海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS 香港国際映画祭2015 受賞結果

<<   作成日時 : 2015/05/08 08:52   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第39回香港国際映画祭(第39届香港國際電影節/3月23日-4月6日)の受賞結果です。

 今回の香港国際映画祭には、大きく分けて
 ・GALA部門
 ・コンペティション部門
 ・Masters & Auteurs部門
 ・ワールド・シネマ部門
 ・ドキュメンタリー部門(Realuity Bites、Portraits Museum、Filmmakers & Filmmaking)
 ・Platforms部門(インディーズ、アニメーション、ミッドナイト・ムービー、アジアン・カルト映画(I See It My Way部門)アヴァンギャルド映画、修復された古典作品などを上映)
 ・フォーカス&トリビュート部門(テーマや人物の特集)
 で構成されています。

 コンペティション部門には、ヤング・シネマ部門、ドキュメンタリー部門、短編映画部門の3つがあります。

 ワールド・シネマ部門とフォーカス&トリビュート部門の中には、特集が組まれていて、今回の特集は
 ワールド・シネマ部門の中に、
 Gala Presentation
 香港パノラマ2014-15(Hong Kong Panorama 2014-15)
 Global Vision
 ジャーマン・シネマ・ナウ(German Cinema Now)
 ヤング・イスラエル・シネマ(Young Islaeli Cinema)
 のプログラムがあり、フォーカス&トリビュート部門の中に、
 フォーカス(Focuses)
 ・ロイ・アンダーソン 批評的シュールリアリスト(Roy Andersson, A Critical Surrealist)〜長編5本+短編
 ・シルヴィア・チャン フィルムメーカー・イン・フォーカス(Sylvia Chang, Filmmaker in Focus)〜14本
 ・ポール・クリプソン スーパー8 リリシズム(Paul Clipson, Super-8 Lyricism)〜2プログラム
 トリビュート(Tributes)
 ・40年後:小川紳介の伝説(40 Years Later:The Legacy of Ogawa Shinsuke)〜『日本解放戦線 三里塚の夏』、『三里塚 第二砦の人々』、『三里塚 辺田部落』、『三里塚に生きる』(2014)
 ・市川崑 修復4作品(Ichikawa Kon, 4 Classics Restored)〜『炎上』、『おとうと』、『雪之丞変化』、『東京オリンピック』
 ・成瀬巳喜男 生誕110年(Naruse Mikio, 110th Anniversary)〜『めし』、『浮雲』、『娘・妻・母』、『乱れ雲』
 のプログラムがあります。

 全体的には、秋以降の映画祭サーキットをまわってきた作品と、ロッテルダム国際映画祭、ベルリン国際映画祭で上映された作品が多く、その中でもアジア映画を中心にプログラムが組まれています。

 今回の受賞結果は以下の通りです。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【ヤング・シネマ・コンペティション部門】(Young Cinema Competition)

 ※審査員:モフセン・マフマルバフ、ジョナサン・ローゼンバウム(シカゴの映画評論家)、サンドラ・ン、Chris Lee(プロデューサー)

 ◆グランプリ(Firebird Award)
 ◎“Sworn Virgin”(アルバニア・独・伊・コソヴォ・スイス) 監督:Laura Bispuri

 “Sworn Virgin(Vergine giurata)”(アルバニア・独・伊・コソヴォ・スイス) 監督:Laura Bispuri
 出演:アルバ・ロルヴァケル、Flonja Kodheli、ラース・アイディンガー、Luan Jaha、Bruno Shllaku、Ilire Celaj、Drenica Selimaj、Dajana Selimaj、Emily Ferratello
 物語:ハナは、アルバニアの山中の古い村で育った。そこでは昔からの約束事や法律が支配している。彼女は、結婚して、妻として夫に隷属するのが嫌で、アルバニアの伝統法Kanunに則って、自由のために女性性を犠牲にして、処女性を守る誓いをする。以後、彼女は、短剣を授けられて、男として扱われ、名前もマルクと変えられた。10年後、彼女は自分の人生を変えたいと思って、列車に乗り、イタリアに向かう。イタリアには、彼女の姉が家族と一緒に暮らしていたが、姉は彼女のことを歓迎しなかった……。
 ベルリン国際映画祭2015 コンペティション部門出品。
 CPH:PIX 2015出品。
 トライベッカ映画祭2015ワールド・ナラティヴ・コンペティション部門出品。


 ◆審査員賞(Jury Prize)
 ◎“K(The Castle/城堡)”(中・英) 監督:Darhad Erdenibulag、Emyrap Richard

 “K(The Castle/城堡)”(中・英) 監督:Darhad Erdenibulag、Emyrap Richard
 舞台を現代のモンゴルに置き換えた、カフカの『城』の映画化。プロデューサーはジャ・ジャンクー。
 ベルリン国際映画祭2015 フォーラム部門出品。

画像

 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎“The Coffin in the Mountain(心迷宫/殡棺)”(中) 監督:Xin Yukun(忻ト坤)

 “The Coffin in the Mountain(心迷宫/殡棺)”(中) 監督:Xin Yukun(忻ト坤)
 物語:家族の支配から逃れようとしていた若者が、事故により地元のチンピラを殺してしまう。以後、彼の運命は、父親のそれと複雑に絡み合うようになる。家庭内暴力に苦しむ妻がいて、彼女は、昔の恋人の腕の中で安らぎを感じるようになる。彼女が夫の殺害を計画し始めた頃、夫の訃報が届く。正直者の村長がいて、隠居を計画していたが、息子が思いもかけない事件に巻き込まれ、どん底につき落とされる。
 ベネチア国際映画祭2014 ベネチア・デイズ出品。
 釜山国際映画祭2014 アジア映画の窓部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2014 コンペティション部門出品。グランプリ&スペシャル・メンション(脚本賞)受賞。
 台湾・金馬奨2014 脚本賞、新人監督賞ノミネート。

画像

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“K(The Castle/城堡)”(中・英) 監督:Darhad Erdenibulag、Emyrap Richard

 [その他のエントリー作品]
 ・“ATA(照見)”(中) 監督:Chakme Rinpoche(喬美仁波切)
 ・“Big Father, Small Father and Other Stories (CHA VÀ CON VÀ)”(ベトナム・仏・独) 監督:Phan Dang Di
 ・“Borderless (Bedone Marz)”(イラン) 監督:Amirhossein Asgari
 ・“Koza”(スロヴァキア・チェコ) 監督:Ivan Ostrochovsky
 ・“Vanishing Point”(タイ) 監督:Jakrawal Nilthamrong

 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】(Documentary Competition)

 ※審査員:Wan Jen(萬仁)(台湾の監督)、クリス・フジワラ、Wong Bik-wan(黄碧云)(香港の作家)

 ◆グランプリ(Firebird Award)
 ◎“I am the People (Je suis le peuple)”(仏) 監督:Anna Roussillon

 “I am the People (Je suis le peuple)”(仏) 監督:Anna Roussillon
 エジプトの大統領が、ムバラクからムルシーに変わる頃、決してマスコミが取り上げないような小さな村で、人々はどのように「アラブの春」を体験してのか、「革命」は彼らにどういう変化をもたらしたのかを探ったドキュメンタリー。
 イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画祭2014 最優秀ワールド・ドキュメンタリー賞、最優秀1-2回作品賞受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2015出品。

画像

 ◆審査員賞(Jury Prize)
 ◎“A Young Patriot(少年与国)”(中) 監督:Du Haibin(杜海滨)

 “A Young Patriot(少年与国)”(中) 監督:Du Haibin(杜海滨)
 小趙(Zhao Chatong)は、1990年山西省生まれの19歳。彼は、ナショナリストで、熱狂的な毛沢東の崇拝者だ。彼は、国旗を手に、日本の尖閣諸島支配に対し抗議運動をする。しかし、小趙がティーンエイジャーから大人に変わる頃、中国の政治的姿勢の移り変わりにともない、挫折とフラストレーションが積み重ねるようになり、彼の理想主義は崩れていく。

画像

 [その他のエントリー作品]
 ・“1989”(デンマーク・独) 監督:Anders Ostergaard、Erzsebet Racz
 ・“Hotline”(イスラエル・仏) 監督:Silvina Landsmann
 ・“I Want to See the Manager”(独・伊) 監督:Hannes Lang
 ・“Manufacturing Romance(尋愛)”(中) 監督:Chai Hongfang(柴紅芳)、Fan Jian(范倹)
 ・“Nearby Sky (Samma Qarribah)”(UAE) 監督:Nujoom Alghanem
 ・“This is My Land”(仏) 監督:Tamara Erde

 【短編コンペティション部門】(Short Film Competition)

 ※審査員:藤岡朝子、Heinz Hermanns(interfilm Berlin)、Nose Chan Chui Hing(陳慶嘉)(香港の編集技師)

 ◆グランプリ(Firebird Award)
 ◎“Listen”(フィンランド・デンマーク) 監督:Hamy Ramezan、Rungano Nyoni

 “Listen”(フィンランド・デンマーク) 監督:Hamy Ramezan、Rungano Nyoni
 物語:ブルカを来た外国人女性が、息子を連れて、コペンハーゲンの警察にやってくる。彼女は夫からの虐待を訴えているらしいが、通訳は彼女の言うことをそのまま訳するのを躊躇する。
 ストックホルム国際映画祭2014 出品。
 タンペレ国際短編映画祭2015 ヨーロッパ映画賞短編映画賞 タンペレ代表選出、ヤング審査員賞受賞。
 トライベッカ映画祭2015 最優秀ナラティヴ・ショート受賞。

画像

 ◆審査員賞(Jury Prize)
 ◎“A Blue Room”(仏・ポーランド) 監督:Tomasz Siwinski

 <strong◎“A Blue Room”(仏・ポーランド) 監督:Tomasz Siwinski
 物語:男が青い部屋で目覚める。男は、部屋に閉じ込められ、外に出ることができない。部屋には窓があるが、窓は奇妙な現実を映し出す。
 トリュフォーの『緑色の部屋』やヘンリー・ジェームズ作品にインスパイアされて作られた作品。
 カンヌ国際映画祭2014 批評家週間出品。
 パリ映画祭2014出品。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2014 インターナショナル作品ショーケース部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2014出品。
 クレモン・フェラン国際短編映画祭2015出品。

画像

 ◆スペシャル・メンション(Special Mention)
 ◎『レイディ』“Leidi”(英・コロンビア) 監督:Simón Mesa Soto
 物語:「レイディの夫アレクシスはここ数日家に戻っていない。彼女が娘を連れてバナナを買いに町に出たところ、アレクシスが昨晩他の女性とダンスをしていたという噂を耳にする。そこで彼女は夫を探し出して連れ戻すことに決める。」
 カンヌ国際映画祭2014 短編部門出品。パルムドール受賞。
 ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015にて上映。

画像

 【その他の賞】

 ◆SIGNIS Award
 ◎『遥かなる家』“River Road(家在水草丰茂的地方)”(中) 監督:リー・ルイジン(Li Ruijun/李睿珺) [Global Vision]

 『遥かなる家』“River Road(家在水草丰茂的地方)”(中) 監督:リー・ルイジン(Li Ruijun/李睿珺)
 物語:「両親が草原で放牧をしているため、兄のバルテルは祖父母のもとで暮らし、弟のアディケルは学校の寮に住んでいる。兄は弟がひいきされていると嫉妬している。夏休みが来るが父が迎えに来ない。親のもとに帰ることを決めた弟は、すねる兄を説得して、ラクダにまたがる…。」
 『白鶴に乗って』“告訴他們,我乘白鶴去了(Fly with the Crane)”が高い評価を受けたリー・ルイジン監督の最新作。
 東京国際映画祭2014 コンペティション部門出品。

画像

 ◆SIGNIS Award スペシャル・メンション
 ◎“Phoenix”(独) 監督:クリスチャン・ペツォルト [German Cinema Now]

 “Phoenix”(独) 監督:クリスチャン・ペツォルト [German Cinema Now]
 出演:ニーナ・ホス
 物語:ネリー・レンツは、強制収容所の生き残りで、顔に傷を負っていた。彼女は、顔の外科手術を受けた後、夫のヨニーを捜し始める。彼女はついに夫を見つけるが、夫は彼女がネリーであることに気づかない。ヨニーは、ネリーが死んだと考えていて、妻に似た彼女に求婚する。そしてヨニーは、彼女に、ネリーの遺産を手に入れるのに協力してくれと頼み、彼女もそれを了承する。こうして彼女は自分自身のドッペルゲンガーになった。ネリーは知りたかったのだ。夫が自分をずっと愛しているのか、それとも裏切ったのかを。
 トロント国際映画祭2014 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2014 オフィシャル・セレクション出品。国際批評家連盟賞受賞。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事が参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・香港国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_9.html
 ・香港国際映画祭2013
受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_18.html
 ・香港国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年3月〜9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_1.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
香港国際映画祭2015 受賞結果 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる