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zoom RSS カンヌ国際映画祭2015 批評家週間 ラインナップ&受賞結果

<<   作成日時 : 2015/05/28 07:15   >>

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 【批評家週間】

 ※審査員:ロニ・エルカベッツ(Ronit Elkabetz:イスラエルの女優・監督/審査員長)、カテル・キレヴェレ(Katell Quillévéré)、ピーター・サシツキー(Peter Suschitzky:イギリスの撮影監督)、Andréa Picard(カナダのキュレイター・批評家)、Boyd van Hoeij(フランスで活躍するオランダ人映画批評家)

 ◆長編部門

 ・“The Wakhan Front(Ni le ciel ni la terre)”(仏・ベルギー) 監督:Clément Cogitore [ワールド・プレミア]
 出演:ジェレミー・レニエ、スワン・アルロー(Swann Arlaud)、Kévin Azaïs、Marc Robert、フィネガン・オールドフィールド(Finnegan Oldfield)、Clément Bresson、Sâm Mirhosseini
 物語:2014年のアフガニスタン。軍の撤退が近づきつつあり、Antarès Bonassieu隊長と彼の軍隊は、パキスタンとの国境に近い人里離れたWakhanの谷で、監視のミッションを割り当てられた。隊長と部下の尽力にも拘わらず、谷はゆっくりとコントロールできなくなっていく。そして、ある夜、谷から兵士たちが謎の失踪を遂げる……。
 初監督長編。
 Aide Fondation Gan pour la diffusion受賞。

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 ・“Mediterranea”(伊・仏・米・独) 監督:Jonas Carpignano [インターナショナル・プレミア]
 物語: Ayivaは、妹や娘を養う方法を見つけるために、ブルキナファソの家を出た。彼は、違法な密輸入が得意で、自分と友人のAbasとともに、アフリカを抜け出して、ヨーロッパへと向かう。着いた先はイタリア。彼は、そこで身を落ち着かせようとするが、地域の緊張が高まっていて、それを乗り越るには先立つものが必要だった……。
 短編作品で、ベネチアやカンヌで受賞を重ねているJonas Carpignanoの初監督長編。

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 ・“Dégradé”(パレスチナ・仏・カタール) 監督:Arab & Tarzan Nasser [ワールド・プレミア]
 物語:現在のガザ地区。クリスティーヌの美容室は、女性客で繁盛している。客の中には、苦い離婚経験者や信心深い女性、麻薬中毒者、結婚間近の娘などもいる。ところが、通りで銃声が聞こえて、彼らの日常が中断される。ギャング一家がガザの動物園からライオンを盗み出したらしい。ハマスは、日頃の恨みを晴らす決心をする。美容院は立ち往生し、女性たちはバラバラになり始める。
 初監督長編。

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 ・“Sleeping Giant”(カナダ) 監督:Andrew Cividino [ワールド・プレミア]
 物語:アダムはティーンエージャーで、夏休みに両親と一緒に、スペリオル湖岸の岩地にやってきた。彼は、そこで、イカしているいとこのライリーやネイトと友だちになり、自由に遊びまわったり、崖から無謀なジャンプをしたりして、退屈とは無縁の時間を過ごすようになった。ところが、ある秘密が明らかになって、思いもかけないことが立て続けに起こり、彼らの友情は試されることになる。
 2014年に発表した同名の短編の長編バージョン。
 初監督長編。

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 ・“Krisha”(米) 監督:Trey Edward Shults [インターナショナル・プレミア]
 出演:クリシャ・フェアチャイルド(Krisha Fairchild)、Robyn Fairchild、ビル・ワイズ(Bill Wise)、Chris Doubek、Olivia Grace Applegate、Alex Dobrenko、ブライアン・キャサリー(Bryan Casserly)、Chase Joliet、オーガスティーン・フリッツェル(Augustine Frizzell)
 物語:数年ぶりに、クリシャが、家族のホリデーの集まりに参加する。彼女は、過去の過ちを修復しようとしているようで、七面鳥を調理したりして、愛する者たちに自分が変わったことを証明しようとする。ところが、彼女の妄想が、その日を忘れられない一日に変えてしまう。
 2014年に発表した同名の短編の長編版。初監督長編。
 SXSW映画祭2015 長編ナラティヴ部門出品。審査員大賞受賞。
 ナッシュヴィル映画祭2015 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。女優賞受賞(クリシャ・フェアチャイルド)。

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 ・“Land and Shade(La tierra y la sombra)”(コロンビア・仏・オランダ・チリ・ブラジル) 監督:セサル・アウグスト・アセベド(César Augusto Acevedo) [ワールド・プレミア]
 物語:アルフォンソは、年輩の農夫で、重い肺の病気になった息子ヘラルドの面倒をみるために家に戻ってきた。家には、かつての妻とヘラルドの嫁、そしてヘラルドの息子が住んでいる。風景は、ほとんど荒地といっていいほどで、家のまわりをサトウキビの大きなプランテーションが囲んでいる。サトウキビ畑では、収穫のために野焼きが行なわれ、絶え間なく灰塵が空へと立ち上る。その灰塵がヘラルドの肺を悪くしたのだ。家を出てから17年。アルフォンソは、家族を修復し、守ろうとする。
 共同脚本作品『ロス・ホンゴス』“Los Hongos”がロッテルダムやロカルノで受賞し、監督した短編作品も高い評価を受けたセサル・アウグスト・アセベドの初監督長編。
 カメラドール、Prix Révélation France 4(ヴィジョナリー賞)、SACD賞受賞。

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 ・“Paulina(La patota)”(アルゼンチン・ブラジル・仏) 監督:Santiago Mitre [ワールド・プレミア]
 物語:28歳のパウリーナは、前途ある弁護士としてのキャリアを捨てて、アルゼンチンの後進地域に教師として赴任する。彼女は、ボーイフレンドと、地元の有力な判事である父親の信頼を犠牲にして、過酷な環境で、教師としての使命と政治的公約を全うしようと決めたのだ。しかし、彼女は、到着してまもなく、若いギャングのひとりから暴力的な歓迎を受ける。彼女を襲った若者は、彼女が教えるはずの生徒のひとりでもあった。パウリーナは、暴力を受けたことがトラウマになり、理解してもらえないことに苦しんだが、行動をもって自分が敵ではないことをわかってもらうしかなかった。
 グランプリ、国際批評家連盟賞受賞。

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 ◆特別上映

 ・“The Anarchists(Les Anarchistes)”(仏) 監督:Elie Wajeman [ワールド・プレミア]
 出演: タハール・ラヒム、アデル・エグザルコプロス、スワン・アルロー(Swann Arlaud)、ギヨーム・グイ(Guillaume Gouix)、Karim Leklou、Sarah Le Picard、セドリック・カーン、エミリー・ドゥ・プレザック(Emilie De Preissac)
 物語:1899年のパリ。Jean Albertini伍長は、孤児という卑しい出自を背負っていた。彼に、アナーキスト・グループへの潜入が命じられたが、これに成功すれば、出世がかなうかもしれなかった。しかし、猶予がなくて、妥協せざるを得ず、彼は次第に自己矛盾を起こしていく。自分に都合の悪い報告を上官であるギャスパーに伝える一方で、自分がアナーキストたちに共感し始めていることに気づくのだ……。
 批評家週間オープニング作品。

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 ・“Learn by Heart(La Vie en grand)”(仏) 監督:マチュー・ヴァドピエ(Mathieu Vadepied) [ワールド・プレミア]
 物語:アダマは14歳で、パリ郊外のBondyに母親と2間のフラットで暮らしている。彼は、明るい生徒だったが、学校で落第する。というのも、彼の母親は、夜勤の清掃婦で、家事はすべて彼の仕事になっていて、勉強どころではなかったからだ。アダマの年下のスクールメイト、アマドウが、麻薬の手入れが行なわれた場所で、大量のハシシを見つける。アダマは、これを近所の金持ちの子女たちに売って、金儲けしようと企む。2人は、お金とブツを別々に管理する、セーフティーなシステムを作りあげる。すべては順調のはずだった、大人の麻薬ディーラー、ケヴィンに目をつけられるまでは。ケヴィンは、彼らであれば、警察の目をかいくぐって、取引を拡大できると考え、彼らを酷使する。アダマとアマドウが、ブツの隠し場所に選んだのは、学校の使われていない教室だった。皮肉なことに、そのせいで学校を追われたはずのアダマは、勉強したいと思うようになり、実際にルイ・アラゴンの詩を覚え、学問を楽しむようにすらなっていく。
 『リード・マイ・リップス』や『最強のふたり』などの撮影監督として知られるマチュー・ヴァドピエの初監督長編。
 批評家週間クロージング作品。

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 ・“Two Friends(Les Deux Amis)”(仏) 監督:ルイ・ガレル [ワールド・プレミア]
 出演:ゴルシフテ・ファラハニ、ヴァンサン・マケーニュ、ルイ・ガレル
 物語:クレマンは、映画のエキストラで、サンドイッチ・バーで売り子をしているモナを愛していた。ところが、モナには秘密があり、それが彼女との関係をとらえどころのないものにしていた。何とかしてモナの心を勝ち取りたい。そんな時、唯一の親友アベルが助けの手を差し伸べてくれる。クレマンとアベルの冒険の物語が始まる……。
 初監督長編。

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 ・“Coin Locker Girl(차이나타운/ Chainataun)”(韓) 監督:ハン・ジュニ(Han Jun-hee) [インターナショナル・プレミア]
 出演:キム・ヘス、キム・コウン、Um Tae-Goo、Park Bo-Gum、Ko Gyung-Pyo
 物語:生まれたばかりの赤ん坊が、地下鉄のコインロッカー#10に棄てられる。8年後、その娘イリョンは、借金の取り立て屋をしているチャイナタウンの「ママ」に売り払われ、彼女のファミリーの1人になる。有能なものだけが、チャナタウンの彼女のファミリーで生き抜いていくことができる。残酷で厳しい世界を生き抜くために、自らの道を見出していく2人の女の物語。
 『パボ』(2008)でアシスタント・ディレクターを務め、『サイコメトリー〜残留思念〜』(2013)で脚本を手がけたハン・ジュニの初監督作品。

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 ◆短編・中編部門

 ・“The Dragon's Demise(La Fin de dragon)”(仏) 監督:Marina Diaby

 ・“Monsters Turn Into Lovers(Jeunesse des Loups-Garous)”(仏) 監督:Yann Delattre

 ・“Chickenpox(Varicella)”(伊) 監督:Fulvio Risuleo
 物語:水痘は、幼い時にかかれば、問題はない。しかし、大人になってからかかると、とても危険だ。ママは、息子のカルロがまだ水痘にかかっていないことを心配する。息子の成長は早い。できるだけ早く水痘を済ませなければ……。
 Prix Découverte Sony CineAlta du court métrage受賞。

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 ・“Everything Will Be Okay(Alles wird gut)”(独) 監督:Patrick Vollrath

 ・“Ramona”(ルーマニア) 監督:Andrei Crețulescu
 物語:1人の娘。1つの車。1つの夜。偶然の一致などない。
 短編3部作の最終話。第1作“Bad Penny”(2013)はトランシルヴァニア国際映画祭に出品し、第2作“Kowalski”(2014)は、ワルシャワ国際映画祭に出品。既に長編第1作の制作をスタートさせている。
 Canal+賞受賞。

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 ・“Boys(Pojkarna)”(スウェーデン) 監督:Isabella Carbonell

 ・“The Fox Exploits the Tiger’s Might”(インドネシア) 監督:Lucky Kuswandi

 ・“Love Comes Later”(米) 監督:Sonejuhi Sinha

 ・“Too Cool for School”(米) 監督:Kevin Phillips

 ・“Command Action”(ブラジル) 監督:João Paulo Miranda Maria

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 *当ブログ記事

 ・カンヌ国際映画祭2015 コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_8.html

 ・カンヌ国際映画祭2015 アウト・オブ・コンペティション部門、ある視点部門、特別招待部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_14.html

 ・カンヌ国際映画祭2015 ミッドナイト・スクリーニング部門、短編部門、シネフォンダシオン部門、カンヌ・クラシック部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_17.html

 ・カンヌ国際映画祭2015 監督週間:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_26.html

 ・カンヌ国際映画祭2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_20.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年3月〜9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_1.html

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