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zoom RSS 米・映画編集者賞(ACE)2016 受賞結果!

<<   作成日時 : 2016/01/31 06:08   >>

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 第66回米・映画編集者賞(ACE:American Cinema Editors/Eddie)の受賞結果が発表になりました。(1月29日)

 【映画部門】

 ◆ドラマ部門(Best Edited Feature Film (Dramatic))
 ◎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 マーガレット・シクセル
 ・『オデッセイ』 ピエトロ・スカリア, ACE
 ・『ボーダーライン』 ジョー・ウォーカー, ACE
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 スティーヴン・ミリオン, ACE
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 メリアン・ブランドン, ACE、メアリー・ジョー・マーキー, ACE

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 ◆コメディー部門(Best Edited Feature Film (Comedy)
 ※前回までは「ミュージカル」も含まれていたのに、「コメディー」のみになりました。
 ・『アントマン』 ダン・レーベンタール, ACE、コルビー・パーカー・Jr., ACE
 ◎『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 ハンク・コーウィン, ACE
 ・“Joy” ジェイ・キャシディ, ACE、アラン・ボームガーテン, ACE、クリストファー・テレフセン,ACE、トム・クロス, ACE
 ・“Me and Earl and the Dying Girl” デイヴィッド・トラクテンバーグ
 ・“Trainwreck” William Kerr, ACE、Paul Zucker

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 ◆アニメーション部門(Best Edited Animated Feature Film)
 ・“Anomalisa” Garret Elkins
 ◎『インサイド・ヘッド』 ケヴィン・ノルティング, ACE
 ・『アーロと少年』 Stephen Schaffer, ACE

 アニメーション部門は、創設されて以降全6回のうち、前回を除く5回すべてで、米国アカデミー賞長編長編アニメーション賞と一致しています。さらに7年前は、『ウォーリー』がコメディー/ミュージカル部門で受賞しているので、それも合わせると、過去7年で6回連続で米国アカデミー賞と受賞結果が一致していることになります。(ちなみに、前回は、最有力候補だったのに、米国アカデミー賞がノミネーション段階で切り捨てた『LEGOムービー』が映画編集者賞を受賞しています。)

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 ◆ドキュメンタリー部門(Best Edited Documentary(Feature))
 ◎“Amy” Chris King
 ・『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』 Joe Beshenkovsky、ブレット・モーゲン
 ・『ゴーイング・クリア:サイエントロジーと信仰という監禁』 アンディー・グリーヴ
 ・『わたしはマララ』 グレッグ・フィントン, ACE、ブライアン・ジョンソン、ブラッド・フラー
 ・『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』 “The Wrecking Crew” クレア・スキャンロン

 ドキュメンタリー部門は、過去7回のうち、5回、米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と受賞結果が一致していて、過去3年は連続して同じ結果になっています。(とするとこの段階で『ルック・オブ・サイレンス』は脱落?)

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 【テレビ部門】

 ◆ミニシリーズ・TV映画部門(Best Edited Longform (Miniseries Or Motion Picture) For Television)
 ◎『BESSIE/ブルースの女王』 Brian A. Kates, ACE
 ・“Dolly Parton’s Coat of Many Colors” メイジー・ホイ, ACE
 ・『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』-‘Trust No Bitch’(90分の回) William Turro

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 ◆30分シリーズ部門(Best Edited Half-Hour Series For Television)
 ◎“Inside Amy Schumer”-‘12 Angry Men’ Nick Paley
 ・“Silicon Valley”-‘Two Days of the Condor’ Brian Merken, ACE
 ・“Veep”-‘Election Night’ Gary Dollner

 “Veep”は、2年連続ノミネートで、前回受賞。“Silicon Valley”も2年連続ノミネート。

 ◆1時間シリーズ・ドラマ 民放部門(Best Edited One-Hour Series For Commercial Television)
 ・『ベター・コール・ソウル』-‘Five-O’ Kelley Dixon, ACE
 ・『ベター・コール・ソウル』-‘Uno’ Skip Macdonald, ACE
 ・『FARGO/ファーゴ』-‘Did You Do This? No, You Did It!’ Skip Macdonald, ACE & Curtis Thurber
 ・『グッド・ワイフ』-‘Restrain’ スコット・ヴィックレイ(Scott Vickrey), ACE
 ◎『マッド・メン』-‘Person to Person’ Tom Wilson

 スコット・ヴィックレイは同作品で3年連続ノミネート。『グッド・ワイフ』は3年連続4回目のノミネート。
 『FARGO/ファーゴ』は前回はミニシリーズ・TV映画部門でノミネート。
 『マッド・メン』は2年連続3回目のノミネート。

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 ◆1時間シリーズ・ドラマ コマーシャルフリー部門(Best Edited One-Hour Series For Non-Commercial Television)
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』-‘The Dance of Dragons’ Katie Weiland
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』-‘Hardhome’ Tim Porter
 ・『HOMELAND』-‘The Tradition of Hospitality’ ハーヴィー・ローゼンストック(Harvey Rosenstock), ACE
 ◎『ハウス・オブ・カード 野望の階段』-‘Chapter 39’ リサ・ブロムウェル(Lisa Bromwell), ACE
 ・“The Knick”-‘Wonderful Surprises’ スティーヴン・ソダーバーグ(Mary Ann Bernard)

 『ゲーム・オブ・スローンズ』は2年連続ノミネート。
 『HOMELAND』は4年連続ノミネート。前回受賞。2012年にも受賞。
 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は3年連続ノミネート。

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 ◆TVドキュメンタリー部門(Best Edited Documentary (Television))
 ・『キース・リチャーズ: アンダー・ザ・インフルエンス』“Keith Richards: Under the Influence” ジョシュア・L・ピアソン(Joshua L. Pearson)
 ◎“The Jinx: The Life and Deaths of Robert Durst”-Chapter 1 Richard Hankin, ACE、ザック・スチュアート=ポンティエ(Zac Stuart-Pontier)、Caitlyn Greene、Shelby Siegel
 ・“The Seventies”-‘The United State vs. Nixon’ Chris A. Peterson, ACE

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 ◆ノン・スクリプト・シリーズ部門(Best Edited Non-Scripted Series)
 ◎“Anthony Bourdain: Parts Unknown”-‘Bay Area’ Hunter Gross, ACE
 ・『ベーリング海の一攫千金』“Deadliest Catch”-‘Zero Hour’ Josh Earl, ACE、Ben Bulatao
 ・“Whale Wars”-‘The Darkest Hour’ Eric Driscoll、Nik Jamgocyan、Chris Kirkpatrick、デイヴィッド・マイケル・モーラー(David Michael Maurer), ACE、Greg McDonald、Marcus Miller、Alexandria Scott

 Hunter Grossは、同作品で2年連続ノミネート。前回受賞。
 “Anthony Bourdain: Parts Unknown”と『ベーリング海の一攫千金』は、2年連続ノミネート、“Anthony Bourdain: Parts Unknown”は2連覇!(2012年にも受賞。)
 “Whale Wars”は3年ぶりのノミネート。

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 【その他の賞】

 ◆学生部門(ACE Student Editing Competition)
 ◎Chris Dold

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 ◆ACE Golden Eddie Filmmaker of the Year Award
 ◎ナンシー・マイヤーズ(監督・製作・脚本)

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 ◆キャリア貢献賞(Career Achievement honors)
 ◎キャロル・リトルトン(Carol Littleton), ACE
 キャロル・リトルトンは、『白いドレスの女』『E.T.』『ワイアット・アープ』『アニバーサリーの夜に』『クライシス・オブ・アメリカ』『ブーリン家の姉妹』『ラム・ダイアリー』などを手がける編集技師。

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 ◎Ted Rich, ACE
 Ted Richは、『ブラボー火星人』、“He & She”など、60年代からTVシリーズの編集を手がける編集技師。

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 【米国アカデミー賞との関係】

 2000年以降の、映画編集者賞(ACE)とアカデミー賞編集賞の受賞作品の一致度は以下のようになっています。

 ・2015年:不一致(ACEは『6才のボクが、大人になるまで。』『グランド・ブダペスト・ホテル』、AAは『セッション』)
 ・2014年:不一致(ACEは『キャプテン・フィリップス』『アメリカン・ハッスル』、AAは『ゼロ・グラビティ』)
 ・2013年:一致(ドラマ部門『アルゴ』)
 ・2012年:不一致(ACEは『ファミリー・ツリー』『アーティスト』、AAは『ドラゴン・タトゥーの女』
 ・2011年:一致(ドラマ部門『ソーシャル・ネットワーク』)
 ・2010年:一致(ドラマ部門『ハート・ロッカー』)
 ・2009年:一致(ドラマ部門『スラムドッグ$ミリオネア』)
 ・2008年:一致(ドラマ部門『ボーン・アルティメイタム』)
 ・2007年:一致(ドラマ部門『ディパーテッド』)
 ・2006年:一致(ドラマ部門『クラッシュ』)
 ・2005年:一致(ドラマ部門『アビエイター』)
 ・2004年:一致(ドラマ部門『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
 ・2003年:一致(コメディー/ミュージカル部門『シカゴ』)
 ・2002年:一致(ドラマ部門『ブラックホーク・ダウン』)
 ・2001年:不一致(ACEは『グラディエーター』『あの頃ペニー・レインと』、AAは『トラフィック』)
 ・2000年:一致(ドラマ部門『マトリックス』)

 上記16年間では、75%の確率で映画編集者賞(ACE)とアカデミー賞編集賞の受賞作品は一致し、しかもその作品がアカデミー賞作品賞をも制してしまう確率がかなり高いことがわかります。

 同様の傾向は当然今年も適用されると思われるので、映画編集者賞(ACE)受賞作品がアカデミー賞編集賞を受賞し、作品賞をも制する確率は高いと言えます。(ただし、そうした傾向も2011年までで、2012年以降には当てはまらないということもできるかもしれません。)

 また、受賞結果が不一致となった2015年、2014年、2012年も、一方の受賞作は、もう一方でノミネートされていますから、映画編集者賞(ACE)でノミネートされていなければ、米国アカデミー賞で編集賞を受賞する可能性は極めて低いことになります。

 さらに、1976年以降40年間で、米国アカデミー賞編集賞にノミネートされていない作品が作品賞を受賞したことは、2015年の1回しかなく(それだけ前回はサプライズだったということです)、米国アカデミー賞編集賞にノミネートされない作品は、作品賞からも遠のくことになります。

 ◆米国アカデミー賞2016 編集賞ノミネーション
 ・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 ハンク・コーウィン
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 マーガレット・シクセル
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 スティーヴン・ミリオン
 ・『スポットライト 世紀のスクープ』 トム・マカードル
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー

 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』=映画編集者賞(ACE)=米国アカデミー賞編集賞=米国アカデミー賞作品賞、というラインがかなり有力になってきますが、製作者組合賞(PGA)もあんな結果でしたし、本年度はまだまだ波乱がありそうです。

 アニメーション部門はもう早い時期から米国アカデミー賞でも当確が出ていましたが、ドキュメンタリー部門もほぼ“Amy”で決まりと言っていいかもしれません。

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 それにしても、編集技師のみなさんには、個性豊かなルックスの人が多いですね。

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 *当ブログ記事

 ・米・映画編集者賞(ACE)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_11.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2015ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_3.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2015受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201502/article_4.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2014ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_30.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2014受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_19.html
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 ・米・映画編集者賞(ACE)2012ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_32.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2012受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_31.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2011ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_31.html
 ・米・映画編集者賞(ACE) 2011受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_39.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2010ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_23.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_28.html
 ・米・映画編集者賞(ACE)2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_21.html

 ・全米映画賞レース2015の結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_70.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年1月〜5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_49.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月〜2016年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

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