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zoom RSS 女性映画批評家協会賞2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/12/26 19:16   >>

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 第11回女性映画批評家協会賞が発表されました。(ノミネーション発表は12月14日、結果発表は12月22日)

 【女性映画批評家協会】

 女性映画批評家協会(Women Film Critics Circle)の設立は2004年で、70人以上の会員がいます。
 女性映画批評家協会賞はウーマンリブの流れを汲み、性差別や性的虐待に対し戦う姿勢を見せる映画賞だったのですが、2010年から多少スタンスを変えたようで、攻撃的な姿勢を抑えて、頑張っている女性を評価し、讃える部分を前面に押し出すようになりました。

 設立年:2004 会員数:72
 公式サイト:http://wfcc.wordpress.com/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Women_Film_Critics_Circle

 [賞の特徴]
 ・監督、出演、脚本、イメージ、歌曲、ドキュメンタリー、アニメーション、外国映画賞など、「女性」に特化した数多くの賞を持つ。
 ・アドリエンヌ・シェリー、ジョゼフィン・ベイカー、カレン・モーリーといった女性の名前を冠した特別賞を設けている。
 ・猿渡由記、長谷川いずみ(Hollywood News Wire、Buzzine)らがメンバーとして所属している。

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 ◆女性を描いた最優秀映画(Best Movie About Women )
 ・“Camp X-Ray”(米) 監督:Peter Sattler
 ・“The Homesman”(仏・米) 監督:トミー・リー・ジョーンズ
 ◎『アリスのままで』(米) 監督:リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェストモアランド
 ・『サンドラの週末』(ベルギー・仏・伊) 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

 ◆女性が作った最優秀映画(Best Movie By A Woman)
 ・『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』
 ◎“Selma”(英・米) 監督:エヴァ・デュヴルネ
 ・“The Babadook”(オーストラリア) 監督:Jennifer Kent
 ・『プリティ・ワン たったひとつの恋とウソ。』“The Pretty One”(米) 監督:ジェネ・ラマルク

 “Selma”(英・米) 監督:エヴァ・デュヴルネ
 物語:1965年2月18日、ジミー・リー・ジャクソンは、アラバマ州マリオンのマウント・ザイオン・ユナイテッド・メソジスト教会からペリー郡刑務所に向かう公民権運動のデモ行進中に、州警察による暴力から喫茶店に避難していた母と82歳の祖父を守ろうとして、警察官から銃撃を受け、8日後に死亡する。3月7日、南部キリスト教指導者会議(SCLC)のジェームズ・ベヴェルとホージア・ウィリムズ、キング牧師、そして、学生非暴力調整委員会(SNCC)のジョン・ルイスらは、警察官による憲法違反をアピールするために、セルマ(有権者登録をしようとして逮捕された黒人が特に多かった)から州都モンゴメリーに向かう、デモ行進を組織する。行進は600人近い規模に膨れ上がる。知事は、これを公共の秩序を乱すものとみなし、武力を行使して、無抵抗のデモ隊を食い止め、セルマに追い返そうとした。「血の日曜日事件」と呼ばれるこの事件は、テレビを通じて、報道され、結果的に、アメリカの公民権運動を推し進めることにつながった。
 デイヴィッド・オイェロウォがキング牧師を、トム・ウィルキンソンがリンドン・ジョンソン大統領を、コモンがベヴェルを、カルメン・イジョゴがコレッタ・スコット・キングを演じる。
 AFIフェスト2014にてプレミア上映。

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 ◆女性脚本家賞(Best Woman Storyteller (Screenwriting Award))
 ・マイサン・サーゲイ(Misan Sagay) 『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』
 ◎レベッカ・レンキェヴィチ(Rebecca Lenkiewicz) 『イーダ』
 ・Gillian Robespierre “Obvious Child”
 ・Jennifer Kent “The Babadook”

 ◆女優賞(Best Actress)
 ・マリオン・コティヤール 『サンドラの週末』 One Night
 ・キャロル・ケイン(Carol Kane) “Clutter”
 ◎ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』
 ・クリステン・スチュワート “Camp X-Ray”

 ◆男優賞(Best Actor)
 ・トム・ハーディー “Locke”
 ・トミー・リー・ジョーンズ “The Homesman”
 ◎エディー・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』
 ・ジェレミー・レナー “Kill The Messenger”

 ◆若手女優賞(Best Young Actress)
 ◎ミーラ・グロシン(Mira Grosin) 『ウィ・アー・ザ・ベスト!』“We Are The Best!”
 ・ローレライ・リンクレイター 『6才のボクが、大人になるまで。』
 ・シアーシャ・ローナン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
 ・クヮヴェンジャネ・ウォレス 『ANNIE/アニー』

 ◆コメディエンヌ賞(Best Comedic Actress)
 ・アナ・ケンドリック “Happy Christmas”
 ・ヘレン・ミレン 『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
 ◎ジェニー・スレイト “Obvious Child”
 ・クリスティン・ウィグ “The Skeleton Twins”

 ◆女性による、または、女性についての、最優秀外国語映画(Best Foreign Film By or About Women)
 ・『イーダ』(ポーランド) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
 ◎『サンドラの週末』(ベルギー・仏) 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
 ・『ウィ・アー・ザ・ベスト!』“We Are The Best!”(スウェーデン) 監督:ルーカス・ムーディソン
 ・“Zero Motivation”(イスラエル) 監督:Talya Lavie

 ◆ベスト女性像(Best Female Images in a Movie)
 ◎『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(米) 監督:フランシス・ローレンス
 ・『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』(英) 監督:アマ・アサンテ
 ・“Lucky Them”(米) 監督:ミーガン・グリフィス
 ・“Obvious Child”(米) 監督:Gillian Robespierre
 ・『おやすみなさいを言いたくて』(ノルウェー・アイルランド・スウェーデン) 監督:エリック・ポッペ

 ◆ワースト女性像(Worst Male Images in a Movie)
 ・『ゴーン・ガール』(米) 監督:デイヴィッド・フィンチャー
 דHorrible Bosses 2”(米) 監督:ショーン・アンダース
 ・『ニンフォマニアック』(デンマーク・独・仏・ベルギー・英) 監督:ラース・フォン・トリアー
 ・“Sex Tape”(米) 監督:ジェイク・カスダン
 ・『シン・シティ 復讐の女神』(米) 監督:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー

 ◆ベスト男性像(Best Male Images in a Movie)
 ・『セザール・チャベス』“Cesar Chavez”(米・メキシコ) 監督:ディエゴ・ルナ
 ・“Kill The Messenger”(米) 監督:マイケル・クエスタ
 ◎“Love Is Strange”(米・仏・ブラジル・ギリシャ) 監督:アイラ・サックス
 ・“The Homesman”

 ◆ワースト男性像(Worst Female Images in a Movie)
 ・『バッドガイ 反抗期の中年男』“Bad Words”(米) 監督:ジェイソン・ベイトマン
 ・『ビッグ・アイズ』(米) 監督:ティム・バートン
 דDumb And Dumber To”(米) 監督:ボビー&ピーター・ファレリー
 ・“Listen Up Philip”(米) 監督:Alex Ross Perry

 ◆最優秀未公開映画(Best Theatrically Unreleased Movie By or About Women)
 ◎“Girlhood”(仏) 監督:セリーヌ・シアマ
 ・“Ukraine Is Not A Brothel”(オーストラリア・ウクライナ) 監督:Kitty Green

 “Girlhood (Bande De Files)”(仏) 監督:セリーヌ・シアマ
 出演:Tatiana Rojo、Diabate Idrissa、ラバ・ナイト・ウフェラ(Rabah Nait Oufella)
 物語:Mariemeは、16年間、家でも、学校でも、地域社会でも、あらゆることにダメ出しをされてきた。しかし、自由に、踊り、ケンカをし、おしゃべりし、大声で笑う3人組の女たちと出会い、すべてが変わる。Mariemeは、名前もVicと変え、服装も一新して、ギャングの一味に加わる。そうすることが、彼女にとって自由への道だったのだ。
 カンヌ国際映画祭2014 監督週間出品。
 ラックス賞2014 オフィシャル・セレクション。

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 ◆女性たちの仕事:最優秀アンサンブル(Women's Work (Best Ensemble))
 ◎“The Homesman”
 ・『サンドラの週末』
 ・『ウィ・アー・ザ・ベスト!』“We Are The Best!”
 ・“Zero Motivation”

 ◆アニメーションの最優秀女性キャラクター(Best Animated Females)
 ◎Winnie “The Boxtrolls”

 ◆ファミリー映画賞(Best Family Film)
 ◎『ベイマックス』

 【スペシャル・メンション・アワード】(Special Mention Awards)

 ◆勇気ある映画制作賞(Courage in Filmmaking)
 ◎“CitizenFour”(独・米) 監督:ローラ・ポイトラス(Laura Poitras)

 ◆アドリエンヌ・シェリー賞:女性に対する暴力に最も闘った作品に贈られる(ADRIENNE SHELLY AWARD: For A Film That Most Passionately Opposes Violence Against Women)
 ◎“Frontera”(米) 監督:Michael Berry
 ◎“Private Violence”(米) 監督:Cynthia Hill

 ◆ジョゼフィン・ベイカー賞:アメリカの有色人種の女性を最も優れて表現した作品に贈られる(Josephine Baker Award: For Best Expressing The Woman Of Color Experience In America)
 ◎“Anita: Speaking Truth To Power”(米) 監督:フリーダ・リー・モック
 ・“The Maid's Room”(米) 監督:Michael Walker

 ◆カレン・モーリー賞:歴史や社会における女性の立場を最もよく表わし、勇気を持って調査した作品に贈られる(Karen Morley Award: For best exemplifying a woman’s place in history or society, and a courageous search for identity)
 ◎『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』
 ・『ビッグ・アイズ』

 ◆勇気ある演技賞(Courage In Acting Taking on unconventional roles that radically redefine the images of women on screen)
 ・Carla Juri “Wetlands”
 ◎ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』
 ・ヒラリー・スワンク “The Homesman”
 ・リース・ウィザースプーン “Wild”

 ◆ドラマ的、社会的、歴史的に無視されても、スクリーンの中では際立った存在感を見せている、見えない女優賞(The Invisible Woman Award Performance by a woman whose exceptional impact on the film dramatically socially or historically has been ignored)
 ・エイミー・アダムス 『ビッグ・アイズ』
 ・パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』
 ◎フェリシティー・ジョーンズ 『博士と彼女のセオリー』
 ・ヒラリー・スワンク “The Homesman”

 ◆女性による、もしくは女性に関する、最優秀ドキュメンタリー(Best Documentary By or About Women)
 ・“Anita: Speaking Truth To Power”
 ◎“CitizenFour”
 ・“Elaine Stritch: Shoot Me”(米) 監督:Chiemi Karasawa
 ・“She's Beautiful When She's Angry”(米) 監督:Mary Dore

 ◆親愛なるワースト・ママ・オブ・ザ・イヤー賞(Mommie Dearest Worst Screen Mom of the Year Award)
 ◎シャルロット・ゲンズブール、ユマ・サーマン 『ニンフォマニアック』

 ◆最優秀スクリーン・カップル(Best Screen Couple)
 ・『6才のボクが、大人になるまで。』
 ・『トレヴィの泉で二度目の恋を』(米) 監督:マイケル・ラドフォード
 ・“Obvious Child”
 ◎“The Skeleton Twins”(米) 監督:Craig Johnson

 “The Skeleton Twins”(米) 監督:Craig Johnson
 出演:ビル・ヘイダー(Bill Hader)、クリスティン・ウィグ、ルーク・ウィルソン、タイ・バーレル、ボイド・ホルブルック(Boyd Holbrook)、ジョアンナ・グリーソン(Joanna Gleason)
 物語:マギーとマイロは二卵性双生児だが、国の反対側で別々に暮らしていた。偶然、同じ日に命拾いするようなことがあり、マイロは、彼らが育ったニューヨークへマギーを訪ねる。歯科衛生士のマギーは、痛すぎるほど性格のいい夫ランスとの不幸な結婚に苦しんでいて、一方、マイロは、英語教師のリッチとつきあっていたが、これまでの道のりは平坦なものではなかった。2人はともに、相手の人生が思い描いていたものとは違うことを知る。
 脚本家のマーク・ヘイマンは、『レスラー』のプロデューサーで、『ブラック・スワン』の脚本家。
 サンダンス映画祭2014 脚本賞受賞。

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 ◆映画における男性役への女性の権利賞(A Woman's Right to Male Roles in Movies)
 ◎ジェシカ・チャステイン 『インターステラー』

 ◆最優秀アクション・スター賞(Best Female Action Star)
 ◎オプラ・ウィンフリー “Selma”

 ◆演技と社会活動賞(Acting and Activism Award)
 ◎ロザリオ・ドーソン

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ◎オプラ・ウィンフリー

 【なんちゃって賞】(Just Kidding Awards)

 ◆最優秀女性イメージ賞(Best Female Images)
 ◎『ニンフォマニアック』

 ◆40歳以上の女性に役柄を与えたで賞(Forty-Plus Female Empowerment Award)
 ◎40歳が95歳と見なされるような業界で、映画における正常な基本として、40歳以上の女性に、狂人や魔女といった役以外の意味のある役を与えたプロデューサーたちに。(For the producers who give women over 40 meaningful roles (other than as maniacs and witches) in movies on a regular basis, in an industry where 40 is the new 95.)

 ◆メリー・マッチョ賞(Merry Macho Award)
 ◎セス・ローガン、ジェームズ・フランコ
 大統領暗殺ものコメディー“The Interview”、そして、きっと作られるに違いない米国大統領オバマ暗殺を描いたシリーズ第2弾“The InterviewU”によって世界平和の源を推し進めたことに対して。さらに、米軍とCIAの一翼を担うハリウッドの役割を拡張し、北朝鮮政府を打ち倒すのを手助けするために、米国国務省がソニーに映画を利用させているというeメールの漏洩をリークしたことに対して。(For advancing the cause of world peace with their presidential assassination comedy, "The Interview." And who knows, while possibly mulling the "Interview II" sequel comedy, the assassination of US President Obama. And for further extending Hollywood as a wing of the US military and CIA, following leaked email revelations that the US State Department advocated Sony to use the film to help bring down the DPRK government.)

 ◆最優秀セリフ賞(Best Line in a Movie)
 ◎『ベイマックス』:‘Stop whining. Woman up!’

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 “Selma”は、黒人からも女性からも高い支持を受けていて、今後の全米映画賞レースでもかなりいいところまで行けるんじゃないかと予想されます。

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 *当ブログ記事

 ・女性映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_61.html
 ・女性映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_59.html
 ・女性映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_48.html
 ・女性映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_47.html
 ・女性映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_22.html
 ・女性映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_26.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月〜2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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