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zoom RSS 【異常事態発生】 大鐘賞2015!

<<   作成日時 : 2015/11/21 22:41   >>

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 第52回大鐘賞の各賞が発表されました。(11月20日)

 【大鐘賞】

 1962年〜 中断あり
 韓国映画人協会・KBS・中央日報社主催。
 韓国のアカデミー賞と呼ばれる。元々は政府主導。
 2008年までは6〜7月開催。2009年からは11月に開催されるようになった。

 <審査方法>
 [2009年以前]
 50人の一般審査員団と10人の専門家によって、大鐘賞映画祭エントリー作品の中から選考を行なう。

 [2010年〜]
 50人の一般審査員団によって、大鐘賞映画祭エントリー作品の中から本選出品作10作品を選び、その中から、専門の審査員が各部門賞を決める。
 ただし、新人男優賞、新人女優賞、新人監督賞の3部門に関しては、大鐘賞映画祭出品作の中から一般審査員団が候補を決めるところまで行なう。

 [2013年]
 2012年に『王になった男』が15部門を独占するという結果になるにおよび、審査の公正さに対する疑問の声が上がり、一般審査員を増やすという方向で変更が加えられた。
 具体的には、専門の記者団50人前後と、映画制作の各分野で活躍する映画人30人以下と、一般審査員20人以下、あわせて、約100人で、大鐘賞映画祭エントリー作品の中から、ノミネーションの選考(予備審査)を行なう。
 本審査は、映画の専門家5人と、各界の著名人10人以下、計15人以下で、行なう。

 [2015年]
 大鐘賞組織委員会が、エントリー作品(2015年は44作品)の中から本選進出作品を選び(2015年は25作品)、15人の専門家で選ばれた審査委員の審査に、ネチズンの投票を加味して、最終候補を選定。
 その後、作品賞とキャスト部門6部門に対しては、人気投票が行われ、その結果が審査結果の20%に反映されて、残りの80%を審査委員の決定に従う。(人気賞部門は投票結果が100%反映される。)


 元々、大鐘賞は、韓国の映画賞の中でも、一般の観客の意向が最も反映しにくい映画賞であり、何度も審査方法を変更しても、不透明で不公正な部分が多いと言われています。

 本年度は、人気投票の有料化や、代理受賞は認めないなどの発表が、センセーションを巻き起こし、ボイコット騒ぎにまで発展して(公式発表はないものの結局「代理受賞」云々は取り下げられたらしい)、ノミネーションの発表も延期されて、授賞式の数日前になってようやく全部門のノミネーションが明らかになるという事態になっていました。
 まあ、何というか、権威がある(と見られている)からこそ、大鐘賞の動向は、何かと注目され、毎年話題になるわけですが。

 本年度の受賞結果は、以下の通り。

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 ◆作品賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』 監督:ユン・ジェギュン
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” 監督:リュ・スンワン
 ・“The Thronee(사도/思悼)” 監督:イ・ジュンイク
 ・“Assassination(암살/暗殺)” 監督:チェ・ドンフン
 ・“Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)” 監督:キム・ハクスン

 春史映画賞では、『国際市場で逢いましょう』が観客賞受賞。
 釜日映画賞では、『無頼漢 渇いた罪』が作品賞受賞。『国際市場で逢いましょう』が釜日読者審査賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、“The Thronee(사도/思悼)”が作品賞受賞。

 ◆監督賞
 ・『犬どろぼう完全計画』 キム・ソンホ
 ・『無頼漢 渇いた罪』 オ・スンウク
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” リュ・スンワン
 ・“The Thronee(사도/思悼)” イ・ジュンイク
 ◎『国際市場で逢いましょう』 ユン・ジェギュン
 ・“Assassination(암살/暗殺)” チェ・ドンフン

 釜日映画賞では、クァク・キョンテク(“The Classified File(극비수사/極秘捜査)”)が監督賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、リュ・スンワンが監督賞受賞。

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 ◆主演男優賞
 ・ソン・ヒョンジュ 『悪のクロニクル』
 ・ユ・アイン 『ベテラン』“Veteran(베테랑)”
 ・ユ・アイン “The Thronee(사도/思悼)”
 ・ハ・ジョンウ “Assassination(암살/暗殺)”
 ◎ファン・ジョンミン 『国際市場で逢いましょう』 *不参加

 釜日映画賞では、イ・ジョンジェ(“Assassination(암살/暗殺)”)が主演男優賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、チョン・ジェヨン(『今は正しくあの時は間違い』)が主演男優賞受賞。

 ◆主演女優賞
 ・キム・ユンジン 『国際市場で逢いましょう』
 ・キム・ヘス 『コイン・ロッカーの女』“차이나타운/Coin Locker Girl”(監督:ハン・ジュニ)
 ・オム・ジョンファ “Wonderful Nightmare(미쓰 와이프/ミス・ワイフ)”(監督:カン・ヒョジン)
 ◎チョン・ジヒョン “Assassination(암살/暗殺)” *不参加
 ・ハン・ヒョジュ 『ビューティー・インサイド』“뷰티 인사이드/The Beauty Inside”(監督:ペク)

 百想芸術大賞では、ヨム・ジョンアが『明日へ』で受賞。
 釜日映画賞では、チョン・ドヨンが『無頼漢 渇いた罪』で受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、キム・ヘスが受賞。

 ◆助演男優賞
 ◎オ・ダルス 『国際市場で逢いましょう』 *不参加
 ・オ・ダルス “Assassination(암살/暗殺)”
 ・ユ・ヨンソク 『尚衣院−サンイウォン−』
 ・ユ・ヘジン 『ベテラン』“Veteran(베테랑)”
 ・チン・グ 『セシボン』
 ・ド・ギョンス(D.O.(EXO)) 『明日へ』“카트(Cart)”

 釜日映画賞では、イ・ギョンヨンが“Minority Opinion(소수의견/少数意見)”で受賞。

 ◆助演女優賞
 ・キム・ヨンエ 『明日へ』“카트(Cart)”
 ◎キム・ヘスク “The Thronee(사도/思悼)” *不参加
 ・キム・ヘジャ 『犬どろぼう完全計画』
 ・ラ・ミラン 『国際市場で逢いましょう』
 ・チャン・ユンジュ 『ベテラン』“Veteran(베테랑)”

 釜日映画賞では、ムン・ジョンヒが『明日へ』で受賞。

 ◆脚本賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』 パク・スジン *不参加
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” リュ・スンワン
 ・『ビューティー・インサイド』“뷰티 인사이드/The Beauty Inside” キム・ソンジョン(김선정)、パク・ジョンイェ(박정예)、ノ・ギョンヒ(노경희)
 ・“Assassination(암살/暗殺)” チェ・ドンフン、イ・ギチョル
 ・“Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)” キム・ハクスン

 百想芸術大賞では、『明日へ』が脚本賞受賞。
 春史映画賞では、『国際市場で逢いましょう』が脚本賞受賞。
 釜日映画賞では、“Minority Opinion(소수의견/少数意見)”が脚本賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、“The Thronee(사도/思悼)”が脚本賞受賞。

 ◆撮影賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』 チェ・ヨンファン *不参加
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” チェ・ヨンファン
 ・『アトリエの春』(監督:チョ・グニョン) キム・ジョンウォン
 ・『尚衣院−サンイウォン−』 キム・ジヨン
 ・“Assassination(암살/暗殺)” キム・ウヒョン

 韓国映画評論家協会賞では、“Assassination(암살/暗殺)”が撮影賞受賞。

 ◆編集賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』 イ・ジン(이진)
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” キム・サンボム(김상범)、キム・ジェボム(김재범)
 ・『ビューティー・インサイド』“뷰티 인사이드/The Beauty Inside” ヤン・ジンモ(양진모)
 ・“Assassination(암살/暗殺)” シン・ミンギョン(신민경)
 ・“Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)” 최민영チェ・ミンヨン

 ◆美術賞
 ・“The Treacherous(간신/奸臣)” イ・テフン(이태훈)
 ・『国際市場で逢いましょう』 リュ・ソンヒ(류성희)
 ・“The Thronee(사도/思悼)” カン・スンヨン(강승용)
 ◎『尚衣院−サンイウォン−』 チェ・ギョンソン(채경선) *不参加
 ・“Assassination(암살/暗殺)” リュ・ソンヒ(류성희)

 釜日映画賞では、“Assassination(암살/暗殺)”が美術賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、“Assassination(암살/暗殺)”でリュ・ソンヒが技術賞受賞。

 ◆衣裳賞
 ・“The Treacherous(간신/奸臣)” イ・ジニ(이진희)
 ・『国際市場で逢いましょう』 クォン・ユジン(권유진)、イム・スンギ(임승희)
 ・“The Thronee(사도/思悼)” シム・ヒョンソプ(심현섭)
 ◎『尚衣院−サンイウォン−』 チョ・サンギョン(조상경) *不参加
 ・“Assassination(암살/暗殺)” チョ・サンギョン(조상경)、ソン・ナリ(손나리)

 ◆照明賞
 ◎“The Silenced(경성학교: 사라진 소녀들/京城学校:消えた少女たち)”(監督:イ・ヘヨン) キム・ミンジェ(김민재)
 ・『国際市場で逢いましょう』 キム・ホソン(김호성)
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” キム・ホソン(김호성)
 ・『尚衣院−サンイウォン−』 チョ・ギュヨン(조규영)
 ・“Assassination(암살/暗殺)” キム・スンギュ(김승규)

 ◆録音賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』 イ・スンチョル(이승철)、ハン・ミョンファン(한명환)
 ・『ザ・テノール 真実の物語』 クォン・テウォン(공태원)
 ・『ベテラン』“Veteran(베테랑)” キム・チャンソプ(김창섭)
 ・『尚衣院−サンイウォン−』 チェ・テヨン(최태영)
 ・“Assassination(암살/暗殺)” キム・ソグォン(김석원)、パク・ジュガン(박주강)

 ◆先端技術特別賞
 ・“The Silenced(경성학교: 사라진 소녀들/京城学校:消えた少女たち)” パク・ウィドン(박의동)(CGチーム)
 ◎『国際市場で逢いましょう』 ハン・テジョン(한태정)、ソン・スンヒョン(손승현)、キム・デジュン(김대준)、キム・ジョンス(김정수)、甲斐彰(foton)(CGチーム)
 ・『国際市場で逢いましょう』 Love Larson、Eva Von Bahr、Oskar Wallroth(メイキャップ)
 ・“Assassination(암살/暗殺)” チョン・ドゥアン(정도안)、キム・テイ(김태의)(特殊効果)
 ・“Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)” チョン・ドゥアン(정도안)(特殊効果)

 ◆音楽賞
 ・『国際市場で逢いましょう』 イ・ビョンウ(이병우)
 ◎『ザ・テノール 真実の物語』 キム・ジュンソン
 ・“The Thronee(사도/思悼)” パン・ジュンソク
 ・『セシボン』 イ・ビョンフン
 ・“Assassination(암살/暗殺)” チャン・ヨンギュ(장영규)、タルパラン

 釜日映画賞では、『無頼漢 渇いた罪』が受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、“The Thronee(사도/思悼)”が受賞。

 ◆新人男優賞
 ・カン・ハヌル 『二十歳』“스물/ Twenty”
 ・パク・ソジュン 『悪のクロニクル』
 ・ヨ・ジング(여진구) 『俺の心臓を撃て』“내 심장을 쏴라/Shoot Me in the Heart”(監督:ムン・ジェヨン)
 ◎イ・ミンホ 『江南ブルース』
 ・イ・ヒョヌ “Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)”

 百想芸術大賞では、イ・ミンホが『江南ブルース』で男性人気賞受賞。
 釜日映画賞では、ピョン・ヨハンが“Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”で新人男性演技賞受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、チェ・ウシクが“Free Set Me(거인/巨人)”新人男優賞受賞。

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 ◆新人女優賞
 ・パク・ソダム(박소담) “The Silenced(경성학교: 사라진 소녀들/京城学校:消えた少女たち)”
 ・イ・レ(이레) 『犬どろぼう完全計画』
 ◎イ・ユヨン(이유영) 『アトリエの春』
 ・チャン・ユンジュ(장윤주) 『ベテラン』“Veteran(베테랑)”
 ・ホン・アルム(홍아름) 『マッコリ・ガールズ』“막걸스/Makgeolli Girls”(監督:キム・ギヨン(김기영))
 ・ソリョン 『江南ブルース』

 韓国映画評論家協会賞では、クォン・ソヒョンが“MADONNA(마돈나)”で新人女優賞受賞。

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 ◆新人監督賞
 ・チョ・グンヒョン 『アトリエの春』
 ◎ペク(백감독) 『ビューティー・インサイド』“뷰티 인사이드/The Beauty Inside” *不参加
 ・キム・グァンテ(김광태) “The Piper(손님)”
 ・イ・ビョンホン 『二十歳』“스물/ Twenty”
 ・ハン・ジュニ 『コイン・ロッカーの女』“차이나타운/Coin Locker Girl”

 釜日映画賞では、ホン・ソクチェが“Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”で受賞。
 韓国映画評論家協会賞では、キム・テヨンが“Free Set Me(거인/巨人)”で受賞。

 ◆男性人気賞
 ◎キム・スヒョン *不参加

 ◆女性人気賞
 ◎コン・ヒョジン *不参加

 ◆企画賞
 ◎『国際市場で逢いましょう』

 ◆主演男優賞 海外部門
 ◎スン・ホンレイ

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 ◆主演女優賞 海外部門
 ◎カオ・ユエンユエン

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 ◆韓国映画発展功労賞(한국영화공로상)
 ◎ユン・イルボン
 1948年デビューの俳優。主な出演作は、『誤爆弾』、『常緑樹』、『馬鹿たちの行進』、『真由美』など。大鐘賞では3度の助演男優賞と1度の主演男優賞を受賞している。韓国映画俳優協会会長、映画振興公社(現在の映画振興委員会)社長などを務めた。息子は俳優のユン・ジュノ。

 ◎チョン・チャンファ
 1953年にデビューした映画監督。『ノダジ』などで知られ、60年代半ばから70年代半ばにかけて、香港のショーブラザーズやゴールデンハーベストでアクション映画を作った。

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 主な作品のノミネーション&受賞状況は、以下の通りです。

 ・『国際市場で逢いましょう』(9/16):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・照明・録音・技術・技術・音楽 +企画賞
 ・“Assassination(암살/暗殺)”(1/14):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・照明・録音・技術・音楽
 ・『ベテラン』(0/11):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・照明・録音・新人女優
 ・“The Thronee(사도/思悼)”(1/7):作品・監督・主演男優・助演女優・美術・衣裳・音楽
 ・『尚衣院−サンイウォン−』(2/6):助演男優・撮影・美術・衣裳・照明・録音
 ・“Northern Limit Line(연평해전/延坪海戦)”(0/5):作品・脚本・編集・技術・新人男優
 ・『ビューティー・インサイド』“뷰티 인사이드/The Beauty Inside”(1/4):主演女優・脚本・編集・新人監督
 ・『アトリエの春』(1/3):撮影・新人女優・新人監督
 ・“The Silenced(경성학교: 사라진 소녀들/京城学校:消えた少女たち)”(1/3):照明・技術・新人女優
 ・『ザ・テノール 真実の物語』(1/3):照明・録音・音楽
 ・『犬どろぼう完全計画』(0/3):監督・助演女優・新人女優
 ・『江南ブルース』(1/2):新人男優・新人女優
 ・『悪のクロニクル』(0/2):主演男優・新人男優
 ・『コイン・ロッカーの女』“차이나타운/Coin Locker Girl”(0/2):主演女優・新人監督
 ・『セシボン』(0/2):助演男優・音楽
 ・『明日へ』(0/2):助演男優・助演女優
 ・“The Treacherous(간신/奸臣)”(0/2):美術・衣裳
 ・『二十歳』(0/2):新人男優・新人監督

 受賞結果としては、最多ノミネートの『国際市場で逢いましょう』が最多受賞となりました。

 『尚衣院−サンイウォン−』が美術賞と衣裳賞を受賞したり、『ザ・テノール 真実の物語』が音楽賞を受賞したりと、まあ、順当なのかなと思わせる部門もある中で、全体的には、意識的に先行する映画賞とは違う結果を出そうとしたようにも見えます。

 ノミネーション段階で、主演男優賞にソン・ガンホ(“The Thronee(사도/思悼)”)がノミネートされていないことや、主演女優賞にチョン・ドヨン(『無頼漢 渇いた罪』)がノミネートされていないことなど、ノミネーションそれ自体を疑問視する声も挙がっていました。

 ノミネーションに関しては、『明日へ』の助演女優賞ノミネートがムン・ジョンヒではなく、キム・ヨンエだったこと、“The Classified File(극비수사/極秘捜査)”や“Minority Opinion(소수의견/少数意見)”、“Socialphobia(소셜포비아/ソーシャルフォビア)”、“Free Set Me(거인/巨人)”などが完全に無視されたのもちょっと気になります。

 とにかく今回の大鐘賞は散々で―
 ・「代理受賞は認めぬ」発言から大騒ぎになって、開催前に主演男優賞と主演女優賞のノミニー9人全員が欠席を宣言。最終的に代理受賞を認めたものの、授賞式は欠席(代理受賞)だらけで、華やかさに欠け、テレビ中継もあったのに、ひどくテンポの悪いものになってしまった、と伝えられています。
 欠席したノミニーは「スケジュールの都合上」などと発表していたりしますが、それが事実かどうかはともかく、主演・助演・人気賞受賞者のすべてが欠席するという前代未聞の事態になりました。(新人賞の俳優2人は出席していますが、これは彼らまで欠席すると「若いくせになんだ!」と思われると考えてなんじゃないかと思ったりもします。)

 ・今回から一般のファンによる人気投票は有料になりましたが、これも金儲けに走ったと言われて、評判はよくありません。まあ、当然といえば当然ですが。

 ・人気投票では、アプリのトラブルで、投票が別の人に加算されるといった事件も起きて、これも大騒ぎになりました。

 ・本年度から設けられた海外部門の主演男優賞と主演女優賞は、選考の基準が不明で、ただ単に出席してもらえる人を選んだだけではないのかと邪推されたりもしています。

 華やかな授賞式にしたかったんでしょうが、すべてが裏目に出て、映画祭の権威も信用もわずかな期間で一気に落ちてしまいました。
 韓国のアカデミー賞とも呼ばれる大鐘賞ですが、映画人から(そして映画ファンからも)総スカンを食らってしまっては、もう以前のようにはやっていくことはできません。
 大鐘賞がこの体たらくなんだったら、大韓民国映画賞を復活させろという声もあります。

 1,2年休んで、仕切り直すか、韓国の映画人の多くに愛されている人に映画祭のまとめ役になってもらって、韓国映画人みんなで立て直すか。でも、休んだりしたら、失敗を認めたことになるし、意地でも続けようとするんじゃないかと思ったりもします。それもこれもスポンサー次第ですが。(受賞者、あるいは、ノミニーに、多額の賞金を用意するという手もあります。)

 逆に、この逆境を逆手に取って、大鐘賞を再生させて、注目を浴びるような人が出てきてもいいとは思いますが、韓国映画界自体が以前ほどパワーがありませんから、まあ、状況は厳しいですね。

 とりあえずは、11月26日に予定されている青龍映画賞に、今回欠席した受賞者&ノミニーが出席するかどうかが注目されます。

 せっかくの映画賞なのに、晴れやかな話はどこへやらで、当惑するしかありませんが、そういう中、技術賞で日本人が受賞、という日本人にとってうれしい話題もあったのでした。

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 *当ブログ記事

 ・大鐘賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_11.html
 ・大鐘賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_19.html
 ・大鐘賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_26.html
 ・大鐘賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_3.html
 ・大鐘賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_26.html
 ・大鐘賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_38.html
 ・大鐘賞2011発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_60.html
 ・大鐘賞2010 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_3.html 
 ・大鐘賞2009 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_10.html

 ・青龍映画賞2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_17.html

 ・韓国映画評論家協会賞2015:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_4.html

 ・釜日映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_8.html

 ・春史映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_9.html

 ・百想芸術大賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_24.html

 ・ワイルド・フラワー映画賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201504/article_4.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月〜2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

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