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zoom RSS 釜山映画評論家協会賞2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/11/29 21:04   >>

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 第15回釜山映画評論家協会賞が発表されました。(11月28日発表、12月4日授賞式)

 釜山映画評論家協会賞は、ローカルをベースに活動する映画評論家たちによって創設された、韓国で唯一の映画賞で、2000年よりスタートしている。

 本年度は、2013年10月から2014年9月までの韓国映画を対象とし、釜山映画評論家協会に属する8人のメンバーによる4ラウンドでの審査によって、受賞者が決定された。

 ◆大賞(대상)
 ◎チャン•リュル 『慶州(キョンジュ)』、“Scenery(풍경)”

 “Scenery(풍경)” 監督:チャン•リュル
 チャン•リュル監督は、コリアン・チャイニーズで、延辺朝鮮族自治州で生まれ、何年もの間、北京で活動した後、2012年にソウルにやってきた。彼には、常に、自分は異邦人であるという思いがあり、そうした感情は作品にも反映されている。本作では、母国を離れ、韓国にやってきた14人の外国人に話を訊く。フィリピン人やカンボジア人もいれば、ベトナム人もいる。生活のために家具作りを学ぶためにやってきたものもいれば、織物工場で働いている者もいる。監督は、彼らに1つの質問をする。「あなたが韓国にやってきて、眠っている間に、もっともよく見る夢は何ですか?」 それは、彼らの孤独や恐れ、希望を反映し、観る者の心に強く訴えかけてくる。
 ワイルド・フラワー映画賞2014 ドキュメンタリー賞受賞。
 釜山国際映画祭2013 ドキュメンタリー・ショーケース部門出品。

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 ◆審査員特別賞
 ◎チョ・セレ 『ストーン』“The Stone(스톤)”

 『ストーン』“The Stone(스톤)” 監督:チョ・セレ
 物語:「プロの囲碁士を目指す主人公は、ヤクザのボスに頼まれ、囲碁を教えることになる。
そして、2人の間には、人間としての深い絆が生まれていく。しかし、ヤクザ社会にイザコザに巻き込まれ…。」
 『ストーン』は、2013年11月25日に亡くなったチョ・セレ監督の初監督作品にして、遺作。
 福岡アジア映画祭2014 出品。
 コリアン・シネマ・ウィーク2014 出品。

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 ◆男性演技者賞(남자연기자상)
 ◎イ•ギョンヨン “KUNDO: Age of the Rampant(군도:민란의 시대/群盗:民乱の時代)”、“The Pirates(해적:바다로 간 산적/海賊:海へ行った山賊)”

 ◆女性演技者賞(여자연기자상)
 該当者なし

 ◆脚本賞
 ◎キム•ソンフン 『最後まで行く』(監督:キム•ソンフン)

 ◆技術賞
 ◎Cho Yeong-jik (조영직)(撮影監督) 『慶州(キョンジュ)』、“Scenery(풍경)”

 ◆新人男性演技者賞(신인남자연기자상)
 ◎パク•ユチョン 『海にかかる霧』(監督:シム・ソンボ)

 ◆新人女性演技者賞(신인여자연기자상)
 ◎リュ・へヨン “Ingtoogi: The Battle of Internet Trolls”(イントゥギ)(監督:Um Tae-hwa(オム・テファ))

 ◆新人監督賞
 ◎シム・ソンボ 『海にかかる霧』
 ◎Jung young-heun(정영헌) “Lebanon Emotion(레바논 감정)”

 “Lebanon Emotion(레바논 감정)” 監督:Jung young-heun(정영헌)
 物語:男が女の後を追う。都会から田舎へ。女は別の男に会う。荒涼とした風景。沈黙と余白。「言葉では説明できない感情を表現したかった」と監督。
 初監督長編。
 全州国際映画祭2013 韓国映画コンペティション部門出品。CGV MovieCollage Prize 次点。
 モスクワ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 BFIロンドン映画祭2013 DARE部門出品。

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 ◆イ・ピル記念賞(功労賞)(이필우기념상)
 ◎홍동은(ホン・ドンウン)(メイキャップ)
 홍동은(ホン・ドンウン)は、『アダダ』『将軍の息子』『風の丘を越えて』『春香伝』など、イム・グォンテク作品で知られるメイキャップ・アーティスト。

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 大ヒット作からの受賞もありますが、他の映画賞では受賞もノミネートも受けていない作品や個人がいくつも選ばれるという、なかなかユニークな受賞結果になっています。

 ちなみに、韓国には、もうひとつ、韓国映画評論家協会賞という評論家系の映画賞がありますが、これを作品賞で比較しておくと、以下のようになります。

 2001年 韓国:『春の日は過ぎ行く』 釜山:『春の日は過ぎ行く』
 2002年 韓国:『オアシス』 釜山:『復讐者に憐れみを』
 2003年 韓国:『殺人の追憶』 釜山:『地球を守れ!』
 2004年 韓国:『オールド・ボーイ』 釜山:『オールド・ボーイ』
 2005年 韓国:『デュエリスト』 釜山:『恋愛の目的』
 2006年 韓国:『家族の誕生』 釜山:『家族の誕生』
 2007年 韓国:『優雅な世界』 釜山:該当作なし
 2008年 韓国:『アバンチュールはパリで』 釜山:『アバンチュールはパリで』
 2009年 韓国:『母なる証明』 釜山:『母なる証明』
 2010年 韓国:『ポエトリー アグネスの詩』 釜山:『教授とわたし、そして映画』
 2011年 韓国:『高地戦』 釜山:『レイトオータム』
 2012年 韓国:『嘆きのピエタ』 釜山:『悪いやつら』
 2013年 韓国:『スノーピアサー』 釜山:『ヘウォンの恋愛日記』

 2つの映画賞は、重なる部分も多いのですが、韓国映画評論家協会賞はわりとオーソドックスな(教科書的な)映画賞で、釜山映画評論家協会賞の方はそれとはもう少しずれた結果を出してきている映画賞、と言うことができるでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・釜山映画評論家協会賞2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_6.html
 ・釜山映画評論家協会賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_57.html

 ・韓国映画評論家協会賞2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_27.html

 ・青龍映画賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_26.html

 ・大鐘賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_11.html
 ・大鐘賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_19.html

 ・釜石映画賞2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_13.html

 ・春史映画大賞2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_12.html

 ・百想芸術大賞2014 映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_33.html
 ・百想芸術大賞2014 TV部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_34.html
 ・百想芸術大賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201405/article_38.html

 ・ワイルド・フラワー映画賞2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月〜2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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