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zoom RSS ロサンゼルス映画批評家協会賞2014 発表!

<<   作成日時 : 2014/12/08 18:41   >>

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 第40回ロサンゼルス映画批評家協会賞が発表になりました。(12月7日)

 【ロサンゼルス映画批評家協会賞】(LAFCA:Los Angeles Film Critics Association)

 ロサンゼルス映画批評家協会賞は、ハリウッドのお膝元でありながら、ハリウッド映画に全く背を向けた映画賞で、インディーズ寄りのセレクションになるならまだしも、外国映画をやたらと選んでしまうという、アメリカの映画賞らしからぬ“個性的な”映画賞になっています(いったいアメリカ映画についてどう思ってるんだって感じですが)。
 設立は1975年で、歴史もあり、1980年前後には『クレーマー、クレーマー』とか『E.T.』とか『アマデウス』とか、アカデミー賞と変わらないような作品を選んでいたのですが、どうも1985年に『未来世紀ブラジル』を選んだあたりから、「わが道を行く」ようになり、依然としてアカデミー賞の重要な前哨戦の1つと見なされながら、結果としてはアカデミー賞とはあまり重ならない映画賞として、現在に至っています(それでも『許されざる者』や『シンドラーのリスト』など、どうしても外せない年もあるようです)。
 2001年以降に作品賞を受賞した作品を見てもそれは歴然で、『イン・ザ・ベッドルーム』『アバウト・シュミット』『アメリカン・スプレンダー』『サイドウェイ』『ブロークバック・マウンテン』『硫黄島からの手紙』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『愛、アムール』『her/世界でひとつの彼女』といった作品をベスト作品に選んで、「他の映画賞とは違う」というところを見せています(『サイドウェイ』なんか5部門受賞で最多賞受賞作品になってしまったりしています)。
 アカデミー賞でも、外国語映画賞部門以外の部門に、外国映画がノミネートされて、「なぜこれがここに?」と思ったりすることもありますが、ひょっとすると、こういうところに、逆に、ロサンゼルス映画批評家協会賞がアカデミー賞に与えている影響を見て取ることができる、ということもできるかもしれません。

 設立年:1975 会員数:57
 公式サイト:http://www.lafca.net/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Los_Angeles_Film_Critics_Association
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A%E8%B3%9E

 今年の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆作品賞
 ◎『6才のボクが、大人になるまで。』
 次点:『グランド・ブダペスト・ホテル』

 ◆監督賞
 ◎リチャード・リンクレイター 『6才のボクが、大人になるまで。』
 次点:ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』

 ◆主演男優賞
 ◎トム・ハーディー “Locke”
 次点:マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 ◆主演女優賞
 ◎パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』
 次点:ジュリアン・ムーア “Still Alice”

 ◆助演男優賞
 ◎J・K・シモンズ “Whiplash”
 次点:エドワード・ノートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 ◆助演女優賞
 ◎アガタ・クレシャ(Agata Kulesza) 『イーダ』
 次点:レネ・ルッソ “Nightcrawler”

 ◆脚本賞
 ◎ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
 次点:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、アレクサンダー・ディネラリス、アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコボーネ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 ◆撮影賞
 ◎エマニュエル・ルベツキ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
 次点:ディック・ポープ “Mr. Turner”

 ◆編集賞
 ◎サンドラ・エイデアー 『6才のボクが、大人になるまで。』
 次点:バーニー・ピリング 『グランド・ブダペスト・ホテル』

 ◆美術賞(Best Production Design)
 ◎アダム・ストックハウゼン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
 次点:オンドレイ・ネクヴァシール 『スノーピアサー』

 ◆作曲賞(Best Music Score)
 ◎ジョニー・グリーンウッド “Inherent Vice”
 ◎ミカ・レヴィ 『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎“CitizenFour”
 次点:“Life Itself”

 ◆アニメーション賞
 ◎『かぐや姫の物語』
 次点:『LEGO ムービー』

 ◆外国映画賞(Best Foreign Film)
 ◎『イーダ』(ポーランド) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
 次点:“Winter Sleep(Kiş Uykusu)”(トルコ・独・仏) 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン

 ◆インディペンデント/実験映画/ビデオ賞(Douglas Edwards Independent/Experimental Film/Video Award)
 ◎Walter Reuben “The David Whiting Story”

 “The David Whiting Story” 監督:Walter Reuben
 記憶の不確実性に関する、コメディー的でないコメディー。フィクションとドキュメンタリーと夢が錯綜し、自らの物語が脱構築される。この映画は、複数の謎がからみあって、一つながりになっている。謎とは、すなわち、ハリウッドの未解決の殺人事件、伝説的ジョークの起源の追究、そして、フィルムメーカー自身の家族が彼を残して死んでしまったわけ、である。これに、歴史的人物のAyn Rand、映画俳優のCesar Romero、TVジャーナリストのMike Wallaceが、新たなるパズルのピースとして加わってくる。

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 ◆ニュー・ジェネレーション賞(New Generation Prize)
 ◎エヴァ・デュヴルネ “Selma”

 ◆キャリア貢献賞(Career Achievement Award)
 ◎ジーナ・ローランズ

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 ところどころで、他の映画賞には出てこないような名前も挙がっていますが、今回は、あまりサプライズ感はありませんでした。
 ロサンゼルスならもっと意表を突くようなチョイスを見せてくれると思ったのに!(笑)

 まあ、それはさておき―
 外国語映画賞部門で、“Winter Sleep”が次点に選ばれていますが、下馬評で評価の高かったはずのWinter Sleep”が今期の映画賞レースでチョイスされるのは、実は、このロサンゼルス映画批評家協会賞が初めてだったりします。インディペンデント・スピリット・アワードのノミネーションにも、サテライト・アワードのノミネーションにも“Winter Sleep”は選ばれていないんですね。ちょっと意外でした!

 『かぐや姫の物語』は、ボストン映画批評家協会賞に続き、2冠となりました。

 授賞式は、2015年1月10日に行なわれます。

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 *当ブログ記事

 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_19.html
 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_20.html
 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_17.html
 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_20.html
 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_23.html
 ・ロサンゼルス映画批評家協会賞2008:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_16.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月〜2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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