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zoom RSS レッチェ・ヨーロッパ映画祭(イタリア)2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/05/06 19:04   >>

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 南イタリアのレッチェ(地図でいうと靴底あたりに位置する都市)で開催されていた第15回レッチェ・ヨーロッパ映画祭(Festival del Cinema Europeo)(4月28日-5月3日)の各賞が発表されました。

 プログラムは、ざっくり言うと、ヨーロッパ産の、イタリア未公開のクオリティー・フィルム(のコンペティション)と、地元作品、および、特集上映と俳優や監督のレトロスペクティヴ、という構成になっています。

 【ヨーロッパ・コンペティション部門】

 ※審査員ルイス・ミニャーロ(Louis Miñarro:審査員賞/プロデューサー・監督)、ルー・カステル、Licia Eminent(脚本家・監督)、Stefan Kitanov(映画祭ディレクター/プロデューサー/配給業)、ヤスミラ・ジュバニッチ

 ◆グランプリ/ゴールデン・オリーブ賞(Premio Ulivo D’Oro)
 ◎『ブラインド・デート』“Blind Dates”(グルジア) 監督:レヴァン・コグアシュビリ(Levan Koguashvili)

 『ブラインド・デート』“Blind Dates”(グルジア) 監督:レヴァン・コグアシュヴィリ(Levan Koguashvili)
 物語:サンドロは、トビリシに住む40代の歴史教師。いまだに独身で、両親とともに暮らし、母親からは、いかげんに結婚しろと言われ続けている。といって、彼に女性と出会う機会は乏しく、デート・サイトと通じてやりとりするくらいしかない。そんな彼が、ヘアドレッサーで、教え子の母親であるマナナに恋してしまう。彼は、気性の荒い彼女の夫テンゴがまもなく刑務所から出所すると聞き、刑務所まで彼女を車で送ると約束する。彼女を刑務所まで連れて行ったその日、彼は、そのまま帰らずに、彼女と夫が出てくるのを待って、彼らを彼らの家まで送り届けることにする。
 カルヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 Work in Progress賞受賞。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 東京国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 アブダビ国際映画祭2013 ニュー・ホライズンズ・コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2014 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ、監督賞、国際批評家連盟賞受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2014 New Europe−New Namesコンペティション部門出品。監督賞受賞。

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 ◆審査員特別賞(Premio Speciale della Giuria)
 ◎グレゴリー・ガドゥボワ(Gregory Gadebois)(男優) 『魂を治す男』“One of a kind(Mon âme par toi guérie)”(仏)
 ◎Defne Halman(女優)  “Lifelong”(トルコ・独・オランダ)

 『魂を治す男』“One of a kind(Mon âme par toi guérie)”(仏) 監督:フランソワ・デュペイロン
 出演:グレゴリー・ガドゥボワ(Grégory Gadebois)、セリーヌ・サレット(Céline Sallette)、ジャン=ピエール・ダルッサン、マリー・パイエン(Marie Payen)、Philippe Rebbot
 物語:フレディは、母が死んだ時、自分にヒーリングの才能を残してくれたことを知る。彼は、自分の不幸にがんじがらめになっていて、その才能を完全に否定するが、大きな事故に遭って、すべてが変わる。彼は、自分の手にヒーリングのパワーがあることを認めざるを得なくなる。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。Guipuzcoan Blood-Donors’ Association Corresponding to The Solidarity Award受賞。
 東京国際映画祭2013 ワールド・フォーカス部門出品。
 ルイ・デリュック賞2013ノミネート。
 セザール賞2014 主演男優賞ノミネート(グレゴリー・ガドゥボワ)。
 アンリ・ラングロワ賞2014 アンリ・ラングロワ友の協会賞受賞。


 “Lifelong(Hayatboyu)”(トルコ) 監督:Asli Özge
 物語:Nisantasiは、裕福な階級が暮らす住宅街。Canは、52歳の建築家で、妻のElaの方も芸術家だったが、彼女の芸術家としてのピークはとっくに過ぎてしまっていた。娘のNilは、勉強のために家を出てアンカラに行ってしまった。気づくともう夫婦間に昔のような情熱はなかったが、だからと言って、この結婚生活をどうこうしようということもなかった。これはこれで居心地がよかったのだ。夫が電話で話しているのをElaが聞いてしまうまでは……。
 ベルリン国際映画祭2013 パノラマ部門出品。
 イスタンブール国際映画祭2013ナショナル・ゴールデン・チューリップ・コンペティション部門出品。監督賞・撮影賞受賞。
 トルコ映画批評家協会賞2014 主演女優賞・撮影賞ノミネート。

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 ◆助演賞(Premio Officine Lab al migliore attore non protagonista)
 ◎Jari Virman “Concrete Night”(フィンランド・スウェーデン・デンマーク)

 “Concrete Night (Betoniyö)”(フィンランド・スウェーデン・デンマーク) 監督:ピルヨ・ホンカサロ
 物語:シモは14歳で、まだ自我が芽生えておらず、自分で自分を守る術も知らない。彼は、無力なシングル・マザーの母と、年の離れた兄イッカとともに、ヘルシンキで暮らしている。イッカは犯罪を犯して、刑務所に収監されることになっているが、1日だけ自由が与えられ、その1日を兄弟2人きりで過すことになる。2人は、その夜、思いもかけない光景を目撃する。そうしたことに免疫のないシモは、目にしたものをそのままストレートに受け止める。そこにたまたま1人のカメラマンが通りかかり、シモに別の受け止め方を示そうとする……。
 『白夜の時を越えて』のピルヨ・ホンカサロ監督最新作。
 トロント国際映画祭2013 MASTERS部門出品。
 Camerimage 2013 メイン・コンペティション部門出品。
 フィンランド・アカデミー賞2014 作品賞・監督賞・撮影賞・編集賞・美術賞・録音賞受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2014 ノルディック・コンペティション部門出品。

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 ◆脚本賞(Premio per la Migliore Sceneggiatura)
 ◎“Macondo”(オーストリア) Sudabeh Mortezai.

 “Macondo”(オーストリア) 監督:Sudabeh Mortezai
 出演:Ramasan Minkailov、Aslan Elbiev、Kheda Gazieva
 物語:マコンドは、ウィーン郊外にあり、22カ国から来た3000人の難民が暮らしている。そのひとりラマサンは、11歳の少年で、チェチェンから、母と妹と一緒にここにやってきた。父親は、ロシアとの紛争で殺された。少なくとも彼はそう教えられている。彼は、父親の代わりにならなければならないと考え、妹の面倒を見たりして頑張っている。ある日、そこに、父の友人だというイサという名の陰気な男が訪ねてきて、彼らの生活をかき乱し始める。
 ベルリン国際映画祭2014 コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2014 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。

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 ◆撮影賞(Premio per la Migliore Fotografia)
 ◎“Winter journey”(ロシア) 監督:Lubov Lvova & Sergey Taramaev

 “Winter journey”(ロシア) 監督:Lubov Lvova & Sergey Taramaev
 物語:エリックは、21歳で、モスクワの音楽院に通う才能あるシンガーであるが、孤独で、繊細で、デリケートな性格の持ち主だった。大事な歌唱コンテストの3日前、エリックは、バスの中で、地方出身の23歳の男性リョーカに惹きつけられる。リョーカは、エキセントリックで、アグレッシブで、行動が勇ましかったが、後で知ったことによると、それは、重い病にかかった絶望感がもたらしたものだった。2人はぶつかり合い、惹かれあう。リョーカは、犯罪と警察とのトラブルに巻き込まれ、新しい友に助けを求める。エリックは、自分の中に突然湧き上がってきた見知らぬ感情に抵抗できない。そして、2人は、最後の冬の旅にでかける。

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 ◆Il Premio SNCGI
 ◎Defne Halman(女優) “Lifelong”(トルコ・独・オランダ)

 ◆Cineuropa賞(Premio Cineuropa)
 ◎“Macondo”(オーストリア) 監督:Sudabeh Mortezai

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Letter to the King”(ノルウェー) 監督:Hisham Zaman

 “Letter to the King (Brev til kongen)”(ノルウェー) 監督:Hisham Zaman
 物語:5人の難民のグループがオスロへ日帰り旅行をする。その旅行は、社会の底辺で単調な暮らしをする彼らにとって、ちょっとした小休止であり、過去を清算し、新しい未来を切り開くための1日となる。ひとりの若者は強制送還されそうになっていて、未払いの給料を払ってもらうために前に働いていた職場をまわる。別のひとりはマーシャル・アーツの達人で、仕事を探している。ひとりの若い女性は過去に怯え、復讐を考える。83歳の老女Mirzaは、自分の最後の願いを手紙に書いて王様に送っている。彼ら5人の物語も、Mirzaが綴った手紙という形で紹介されていく。
 ヨーテボリ国際映画祭2014 ノルディック・コンペティション部門出品。最優秀ノルディック映画賞(ドラゴン・アワード)受賞。

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 ◆観客賞(Il premio in denaro di 5000 euro)
 ◎“September”(ギリシャ・独) 監督:Penny Panayotopoulou

 “September”(独・ギリシャ) 監督:Penny Panayotopoulou
 物語:アンナは、30代で、小さなフラットに、犬のマヌと一緒に暮らしている。ある悲惨な事故の後、彼女は混乱し、それまでのこじんまりとまとまった孤独な生活を見つめ直す。彼女は、幸せな結婚をし、2人の子の母となったソフィアを訪ねる。
 初監督長編“Hard Goodbyes: My Father”(2002)で、ロカルノ、モンス、テッサロニキなどの国際映画祭で高い評価を受けたPenny Panayotopoulouの11年ぶりの新作長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 CITY TO CITY部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2013 フォーカス・オン・ギリシャ出品。
 モンペリエ地中海映画祭2013 長編コンペティション部門出品。

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 【PUGLIA SHOW部門】

 プーリア地方の若いフィルムメーカーの短編を対象とするコンペティション部門。

 ◆最優秀作品賞
 ◎Michele Alberto Chironi “Viatempioantico”

 ◆スペシャル・メンション
 ◎Grazia Tricarico “Mona Blonde”

 【その他の賞】

 ◆マリオ・ヴェルドーネ賞(Premio Mario Verdone)
 過去1年間に、優れた第1回もしくは第2回監督作品を発表したイタリアの映画作家に贈られる。
 ◎Matteo Oleotto “Zoran, Il Mio Nipote Scemo”(伊・スロヴェニア)

 “Zoran, Il Mio Nipote Scemo (Zoran, My Nephew The Idiot)”(伊・スロヴェニア)  監督:Matteo Oleotto
 物語:パオロは、40歳で、イタリア北東部のフリウリにある小さな町に住んでいる。彼は、よいワインには目がなく、毎日、居酒屋に入り浸っては、別れた妻に執拗にからんでいる。ある日、スロヴェニアの山中で育った甥のゾランがやってきて、彼が面倒を見ることになる。ゾランには、ダーツに天才的な才能があることがわかり、パオロは、この才能を使って、世界に復讐しようと企む。
 出演:ジュゼッペ・バティストン、Teco Celio、Rok Presnikar、Marjuta Slamic、Roberto Citran、Riccardo Maranzana、Jan Cvitokovic、Ariella Reggio
 ベネチア国際映画祭2013 国際批評家週間出品。FEDEORA賞 スペシャル・メンション(ジュゼッペ・バティストン)、Raro Video Audience Award、FEDIC賞、Schermi di qualità Award受賞。
 スロヴェニア映画祭2013 美術賞、マイノリティー共同制作賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2014 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 北京国際映画祭2014天罎奨コンペティション部門出品。
 バーリ国際映画祭2014第1-2回監督作品部門出品。


 ◆Il Premio Emidio Greco
 過去1年間に優れた短編を発表した35歳未満の若いイタリア人映画作家に贈られる。
 ◎Cristina Picchi “Zima”(ロシア)

 “Zima (Winter)”(ロシア/12分) 監督:Cristina Picchi
 ロシア北部からシベリアへと続く一帯。この地域は、地球で最も過酷な気候で知られ、人々は、自然に包まれ、自然と闘い、そしてその厳しいルールに支配される。ここでは生と死の境目はほんのわずかだ。
 ロカルノ国際映画祭2013 レパード・オブ・トゥモロー 短編部門出品。銀豹賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2013 短編映画賞 ロカルノ代表。
 テッサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭2014 WWF賞受賞。

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 ヨーロッパ・コンペティション部門は、エントリー作品が10本しかないわりには賞が多すぎるのではないかと言われていますが、実にエントリー作品10本中8本が受賞しています。

 受賞を逃したのは、Inês Oliveira監督の“Bobô”(ポルトガル)とJuraj Lehotský監督の“Miracle(Zázrak)”(スロヴァキア・チェコ)で、この2本だってあちこちで受賞を重ねてきている作品だったりします。

 コンペティション部門以外のプログラムは以下の通り―
 ・ドキュメンタリー(長短含めて16本)
 ・ラックス賞とのコラボ・プログラム
 ・パレスチナ映画の特集(長編12本+短編)
 ・クラウディア・カルディナーレ(10本)とマルコ・ベロッキオ(25本!)とダニス・タノヴィッチ(5本)のレトロスペクティヴ
 ・マリオ・バーヴァ(10本)とアーノルド・フォア(2本)のトリビュート

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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