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zoom RSS 君こそスターだ!シューティング・スター授賞式@ベルリン国際映画祭2016

<<   作成日時 : 2016/02/18 19:15   >>

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 シューティング・スター2016(The Shooting Stars2016)の授賞式が行なわれました。(2月15日。セレモニーの司会はダニエル・ブリュール。)

 【シューティング・スター】
 シューティング・スター(The Shooting Stars)というのは、ヨーロッパ映画界に登場したニュー・スターをいち早く取り上げて紹介しつつ、彼らの栄光を讃え、これを今後のステップ・アップに役立ててもらおうという趣旨で始められたイベントで、EUのメディア・プログラムとEFP(European Film Promotion)のサポートで、毎年、ベルリン国際映画祭期間中に授賞式が行なわれています。

 これまでこの賞に選ばれた俳優というのが、なかなか凄くて、フランカ・ポテンテ(1998年)、レイチェル・ワイズ(1998年)、モーリッツ・ブライプトロイ(1999年)、マチュー・ドゥミ(1999年)、ケリー・マクドナルド(1999年)、エドゥアルド・ノリエガ(1999年)、マリア・シュラーダー(1999年)、レオノール・ワトリング(1999年)、ダニエル・クレイグ(2000年)、アウグスト・ディール(2000年)、ニーナ・ホス(2000年)、マヤ・サンサ(2000年)、ハイケ・マカシュ(2001年)、リュディヴィーヌ・サニエ(2001年)、ジェレミー・レニエ(2002年)、ダニエル・ブリュール(2003年)、セシル・ド・フランス(2003年)、リカルド・スカルマチョ(2006年)、ヨハンナ・ヴォカレク(2006年)、メラニー・ロラン(2007年)、ヤスミン・トリンカ(2007年)、アナマリア・マリンカ(2008年)、アフシア・エルジ(2009年)、デイヴィッド・クロス(2009年)、アルバ・ロルヴァケル(2009年)、キャリー・マリガン(2009)、アレクサンダー・フェーリング(2011年)、アリシア・ヴィキャンデル(2011年)、アンドレア・ライズブロー(2011年)、アデル・エネル(2012年)、リズ・アーメッド(2012年)、ラウラ・ビルン(2013年)、ジョージ・マッケイ(2014年)などがいます。

 シューティング・スター選出のための本年度の審査員は、アナマリア・マリンカ、コンスタンチン・ジャナリス(Constantine Giannaris:ギリシャの監督)、マルタ・ドンゼッリ(Marta Donzelli:イタリアのプロデューサー)、Tobias Kniebe(ドイツの映画批評家)、Rie Hedegaard(デンマークのキャスティング・ディレクター)という5人です。

 シューティング・スターは、審査員によって、最大10人(初期は20人)に絞り込まれるのですが、その前に、ヨーロッパ映画プロモーション(EFP)によるノミネーションが行なわれいて、かつては、このノミネーションの条件が、公式サイトにも明示されていました。

 ・英語が流暢であること。
 ・35歳未満。
 ・過去12ヶ月以内に映画で主要な役を演じていること。
 ・出演作が、複数の映画祭や複数の国で上映されていること。
 ・自国の映画賞にノミネートか受賞されたことがあること。

 現在は、この条件は探してもどこにも見当たらず、これに代わるような「シューティング・スター」の条件の提示もありません。まあ、上記のような条件を厳格に守るとほとんど候補がいなくなってしまうということもあるのでしょうが、ヨーロッパの映画界が求めるニュー・スターの条件が上記のようなものであり、現在も一応は、この条件に沿って、「シューティング・スター」の候補を洗い出しているのではないかと推測されます。

 本年度の受賞者は、以下の10人です。

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 ・マリア・バルベルデ(María Valverde)(西)
 1987年生まれ。
 2002年のマヌエル・マルティン・クエンカ(Manuel Martin Cuenca)監督」の“The Bolshevik's Weakness(La flaqueza del bolchevique)”でゴヤ賞新人賞受賞。2008年には初めての英語作品、ジョーダン・スコット監督の『汚れなき情事』“Cracks”に出演。2014年には、リドリー・スコットの『エクソダス:神と王』でモーゼの妻を演じた。2015年には、アシフ・カパディア監督の“Ali And Nino”で主役のひとりを演じている。

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 ・Lou de Laâge (仏)
 1990年生まれ。
 クリスチャン・デュゲイの“Jappeloup”(2013)とメラニー・ロランの“Respire(Breathe)”(2014)で、2年連続でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされた。Piero Messinaの監督デビュー作で、ベネチア国際映画祭2015コンペティション部門に出品された“Piero Messina(The Wait)”(2015)では、ジュリエット・ビノシュの相手役を務めた。サンダンス映画祭2016でプレミア上映されたアンヌ・フォンテーヌ監督の“Agnus Dei”(2016)では主役の赤十字医を演じている。

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 ・Martha Canga Antonio (ベルギー)
 1995年、ベルギーで、アンゴラ移民の両親の間に生まれる。
 ベルギーのAdil El ArbiとBilall Fallahによる監督第2作、現代版『ロミオとジュリエット』である“BLACK (BLACK)”(2015)に、450人のヤング・スターの中から主役に抜擢された。

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 ・レイナウト・ショールテン・ヴァン・アシャット(Reinout Scholten van Aschat)(オランダ)
 1989年生まれ。Maastricht's Drama Schoolで学ぶ。
 2011年にマールテン・トゥルーニート(Maarten Treurniet)監督の『誘拐 狙われたハイネケン』“TheHeineken Kidnapping(DeHeineken Ontvoering)”に主演し、オランダ・ナショナル・フィルム・アワード主演男優賞受賞。その後、アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督の『ボーグマン』、“Johan - Soccer Messiah”、バウデワェイン・コーレ(Boudewijn Koole)監督の“Beyond Sleep”など、多くの作品に出演。そのほか、舞台活動も積極的に行なっている。

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 ・サラ・セラヨッコ(Sara Serraiocco)(伊)
 1990年、ペスカーラ生まれ。幼少時よりダンスと映画に魅せられ、ローマのイタリア国立映画実験センター(Centro Sperimentale di Cinematografia)に進む。イタリアのTVシリーズ“RIS - Crimini Imperfetti”に出演後、アントニオ・ピアッツァ(Antonio Piazza)とファビオ・グラッサドニア(Fabio Grassadonia)監督の『サルヴォ』“Salvo”(2013)で主役に抜擢される。この作品で、盲目の少女を演じ、イタリア・ゴールデングローブ賞、ナストロ・ダルジェント賞などを受賞。2014年には、リリアーナ・カヴァーニのミニシリーズ“Francesco”に出演。2015年にはEnrico Pau監督の“Accabadora”とMarco Danieli監督の“La Ragazza Del Mondo”で主役を務めた。最新出演作は、Enrico Pau監督の“L'accabadora”(2016)。

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 ・ケイシー・モッテ・クライン(Kacey Mottet Klein)(スイス)
 1998年生まれ。
 10歳の時にウルスラ・メイヤーの『ホーム 我が家』(2008)でスクリーン・デビューし、スイス映画賞でエマージング・タレント賞を受賞。ウルスラ・メイヤーの『シモンの空』(2012)ではセザール賞主演男優賞ノミネート。『ゲンスブールと女たち』(2010)では、少年時代のセルジュ・ゲンズブールを演じた。その後、16歳にして、Guillaume Senez監督作品やChristine Carrière監督作品、アンドレ・テシネ監督の“ Quand on a 17(Being 17)”などで主役に抜擢されている。

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 ・Jella Haase (独)
 1992年ベルリン・クロイツベルク生まれ。
 2011年の“Lollipop Monster”と“Combat Girls(Kriegerin)”でバイエルン映画賞新人女優賞受賞。ボラ・ダグテキン(Bora Dagtekin)監督の大ヒット・シリーズ『ゲーテなんてクソくらえ』“Fack Ju Goehte”(2013)(と“Fack Ju Goehte2”(2016))で知られるようになり、ドイツ映画賞2014では助演女優賞にノミネートされた。Theresa von Eltz監督の“4 Kings (4 Könige)”(2015)で主演し、スウェーデン映画“Young Sophie Bell(Unga Sophie Bell)”(2014)や国際的なTVシリーズ“The Team”にも起用されている。

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 ・ティハナ・ラゾヴィッチ(Tihana Lazović)(クロアチア)
 1990年生まれ。Zagreb's Academy of Dramatic Artで学ぶ。
 Vinko Brešan監督の“The Priest’s Children”(2013)でデビュー。 Lukas Nola監督の“HUSH...”(2013)で初主演し、プーラ国際映画祭で新人賞を受賞した。ダリボル・マタニッチ(Dalibor Matanić)監督の『灼熱の太陽』“Zvizdan (The High Sun)”(2015)では、異なる3つの物語で主演し、プーラ国際映画祭とコットバス映画祭で女優賞を受賞した。次回作は、Zrinko Ogresta監督の“On the Other Side(S one strane)”。
 ジャズ・バンドOne, Two, Trio and Tihana Lazovicでは、リード・ボーカルを務めている。

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 ・Daphné Patakia (ギリシャ)
 2013年にGreek National Theatreを卒業。
 ベネチア国際映画祭2015のOrizzonti部門に出品されたYorgos Zois監督の“Interruption (Interruption)”で注目された。Constantine Giannaris監督の“Spring Awakening (Kalashnikov)”(2016)で主演し、Alexander Voulgaris監督の“Thread (Nima)”も待機中。現在は活動拠点をパリに移している。

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 ・Atli Óskar Fjalarsson (アイスランド)
 1992年生まれ。
 12歳でアニメーションのアテレコを始め、ルナール・ルナーソン(Rúnar Rúnarsson)監督の2つの短編に出演。Baldvin Z監督の“Jitters (Órói)”(2010)で長編作品デビュー。
ルナール・ルナーソン監督の第2監督長編“Sparrows (Þrestir)”(2015)で主演。現在は、ロサンゼルスで演技の勉強をしている。

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 シューティング・スターに選ばれるのはまだ早いんじゃないかという人もいれば、もうすでに国際的に活躍の場を広げている人もいて、現時点でもキャリアはバラバラですが、今のところ、まだ歴代の輝かしい受賞者の後に続いていと思えるような人はまだ見当たらないようです。この中に、今後数年のうちに、若手トップ・スターの仲間入りをする人は出てくるでしょうか。いるとすれば、それは誰でしょうか。

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 ちなみに、2015年のシューティング・スターはー
 ・メイジー・ウィリアムズ(英)
 ・Moe Dunford (アイルランド)
 ・Natalia de Molina (西)
 ・アビー・フース(Abbey Hoes)(オランダ)
 ・Sven Schelker (スイス)
 ・ジャニス・ニーヴナー(Jannis Niewöhner)(独)
 ・ヘラ・ヒルマー(Hera Hilmar)(アイスランド)
 ・Joachim Fjelstrup (デンマーク)
 ・Emmi Parviainen (フィンランド)
 ・Aistė Diržiūtė (リトアニア)

 年ごとに、できるだけ違う国から選出しようという意図が窺われます。

 *公式サイト
 ・EUROPEAN SHOOTING STARS:http://www.shooting-stars.eu/
 ・EFP:http://www.efp-online.com/en/project_talent_promotion/shooting_stars.php

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 *当ブログ記事

 ・シューティング・スター2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_23.html
 ・シューティング・スター2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_27.html
 ・シューティング・スター2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_29.html
 ・シューティング・スター2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_32.html
 ・シューティング・スター2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html

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