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zoom RSS シネマ・アイ・オナーズ2015 受賞結果!

<<   作成日時 : 2015/01/11 21:40   >>

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 第8回シネマ・アイ・オナーズの結果が発表されました。(1月7日)

 「シネマ・アイ・オナーズ」は、2008年より、映画監督のAJ Schnackとトロント国際映画祭のドキュメンタリー部門のプログラマーThom Powers,によって始められたキュメンタリー映画に特化した映画賞で、略さずに言うと「The Cinema Eye Honors for Nonfiction Filmmaking」、となります。

 撮影、編集、音楽など、ドキュメンタリー作品のさまざまな側面に着目した部門、および、TV作品や短編ドキュメンタリーなどの部門を設けて、なかなか注目されることの少ないドキュメンタリー作品や、ドキュメンタリー映画のスタッフにもスポットライトを当て、その功績を讃えることを目的としています。

 ノミネーション作品は、サンダンス、ベルリン、True/False、SXSW、Full Frame、トライベッカ、サンフランシスコ、Hot Docs、カンヌ、シェフィールド、AFI Docs、ロサンゼルス、トロント、Camden、CPH:DOX、IDFAの映画祭のうち、
 3つの映画祭で上映されているか、
 2つの映画祭で上映されて、そのうちの1つでグランプリを受賞しているか、
 2つの映画祭で上映されて、北米で5000ドル以上のボックスオフィスを記録しているか、
 2つの映画祭で上映されて、そのほか指定する10の映画祭のうちの1つで上映されているか、
 北米で2万ドル以上のボックスオフィスを記録しているか、
 という条件のいずれを満たした作品の中から、ドキュメンタリー映画のプログラミングを行なっている世界のプログラマーやキュレーター約25名で構成される「ノミネーション委員会」により決定されています。

 受賞者・受賞作品は、600人以上から構成される投票メンバー(のうちの約200〜300人)の投票によって、決定されています。

 過去の長編ドキュメンタリー賞受賞作には、『マン・オン・ワイヤー』、『ザ・コーヴ』、『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』、『壊された5つのカメラ』などがあります。

 本年度の各賞の結果は、以下の通り。

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 ◆長編ドキュメンタリー賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Feature Filmmaking)
 ・『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』(英) 監督:イアン・フォーサイス、ジェーン・ポラード
 ◎“CitizenFour” (独・米) 監督:ローラ・ポイトラス(Laura Poitras)
 ・“Life Itself” (米) 監督:スティーヴ・ジェームズ
 ・“The Overnighters”(米) 監督:Jesse Moss
 ・“Virunga” (英) 監督:Orlando von Einsiedel

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 ◆監督賞(Outstanding Achievement in Direction)
 ・Robert Greene “Actress”(米)
 ◎ローラ・ポイトラス “CitizenFour”
 ・スティーヴ・ジェームズ “Life Itself”
 ・Jesse Moss “The Overnighters”
 ・ニック・ブルームフィールド “Tales of the Grim Sleeper”(米・英)

 ローラ・ポイトラスは、2011年のThe Oath”に続き、2度目の監督賞受賞。

 ◆撮影賞(Outstanding Achievement in Cinematography)
 ◎エリック・ウィルソン(Erik Wilson) 『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』
 ・ローラ・ポイトラス、Kirsten Johnson、Katy Scoggin、Trevor Paglen “CitizenFour”
 ・Ross Kauffman、Rachel Beth Anderson “The E-Team”(米)(監督:Katy Chevigny、ロス・カウフマン(Ross Kauffman))
 ・Niels van Koevorden “Ne Me Quitte Pas”(オランダ・ベルギー) 監督:Sabine Lubbe Bakker、Niels van Koevorden
 ・アンドリュー・ドロス・パレルモ(Andrew Droz Palermo) 『リッチヒル 貧困社会に生きる子どもたち』“Rich Hill”(米) 監督:アンドリュー・ドロス・パレルモ、Tracy Droz Tragos
 ◎Franklin Dow、Orlando von Einsiedel “Virunga”

 ◆編集賞(Outstanding Achievement in Editing)
 ・Robert Greene “Actress”
 ・Kate Amend 『アゲンスト8』“The Case against 8”(米) 監督:ベン・コトナー(Ben Cotner)、ライアン・ホワイト(Ryan White)
 ◎マティルド・ボンフォワ(Mathilde Bonnefoy) “CitizenFour”
 ・スティーヴ・ジェームズ、David E. Simpson “Life Itself”
 ・Sabine Lubbe Bakker、Niels van Koevorden “Ne Me Quitte Pas”
 ・マーシャル・カリー(Marshall Curry) “Point and Shoot”(米) 監督:マーシャル・カリー(Marshall Curry)

 ◆グラフィック・デザイン/アニメーション賞(Outstanding Achievement in Graphic Design or Animation)
 ・Kyle McKeveny、Matt St. Leger “Captivated: The Trials of Pamela Smart”(米・英) 監督:Jeremiah Zagar
 ◎Syd Garon 『ホロドフスキーのDUNE』(米)(監督:フランク・パヴィッチ)
 ◎MK12 “Particle Fever”(米) 監督:Mark Levinson
 ・Philippe Gariepy、Benoit St. Jean “Red Army”(英・ロシア) 監督:ギャビー・ポルスキー(Gabe Polsky)
 ・Steven Do “The Unknown Known”(米)(監督:エロール・モリス)

 ◆オリジナル作曲賞(Outstanding Achievement in Original Music Score)
 ◎ニック・ケイヴ、ウォーレン・エリス(Warren Ellis) 『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』
 ・デイヴィッド・ウィンゴ(David Wingo) “The Great Invisible”(米) 監督:Margaret Brown
 ・Joshua Abrams “Life Itself”
 ・David Perlick-Molinari “Mateo”(日・キューバ・米)(監督:Aaron I. Naar)
 ・Edwyn Collins “The Possibilities Are Endless”(英)(監督:ジェームズ・ホール(James Hall)、エド・ラヴレース(Edward Lovelace))

 ◆プロダクション賞(Outstanding Achievement in Production)
 ・ベン・コトナー(Ben Cotner)、ライアン・ホワイト(Ryan White) 『アゲンスト8』“The Case Against 8”
 ◎ローラ・ポイトラス、マティルド・ボンフォワ(Mathilde Bonnefoy)、Dirk Wilutzky “CitizenFour”
 ・Katy Chevigny、ロス・カウフマン(Ross Kauffman)、Marilyn Ness “The E-Team”
 ・Orwa Nyrabia、Hans Robert Eisenhauer 『ホムスに生きる今〜シリア 若者たちの戦場〜』“Return to Homs”(シリア・独) 監督: タラール・デルキ(Talal Derki)
 ・Joanna Natesegara、Orlando von Einsiedel “Virunga”

 ◆デビュー作品賞(Outstanding Achievement in a Debut Feature Film)
 ・『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』
 ・“Approaching the Elephant”(米) 監督:Amanda Rose Wilder
 ・“Evolution of a Criminal”(米) 監督:Darius Clark Monroe
 ◎“Finding Vivian Maier”(米) 監督:John Maloof、Charlie Siskel
 ・『ホムスに生きる今〜シリア 若者たちの戦場〜』“Return to Homs”

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Short Filmmaking)
 ・“Hacked Circuit”(米) 監督:Deborah Stratman
 ・“Joanna”(ポーランド) 監督:Aneta Kopacz
 ◎“The Lion's Mouth Opens”(米) 監督:ルーシー・ウォーカー
 ・“Notes on Blindness”(英) 監督:ピーター・ミドルトン(Peter Middleton)、James Spinney
 ・“One Year Lease”(米) 監督:Brian Bolster

 “Joanna”と“The Lion's Mouth Opens”は、米国アカデミー賞2015短編ドキュメンタリー賞ショートリスト。

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 ◆TV作品賞(Outstanding Achievement in Nonfiction Films Made for Television)
 ・“American Masters: Jimi Hendrix – Here My Train a Comin'”(PBS/American Masters) 監督:ボブ・スミートン(Bob Smeaton) プロデューサー:John McDermott
 ・“The Education of Muhammad Hussein”(HBO Documentary Films) 監督&プロデューサー:ハイディ・ユーイング(Heidi Ewing)、レイチェル・グレイディ(Rachel Grady)
 ・“Hillsborough”(ESPN/30 for 30 Soccor Stories) 監督:ダニエル・ゴードン(Daniel Gordon) プロデューサー:ダニエル・ゴードン、Deirdre Fenton、Erin Leyden、Libby Geist
 ◎“The Price of Gold”(ESPN/30 for 30) 監督:ナネット・バースタイン(Nanette Burstein) プロデューサー:Libby Geist
 ・“Six by Sondheim”(HBO Documentary Films) 監督:ジェームズ・ラパイン(James Lapine) プロデューサー:Frank Rich、Liz Stanton

 ◆スポットライト賞(Spotlight Award)
 劇場公開中もしくは公開待機中の作品、および、まもなくDVDリリースされるような作品に、スポットライトを当てる目的で設けられている賞。
 ◎“1971”(米) 監督:Johanna Hamilton
 ・“Evaporating Borders”(米・キプロス) 監督:Iva Radivojevic
 ・“An Honest Liar”(米・西・伊・カナダ) 監督:Justin Weinstein、Tyler Measom
 ・“Living Stars”(アルゼンチン) 監督:ガストン・ドゥプラット(Gaston Duprat)、マリアノ・コーン(Mariano Cohn)
 ・“My Name is Salt”(スイス・インド) 監督:Farida Pacha

 ◆観客賞(Audience Choice Prize)
 ・『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』
 ・『アゲンスト8』“The Case Against 8”
 ・“CitizenFour”
 ・“Elaine Stritch: Shoot Me”(米) 監督:Chiemi Karasawa
 ・“Finding Vivian Maier”
 ・『ホドロフスキーのDUNE』
 ◎“Keep On Keepin’ On”(米) 監督:Alan Hicks
 ・“Life Itself”
 ・“Mistaken for Strangers”(米) 監督:Tom Berninger
 ・“Particle Fever”

 ◆第5回ヘテロドックス賞(Heterodox Award) 2014年12月8日発表
 ドキュメンタリーとフィクションの境界にあるような作品をピックアップしたセクション。
 ・『闇をはらう呪文』“A Spell To Ward Off The Darkness”(仏・エストニア・独) 監督:ベン・ラッセル、ベン・リヴァース
 ◎『6才のボクが、大人になるまで。』(米) 監督:リチャード・リンクレイター
 ・『神様なんかくそくらえ』“Heaven Knows What”(米) 監督:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ
 ・“Stop The Pounding Heart”(米・伊・ベルギー) 監督:Roberto Minervini
 ・『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(英・米・スイス) 監督:ジョナサン・グレイザー

 ◆レガシー賞(The 2015 Legacy Award)
 長期にわたって影響を持ち続けるドキュメンタリー作品に贈られる賞。
 ◎『パリ、夜は眠らない。』(1990/米) 監督:ジェニー・リヴィングストン

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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・“CitizenFour”(4/6):作品・監督・撮影・編集・プロダクション・観客
 ・『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』(2/5):作品・撮影・作曲・デビュー・観客
 ・“Life Itself”(0/5):作品・監督・編集・作曲・観客
 ・“Virunga”(0/3):作品・撮影・プロダクション
 ・『アゲンスト8』(0/3):編集・プロダクション・観客
 ・“The Overnighters”(0/2):作品・監督
 ・“Actress”(0/2):監督・編集
 ・“The E-Team”(0/2):撮影・プロダクション
 ・“Ne Me Quitte Pas”(0/2):撮影・編集
 ・『ホロドフスキーのDUNE』(1/2):グラフィック・観客
 ・“Particle Fever”(1/2):グラフィック・観客
 ・『ホムスに生きる今〜シリア 若者たちの戦場〜』(0/2):プロダクション・デビュー
 ・“Finding Vivian Maier”(1/2):デビュー・観客

 結果は、“CitizenFour”の圧勝でした。

 映画やドキュメンタリー製作への脅威となりかねない題材を扱った“CitizenFour”は、映画人たち(映画批評家を含む)にとってもやはり無視できないということでしょうか。

 本年度の受賞者は、女性監督ばかりになりました。

 【PHOTO GALLERY】

 ・Jesse Moss

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 ・Orlando von Einsiedel 、Joanna Natesegara

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 ・スティーヴ・ジェームズ

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 ・Robert Greene、Brandy Burr

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 ・ベン・コトナー、ライアン・ホワイト

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 ・Amanda Rose Wilder

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 ・アル・メイスルズ、D・A・ペネベイカー

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 *当ブログ記事

 ・シネマ・アイ・オナーズ2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_18.html
 ・シネマ・アイ・オナーズ2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_35.html

 ・IDAアワード2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_17.html

 ・米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品 134本 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_14.html
 ・米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品 解説:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_15.html

 ・米国アカデミー賞2015 短編ドキュメンタリー賞 ショートリスト!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_15.html

 ・サンダンス映画祭2014 US部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_61.html
 ・サンダンス映画祭2014 ワールド・シネマ部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_62.html
 ・サンダンス映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_75.html

 ・SXSW映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_21.html

 ・トライベッカ映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_31.html

 ・HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201405/article_4.html

 ・シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_18.html

 ・AFI Docs 2014 ベスト・オブ・フェスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_26.html

 ・国際的に重要な約15のドキュメンタリー映画祭:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_27.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月〜2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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