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zoom RSS ロッテルダム国際映画祭2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/02/07 10:56   >>

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 第45回ロッテルダム国際映画祭(1月27日-2月7日)の各賞が発表になりました。

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 【タイガー・アワード コンペティション部門】

 ・“The Land of the Enlightened”(ベルギー・オランダ・アイルランド・独) 監督:Pieter-Jan De Pue [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“History’s Future”(オランダ) 監督:Fiona Tan
 ・“Motel Mist”(タイ) 監督:Prabda Yoon
 ・“Radio Dreams”(米・イラン) 監督:Babak Jalali
 ・“A Woman, a Part”(米) 監督:Elisabeth Subrin
 ・“Oscuro animal”(コロンビア・アルゼンチン・オランダ・独・ギリシャ) 監督:Felipe Guerrero
 ・“Where I Grow Old”(ブラジル・ポルトガル) 監督:Marília Rocha
 ・“La última tierra”(パラグアイ・オランダ・チリ・カタール) 監督:Pablo Lamar

 ※特記以外はすべてワールド・プレミア

 審査員:Peter van Bueren(オランダ映画批評家)、Hend Sabry (チュニジアの女優)、アノーチャ・スイッチャゴーンポン(Anocha Suwichakornpong:タイのプロデューサー)、ミゲル・ゴメス、Hans Hurch(ウィーン国際映画祭のディレクター)

 ◆タイガー・アワード(The Hivos Tiger Award 2016) €40,000
 ◎“Radio Dreams”(米・イラン) 監督:Babak Jalali

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 “Radio Dreams”(米・イラン) 監督:Babak Jalali
 物語:ミスターRoyaniは、母国イランを去って、アメリカで尊敬される作家になり、いまでは、サンフランシスコに住み、ベイエリアで暮らすアフガン人やイラン人のためにペルシャ語で放送するラジオ局Pars Radioの編成局長をしている。彼は、そこで、お話をしたり、ゲストを迎えたり、興味のあるトピックについてディスカッションしたりという番組作りをしていた。ところが、ある日、ビッグ・イベントが持ち上がる。アフガニスタン初のロックバンドKabul Dreamsがスタジオにやってくることが決まったのだ。のちには、メタリカとセッションすることも決まる。そのことにみんなが興奮した。しかし、ミスターRoyaniだけは違った……。
 Babak Jalaliは、短編“Heydar, yek Afghani dar Tehran”(2005)でBAFTA英国アカデミー賞短編部門にノミネートされるなど、高い評価を受け、初長編“Frontier Blues”がロカルノ国際映画祭2009 インターナショナル・コンペティション部門に選出され、サンフランシスコ国際映画祭で国際批評家連盟賞受賞。本作が第2回監督長編。

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 ◆審査員特別賞 €10,000
 ◎“La última tierra”(パラグアイ・オランダ・チリ・カタール) 監督:Pablo Lamar
 音響デザインにおける類まれなる芸術的貢献に対して。

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 “La última tierra”(パラグアイ・オランダ・チリ・カタール) 監督:Pablo Lamar
 物語:パラグアイの人里離れた高地に夫婦が暮らしている。今、妻は死の床に就いていて、夫がその世話をしている。夫は、妻を見つめ、食事を与え、安心させる。そして、ある朝早く、妻が亡くなる。夫は、妻の遺体を清め、墓を掘る。伝統的な葬儀の儀礼をこなしても、彼の悲しみには無力でしかない。
 サウンド・エンジニアのPablo Lamarによる初監督長編。本作では、セリフなしで物語が進められる。

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 【その他の賞】

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Bodkin Ras”(オランダ・ベルギー) 監督:Kaweh Modiri [ワールド・プレミア][Bright Future部門]

 “Bodkin Ras”(オランダ・ベルギー) 監督:Kaweh Modiri
 物語:スコットランドの小さな町フォレス。そこにBodkin Rasが逃げてくる。こんな田舎町では、よそ者は目についてしまい、隠れていることができない。いったい彼は、何から、誰から逃げているのか。彼は危険人物なのか。住人たちは頭を悩ませる。
 タイトル・ロールのBodkin Rasだけがプロの俳優で、あとは、フォレスの住人が演じている。脚本もフォレスの住人が書いていて、フォレスでの暮らしが書き込まれていて、フィクションとドキュメンタリーのミックスのような作品になっている。

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 ◆観客賞(The Warsteiner Audience Award) €10,000
 ◎『地雷と少年兵』““Land of Mine(Under Sandet)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet) [Limelight2016部門]

 ◆The MovieZone Award(ヤング審査員賞)
 若い映画作家に映画祭での上映機会と自分たちの考えを表明する機会を与えることを目的とし、プロモーションのために賞金が贈られ、受賞作品はEYE教育プログラムに組み込まれる。
 ◎『地雷と少年兵』“Land of Mine(Under Sandet)”(デンマーク・独) 監督:マルティン・サンフィリート(Martin Zandvliet)

 ◆The Dioraphte Award(観客賞) €10,000
 ◎『大河の抱擁』“Embrace of the Serpent(El Abrazo de la Serpiente)”(コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン) 監督:チロ・ゲーラ(Ciro Guerra) [Limelight2016部門]

 『大河の抱擁』“Embrace of the Serpent(El Abrazo de la Serpiente)”(コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン) 監督:チロ・ゲーラ(Ciro Guerra)
 物語:アマゾンのシャーマンであり、部族の最後の生き残りでもあるKaramakateっと、癒しの木を求めて、40年以上アマゾンを旅した2人の科学者との、最初の出会い、交流、裏切り、そして人生を超越するまでになった友情について描く。コロンビア・アマゾンの最初の探検者の日記に基づく。
 “Los viajes del viento”(2009)がカンヌ国際映画祭ある視点部門に選出されて、ローマ市賞を受賞したチロ・ゲーラ(Ciro Guerra)の第3長編。これまでの3作はいずれも米国アカデミー賞外国語映画賞コロンビア代表に選ばれているというコロンビアの俊英。
 カンヌ国際映画祭2015 監督週間出品。CICAE Arte Cinema Prize受賞。
 オデッサ国際映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。審査員スペシャル・メンション受賞。
 リマ・ラテンアメリカ映画祭2015 最優秀作品賞(Spondylus Trophy)受賞。
 ハンプトンズ国際映画祭2015 長編ナラティヴ作品部門 Golden Starfish Award オナラブル・メンション受賞。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2015 インターナショナル・コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 コスタリカ国際映画祭2015 最優秀インターナショナル作品賞受賞。
 インド国際映画祭2015 最優秀作品賞(Golden Peacock)受賞。
 米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 コロンビア代表作品。ショートリスト選出。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ観るべき10人の監督2016。
 サンダンス映画祭2016 Alfred P. Sloan Prize受賞。


 ◆The VPRO Big Screen Award €30,000
 オランダ国内での配給を支援するために2013年より設けられた賞。
 ◎“Les ogres”(仏) 監督:レア・フェネール(Léa Fehner) [インターナショナル・プレミア][Voice部門]

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 “Les ogres”(仏) 監督:レア・フェネール(Léa Fehner)
 物語:チェーホフ・キャバレーは、フランスの移動劇団である。劇団は、各地を回っては、公演を行なう。それはまるで、遊牧民のようで、劇団員は、いいことも悪いこともすべて共有しあう。ステージから現実世界に戻ってくると、酒と乱交のパーティーが始まるが、それは彼らにはおなじみの光景だ。メンバーは、隠すことなく、痛みの多い真実について互いに語り合う。演出家が妻を棄て、彼らの娘は両親から自由になる。反抗的で冷笑的なセンスを持った劇団員は、演出家に、「おまえは人並み外れたエゴの持ち主だ」と指摘する。彼は、過去に、仕事と病気の息子の間で重大な選択をしたことがあった。すべてはお芝居のためだった……。
 『愛について、ある土曜日の面会室』でルイ・デリュック賞新人監督作品賞を受賞したレア・フェネールの第2監督長編。

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 ◆The KNF Award(オランダ映画批評家協会賞)
 オランダ映画またはオランダ共同製作作品に贈られる。
 ◎“The Perception (De waarneming)”(オランダ) 監督:Frank Scheffer [ワールド・プレミア][Signatures2016部門]

 “The Perception(De waarneming)”(オランダ) 監督:Frank Scheffer
 ドキュメンタリー『オランダの光』にも出演している画家Robert Zandvlietについてのドキュメンタリー。監督のFrank Schefferは、彼のスタジオにカメラを持ち込み、彼と彼の頭の中を探る。Robert Zandvlietは、絵画について自分の興味があることを説明し、絵の具を混ぜ、キャンバスを広げ、異なる筆を試す。そして長時間にわたって描くことに集中する。

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 ◆NETPAC賞
 ◎“The Plague At The Karatas Village”(カザフスタン) 監督:Adilkhan Yerzhanov [ワールド・プレミア][Bright Future部門]

 “The Plague At The Karatas Village(Chuma v aule Karatas)”(カザフスタン) 監督:Adilkhan Yerzhanov
 物語:カザフスタンの小さな町Karatasに若い町長が着任する。彼は、町に病気が広がっていて、その兆候がペストに似ていることに気づく。しかし、患者たちは、これはインフルエンザで、地元の権威がそう言っているからそうなのだと主張する。地元の権威は、何十年にもわたって、予防接種のためのお金を着服し、病気を広がるにまかせていた。新町長は、最初は抵抗していたが、腐敗の泥沼と権力による虐待に飲み込まれていく。

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 ◆The inaugural Bright Future Award €10,000(次のプロジェクトに対する支援として)
 ◎“Las lindas”(アルゼンチン) 監督:Melisa Liebenthal [ワールド・プレミア][ID: gender(dot)net2016部門]

 “Las lindas”(アルゼンチン) 監督:Melisa Liebenthal
 Melisa Liebenthalは、10代の頃、友だちと仲がよかった。今、彼女は、映画監督をしていて、昔の友だちとパーティーをする。そこで、彼女は、カメラをまわし、アルバムを開いて、彼女たちに質問をする。子供の頃、どう感じていたのか?思春期とは何だったのか?自分たちのことをどう見ていたのか?女はなぜいつまでも魅力的でありたいと思うのか?そうして、彼女は、自分のうまくいかない人間関係について―どうして自分はレズビアンとも、男性ともうまくいかないのか?どうして自分はノーマルから外れてしまったのか―、写真とビデオを使って、再考し始める……。

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 ◆Lions Film Award
 有望な映画プロジェクトに贈られ、Hubert Bals Fundによって、予め、ポストプロダクションの支援を与えられる。
 ◎“Alba”(エクアドル・メキシコ・ギリシャ) Ana Cristina Barragán [ワールド・プレミア]

 “Alba”(エクアドル・メキシコ・ギリシャ) Ana Cristina Barragán
 物語:Albaは、11歳で、ひどい恥ずかしがり屋だ。早熟な少女たちのいるクラスの中で、前に出ることなどほとんどできない。ところが、母親が病気になって入院することになり、ほとんど知らないエキセントリックな父親と暮らさなければならなくなる。父親も彼女がひどい恥ずかしがり屋であることを知らなかったが、2人は、ゆっくりと注意深く、お互いのことを知り合っていく。

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 ◆タイガー・アワード 短編部門(The Canon Tiger Awards for Short Films 2016) [タイガー・アワード 短編コンペティション部門]
 3000ユーロとビデオカメラが贈られる。
 ◎“English Kid 1964-1999 AD”(英) 監督:Mark Leckey
 ◎“Faux départ”(モロッコ) 監督:Yto Barrada
 ◎“Engram of Returning”(カナダ) 監督:斉藤大地(Daïchi Saïto) [インターナショナル・プレミア]

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 タイガー・アワード コンペティションは、毎年、十数本がエントリーされ、そこから3作品がタイガー・アワードに選ばれていたんですが、今年からディレクターが替わったこともあってか、エントリー作品が約2/3に減らされ、タイガー・アワードも1作品に厳選されることになったようです。

 まあ、それはそれとして―
 『地雷と少年兵』と『大河の抱擁』の評判が高いですね。日本でも劇場公開されてよさそうですが、もう配給は決まったりしているでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・ロッテルダム国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_3.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_8.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_18.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_38.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_12.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_1.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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