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zoom RSS 国際ドキュメンタリー協会賞 IDAアワード2015 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2015/11/14 08:50   >>

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 国際ドキュメンタリー協会(International Documentary Association /IDA)が贈る第31回IDAアワードのノミネーションが発表されました。(11月4日)

 【IDAアワード】

 IDAは、ドキュメンタリー作品の作り手の支援やドキュメンタリー作品の上映機会の増加のための活動を行なっている非営利団体で、ロサンゼルスに本部があり、世界53カ国に2800人の会員を有しています。

 IDAアワードは、そんな非営利団体が贈る賞ということで、一見地味〜な印象も受けますが(実際のところ、あまり陽の目を見ないドキュメンタリー作品に積極的にスポットライトを当てようとしているようなところがあり、シリアスな作品も多いのですが)、ユニークな題材を扱った作品も多く、さまざまな映画祭で評価された作品もたくさん取り上げられています。

 過去の受賞作には、『光、ノスタルジア』、『ヴィック・ムーニーズ/ごみアートの奇跡』、『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』、『ウォー・チャイルド』、『神は僕らを見放した』、『イラクのカケラを集めて』、『未来を写した子どもたち』、『華氏911』、『イメルダ』、『バス174』、『SUGIHARA: Conspiracy Of Kindness〜杉原千畝 善意の陰謀』、などがあります。

 IDAアワードは、以前は、米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の前哨戦というようなポジションにはなかったのですが、選考基準が変わったのか、2012年あたりからアカデミー賞に絡んできそうな作品が多くノミネートされるようになってきています。

 結果として、2012年度は、『シュガーマン 奇跡に愛された男』と“The Invisible War”がIDAアワード長編部門と米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の双方でノミネートされ、ともに『シュガーマン 奇跡に愛された男』が受賞。2013年度は、米国アカデミー賞長編キュメンタリー賞を受賞した『バックコーラスの歌姫たち』は、IDAアワードにはノミネートされていませんでしたが、『アクト・オブ・キリング』や“The Square (Al Midan)”がノミネートされ、後者が受賞、昨年度は、IDAアワード、米国アカデミー賞ともに“CitizenFour”が受賞を果たしています。

画像

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 ◆長編部門(Best Feature Award)

 ・“Amy”(英) 監督:アシフ・カパディア(Asif Kapadia)

 ・“The Black Panthers: Vanguard of the Revolution”(米) 監督:スタンリー・ネルソン・ジュニア(Stanley Nelson)

 ・『マーロン・ブランドの肉声』“Listen to Me Marlon”(英) 監督:スティーヴン・ライリー(Stevan Riley)

 ・『ルック・オブ・サイレンス』(インドネシア・英・デンマーク・フィンランド・ノルウェー) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー

 ・“The Russian Woodpecker”(英) 監督:Chad Gracia

 ・『ニーナ・シモン 魂の歌』“What Happened, Miss Simone?”(米) 監督:リズ・ガーバス(Liz Garbus)

 ◆短編部門(Best Short Award)

 ・“Body Team 12”(リベリア) 監督: David Darg

 ・“Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah”(カナダ・米・英) 監督: Adam Benzine

 ・“The Face of Ukraine: Casting Oksana Baiul”(オーストラリア) 監督: Kitty Green

 ・“Last Day of Freedom”(米) 監督: Dee Hibbert-Jones、Nomi Talisman

 ・“Object(Obiekt)”(ポーランド)監督: Paulina Skibińska

 “Body Team 12”と“Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah”と“Last Day of Freedom”は、米国アカデミー賞2016 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト。

 ◆シリーズ部門(Best Curated Series Award)

 ・“30 for 30”(ESPN) エグゼクティヴ・プロデューサー:John Dahl、コナー・シェル(Connor Schell)

 ・“America ReFramed”(WORLD Channel) エグゼクティヴ・プロデューサー: Chris Hastings、Simon Kilmurry

 ・“Independent Lens”(ITVS/PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー: Sally Jo Fifer、Lois Vossen

 ・“POV”(POV・PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー: Simon Kilmurry、クリス・ホワイト(Chris White)

 ・“Storyville”(BBC TV・BBC World News) エグゼクティヴ・プロデューサー: Kate Townsend

 “POV”は5年連続ノミネート、“Independent Lens”は4年連続ノミネートで、2連覇中。

 ◆限定シリーズ部門(Best Limited Series Award)

 ・“Blood Brothers”(Vara Television(オランダ)) エグゼクティヴ・プロデューサー: Kees Schaap、Anja van Oostrom

 ・“Hard Earned”(Al Jazeera America、Kartemquin Films) エグゼクティヴ・プロデューサー:スティーヴ・ジェームズ、Justine Nagan、ゴードン・クイン(Gordon Quinn) シリーズ・プロデューサー:Maggie Bowman

 ・“The Jinx: The Life and Deaths of Robert Durst”(HBO) エグゼクティヴ・プロデューサー:ジェイソン・ブラム(Jason Blum) 共同エグゼクティヴ・プロデューサー: ザック・スチュアート=ポンティエ(Zac Stuart-Pontier) プロデューサー:アンドリュー・ジャレッキー(Andrew Jarecki)、マーク・スマーリング(Marc Smerling)
 アンドリュー・ジャレッキーは、『幸せの行方...』(2010)の監督/プロデューサー、マーク・スマーリングは同作のプロデューサー。

 ・“Life Story”(Discovery) エグゼクティヴ・プロデューサー: Mike Gunton

 ・“Rebel Architecture”(Al Jazeera English) エグゼクティヴ・プロデューサー: Flora Gregory シリーズ・プロデューサー:Dan Davies

 ◆エピソード部門(Best Episodic Series Award)

 ・“Chef’s Table”(Netflix) エグゼクティヴ・プロデューサー: デイヴィッド・ゲルブ(David Gelb)、Andrew Fried、Brian McGinn
 デイヴィッド・ゲルブは、『二郎は鮨の夢を見る』の監督/プロデューサー。

 ・“Morgan Spurlock Inside Man”(CNN・Warrior Poets) エグゼクティヴ・プロデューサー:ジェレミー・チルニック(Jeremy Chilnick)、マシュー・ガルキン(Matthew Galkin)、モーガン・スパーロック

 ・“NOVA”(PBS) シニア・エグゼクティヴ・プロデューサー: Paula Apsell、副エグゼクティヴ・プロデューサー: Julia Cort

 ・“The Seventies”(CNN・Playtone・Herzog & Company) エグゼクティヴ・プロデューサー:ゲイリー・ゴーツマン(Gary Goetzman)、トム・ハンクス、マーク・ヘルツォーク(Mark Herzog)
 ゲイリー・ゴーツマンは、『フィラデルフィア』、『羊たちの沈黙』、『ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド 〜孤独の旅路〜』、『ザ・パシフィック』、『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』などの製作総指揮、『ストップ・メイキング・センス』、『青いドレスの女』、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、『マンマ・ミーア!』、『かいじゅうたちのいるところ』、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』などの製作を手がけるプロデューサー。
 マーク・ヘルツォークは、『リンカーンを殺した男』のエグゼクティヴ・プロデューサー。

 ・“This is Life with Lisa Ling”(CNN・part2 pictures) エグゼクティヴ・プロデューサー: Amy Bucher、Lisa Ling、David Shadrack Smith

 ◆ショート・フォーム・シリーズ部門(Best Short Form Series Award)

 ・“Do Not Track”(National Film Board of Canada・Upian・Arte・BR) エグゼクティヴ・プロデューサー: Hugues Sweeney

 ・“Highrise: Universe Within”(National Film Board of Canada) エグゼクティヴ・プロデューサー: アニタ・リー(Anita Lee)、シルヴァ・バスマジアン(Silva Basmajian)
 『物語る私たち』のプロデューサーたちの最新作。

 ・“The New York Times Op-Docs”(The New York Times) エグゼクティヴ・プロデューサー: ジェイソン・スピンガーン=コフ(Jason Spingarn-Koff)
 ジェイソン・スピンガーン=コフは、『LIFE2.0』の監督。

 ・“POV Interactive Documentaries”(POV・PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー: Simon Kilmurry、Adnaan Wasey

 ・“WE THE ECONOMY: 20 Short Films You Can't Afford to Miss”(Vulcan Productions and Cinelan) エグゼクティヴ・プロデューサー:ポール・G・アレン(Paul G. Allen)、モーガン・スパーロック
 ポール・G・アレンは、『タイタス』、『ソウル・オブ・マン』、『ライトニング・イン・ア・ボトル 〜ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜〜』、『ハード キャンディ』などを手がけるエグゼクティヴ・プロデューサー。

 ◆学生部門(David L. Wolper Student Documentary Award)

 ・“The Archipelago” 監督: Benjamin Huguet(英国国立映画テレビ学校)

 ・“The Blue Wall” 監督: Michael Milano(University of California,Berkeley)

 ・“El Cacao” 監督: Michelle Aguilar(University of California Santa Cruz)

 ・“In Attla’s Tracks” 監督: Catharine Axley(スタンフォード大学)

 ・“Looking at the Stars” 監督: Alexandre Peralta(南カリフォルニア大学)

 ◆ビデオソース(ABCNews Videosource Award)
 ニュース映像を、ドキュメンタリーに不可欠の要素として、最も優れた形で活用した作品に贈られる。

 ・“(T)error”(米) 監督:Lyric R Cabral、David Felix Sutcliffe

 ・“Best of Enemies”(米) 監督:モーガン・ネヴィル、Robert Gordon

 ・“Don’t Think I’ve Forgotten: Cambodia’s Lost Rock and Roll”(米・カンボジア・仏) 監督:ジョン・ピロッツィ(John Pirozzi)

 ・“Night Will Fall”(英) 監督: André Singer

 ・『ニーナ・シモン 魂の歌』“What Happened, Miss Simone?”(米) 監督:リズ・ガーバス(Liz Garbus)
Netflix

 【技術部門賞】 (Creative Recognition Awards)

 ◆脚本賞(Best Writing)
 ◎Stevan Riley、ピーター・エテッドギー(Peter Ettedgui) 『マーロン・ブランドの肉声』“Listen to Me Marlon”(英) 監督:Stevan Riley

 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ◎Artem Ryzhykov “The Russian Woodpecker”(英) 監督:Chad Gracia

 ◆編集賞(Best Editing)
 ◎Joe Beshenkovsky、ブレット・モーゲン(Brett Morgen) 『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』“Kurt Cobain: Montage of Heck”(米) 監督:ブレット・モーゲン(Brett Morgen)

 ◆音楽賞(Best Music)
 ◎Jonathan Kirkscey “Best of Enemies”(米) 監督:モーガン・ネヴィル、Robert Gordon

 【特別賞・名誉賞】

 ◆Pare Lorentz Award
 ドキュメンタリー作品を通して、自然環境や、公正、緊急の社会問題に対して焦点を当てた優れたフィルムメーカーに贈られる。
 ◎“How to Change the World” 監督: Jerry Rothwell

 ◆キャリア貢献賞(Career Achievement Award)
 ◎ゴードン・クイン(Gordon Quinn)
 ゴードン・クインは、シカゴ大学の卒業生3人で立ち上げた映画会社Kartemquin Filmsの、3人のうちの1人(社名は3人から一部ずつ取ったもの)で、芸術監督。Kartemquin Filmsは、『フープ・ドリームス』、『スティーヴィー』、“The Interrupters”、“Life Itself”などを、世に送り出している。また、彼は、ITVS、The Documentary Filmmakers Statement of Best Practice in Fair Use、The Indie Caucusなどの立ち上げなどにも貢献している。

 ◆パイオニア賞(Pioneer Award)
 ◎Ted Sarandos
 Ted Sarandosは、Netflix の最高コンテンツ責任者(チーフ・コンテント・オフィサー)。

 ◆Amicus Award
 ◎Tony Tabatznik、The Bertha Foundation
 社会的・経済的に抜本的な変化をもたらすために闘う活動家や弁護士などを結びつけ、ノン・フィクション・メディアの地平に必要な支援を行なったことに対して。

 ◆エマージング・ドキュメンタリー・フィルムメーカー賞(Emerging Documentary Filmmaker Award)
 ◎Lyric R. Cabral、David Felix Sutcliffe
 “(T)error”の監督。

 ◆戦火の勇気賞(Courage Under Fire Award)
 ◎Matthew Heineman
 “Cartel Land”の監督。

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 授賞式は、12月5日です。

 長編部門賞をどの作品が受賞するか。2年前に『アクト・オブ・キリング』を選ばなかったIDAアワードが何かを選ぶのか。『ルック・オブ・サイレンス』か、それとも別の作品か。ここで何が選ばれるかで、きっと本年度の全米映画賞レースのドキュメンタリー賞の本命が、どっちに転がるか、はっきりしてくるはずです。(『ルック・オブ・サイレンス』と“Amy”の対決の初戦は、ヨーロッパ映画賞より、こっちの方でしたね。)

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 *当ブログ記事

 ・IDAアワード2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_17.html
 ・IDAアワード2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_8.html
 ・IDAアワード2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_40.html
 ・IDAアワード2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_15.html
 ・IDAアワード2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_31.html
 ・IDAアワード2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_16.html
 ・IDAアワード2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_9.html
 ・IDAアワード2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_7.html
 ・IDAアワード2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_27.html
 ・IDAアワード2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_7.html
 ・IDAアワード2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_24.html
 ・IDAアワード2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_10.html

 ・米国アカデミー賞2016 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品124作品リスト::http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_11.html
 ・米国アカデミー賞2016 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品124作品に関するちょっとした考察:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_12.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編ドキュメンタリー賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_28.html

 ・英国グリアソン賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_13.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月〜2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

 追記:
 ・IDAアワード2015受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_11.html

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