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zoom RSS IDAアワード2014 受賞結果! “CitizenFour”がまた1冠!

<<   作成日時 : 2014/12/06 19:15   >>

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 国際ドキュメンタリー協会(International Documentary Association /IDA)が贈る第30回IDAアワードの受賞結果が発表されました。(12月5日)

 【IDAアワード】

 IDAは、ドキュメンタリー作品の作り手の支援やドキュメンタリー作品の上映機会の増加のための活動を行なっている非営利団体で、ロサンゼルスに本部があり、世界53カ国に2800人の会員を有しています。

 IDAアワードは、そんな非営利団体が贈る賞ということで、一見地味〜な印象も受けますが(実際のところ、あまり陽の目を見ないドキュメンタリー作品に積極的にスポットライトを当てようとしているようなところがあり、シリアスな作品も多いのですが)、ユニークな題材を扱った作品も多く、さまざまな映画祭で評価された作品もたくさん取り上げられています。

 過去の受賞作には、『光、ノスタルジア』、『ヴィック・ムーニーズ/ごみアートの奇跡』、『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』、『ウォー・チャイルド』、『神は僕らを見放した』、『イラクのカケラを集めて』、『未来を写した子どもたち』、『華氏911』、『イメルダ』、『バス174』、『SUGIHARA: Conspiracy Of Kindness〜杉原千畝 善意の陰謀』、などがあります。

 IDAアワードは、以前は、米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の前哨戦というようなポジションにはなかったのですが、選考基準が変わったのか、一昨年からアカデミー賞に絡んできそうな作品が多くノミネートされるようになってきています。

 結果として、一昨年度は、『シュガーマン 奇跡に愛された男』と“The Invisible War”がIDAアワード長編部門と米国アカデミー賞ドキュメンタリー賞の双方でノミネートされ、ともに『シュガーマン 奇跡に愛された男』が受賞。昨年度は、米国アカデミー賞ドキュメンタリー賞を受賞した『バックコーラスの歌姫たち』は、IDAアワードにはノミネートされていませんでしたが、『アクト・オブ・キリング』や“The Square (Al Midan)”がノミネートされ、後者が受賞を果たしています。

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 ◆長編部門(Best Feature Award)

 ◎“CitizenFour” (独・米) 監督:ローラ・ポイトラス(Laura Poitras)
 “The Oath”などを手がける監督・プロデューサー、ローラ・ポイトラスは、2013年1月に、イギリスのジャーナリストGlenn Greenwaldとともに、香港で、エドワード・スノーデンと会い、米・国家安全保障局(NSA)によるPRISM(監視プログラム)によって、違法に無差別の監視が行なわれていることを示す証拠の文書を手渡される。ポイトラスは、その2年前から、監視に関する映画の製作を進めてる最中て、スノーデンが彼女にアプローチしてきた時の名前が“CitizenFour”であった。スノーデンは、国家安全保障局の監視のアナリストであり、彼が、ポイトラスを選んだのは、彼女が長らく政府による監視に関心を持ち、何度も空港で足止めされたり、脅されたりしていることを知っていたからだった。政府による監視は、電話やメール、クレジット・カード、ウェブなどに及び、そうした事実は、われわれを取り巻く世界やメディアに衝撃を与えずにおかない。
 スノーデンの起こした行動に対し、Glenn Greenwaldは「ガーディアン」紙で記事を発表し、ポイトラスは、本作でそれを映像化した。
 本件に関し、ポイトラスは、昨年は、IDAアワードで、言論の自由を追求した勇気あるフィルムメーカーに贈られるCourage Under Fire Awardを受賞している。
 ニューヨーク映画祭2014、BFIロンドン映画祭2014、DOKライプチヒ2014、CPH:DOX2014、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2014出品。
 ゴッサム・アワード2014ドキュメンタリー賞ノミネート。
 ニューヨーク映画批評家協会賞2014 ドキュメンタリー賞受賞。
 IDAアワード2014 長編ドキュメンタリー賞ノミネート。
 シネマ・アイ・オナーズ2015 長編ドキュメンタリー賞・監督賞・撮影賞・編集賞・プロダクション賞・観客賞 ノミネート。
 インディペンデント・スピリット・アワード2015 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 サテライト・アワード2015 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞ショートリスト。

画像

 ・“Finding Vivian Maier” (米) 監督:John Maloof、Charlie Siskel
 ・“Point and Shoot” (米) 監督:マーシャル・カリー(Marshall Curry)
 ・“The Salt of the Earth” (ブラジル・伊・仏) 監督:ヴィム・ヴェンダース、Juliano Ribeiro Salgado
 ・“Tales of the Grim Sleeper”(米・英) 監督:ニック・ブルームフィールド(Nick Broomfield)

 ◆短編部門(Best Short Award)

 ◎“Tashi and the Monk”(インド) 監督:Andrew Hinton、Johnny Burke
 Lobsanは、元僧侶で、かつては米国でスピリチュアル・ティーチャーをしていたが、インドに戻り、今は、ヒマラヤの麓で、孤児や見捨てられた子供たちのためのコミュニティーを作っている。そこにアル中の父親を持ち、問題のある過去を抱えたTashiが加わる。彼女は、最年少だったが、あらゆることで、先にいた子供たちと衝突していく。Lobsanは、そんなTashiに、傷つけられ、棄てられた魂を見、と同時に、彼女がそこから成長しようとしている姿を見出す。彼自身、粗野で、問題を抱えた孤児だったこともあり、彼は、Tashiに、単なる同情以上のものを感じる。本作は、Lobsanと彼の84人の子供たちの肖像であり、多くの世界の闇と同時に、美しく輝ける光を映し出していく。

画像

 ・“Ghost Train”(オーストラリア) 監督:Kelly Hucker、James Fleming
 ・“Our Curse (Nasza klatwa)”(ポーランド) 監督:Tomasz Śliwiński
 ・“Prison Terminal: The Last Days of Private Jack Hall”(米) 監督:Edgar Barens
 ・“The Queen(La Reina)”(アルゼンチン) 監督:Manuel Abramovich

 ◆シリーズ部門(Best Curated Series Award)

 ・“American Experience”(PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー:Mark Samels、シニア・プロデューサー:Sharon Grimberg

 ・“American Masters”(PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー:スーザン・レイシー(Susan Lacy)

 ◎“Independent Lens”(Independent Television Service (ITVS) in association with PBS)  エグゼクティヴ・プロデューサー:Sally Jo Fifer 副エグゼクティヴ・プロデューサー:Lois Vossen

 ・“POV”(POV / PBS) エグゼクティヴ・プロデューサー:Simon Kilmurry シリーズ・プロデューサー:クリス・ホワイト(Chris White)

 ・“Real Sports with Bryant Gumbel”(HBO Sports)  エグゼクティヴ・プロデューサー:Rick Bernstein

 ◆限定シリーズ部門(Best Limited Series Award)

 ・“Chicagoland”(CNN/ BCTV and Sundance Productions) エグゼクティヴ・プロデューサー:Mark Benjamin、マーク・レヴィン、Laura Michalchyshyn、ロバート・レッドフォード

 ・“COSMOS: A SpaceTime Odyssey”(FOX / National Geographic Channel) エグゼクティヴ・プロデューサー:ブラノン・ブラーガ(Brannon Braga)、Mitchell Cannold、アン・ドルーヤン(Ann Druyan)、セス・マクファーレン

 ・“The Sixties”(CNN / Playtone and Herzog & Co) エグゼクティヴ・プロデューサー:ゲイリー・ゴーツマン、トム・ハンクス、マーク・ヘルツォーク(Mark Herzog)

 ◎“Time of Death”(Showtime) エグゼクティヴ・プロデューサー:Cynthia Childs、ダン・カットフォース(Dan Cutforth)、Casey Kriley、ジェーン・リプシッツ(Jane Lipsitz)、アレクサンドラ・リプシッツ(Alexandra Lipsitz) 共同エグゼクティヴ・プロデューサー:Miggi Hood、Sandy Shapiro

 ・“Years of Living Dangerously”(Showtime)  エグゼクティヴ・プロデューサー:Daniel Abbasi、Joel Bach、ジェームズ・キャメロン、David Gelber、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェリー・ワイントローブ

 ◆エピソード部門(Best Episodic Series Award)

 ・“Anthony Bourdain Parts Unknown”(CNN) エグゼクティヴ・プロデューサー:and Host: Anthony Bourdain エグゼクティヴ・プロデューサー:クリス・コリンズ(Chris Collins)、Lydia Tenaglia、Sandra Zweig

 ・“Morgan Spurlock Inside Man”(Warrior Poets/CNN) エグゼクティヴ・プロデューサー&ホスト:モーガン・スパーロック エグゼクティヴ・プロデューサー:ジェレミー・チルニック(Jeremy Chilnick)、Mathew Galkin

 ・“Oprah’s Master Class”(OWN/ Harpo Studios) エグゼクティヴ・プロデューサー:ジョン・ケイメン(Jon Kamen)、Jonathan Sinclair、ジャスティン・ウィルクス(Justin Wilkes)、オプラ・ウィンフリー

 ◎“Our America with Lisa Ling”(OWN) エグゼクティヴ・プロデューサー:Amy Bucher、Gregory Henry、Lisa Ling、David Shadrack Smith

 ・“VICE”(HBO) エグゼクティヴ・プロデューサー:BJ Levin、ビル・マー(Bill Maher)、Eddy Moretti、Shane Smith

 ◆ショート・フォーム・シリーズ部門(Best Short Form Series Award)

 ・“A Short History of the Highrise”(NFB、ニューヨーク・タイムズ) エグゼクティヴ・プロデューサー:ジェイソン・スピンガーン=コフ(Jason Spingarn-Koff)、シルヴァ・バスマジアン(Silva Basmajian)

 ・“Last Chance High”(VICE News) エグゼクティヴ・プロデューサー:Jason Mojica

 ・“Op-Docs”(ニューヨーク・タイムズ) エグゼクティヴ・プロデューサー:ジェイソン・スピンガーン=コフ(Jason Spingarn-Koff)

 ◎“Planet Money Makes a T-shirt”(NPR) エグゼクティヴ・プロデューサー:Alex Blumberg

 ・“Russian Roulette”(VICE News) エグゼクティヴ・プロデューサー:Jason Mojica、Kevin Sutcliffe

 ◆学生部門(David L. Wolper Student Documentary Award)

 ・“Cast in India” 監督:Natasha Raheja(ニューヨーク大学)

 ・“Evaporating Borders” 監督:Iva Radivojevic(CUNY - Hunter College)

 ・“Hotel 22” 監督:Elizabeth Lo(スタンフォード大学)

 ◎“My Dad's a Rocker” 監督:Zuxin Hou(南カリフォルニア大学)

 ・“Solitary Plains” 監督:J. Christian Jensen(スタンフォード大学)

 ◆ヒューマニタス部門(Humanitas Award)
 われわれを分断する無知の壁を破壊し、文化や人種、ライフスタイル、政治的信条、信仰の異なる人間の希望や恐れを示した作品に贈られる。

 ・“How I Got Over”(米) 監督:Nicole Boxer

 ・“Keep On Keepin’ On”(米) 監督:Alan Hicks

 ◎“Limited Partnership”(米・オーストラリア) 監督:Thomas G. Miller

 ◆ビデオソース(ABCNews Videosource Award)
 ニュース映像を、ドキュメンタリーに不可欠の要素として、最も優れた形で活用した作品に贈られる。

 ◎“1971”(Independent Lens/ PBS) 監督:Johanna Hamilton

 ・“The Assassination of President Kennedy”(CNN / Playtone and Herzog & Co) エグゼクティヴ・プロデューサー:ゲイリー・ゴーツマン、トム・ハンクス、マーク・ヘルツォーク(Mark Herzog)

 ・“Captivated The Trials of Pamela Smart”(HBO Documentary Films) 監督:Jeremiah Zagar

 ・“Concerning Violence”(Kino Lorber) 監督:Göran Hugo Olsson

 ・“The Joe Show”(Investigation Discovery / Film Buff) 監督:Randy Murray

 【技術部門賞】 (Creative Recognition Awards)

 ◆脚本賞(Best Writing)
 ◎John Maloof & Charlie Siskel “Finding Vivian Maier”

 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ◎Hatuey Viveros Lavielle “Elevator”(メキシコ)(監督:Adrián Ortiz Maciel)

 ◆編集賞(Best Editing)
 ◎Don Kleszy “Last Days in Vietnam”(米)(監督:Rory Kennedy)

 ◆音楽賞(Best Music)
 ◎ニック・ウラタ(Nick Urata) “Alfred and Jakobine”(英・米)(監督:Jonathan Howells)

 【特別賞・名誉賞】

 ◆Pare Lorentz Award
 ドキュメンタリー作品を通して、自然環境や、公正、緊急の社会問題に対して焦点を当てた優れたフィルムメーカーに贈られる。

 ◎“Tashi and the Monk”(HBO Documentary Films) 監督:Andrew Hinton、Johnny Burke

 ◆キャリア貢献賞(Career Achievement Award)
 ◎ロバート・レッドフォード

 ◆パイオニア賞(The Pioneer Award)
 ◎フェントン・ベイリー、ランディ・バルバート
 フェントン・ベイリーとランディ・バルバートは、『VOGUE ファッション誌、モードへの昇華』(2012)や『インサイド・ディープ・スロート』(2004)、『パーティ★モンスター』 (2003)などで知られる監督・プロデューサー。

 ◆IDA’s Preservation and Scholarship award
 ◎リティー・パニュ

 ◆エマージング・ドキュメンタリー・フィルムメーカー賞(Emerging Documentary Filmmaker Award)
 ◎Darius Clark Monroe
 Darius Clark Monroeは、初長編ドキュメンタリー“Evolution of a Criminal”を手がけた監督・プロデューサー。

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 IDAアワードには、“Life Itself”はノミネートされていませんでしたが、これでまた、全米映画賞レース2014の長編ドキュメンタリー部門は“CitizenFour”がまた一歩リードすることになりました。

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 *当ブログ記事

 ・IDAアワード2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_17.html
 ・IDAアワード2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_40.html
 ・IDAアワード2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_15.html
 ・IDAアワード2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_31.html
 ・IDAアワード2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_16.html
 ・IDAアワード2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_9.html
 ・IDAアワード2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_7.html
 ・IDAアワード2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_27.html
 ・IDAアワード2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_7.html
 ・IDAアワード2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_24.html
 ・IDAアワード2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_10.html

 ・米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201412/article_5.html
 ・米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品 134本 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_14.html
 ・米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞エントリー作品 解説:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_15.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月〜2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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