_7.html

 ・青龍映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_31.html

 ・大鐘賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_22.html

 ・韓国映画評論家協会賞2015:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_4.html

 ・釜日映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_8.html

 ・春史映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_9.html

 ・百想芸術大賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_24.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
【韓国映画】 ワイルド・フラワー映画賞2016 受賞結果!藤井昌之撮影監督も受賞! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる