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zoom RSS 女性映画監督のための新しい映画賞、第1回オーデンティア賞 結果発表!

<<   作成日時 : 2016/04/16 14:05   >>

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 ヨーロッパの女性映画監督のための新しい映画賞、オーデンティア賞(Audentia Award)の結果が発表になりました。(4月15日@イスタンブール国際映画祭)

 この賞を設けたのは、ヨーロッパで映画の共同製作や配給、上映に対して金銭的な支援活動を行なっているEurimages(正確にはThe Council of Europe’s Eurimages Fund)で、
Audentiaは、ラテン語で「勇気」や「勇敢さ」を意味する言葉だそうです。

 オーデンティア賞は、Eurimagesがヨーロッパ映画に対して行なっていることを、ヨーロッパの女性映画監督に特化して行なうプロジェクトで、映画制作という道を選んだ才能ある女性監督を祝福し、その作品をクローズアップすることで、彼らに続こうとする後進に勇気と希望を与えること、そして、ヨーロッパの映画産業における性的平等をより促進すること、を目的としていて、受賞者には3万ユーロが贈られることになっています。

 この賞のユニークなことの1つは、開催地を固定しないで、毎年、ヨーロッパのどこかの国際映画祭で開催しようとしていることで、初回の2016年は4月7日から17日まで開催される第35回イスタンブール国際映画祭となっています。

 また、毎回、後援者(Patroness)を設けることも発表されていて、初回の今年は、スウェーデン映画インスティテュートのCEO、Anna Sernerが指名されています。

 まあ、わかりやすく言うと、第2、第3のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェンをいち早く見出し、ヨーロッパ全体で後押ししていこうとしている、ということになるでしょうか。

 初年度の対象作品(ノミネート作品)は、以下の通りです。

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 【第1回オーデンティア賞ノミネート15作品】

 ・『エヴォリューション』“Évolution”(仏・ベルギー・西) 監督:ルシール・アザリロヴィック
 ・“À peine j'ouvre les yeux (As I Open My Eyes)”(仏・チュニジア・ベルギー) 監督:Leyla Bouzid
 ・“Wild”(独) 監督:ニコレッテ・クレビッツ(Nicolette Krebitz)
 ・“Auf Einmal (All of A Sudden)”(独・オランダ・仏) 監督:Aslı Özge
 ・“Jajda (Thirst)”(ブルガリア) 監督:Svetla Tsotsorkova
 ・“La montagne magique (The Magic Mountain)”(ルーマニア・ポーランド・仏) 監督:アンカ・ダミアン(Anca Damian)
 ・“Chevalier”(ギリシャ) 監督:アティナ・レイチェル・ツァンガリ(AthinaRachel Tsangari)
 ・“3000 Layla (3000 Nights)”(パレスチナ・仏・ヨルダン・レバノン・UAE・カタール) 監督:Mai Masri
 ・“Ha'har (Mountain)”(イスラエル・デンマーク) 監督:Yaelle Kayam
 ・“Toz Bezi (Dust Cloth)”(トルコ・独) 監督:Ahu Öztürk
 ・“Kasap Havası (Wedding Dance)”(トルコ) 監督:Çiğdem Sezgin
 ・“Ana Yurdu (Motherland)”(トルコ・ギリシャ) 監督:Senem Tüzen
 ・“Yemekteydim ve Karar Verdim (We Were Dining and I Decided)”(トルコ) 監督:Görkem Yeltan
 ・“Pesn pesney (Song of Songs)”(ウクライナ) 監督:Eva Neymann

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 そして、栄えある第1回の受賞者は、

 “La montagne magique (The Magic Mountain)”のアンカ・ダミアン(Anca Damian)

 と発表されました。

画像

 ・“La montagne magique (The Magic Mountain)”(ルーマニア・ポーランド・仏) 監督:アンカ・ダミアン(Anca Damian)
 物語:登山家で、政治活動家、ジャーナリストでもあり、アフガニスタン版の「アラビアのロレンス」とも呼ばれたAdam Jacek Winkler(1937-2002)に関するドキュ・アニメーション。Adam Jacek Winklerは、ポーランドのミラヌベクに生まれ、Simon Wdowiakとの出会いによって登山に目覚める。ワルシャワ大学卒業後、捕鯨船の乗組員になるためパリに向かう。その後、妻とともに3年半刑務所に服役。モンブランに登頂して、世界的にその名が知られるようになる。フランス滞在中からムジャヒディーンとコンタクトを取っていたが、アフガニスタンへのソ連に際し、1985年から1987年にかけてアフガニスタンへ向かい、アフマド・シャー・マスード軍司令官とともに戦う。80年代後半は、アフガニスタン問題を語るため、アメリカやカナダ、メキシコの大学をまわって講演活動を行ない、ラジオ・フリー・ヨーロッパやボイス・オブ・アメリカのコンサルタントも務めた。2002年10月12日、モンブラン山塊のモン・モディに登山中死亡。
 『クルリク』に続く、アンカ・ダミアンの「ヒロイック・トリロジー」の第2作に当たる。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2015 スクリーニング・イベント出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2015 オフィシャル・セレクション出品。スペシャル・メンション受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2015出品。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2015 オフィシャル・セレクション出品。オナラブル・メンション受賞。
 釜山国際映画祭2015 アニメーション・ショーケース部門出品。
 ライプチヒDOK映画祭2015 MDR Film Prize受賞。
 ヒホン国際映画祭2015 最優秀アニメーション賞受賞。
 アミアン国際映画祭2015 Golden Unicorn受賞。

画像

 “La montagne magique (The Magic Mountain)”は、約1年かけて国際映画祭をまわってきているので、今後さらなる展開があるかどうかはわかりませんが、日本で上映されることがあるかどうかも含めて、ちょっと楽しみですね。

 なお、上記ノミネート15作品のうち、“Toz Bezi (Dust Cloth)”はイスタンブール国際映画祭のナショナル・コンペティション部門に出品されて、作品賞、女優賞、脚本賞、および、Cineuropa.org Awardを受賞、同じく“Ana Yurdu (Motherland)”はナショナル・コンペティション部門で国際批評家連盟賞を受賞しています。

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 *当ブログ記事

 ・女性映画監督のための映画賞創設! 第1回オーデンティア賞ノミネート15作品!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201603/article_9.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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