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zoom RSS 【イタリア映画最前線】 バーリ国際映画祭2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/04/18 18:49   >>

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 第7回バーリ国際映画祭(Bif&st - Bari International Film Festival)(4月2日-9日)の各賞が発表になりました。

 バーリは、アドリア海に面したイタリアの港湾都市で、南イタリアではナポリ次ぐ経済の中心地であり、同地で開催される映画祭は、8日間で7万5千人を動員する大きな文化イベントになっています。

 この映画祭が、けっこう意欲的な映画祭であることはいろんな側面から窺われますが、

 ・エットーレ・スコラをプレジデントとして招き、ベネチア国際映画祭やタオルミナ映画祭のディレクターを務めたフェリス・ラウダディオ(Felice Laudadio)を映画祭のディレクターとして起用していること(エットーレ・スコラは、今年1月に亡くなっていますが、すぐに代わりのプレジデントを置くことはせず、公式サイトでもプレジデントはエットーレ・スコラのままになっています。エットーレ・スコラに関しては、今回追悼上映が行われました。)

 ・映画祭と映画賞の折衷型の映画祭として、前年(過去1年)のイタリア映画に対して、各部門の最優秀者を選出する部門(長編イタリア映画部門)をも設けていること

 ・長編イタリア映画部門では、各部門にマリオ・モニチェリやトニーノ・グエッラ、アンナ・マニャーニ、アリダ・ヴァリ、エンニオ・モリコーネ、ジュゼッペ・ロトゥンノら、イタリア映画を代表する人物の名前を冠し、さらに、映画祭のメイン・イメージにフェリーニの自画像を採用していること

 ・映画祭が贈る名誉賞として、「フェデリコ・フェリーニ・プラチナム・アワード」を設けて、内外の映画人に授与し、その授賞式を会期中の名物イベントとしていること

 などが挙げられます。

 後発の映画祭が、カラーを出して、国内的にも国際的にも注目すべき映画祭になるのはなかなか難しいのですが、バーリ国際映画祭は、上記のような趣向(仕掛け)を通じて、イタリアを代表する新たな映画祭・映画賞の1つになりつつあるようです。

 映画祭の部門構成としては、2014年までは、長編作品、第1-2回監督作品、ドキュメンタリー作品、短編作品というイタリア映画を対象とした4つのコンペティション部門と、インターナショナル作品のコンペティション部門があったのが、2015年にはドキュメンタリー作品と短編作品のコンペティション部門がなくなり、2016年には、インターナショナル作品のコンペティション部門がなくなって、代わりにNuove proposte(新たなる提案)という長編イタリア映画のコンペティション部門が新設されています。
 Nuove proposte部門に関しては、公式サイトにもはっきりした説明はありませんが、第1-2回監督作品コンペティション部門が第1-2回監督作品をくくりとしたコンペティション部門であるのに対し、こちらはワールド・プレミア作品のコンペティション部門ということになっているようです。ただし、実際に集められている作品を見るとNuove proposte部門の作品も、新人監督の作品ばかりで、第1-2回監督作品を対象とするとは明言していないけれど、実質的には、第1-2回監督作品コンペティション部門が取りこぼした作品を集めた、もう1つの第1-2回監督作品コンペティション部門のようなものなのかな、という印象を持ちました。

 コンペティション部門以外では、今回、
 ・Le Anteprime internazionali(インターナショナル・プレミア部門)
 ・短編映画、ドキュメンタリー、スペシャル・イベント
 ・Nuove proposteのアウト・オブ・コンペティション部門
 ・Cinema per le scuole(映画の学校)と題したそのほかの部門でも上映される作品の中で主だった作品を集めた部門
 ・Red Scare Black Listと題した赤狩りをテーマとした特集(“The Hollywood Ten”(1950)、『ジョニーは戦場へ行った』(1971)、『ウディ・アレンのザ・フロント』(1976)、『真実の瞬間』(1991)、『マジェスティック』(2001)、『グッドナイト&グッドラック』(2005)、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015))
 ・ドキュメンタリー作家Cecilia Manginiの特集
 ・マルチェロ・マストロヤンニ フェスティバル(45プログラム)
 ・トリビュート(エットーレ・スコラ、スコラ-マストロヤンニ91/2、アルマンド・トロヴァヨーリ、ダルトン・トランボ)
 ・マスタークラス
 などのプログラムがありました。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。

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 【長編イタリア映画部門】(ItaliaFilmFest, Lungometraggi in concorso)

 ※コンペティション部門ということになっていますが、事前に審査は済んでいて、受賞者も賞の授与の日も予め発表になっていたようです。各受賞作以外の対象作品はありません(少なくとも発表されてはいません)。

 ◆監督賞/マリオ・モニチェリ賞(Premio Mario Monicelli per il miglior regista)
 ◎マッテオ・ガローネ “Il Racconto Dei Racconti – Tale Of Tales”(英・仏・伊)

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 ◆プロデューサー賞/フランコ・クリスタルディ賞(Premio Franco Cristaldi per il miglior produttore)
 ◎“Non Essere Cattivo”(伊) 監督:Claudio Caligari

 ◆主演男優賞/ヴィットリオ・ガスマン賞(Premio Vittorio Gassman per il miglior attore protagonista)
 ◎ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli) “Non Essere Cattivo”

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 ◆主演女優賞/アンナ・マニャーニ賞(Premio Anna Magnani per la migliore attrice protagonista)
 ◎ヴァレリア・ゴリーノ 『あなたたちのために』“Per Amor Vostro”(伊・仏)(監督:ジュゼッペ・M・ガウディーノ)

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 ◆助演男優賞/アルベルト・ソルディ賞(Premio Alberto Sordi per il miglior attore non protagonista)
 ◎マッシミリアーノ・ガッロ(Massimiliano Gallo) 『あなたたちのために』“Per Amor Vostro”

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 ◆助演女優賞/アリダ・ヴァリ賞(Premio Alida Valli per la migliore attrice non protagonista)
 ◎ソニア・ベルガマスコ(Sonia Bergamasco) 『オレはどこへ行く?』“Quo Vado?”(伊)(監督:ジェンナーロ・ヌンツィアンテ)

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 ◆主題賞/トニーノ・グエッラ賞(Premio Tonino Guerra per il miglior soggetto)
 ◎Paolo Genovese “Perfetti Sconosciuti”(伊) 監督:Paolo Genovese

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 ◆脚本賞/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ賞(Premio Luciano Vincenzoni per la migliore sceneggiatura)
 ◎ナンニ・モレッティ、フランチェスコ・ピッコロ、ヴァリア・サンテッラ 『母よ、』

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 ◆撮影監督賞/ジュゼッペ・ロトゥンノ賞(Premio Giuseppe Rotunno per il miglior direttore della fotografia)
 ◎ルカ・ビガッツィ 『グランドフィナーレ』

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 ◆編集賞/ロベルト・ペルピニャーニ賞(Premio Roberto Perpignani per il miglior montatore)
 ◎ヤーコポ・クアドリ(Jacopo Quadri) “Fuocoammare”(伊・仏)(監督:ジャンフランコ・ロージ)

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 ◆美術賞/ダンテ・フェレッティ賞(Premio Dante Ferretti per il miglior scenografo)
 ◎リヴィア・ボルゴノーニ(Livia Borgognoni) “La Stoffa Dei Sogni”(伊)(監督:Gianfranco Cabiddu)

 ◆衣裳賞/ピエロ・トージ賞(Premio Piero Tosi per il miglior costumista)
 ◎Massimo Cantini Parrini “Il Racconto Dei Racconti – Tale Of Tales”

 ◆音楽賞/エンニオ・モリコーネ賞(Premio Ennio Morricone per le migliori musiche)
 ◎Epsilon Indi 『あなたたちのために』“Per Amor Vostro”

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 【第1-2回監督作品部門】(Italiafilm Fest/Opere Prime O Seconde)

 ・“Arianna”(伊) 監督:Carlo Lavagna
 ・“Assolo”(伊) 監督:ラウラ・モランテ
 ・“Banat – Il Viaggio”(伊・ルーマニア・ブルガリア・マケドリア) 監督:Adriano Valerio
 ・“Bella E Perduta”(伊・仏) 監督:Pietro Marcello
 ・“In Un Posto Bellissimo”(伊) 監督:Giorgia Cecere
 ・“La Macchinazione”(伊・仏) 監督:David Grieco
 ・“La Terra Dei Santi”(伊) 監督:Fernando Muraca
 ・『待つ女たち』“L’Attesa”(伊・仏) 監督:ピエロ・メッシーナ(Piero Messina)
 ・『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』“Lo Chiamavano Jeeg Robot”(伊) 監督:ガブリエーレ・マイネッティ(Gabriele Mainetti)
 ・“Pecore In Erba”(伊) 監督:Alberto Caviglia
 ・『暗黒街』“Suburra”(伊・仏) 監督:ステファノ・ソッリマ(Stefano Sollima)
 ・“Un Posto Sicuro”(伊) 監督:Francesco Ghiaccio

 ◆第1-2回作品 監督賞/エットーレ・スコラ賞(Premio Ettore Scola per il regista della migliore opera prima o seconda)
 ◎ガブリエーレ・マイネッティ(Gabriele Mainetti) 『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』“Lo Chiamavano Jeeg Robot”

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 ◆主演男優賞/ガブリエーレ・フェルツェッティ賞(Premio Gabriele Ferzetti per il miglior attore protagonista)
 ◎ジョルジョ・コランジェリ(Giorgio Colangeli) “Un Posto Sicuro”

 ◆主演女優賞/マリアンジェラ・メラート賞(Premio Mariangela Melato per il cinema per la migliore attrice protagonista)
 ◎ジュリエット・ビノシュ 『待つ女たち』“L’Attesa”

 【Nuove proposte(新たなる提案)部門】(ItaliaFilmFest/Nuove proposte in anteprima mondiale, in concorso)

 ・“Amo La Tempesta”(伊) 監督:Maurizio Losi
 ・“Due Euro L’Ora”(伊) 監督:Andrea D’Ambrosio
 ・“Il Traduttore”(伊・ポーランド) 監督:Massimo Natale
 ・“L’Età D’Oro”(伊) 監督:Emanuela Piovano
 ・“L’Universale”(伊) 監督:Federico Micali
 ・“La Notte E’ Piccola Per Noi”(伊) 監督:Gianfrancesco Lazotti
 ・“Senza Lasciare Traccia”(伊) 監督:Gianclaudio Cappai
 ・“The Plastic Cardboard Sonata”(伊) 監督:Enrico Falcone、Piero Persello

 ◆監督賞/フランチェスコ・ラウダディオ賞(Premio Francesco Laudadio - Miglior regista per la sezione "Nuove proposte"
 ◎Andrea D’Ambrosio “Due Euro L’Ora”

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 ◆主演男優賞(Premio Artisti 7670 - Miglior attore protagonista per la sezione "Nuove proposte")
 ◎Andrea Vasone “The Plastic Cardboard Sonata”

 ◆主演女優賞(Premio Artisti 7670 - Miglior attrice protagonista per la sezione "Nuove proposte")
 ◎Chiara Baffi “Due Euro L’Ora”

  【フェデリコ・フェリーニ・プラチナム・アワード】(Federico Fellini Platinum Award for Artistic Excellence)

 ◎パオロ・ヴィルツィ

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 ◎トニ・セルヴィッロ

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 ◎オルネラ・ムーティ

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 ◎ジャック・ペラン

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Non Essere Cattivo(Don't Be Bad)”(伊) 監督:Claudio Caligari
 出演: ルカ・マリネッリ、Alessandro Borghi、Roberta Mattei、Silvia D'Amico、Alessandro Bernardini
 物語:90年代。ローマ郊外。ヴィットリオとチェザレは、20代の初めで、成功を夢見ていた。彼らのまわりには、豪華な車や、ナイトクラブ、コカイン、人工麻薬などがあり、快楽主義が支配していた。彼らが生きていくには、高いコストがかかる。ヴィットリオは自分を守るためにチェザレを見捨てる。しかし、2人の絆はあまりにも強かった……。
 ベネチア国際映画祭2015 アウト・オブ・コンペティション部門出品。Pasinetti Award 作品賞、男優賞(ルカ・マリネッリ)、FEDIC Award、Sorriso Diverso Venezia Award、NuovoImaie Talent Award(Alessandro Borghi)、Gillo Pontecorvo-Arcobaleno Latino Award、AssoMusica Award受賞。
 米国アカデミー賞2016外国語映画賞 イタリア代表作品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 作品賞・監督賞・主演男優賞・主演男優賞・助演女優賞・脚本賞・撮影賞・美術賞・衣裳賞・メイキャップ賞・ヘア スタイリスト賞・録音賞・作曲賞・歌曲賞・プロダクション賞・ヤング ダヴィッド賞ノミネート。


 ・『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』“Lo Chiamavano Jeeg Robot(They Call Me Jeeg)”(伊) 監督:ガブリエーレ・マイネッティ(Gabriele Mainetti)
 出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、Stefano Ambrogi、Ilenia Pastorelli、マウリツィオ・テセイ(Maurizio Tesei)、フランチェスコ・フォルミケッティ(Francesco Formichetti)、アントニア・トゥルッポ
 物語:エンゾは、テヴェレ川で放射性物質に触れ、不思議な力を得る。ひとりぼっちで内向的な彼は、この力を悪の方面に使おうかとも考えるが、アレッシアとの出会いですべてが変わる。彼女は、彼を、自分が愛する日本のコミック・ヒーロー、鋼鉄ジーグがコミックの中から出てきたかのようにとらえるのだ。
 短編作品“Tiger Boy”が高い評価を受けた俳優ガブリエーレ・マイネッティの初監督長編。
 ローマ映画祭2015出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・美術賞・衣裳賞・メイキャップ賞・ヘア スタイリスト賞・録音賞・デジタル効果賞・作曲賞・プロダクション賞ノミネート。

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 ・“Il Racconto Dei Racconti – Tale Of Tales”(英・仏・伊) 監督:マッテオ・ガローネ
 出演:サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセル、ジョン・C・ライリー、アルバ・ロルヴァケル
 物語:“The Queen(そもそものはじめの物語)”:王は、笑わない王女を笑わせようとするがうまくいかない。ところが、ある日、街で少年と老婆が口ゲンカをしているのを見て、王女は大笑いする。笑われた老婆は、怒って王女に呪いをかける。その呪いとは、眠り王子の呪いを解いて彼を婿に迎えない限り、王女は一生結婚できないというものだった。眠り王子の呪いを解くためには、彼の墓の前に置かれてある壺を涙でいっぱいにしなければならない。王女は、苦労して王子の墓を見つけ、あともう少しでいっぱいになるというところまで涙を溜めるが疲れて眠ってしまう。そこへたまたまやってきた女奴隷が、壺を涙でいっぱいにしてしまう。呪いが解かれて目覚めた王子は、これをすべて女奴隷がやったと思い込み、彼女と結婚する。王女は、ことの顛末を知って怒り、女奴隷に魔法をかけて、彼女がずっと王子に面白い話をせがみ続けるように仕向ける。
 “The Flee(ノミ)”:王は、ノミが羊くらいの大きさになるまで育てた後、皮を剥いで、これが何の皮かわかった者に、王女を嫁にやろうと宣言する。オルグがこれを当ててため、王女はオルグの妻にされてしまう。しかし、王女は、老婆と7人の息子によって助けだされる。
 “The Two Old Sisters(生皮をはがれた老婆)”:老婆が王をだまして、彼と寝て、妖精の魔法で美女に姿を変えてもらう。老婆の妹は、自分も姉のように変身したいと願うが、彼女は床屋の手によって生皮を剥がれてしまう。
 17世紀にナポリの軍人で詩人のジャンバティスタ・バジーレによって書かれた民話集『ペンタメローネ』(のちにシャルル・ペローやグリム兄弟がまとめることになる民話の原型と言われる)の中から3つの物語をピックアップして映画化した作品。
 カンヌ国際映画祭2015 コンペティション部門出品。
 イタリア・ゴールデングローブ賞2015 脚本賞受賞。作品賞ノミネート。
 ナストロ・ダルジェント賞2015 美術賞、衣裳賞、録音賞受賞。監督賞、脚本賞ノミネート。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2015 ホライズンズ部門出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2015出品。
 釜山国際映画祭2015 ワールド・シネマ部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2015出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2015出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞・美術賞・衣裳賞・メイキャップ賞・ヘア スタイリスト賞・録音賞・デジタル効果賞・作曲賞・プロダクション賞ノミネート。


 ・“Perfetti Sconosciuti(Perfect Strangers)”(伊) 監督:Paolo Genovese
 出演:ジュゼッペ・バティストン、マルコ・ジャリーニ、アンナ・フォリエッタ、エドアルド・レオ(Edoardo Leo)、カシア・スムトゥニアク(Kasia Smutniak)、ヴァレリオ・マスタンドレア、アルバ・ロルヴァケル
 物語:長いつきあいの友人7人がディナーを囲む。彼らは、お互いに何の隠し事もないことを示すために、携帯電話をテーブルに置き、それぞれの中身をみんなで分かち合おうと言い出す。最初は、ほんの気晴らしのはずだったが、やがて気まずい雰囲気になり、実はみんな、友人やパートナーのことをほとんど知らないということを思い知らされる……。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016:作品賞・監督賞・主演男優賞・主演男優賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞・録音賞・歌曲賞ノミネート。
 トライベッカ映画祭2016 インターナショナル・ナラティヴ・コンペティション部門出品。

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 ・“Fuocoammare”(伊・仏) 監督:ジャンフランコ・ロージ
 ドキュメンタリー。Lampedusaは、イタリアの南方にある、地中海の島である。数年来、この島は、アフリカや中東からヨーロッパを目指す難民が流れ着く最初の場所として知られるようになり、難民の希望や困難さ、数十万の移民の運命の象徴のような場所となった。平和や自由、幸せを求める難民たちは、途中で死んでしまうことも多く、遺体となって漂着することも少なくなかった。島民たちは、この現代の人道的悲劇とも言える出来事の目撃者ともなっている。本作では、この島で暮らす12歳の少年Samuele Pucilloの目を通して、難民と島の人々の物語が語られる。
 ベルリン国際映画祭2016 コンペティション部門出品。金熊賞、エキュメニカル審査員賞、アムネスティ・インターナショナル賞、The Berliner Morgenpost Readers' Jury Award受賞。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 作品賞・監督賞・編集賞・プロダクション賞ノミネート。

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 ・『あなたたちのために』“Per Amor Vostro”(伊・仏) 監督:ジュゼッペ・M・ガウディーノ
 出演:ヴァレリア・ゴリーノ、マッシミリアーノ・ガッロ(Massimiliano Gallo)、アドリアーノ・ジャンニーニ(Adriano Giannini)、サルヴァトーレ・カンタルーポ(Salvatore Cantalupo)、Rosaria De Cicco、Elisabetta Mirra、Edoardo Crò、Daria D'Isanto
 物語:アンナは、生意気で勇敢な子どもだった。だが、今は、3人の子どもがあり、子供たちと家族のために自分は消し去り、寛大で、我慢強い女性と見なされている。彼女は、ふと自分で自分のことを価値のないもののように考えていることに気づく。仕事では、テレビ・スタジオでプロンプターをしていて、他人を助けることに生まれ持った才能があり、他人から好かれて、人気もあった。しかし、他人を助けるという才能を自分に使うことはなかった。ところが、何年もの不安定な状態を脱し、安定した仕事を得て、彼女は自らを解放し始め、夫からも自由になる。それはまるで、彼女の町ナポリでベランダから海辺を眺めやるような気持ちだった。彼女にとって、海こそは、唯一汚染さえれていないように見えるものだったから。
 ベネチア国際映画祭2015 コンペティション部門出品。女優賞(Volpi Cup&Pasinetti Award)受賞(ヴァレリア・ゴリーノ)。
 Capri, Hollywood 2015 Capri Cult Award受賞。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 主演女優賞ノミネート。

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 ・国際批評家連盟(FIPRESCI)設立 90周年@バーリ国際映画祭2015:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_17.html
 ・バーリ国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_19.html

 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_11.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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