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zoom RSS 全部門解説!米国アカデミー賞2016ノミネーション!

<<   作成日時 : 2016/01/17 05:32   >>

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 第88回米国アカデミー賞のノミネーションが発表されました。(1月14日)


 ◆作品賞
 ・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー
 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』 スティーヴン・スピルバーグ、マーク・プラット、クリスティ・マコスコ・クリーガー
 ・“Brooklyn” フィノラ・ドワイヤー、アマンダ・ポージー
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ダグ・ミッチェル、ジョージ・ミラー
 ・『オデッセイ』 サイモン・キンバーグ、リドリー・スコット、マイケル・シェイファー、マーク・ハッファム
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 アーノン・ミルチャン、スティーヴ・ゴリン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、メアリー・ペアレント、キース・レドモン
 ・『ルーム』 エド・ギニー
 ・『スポットライト 世紀のスクープ』 マイケル・シュガー、スティーヴ・ゴリン、Nicole Rocklin、Blye Pagon Faust

 米・製作者組合賞(PGA)ノミネーションとは7作品一致(+『ストレイト・アウタ・コンプトン』、『ボーダーライン』、“Ex Machina”、−『ルーム』)。
 『キャロル』、『インサイド・ヘッド』、『クリード チャンプを継ぐ男』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『スティーブ・ジョブズ』、『ストレイト・アウタ・コンプトン』、『ボーダーライン』、“Ex Machina”などが落選。

 [受賞歴]
 ブラッド・ピットは2年ぶり6回目のノミネート。プロデューサーとしてのノミネートは3回目。『それでも夜は明ける』で受賞。デデ・ガードナーとジェレミー・クレイナーは、前々回『それでも夜は明ける』で受賞。前回『グローリー/明日への行進』でノミネート。デデ・ガードナーは3年連続4回目のノミネート、ジェレミー・クレイナーは3年連続ノミネート3回目のノミネート。
 スティーヴン・スピルバーグは16回目のノミネート。作品賞ノミネートは9回目。『シンドラーのリスト』で受賞。マーク・プラットとクリスティ・マコスコ・クリーガーは初ノミネート。
 フィノラ・ドワイヤーとアマンダ・ポージーは『17歳の肖像』以来6年ぶり2回目のノミネート。
 ダグ・ミッチェルは、『ベイブ』以来20年ぶり2回目のノミネート。ジョージ・ミラーは『ハッピー・フィート』で長編アニメーション賞を受賞してから9年ぶり5&6回目のノミネート。作品賞ノミネートは『ベイブ』以来2回目。
 サイモン・キンバーグとマイケル・シェイファーとマーク・ハッファムは初ノミネート。リドリー・スコットは14年ぶり4回目のノミネート。作品賞でのノミネートは初めて。
 アーノン・ミルチャンは『L.A.コンフィデンシャル』以来18年ぶり2回目のノミネート。スティーヴ・ゴリンは『バベル』以来9年ぶり2&3回目のノミネート。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、2年連続6&7回目のノミネート。前回、初受賞で、作品賞・監督賞・オリジナル脚本賞受賞。メアリー・ペアレントとキース・レドモンは初ノミネート。
 エド・ギニーは初ノミネート。
 マイケル・シュガーとNicole RocklinとBlye Pagon Faustは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『スポットライト 世紀のスクープ』の2強。

 [傾向]
 製作者組合賞(PGA)とは、過去26回で、19回一致。2008年以降すべて一致。
 作品賞と監督賞の合致度は80%以上。
 脚本賞/脚色賞との合致度が高い。2000年以降、オリジナル脚本賞受賞作が作品賞を受賞したのは5回、脚色賞受賞作品が作品賞を受賞したのは7回。
 編集賞とは、2000年以降7回一致。1976年以降40年間で、米国アカデミー賞編集賞にノミネートされていない作品が作品賞を受賞したことは、2015年の1回しかない。

 *米・製作者組合賞(PGA)2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_14.html

 ◆監督賞
 ・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 アダム・マッケイ
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ジョージ・ミラー
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
 ・『ルーム』 レニー・アブラハムソン
 ・『スポットライト 世紀のスクープ』 トム・マッカーシー

 リドリー・スコット、スティーヴン・スピルバーグ、トッド・ヘインズ、ライアン・クーグラー、クエンティン・タランティーノ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、アレックス・ガーランド、トム・フーパー、キャリー・ジョージ・フクナガ、ダニー・ボイルなどが落選。

 [受賞歴]
 アダム・マッケイは初ノミネートで、今回脚色賞でもノミネート。
 ジョージ・ミラーは5&6回目のノミネートで監督賞は初ノミネート。
 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは2年連続6&7回目のノミネートで、前回受賞。
 レニー・アブラハムソンは初ノミネート。
 トム・マッカーシーは、6年ぶり2&3回目のノミネートで、監督賞は初ノミネート。オリジナル脚本賞でもノミネート。

 [前哨戦の結果]
 ジョージ・ミラーがリード、これをトム・マッカーシーが追う。

 [傾向]
 作品賞と監督賞の合致度は80%以上。近年、2013年と2014年は、作品賞と監督賞はそれぞれ異なる作品に贈られている。
 監督組合賞(DGA)との合致度が高く、監督組合賞が始まった1948年(度)以降、米・監督組合賞を受賞してアカデミー賞監督賞を受賞しなかったのは7回しかなく、監督組合賞受賞作がアカデミー賞監督賞にノミネートすらされなかったことは過去に3回しかない。

 *米・監督組合賞(DGA)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_30.html

 ◆主演男優賞
 ・ブライアン・クランストン “Trumbo”
 ・マット・デイモン 『オデッセイ』
 ・レオナルド・ディカプリオ 『レヴェナント:蘇えりし者』
 ・マイケル・ファスベンダー 『スティーブ・ジョブズ』
 ・エディー・レッドメイン 『リリーのすべて』

 BAFTA英国アカデミー賞と全く同じ顔ぶれです。
 マイケル・キートン、マイケル・ケイン、ウィル・スミス、ポール・ダノ、ジョニー・デップ、ジェイコブ・トレンブレイ、トム・ハンクス、マーク・ラファロなどが落選。

 [受賞歴]
 ブライアン・クランストンは初ノミネート。
 マット・デイモンは6年ぶり4回目のノミネート。『グッド・ウィル・ハンティング』でオリジナル脚本賞受賞。
 レオナルド・ディカプリオは2年ぶり6回目のノミネート。無冠。
 マイケル・ファスベンダーは2年ぶり2回目のノミネート。
 エディー・レッドメインは2年連続2回目のノミネート。前回受賞。

 [前哨戦の結果]
 レオナルド・ディカプリオが本命。マイケル・ファスベンダーが次点。

 [傾向]
 ゴールデン・グローブ賞と俳優組合賞をダブル受賞した俳優は、約75%の確率で、アカデミー賞を受賞。
 全21回で俳優組合賞(SAG)と一致したのは17回。現在11年連続で一致。

 *米・俳優組合賞(SAG)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_22.html

 ◆主演女優賞
 ・ケイト・ブランシェット 『キャロル』
 ・ブリー・ラーソン 『ルーム』
 ・ジェニファー・ローレンス “Joy”
 ・シャーロット・ランプリング 『さざなみ』
 ・シアーシャ・ローナン “Brooklyn”

 アリシア・ヴィキャンデル、マギー・スミス、シャーリーズ・セロン、リリー・トムリン、エミリー・ブラント、キタナ・キキ・ロドリゲスなどが落選。

 [受賞歴]
 ブリー・ラーソンとシャーロット・ランプリングは初ノミネート。
 ケイト・ブランシェットは2年ぶり7回目のノミネート。『アビエイター』で助演女優賞、『ブルー・ジャスミン』で主演女優賞受賞。
 ジェニファー・ローレンスは2年ぶり4回目のノミネート。2013年に『世界にひとつのプレイブック』で主演女優賞受賞。
 シアーシャ・ローナンは『つぐない』以来8年ぶり2回目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 ブリー・ラーソンの圧勝。

 [傾向]
 ゴールデン・グローブ賞と俳優組合賞をダブル受賞した俳優は、約75%の確率で、アカデミー賞を受賞。
 全21回で俳優組合賞(SAG)と一致したのは15回。現在3年連続で一致。

 ◆助演男優賞
 ・クリスチャン・ベール 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
 ・トム・ハーディー 『レヴェナント:蘇えりし者』
 ・マーク・ラファロ 『スポットライト 世紀のスクープ』
 ・マーク・ライランス 『ブリッジ・オブ・スパイ』
 ・シルヴェスター・スタローン 『クリード チャンプを継ぐ男』

 ベニチオ・デル・トロ、イドリス・エルバ、オスカー・アイザック、ウォルトン・ゴギンズ、マイケル・シャノン、リーヴ・シュレイバーなどが落選。

 [受賞歴]
 トム・ハーディーとマーク・ライランスは初ノミネート。
 クリスチャン・ベールは2年ぶり3回目のノミネート。2011年に『ザ・ファイター』で助演男優賞受賞。
 マーク・ラファロは2年連続3回目のノミネート。
 シルヴェスター・スタローンは『ロッキー』で主演男優賞とオリジナル脚本賞にノミネートされて以来40年ぶり3回目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 マーク・ライランスがリード、シルヴェスター・スタローンがこれを追う。

 [傾向]
 全21回で俳優組合賞(SAG)と一致したのは13回。現在2年連続で一致。

 ◆助演女優賞
 ・ジェニファー・ジェイソン・リー 『ヘイトフル・エイト』
 ・ルーニー・マーラ 『キャロル』
 ・レイチェル・マクアダムス 『スポットライト 世紀のスクープ』
 ・アリシア・ヴィキャンデル 『リリーのすべて』
 ・ケイト・ウィンスレット 『スティーブ・ジョブズ』

 ・ジュリー・ウォルターズ、クリステン・スチュワート、ジェーン・フォンダ、ジョアン・アレン、マイヤ・テイラー、エリザベス・バンクス、ヘレン・ミレンなどが落選。

 [受賞歴]
 ジェニファー・ジェイソン・リー、レイチェル・マクアダムス、アリシア・ヴィキャンデルは初ノミネート。
 ルーニー・マーラは4年ぶり2回目のノミネート。
 ケイト・ウィンスレットは7年ぶり7回目のノミネート。2009年に『愛を読むひと』で主演女優賞受賞。

 [前哨戦の結果]
 アリシア・ヴィキャンデルが“Ex Machina”で最多受賞。

 [傾向]
 全21回で俳優組合賞(SAG)と一致したのは14回。現在6年連続で一致。

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』 作:マット・シャルマン(Matthew Charman)、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
 ・“Ex Machina” 作:アレックス・ガーランド
 ・『インサイド・ヘッド』 脚本:ジョシュ・クーリー、ピート・ドクター、メグ・レフォーヴ オリジナル・ストーリー:ピート・ドクター、ロニー・デル・カルメン
 ・『スポットライト 世紀のスクープ』 作:ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー
 ・『ストレイト・アウタ・コンプトン』 脚本:ジョナサン・ハーマン、アンドレア・バーロフ ストーリー:S・レイ・サヴィッジ、アラン・ウェンカス、アンドレア・バーロフ

 『ヘイトフル・エイト』、『ドリームホーム 99%を操る男たち』、『ボーダーライン』、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』、“Trainwreck”などが落選。

 [受賞歴]
 マット・シャルマンは初ノミネート。イーサン・コーエンとジョエル・コーエンは5年ぶり12回目のノミネート。脚本部門は6回目のノミネート。『ファーゴ』と『ノーカントリー』で受賞。
 アレックス・ガーランドは初ノミネート。
 ピート・ドクターは7&8回目のノミネート。脚本部門は4回目のノミネート。『カールじいさんの空飛ぶ家』で長編アニメーション賞受賞。ジョシュ・クーリーとメグ・レフォーヴとロニー・デル・カルメンは初ノミネート。
 ジョシュ・シンガーは初ノミネート。トム・マッカーシーは6年ぶり2&3回目のノミネート。
 『ストレイト・アウタ・コンプトン』組は全員初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『スポットライト 世紀のスクープ』の圧勝。

 [傾向]
 過去17年のデータで、脚本家組合賞(WGA)と受賞作が一致する確率は、70.1%。
 2000年以降オリジナル脚本賞受賞作が作品賞を受賞したのは5回。

 *米・脚本家組合賞(WGA)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_17.html

 ◆脚色賞
 ・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 脚本:チャールズ・ランドルフ、アダム・マッケイ
 ・“Brooklyn” 脚本:ニック・ホーンビー
 ・『キャロル』 脚本:フィリス・ナギー
 ・『オデッセイ』 脚本:ドリュー・ゴダード
 ・『ルーム』 脚本:エマ・ドナヒュー

 『スティーブ・ジョブズ』、“Trumbo”、『人生はローリングストーン』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『レヴェナント:蘇えりし者』、“Anomalisa”などが落選。

 [受賞歴]
 チャールズ・ランドルフは初ノミネート。アダム・マッケイは初ノミネートで、今回、監督賞でもノミネート。
 ニック・ホーンビーは『17歳の肖像』以来6年ぶり2回目のノミネート。
 フィリス・ナギーは初ノミネート。
 ドリュー・ゴダードは初ノミネート。
 エマ・ドナヒューは初ノミネート。


 [前哨戦の結果]
 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が最多受賞。“Brooklyn”と『オデッセイ』と『ルーム』も受賞を重ねている。

 [傾向]
 過去17年のデータで、脚本家組合賞(WGA)と受賞作が一致する確率は、64.7%。
 2000年以降脚色賞受賞作が作品賞を受賞したのは7回。
 過去8年はUSCスクリプターと受賞作が一致。

 *USCスクリプター2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_22.html

 ◆撮影賞
 ・『キャロル』 エド・ラックマン
 ・『ヘイトフル・エイト』 ロバート・リチャードソン
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ジョン・シール
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 エマニュエル・ルベツキ
 ・『ボーダーライン』 ロジャー・ディーキンス

 『ブリッジ・オブ・スパイ』、『オデッセイ』、『007 スペクター』、『ヘイトフル・エイト』などが落選。

 [受賞歴]
 エド・ラックマンは『エデンより彼方に』以来13年ぶり2回目のノミネート。
 ロバート・リチャードソンは3年ぶり9回目のノミネート。『JFK』『アビエイター』『ヒューゴの不思議な発明』で受賞。
 ジョン・シールは12年ぶり5回目のノミネート。1997年に『イングリッシュ・ペイシェント』で受賞。
 エマニュエル・ルベツキは、前々回『ゼロ・グラビティ』、前回『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で受賞。8回目のノミネート。
 ロジャー・ディーキンスは、4年連続13回目のノミネート。無冠。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『レヴェナント:蘇えりし者』の2強。

 [傾向]
 撮影監督協会賞(ASC)と受賞作が一致したのは、全29回で12回。
 撮影監督協会賞がバラエティーに富んだ受賞作のチョイスをするのに対し、アカデミー賞は、SFやファンタジーやアクションなど動きの大きな作品を好んでチョイスする。

 *米・撮影監督協会賞(ASC)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_23.html

 ◆編集賞
 ・『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 ハンク・コーウィン
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 マーガレット・シクセル
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 スティーヴン・ミリオン
 ・『スポットライト 世紀のスクープ』 トム・マカードル
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー

 『ブリッジ・オブ・スパイ』、『オデッセイ』、『キャロル』、『スティーブ・ジョブズ』、『007 スペクター』、『ボーダーライン』などが落選。

 [受賞歴]
 スティーヴン・ミリオンは『バベル』以来9年ぶり3回目のノミネート。
 他は初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の圧勝。

 [傾向]
 過去16年間では、75%の確率で映画編集者賞(ACE)とアカデミー賞編集賞の受賞作品は一致し、しかもその作品がアカデミー賞作品賞をも制してしまう確率が高い。
 1976年以降40年間で、米国アカデミー賞編集賞にノミネートされていない作品が作品賞を受賞したことは、2015年の1回しかない。

 *米・映画編集者賞(ACE)2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_11.html

 ◆美術賞(Achievement in production design)
 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』 プロダクション・デザイン:アダム・ストックハウゼン 装飾(Decoration):Rena DeAngelo、ベルンハルト・ヘンリック(Bernhard Henrich)
 ・『リリーのすべて』 プロダクション・デザイン:イヴ・スチュワート 装飾:Michael Standish
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 プロダクション・デザイン:コリン・ギブソン 装飾:Lisa Thompson
 ・『オデッセイ』 プロダクション・デザイン:アーサー・マックス 装飾:Celia Bobak
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 プロダクション・デザイン:ジャック・フィスク 装飾:Hamish Purdy

 『キャロル』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『シンデレラ』、『007 スペクター』、“Brooklyn”などが落選。

 [受賞歴]
 アダム・ストックハウゼンは、前々回『それでも夜は明ける』でノミネート。前回『グランド・ブダペスト・ホテル』で受賞。3年連続ノミネート。
 イヴ・スチュワートは『レ・ミゼラブル』以来3年ぶり3回目のノミネート。
 アーサー・マックスは『アメリカン・ギャングスター』以来8年ぶり3回目のノミネート。Celia Bobakは『オペラ座の怪人』以来11年ぶり2回目のノミネート。
 ジャック・フィスクは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以来8年ぶり2回目のノミネート。
 他は初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と“Brooklyn”が受賞を重ねている。

 [傾向]
 過去全19回で、アカデミー賞美術賞と美術監督組合賞(の3部門のどれか1つ)が重なったのは、12回(63.2%)。

 *米・美術監督組合賞(ADG)2016ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_24.html

 ◆衣裳デザイン賞
 ・『キャロル』 サンディー・パウエル
 ・『シンデレラ』 サンディー・パウエル
 ・『リリーのすべて』 パコ・デルガド
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ジェニー・ビーヴァン
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 ジャクリーン・ウェスト

 “Brooklyn”、『黒衣の刺客』、『マクベス』などが落選。

 [受賞歴]
 サンディー・パウエルは4年ぶり11&12回目のノミネート。『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』で受賞。
 パコ・デルガドは『レ・ミゼラブル』以来3年ぶり2回目のノミネート。
 ジェニー・ビーヴァンは『英国王のスピーチ』以来5年ぶり10回目のノミネート。1987年に『眺めのいい部屋』で受賞。
 ジャクリーン・ウェストは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』以来7年ぶり3回目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』がやや優勢。

 [傾向]
 過去全17回で、衣裳デザイナー組合賞3部門の受賞作品からアカデミー賞衣裳デザイン賞が出たのは8回で、時代映画部門からアカデミー賞衣裳デザイン賞が出やすく、現代映画部門から出にくい。

 *米・衣裳デザイナー組合賞(CDG)2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_27.html

 ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 Lesley Vanderwalt、Elka Wardega、Damian Martin
 ・『100歳の華麗なる冒険』 Love Larson、Eva von Bahr
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 Siân Grigg、ダンカン・ジャーマン、Robert Pandini

 『ブラック・スキャンダル』、“Concussion”、“Legend”、『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』が落選。

 [受賞歴]
 全員初ノミネート。

 [傾向]
 ノミネーション段階では、特撮系の作品と時代ものと現代劇という3タイプの作品を選んでいる。
 特撮ものに与えられることが多く、優れた「特殊メイク」に与えられるのが一般的。

 *メイキャップ&ヘアスタイリング賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_43.html
 *米・メイキャップ・ヘアスタイリスト組合賞2016 ノミネーション:

 ◆視覚効果賞
 ・“Ex Machina” Andrew Whitehurst、Paul Norris、Mark Ardington、Sara Bennett
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 Andrew Jackson、トム・ウッド、Dan Oliver 、Andy Williams
 ・『オデッセイ』 リチャード・スマターズ、Anders Langlands、Chris Lawrence、スティーヴン・ワーナー
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 Rich McBride、Matthew Shumway、Jason Smith、キャメロン・ウォルドバウアー
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 ロジャー・ガイエット、Patrick Tubach、ニール・スキャンラン(Neal Scanlan)、クリス・コーボールド

 『アントマン』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ザ・ウォーク』、『ジュラシック・ワールド』、『トゥモローランド』が落選。

 [受賞歴]
 リチャード・スマターズは2年連続3回目のノミネート。前回は『X-MEN:フューチャー&パスト』でノミネート。Chris Lawrenceは『ゼロ・グラビティ』で受賞して以来2年ぶり2回目のノミネート。
 キャメロン・ウォルドバウアーは2年連続2回目のノミネート。前回『X-MEN:フューチャー&パスト』でノミネート。 ロジャー・ガイエットは2年ぶり4回目のノミネート。Patrick Tubachは2年ぶり2回目のノミネート。ニール・スキャンランは『ベイブ』で受賞して以来20年ぶりのノミネート。クリス・コーボールドは『インセプション』で受賞して以来5年ぶり3回目のノミネート。
 他は初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が優勢。

 [傾向]
 米国アカデミー賞視覚効果賞と視覚効果協会賞(VES)の「視覚効果賞 視覚効果が作品に大きく寄与している長編映画部門」が一致したのは、過去全13回のうち9回、「視覚効果賞 視覚効果が補助的に使われている長編映画部門」と一致したのが1回。

 *視覚効果賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_66.html
 *米・視覚効果協会賞(VES)2016ノミネーション:

 ◆録音賞(Achievement in sound mixing)
 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』 アンディー・ネルソン、ゲイリー・ライドストロム、ドリュー・クニン
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 Chris Jenkins、グレッグ・ルドロフ、Ben Osmo
 ・『オデッセイ』 Paul Massey、Mark Taylor、Mac Ruth
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 Jon Taylor、Frank A. Montaño、ランディー・トム、Chris Duesterdiek
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 アンディー・ネルソン、Christopher Scarabosio、スチュアート・ウィルソン

 BAFTA英国アカデミー賞と同じ顔ぶれです。(それぞれのノミニーは微妙に違っています。)

 [受賞歴]
 アンディー・ネルソンは『レ・ミゼラブル』で受賞して以来3年ぶり19&20回目のノミネート。『プライベート・ライアン』でも受賞。ゲイリー・ライドストロムは3年ぶり18回目のノミネート。『ターミネーター2』『ジュラシック・パーク』『タイタニック』『プライベート・ライアン』で受賞。『ターミネーター2』『ジュラシック・パーク』『プライベート・ライアン』では音響2部門で受賞。ドリュー・クニンは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』以来3年ぶり2回目のノミネート。
 Chris Jenkinsは7年ぶり5回目のノミネート。『愛と哀しみの果て』と『ラスト・オブ・モヒカン』で受賞。グレッグ・ルドロフは2年連続7回目のノミネート。『グローリー』と『マトリックス』で受賞。Ben Osmoは初ノミネート。
 Paul Masseyは8年ぶり7回目のノミネート。無冠。Mark Taylorは『キャプテン・フィリップス』でノミネートされて以来2年ぶり2回目のノミネート。Mac Ruthは初ノミネート。
 Jon TaylorとFrank A. Montañoは2年連続ノミネートで、ともに前回『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と不屈の男 アンブロークン』の2作品でノミネート。Jon Taylorは3回目のノミネート。Frank A. Montañoは8回目のノミネート。『ウォンテッド』で受賞。ランディー・トムは8年ぶり15回目のノミネート。『ライト・スタッフ』と『Mr.インクレディブル』で受賞。Chris Duesterdiekは初ノミネート。
 Christopher Scarabosioは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以来8年ぶり2回目のノミネート。スチュアート・ウィルソンは『007 スカイフォール』でノミネートされて以来3年ぶり3回目のノミネート。

 [傾向]
 米・映画音響協会(CAS)受賞作品との合致度は、過去全22回で12回(54.5%)。
 米・映画音響協会(CAS)が「ドラマ」作品をも評価してきているのに対して、米国アカデミー賞録音賞は、よりスペクタクル性の強い作品を好む。
 アカデミー賞録音賞は、明らかに音楽ものを評価する傾向が強。

 *米・映画音響協会賞(CAS)2016ノミネーション:

 ◆音響編集賞(Achievement in sound editing)
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 マーク・マンジーニ、David White
 ・『オデッセイ』 Oliver Tarney
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』 マルティン・エルナンデス(Martin Hernandez)、ロン・ベンダー
 ・『ボーダーライン』 アラン・ロバート・マレー
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 マシュー・ウッド、David Acord

 [受賞歴]
 マーク・マンジーニは『フィフス・エレメント』以来18年ぶり4回目のノミネート。David Whiteは初ノミネート。
 Oliver Tarneyは『キャプテン・フィリップス』以来2年ぶり2回目のノミネート。
 マルティン・エルナンデスは2年連続2回目のノミネート。前回『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でノミネート。ロン・ベンダーは『ドライヴ』以来4年ぶり4回目のノミネート。『ブライブハート』で受賞。
 アラン・ロバート・マレーは2年連続8回目のノミネート。『硫黄島からの手紙』と、前回の『アメリカン・スナイパー』で受賞。
 マシュー・ウッドは『ウォーリー』以来8年ぶり3回目のノミネート。David Acordは初ノミネート。

 [傾向]
 ゴールデン・リール賞の長編映画 音響効果/効果音部門 音響編集賞受賞作品とは、1990年以降の25回で13回。
 視覚的に強いインパクトがある作品(『スピード』『タイタニック』『マトリックス』『ダークナイト』『インセプション』など)がある年は、その作品が選ばれやすい。

 *ゴールデン・リール賞(MPSE)2016 ノミネーション:

 ◆オリジナル作曲賞
 ・『ブリッジ・オブ・スパイ』 トーマス・ニューマン
 ・『キャロル』 カーター・バーウェル
 ・『ヘイトフル・エイト』 エンニオ・モリコーネ
 ・『ボーダーライン』 ヨハン・ヨハンソン
 ・『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 ジョン・ウィリアムズ

 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジャンキーXL)、『インサイド・ヘッド』(マイケル・ジアッキノ)、『オデッセイ』(ハリー・グレグソン=ウィリアムズ)、『スポットライト 世紀のスクープ』(ハワード・ショア)、『007 スペクター』(トーマス・ニューマン)、『リリーのすべて』(アレクサンドル・デプラ)などが落選。

 [受賞歴]
 トーマス・ニューマンは13回目ノミネート(オリジナル歌曲賞1回含む)。無冠。
 カーター・バーウェルは初ノミネート。
 エンニオ・モリコーネは『マレーナ』以来15年ぶり6回目のノミネート。
 ヨハン・ヨハンソンは2年連続2回目のノミネート。前回『博士と彼女のセオリー』でノミネート。
 ジョン・ウィリアムズは2年ぶり50回目のノミネート(オリジナル歌曲賞5回含む)。『屋根の上のバイオリン弾き』『ジョーズ』『スター・ウォーズ』『E.T.』『シンドラーのリスト』で受賞。

 [前哨戦の結果]
 序盤戦は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が受賞を重ね、中盤以降『ヘイトフル・エイト』が追い上げている。

 [傾向]
 ゴールデン・グローブ賞の受賞作は、米国アカデミー賞受賞作となりやすく、少なくとも双方でノミネートされた作品が受賞しやすい。
 「新しい音楽の作り手」が好まれる傾向がある。

 *オリジナル作曲賞候補122タイトル:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_54.html

 ◆オリジナル歌曲賞
 ・『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』-‘Earned It’ 音楽・詞:ザ・ウィークエンド(エイベル・テスファイ(Abel Tesfaye))、Ahmad Balshe、Jason Daheala Quenneville、Stephan Moccio
 ・“Racing Extinction”-‘Manta Ray’ 音楽:J. Ralph 詞:アントニー・ヘガティ
 ・“Youth”-‘Simple Song #3’ 音楽・詞:デイヴィッド・ラング
 ・『ハンティング・グラウンド』“The Hunting Ground”-‘Til It Happens To You’ 音楽・詞:ダイアン・ウォーレン、レディー・ガガ
 ・『007 スペクター』-‘Writing’s On The Wall’ 音楽・詞:ジミー・ネイプス、サム・スミス

 『ワイルド・スピード SKY MISSION』-‘See You Again’が落選。

 [受賞歴]
 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は全員初ノミネート。
 J. Ralphは『Chasing Ice』以来3年ぶり2回目のノミネート。アントニー・ヘガティは初ノミネート。
 デイヴィッド・ラングは初ノミネート。
 ダイアン・ウォーレンは2年連続8回目のノミネート。無冠。レディー・ガガは初ノミネート。
 ジミー・ネイプスとサム・スミスは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『ワイルド・スピード SKY MISSION』-‘See You Again’が優勢。
 ゴールデン・グローブ賞では『007 スペクター』-‘Writing’s On The Wall’が受賞。

 *オリジナル歌曲賞候補74タイトル:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_26.html

 ◆短編映画賞(Best live action short film)
 ・“Ave Maria”(パレスチナ・仏・独) 監督:Basil Khalil プロデューサー:Eric Dupont
 ・“Day One”(米) 監督:Henry Hughes
 ・“Everything Will Be Okay(Alles wird gut)”(独・オーストリア) 監督:Patrick Vollrath
 ・“Shok”(英・コソボ) 監督:Jamie Donoughue
 ・“Stutterer”(英) 監督:Benjamin Cleary プロデューサー:Serena Armitage

 [受賞歴]
 全員初ノミネート。

 [これまでの受賞歴]
 アメリカ国内で受賞歴が多いのは“Shok”。

 [傾向]
 受賞作は、どちらかと言えば英語作品が選ばれやすい。
 見知らぬ2人(バックグウアンドの違う2人)が出会って、心を通い合わせるといったタイプの作品が好まれる。
 ショートショート的な作品や実験的な作品より、ちょっとした感動が味わえる作品が好まれる。
 たくさんの観客賞を受賞してきたような作品が好まれる。
 それなりのキャリアがある監督の作品が選ばれたりする一方で、学生作品が選ばれることもある。
 隔年で英米作品が受賞する。本年度は、非英米作品が選ばれる年に当たる。

 *短編映画賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_30.html

 ◆長編ドキュメンタリー賞
 ・“Amy”(英) 監督:アシフ・カパディア プロデューサー:ジェームズ・ゲイ=リース
 ・“Cartel Land”(米) 監督:Matthew Heineman プロデューサー:Tom Yellin
 ・『ルック・オブ・サイレンス』(インドネシア・英・デンマーク・フィンランド・ノルウェー) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー プロデューサー:シーネ・ビュレ・ソーレンセン
 ・『ニーナ・シモン 魂の歌』(米) 監督:リズ・ガーバス プロデューサー:エイミー・ホビー、ジャスティン・ウィルクス
 ・“Winter on Fire: Ukraine’s Fight for Freedom”(英・ウクライナ・米) 監督:エフゲニー・アフィネフスキー(Evgeny Afineevsky) プロデューサー:Den Tolmor

 “Best of Enemies”、『ゴーイング・クリア:サイエントロジーと信仰という監禁』、『わたしはマララ』、“Heart of a Dog”、『ハンティング・グラウンド』、『マーロン・ブランドの肉声』、“Meru”、“3 1/2 Minutes, Ten Bullets”、“We Come as Friends”、“Where to Invade Next”が落選。

 [受賞歴]
 ジョシュア・オッペンハイマーとシーネ・ビュレ・ソーレンセンは『アクト・オブ・キリング』以来2年ぶり2回目のノミネート。
 リズ・ガーバスは1999年に“The Farm: Angola, U.S.A.”で長編ドキュメンタリー賞ノミネート。
 他は初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 全米映画賞レースがスタートする前は(国際映画祭では)『ルック・オブ・サイレンス』が圧倒的な受賞歴を誇る。全米映画賞レースがスタートしてからは“Amy”が優勢。
 シネマ・アイ・オナーズでは、『ルック・オブ・サイレンス』が長編ドキュメンタリー賞、監督賞、プロダクション賞を受賞。
 IDAアワードでは『ルック・オブ・サイレンス』が長編部門賞を受賞。
 ヨーロッパ映画賞では“Amy”が受賞。

 *長編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_6.html

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Best documentary short subject)
 ・“Body Team 12”(リベリア) 監督:David Darg プロデューサー:Bryn Mooser
 ・“Chau, beyond the Lines(War Within the Walls)”(米・ベトナム) 監督:Courtney Marsh プロデューサー:Jerry Franck
 ・“Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah”(カナダ・米・英) 監督:Adam Benzine
 ・“A Girl in the River: The Price of Forgiveness”(パキスタン) 監督:シャーミーン・オベイド=チノイ(Sharmeen Obaid-Chinoy)
 ・“Last Day of Freedom”(米) 監督:Dee Hibbert-Jones、Nomi Talisman

 [受賞歴]
 シャーミーン・オベイド=チノイは、『セイビング・フェイス 魂の救済』で米国アカデミー賞2012短編ドキュメンタリー賞を受賞し、初めて米国アカデミー賞を受賞したパキスタン人になった。
 他は初ノミネート。

 *短編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_28.html

 ◆長編アニメーション賞
 ・“Anomalisa”(米) 監督:デューク・ジョンソン、チャーリー・カウフマン プロデューサー:Rosa Tran
 ・『父を探して』“Boy and the World”(ブラジル) 監督:アレ・アブレウ(Alê Abreu)
 ・『インサイド・ヘッド』(米) 監督:ピート・ドクター、プロデューサー:ジョナス・リヴェラ
 ・『映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム』(英・仏) 監督:マーク・バートン、リチャード・スターザック
 ・『思い出のマーニー』(日) 監督:米林宏昌 プロデューサー:西村義明

 『アーロと少年』、『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』、『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』、『バケモノの子』、“Kahlil Gibran’s The Prophet”などが落選。

 [受賞歴]
 チャーリー・カウフマンは『エターナル・サンシャイン』でオリジナル脚本賞を受賞して以来11年ぶり4回目のノミネート。
 ピート・ドクターは7&8回目のノミネート。長編アニメーション賞は4回目のノミネート。『カールじいさんの空飛ぶ家』で長編アニメーション賞受賞。
 他は初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『インサイド・ヘッド』の圧勝。

 [傾向]
 米・映画編集者賞(ACE)アニメーション賞とは、全6回のうち、前回を除く5回すべてで、米国アカデミー賞長編長編アニメーション賞と一致。
 2006年にBAFTA英国アカデミー賞にアニメーション賞が新設されて以来、前回以外すべて米国アカデミー賞と同じ結果。

 *長編アニメーション賞エントリー作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_7.html

 ◆短編アニメーション賞
 ・『ある熊の物語』“Bear Story”(チリ) 監督:ガブリエル・オソリオ・ヴァルガス プロデューサー:Pato Escala
 ・“Prologue”(英) 監督:リチャード・ウィリアムズ プロデューサー:Imogen Sutton
 ・“Sanjay’s Super Team”(米) 監督:Sanjay Patel プロデューサー:ニコル・パラディス・グリンドル
 ・『ウィ キャント リヴ ウィズアウト コスモス』“We Can’t Live Without Cosmos”(ロシア) 監督:コンスタンティン・ブロンジット
 ・“World of Tomorrow”(米) 監督:ドン・ハーツフェルト

 『My Home』、“Carface、“If I Was God”、“An Object at Rest”などが落選。

 [受賞歴]
 リチャード・ウィリアムズは1973年“A Christmas Carol”で短編アニメーション賞受賞。1989年『ロジャー・ラビット』で視覚効果賞受賞。今回3回目のノミネート。
 コンスタンティン・ブロンジットは、2009年『化粧室の恋物語』“Lavatory Lovestory(Ubornaya istoriya -lyubovnaya istoriya)”で短編アニメーション賞ノミネート。
 ドン・ハーツフェルトは、2001年『リジェクテッド』で短編アニメーション賞ノミネート。
 他は初ノミネート。

 [これまでの受賞歴]
 映画祭での受賞歴では“World of Tomorrow”が圧倒的。

 [傾向]
 スタジオ作品の併映短編が1本必ずノミネートされる。過去4年間では、2年おきに受賞していて、2016年は受賞しない年に当たる。
 抽象的だったり、実験的な色彩の強かったりする作品は、敬遠される。

 *短編アニメーション賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_26.html

 ◆外国語映画賞
 ・『大河の抱擁』“Embrace of the Serpent(El Abrazo de la Serpiente)”(コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン) 監督:チロ・ゲーラ(Ciro Guerra)
 ・『裸足の季節』“Mustang”(仏・独・トルコ) 監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン(Deniz Gamze Ergüven)
 ・『サウルの息子』(ハンガリー) 監督:ネメシュ・ラースロー
 ・『ディーブ』“Wolf(ذيب/Theeb)”(ヨルダン・UAE・カタール・英) 監督:ナジ・アブヌワール
 ・“A War(Krigen)”(デンマーク) 監督:トビアス・リンホルム

 “Viva”、『顔のないヒトラーたち』、『フェンサー』、“The Brand New Testament”が落選。

 [受賞歴]
 トビアス・リンホルムは、脚本作品『偽りなき者』が外国語映画賞ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 『サウルの息子』の圧勝。

 [傾向]
 過去33回でBAFTA英国アカデミー賞と米国アカデミー賞と同じになったのはわずかに6回(年度がズレたものも含む)。ここ3年は一致。

 ・外国語映画賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_51.html
 ・完全ガイド! 米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 各国代表作品!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_25.html

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 米国アカデミー賞2016ノミネーションに関するデータ、トリビア、予想などは、記事を改めることにします。

 
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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月〜2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

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