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zoom RSS イタリア映画最前線! バーリ国際映画祭2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/04/15 23:15   >>

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 第5回バーリ国際映画祭(Bif&st - Bari International Film Festival)(4月5日-12日)の各賞が発表になりました。

 バーリは、アドリア海に面したイタリアの港湾都市で、南イタリアではナポリ次ぐ経済の中心地であり、同地で開催される映画祭は、第4回となった前回で、8日間で7万人を動員する大きな文化イベントになっています。

 この映画祭が、けっこう意欲的な映画祭であることはいろんな側面から窺われますが、

 ・エットーレ・スコラをプレジデントとして招き、ベネチア国際映画祭やタオルミナ映画祭のディレクターを務めたフェリス・ラウダディオ(Felice Laudadio)を映画祭のディレクターとして起用していること

 ・映画祭と映画賞の折衷型の映画祭として、前年(過去1年)のイタリア映画に対して、各部門の最優秀者を選出する部門(長編イタリア映画部門)をも設けていること

 ・長編イタリア映画部門では、各部門にマリオ・モニチェリやトニーノ・グエッラ、アンナ・マニャーニ、アリダ・ヴァリ、エンニオ・モリコーネ、ジュゼッペ・ロトゥンノら、イタリア映画を代表する人物の名前を冠し、さらに、映画祭のメイン・イメージにフェリーニの自画像を採用していること

 ・映画祭が贈る名誉賞として、「フェデリコ・フェリーニ・プラチナム・アワード」を設けて、内外の映画人に授与し、その授賞式を会期中の名物イベントとしていること

 などが挙げられます。

 後発の映画祭が、カラーを出して、国内的にも国際的にも注目すべき映画祭になるのはなかなか難しいのですが、バーリ国際映画祭は、上記のような趣向(仕掛け)を通じて、イタリアを代表する新たな映画祭・映画賞の1つになりつつあるようです。

 なお、コンペティション部門には、長編イタリア映画部門のほか、第1-2回監督作品部門、ドキュメンタリー部門、短編映画部門というイタリア映画を対象とする3部門、そして、インターナショナル部門(インターナショナル・パノラマ)、があります。
 コンペティション部門以外では、各カテゴリーに対するアウト・オブ・コンペティション部門や、フェデリコ・フェリーニ・プラチナム・アワード受賞者のレトロスペクティヴなどがあります。

 今年の受賞結果は、以下の通りです。


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 【長編イタリア映画部門】( ItaliaFilmFest, Lungometraggi in concorso)

 ・“L’amministratore”(伊) 監督:Vincenzo Marra
 ・“Anita B.”(伊・ハンガリー・チェコ) 監督:ロベルト・ファエンツァ(Roberto Faenza)
 ・『ハッピー・イヤーズ』“Anni felici”(伊・仏) 監督:ダニエレ・ルケッティ
 ・“Il capitale umano”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 ・“Come il vento”(伊・仏) 監督:Marco Simon Puccioni
 ・“L’intrepido”(伊) 監督:ジャンニ・アメリオ
 ・“La mia classe”(伊) 監督:ダニエレ・ガッリャノーネ(Daniele Gaglianone)
 ・“Neve”(伊) 監督:Stefano Incerti
 ・“Song ‘e Napule”(伊) 監督:マルコ&アントニオ・マネッティ(Marco e Antonio Manetti)
 ・『無用のエルネスト』“L’ultima ruota del carro”(伊) 監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ(Giovanni Veronesi)
 ・“Il venditore di medicine”(伊) 監督:Antonio Morabito

 ◆監督賞/マリオ・モニチェリ賞(Premio Mario Monicelli per il miglior regista)
 ◎パオロ・ヴィルツィ “Il capitale umano”(伊・仏)


 “Il capitale umano(Human Capital)”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 出演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ファブリツィオ・ベンティヴォリオ(Fabrizio Bentivoglio)、ヴァレリア・ゴリーノ、 ファブリツィオ・ジフーニ(Fabrizio Gifuni)、ルイジ・ロ・カーショ、Matilde Gioli
 物語:イタリア北東部。雪が降る、暗いクリスマス・イヴの夜。ジープが自転車をはねる。その事故が発端となって、裕福なBernaschiと、崖っぷち状態にあるRovelli家が結びつき、それぞれの運命が大きく変わっていく。
 Stephen Amidonの同名の小説の映画化。
 トライベッカ映画祭2014出品。


 ◆プロデューサー賞/フランコ・クリスタルディ賞(Premio Franco Cristaldi per il miglior produttore)
 ◎Gianluca Arcopinto “L’amministratore”(伊)、“La mia classe”(伊)


 “L’amministratore”(伊) 監督:Vincenzo Marra
 物語:Umberto Montellaは、ナポリで、いくつものビルを管理している。彼は、毎日、事務所で働き、会議や寄り合いに参加して、たくさんの問題を処理する。契約者には、裕福な者も貧しい者もいて、隣人との間にいろんなトラブルを抱えている。それはまさに現代イタリアを映す鏡である。
 ローマ国際映画祭2013 CinemaXXI部門出品。


 “La mia classe(My Class)”(伊) 監督:ダニエレ・ガッリャノーネ(Daniele Gaglianone)
 出演:ヴァレリオ・マスタンドレア
 物語:ローマの、移民が多く住んでいる地区。教師が、移民たちのクラスを受け持つ。彼らは、さまざまな国からさまざまな理由でイタリアにやってきたが、書類を手に入れ、イタリアで働くためには、イタリア語をマスターしなければならない。彼らは、それぞれ自分たちの世界観を教室の中に持ち込む。生徒役は、移民たち自身が演じている。彼らは、同じような真実の物語の中で俳優を演じ、そうすることで何かが起こり、ひとつの真実の物語が出来上がる。
 ベネチア国際映画祭2013 ベネチア・デイズ出品。
 BFIロンドン映画祭2013 JOURNEY部門出品。


 ◆主演男優賞/ヴィットリオ・ガスマン賞(Premio Vittorio Gassman per il miglior attore protagonista)
 ◎ファブリツィオ・ジフーニ(Fabrizio Gifuni) “Il capitale umano”(伊・仏)

 ◆主演女優賞/アンナ・マニャーニ賞(Premio Anna Magnani per la migliore attrice protagonista)
 ◎ヴァレリア・ゴリーノ “Come il vento”(伊・仏)

画像

 “Come il vento(Like the Wind)”(伊・仏) 監督:Marco Simon Puccioni
 出演:ヴァレリア・ゴリーノ、フィリッポ・ティーミ、フランチェスコ・シャンナ(Francesco Scianna)、キアラ・カゼッリ、マルチェロ・マッツァレッラ(Marcello Mazzarella)、Salvio Simeoli、Francesco Acquaroli、ローザ・ピアネータ(Rosa Pianeta)、Domenico Balsamo
 物語:イタリアで、女性で始めて刑務所の所長になったArmida Miserere(1956-2003)の半生を描いた作品。 彼女は、愛する人を失い、犯罪の最前線で闘う覚悟をする。彼女が、刑務所でのキャリアをスタートさせたのは、28歳の時で、当時は、マフィアが羽振りを利かせ、テロの嵐が吹き荒れていた非常に厳しい時代だった。そんな中で、彼女は、真実を求め、正義を実現するために、奮闘する。本作では、彼女の人生の最も重要な時期に焦点を当て、知られざる彼女の謎を明らかにする。
 ローマ国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。最優秀イタリア俳優賞受賞(ヴァレリア・ゴリーノ)。


 ◆助演男優賞(Premio Alberto Sordi per il miglior attore non protagonista)
 ◎カルロ・ブチロッソ(Carlo Buccirosso) “Song ‘e Napule”(伊)

 “Song ‘e Napule”(伊) 監督:マルコ&アントニオ・マネッティ(Marco e Antonio Manetti)
 出演: Alessandro Roja、ジャンパオロ・モレッリ(Giampaolo Morelli)、パオロ・サッサネッリ(Paolo Sassanelli)、Serena Rossi、カルロ・ブチロッソ(Carlo Buccirosso)、Peppe Servillo、アントニオ・ペナレッラ(Antonio Pennarella)、ジュリエット・エセイ・ジョセフ(Juliet Esey Joseph)、Antonello Cossia、チーロ・ペトローネ(Ciro Petrone)
 物語:現代のナポリ。パコは、洗練されてはいるが、音楽院を出ても職にありつけないピアニストで、強いコネを持つ商売人の母親によって、警察に入れられてしまう。彼は、要領の悪さから司法部送りになり、闘うブルドッグの異名を持つ治安判事Cammarotaによって、おとり捜査官に命じられる。ソンマ・ヴェズヴィアのボスの娘Antonietta Stornaiencoが結婚し、その結婚式にシンガーのLollo Loveが雇われて歌を歌うこになっているから、そのバックバンドに入れというのが、彼に与えられた使命だった。その結婚式には、Cammarotaが長年追っている顔のない殺し屋O’Fantasmaがやってくると噂されていたのだった。パコは、命の危険を冒し、間抜けな服を着て、嫌いな音楽を弾くことになったが、それが彼の人生の大きな転機となった……。
 ヴィリニュス国際映画祭2014 外国語映画賞受賞。


 ◆助演女優賞/アリダ・ヴァリ賞(Premio Alida Valli per la migliore attrice non protagonista)
 ◎Matilde Gioli “Il capitale umano”(伊・仏)

 ◆主題賞/トニーノ・グエッラ賞(Premio Tonino Guerra per il miglior soggetto)
 ◎Antonio Morabito “Il venditore di medicine”(伊)


 “Il venditore di medicine(The Medicine Seller)”(伊) 監督:Antonio Morabito
 出演:クラウディオ・サンタマリア(Claudio Santamaria)、Evita Ciri、イグナッツィオ・オリヴァ(Ignazio Oliva)、イザベラ・フェラーリ(Isabella Ferrari)、Giorgio Gobbi、ロベルト・デ・フランチェスコ(Roberto De Francesco)、Paolo De Vita、アレッシア・バレーラ(Alessia Barela)、ピエル・パオロ・ロヴィーノ(Pierpaolo Lovino)
 物語:ブルーノは、薬のセールスマンである。彼は、自分の仕事を守り、裕福な生活を維持するためなら、人を騙したり、裏切ったりすることも厭わなかった。彼は、現代社会が生み出したモンスターであり、彼を取り巻く社会の矛盾や不安や腐敗を体言していた。
 ローマ国際映画祭2013出品。


 ◆脚本賞/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ賞(Premio Luciano Vincenzoni per la migliore sceneggiatura)
 ◎フランチェスコ・ブルーニ(Francesco Bruni)、フランチェスコ・ピッコロ(Francesco Piccolo)、パオロ・ヴィルツィ “Il capitale umano”(伊・仏)


 ◆撮影監督賞/ジュゼッペ・ロトゥンノ賞(Premio Giuseppe Rotunno per il miglior direttore della fotografia)
 ◎ゲラルド・ゴッスィ(Gherardo Gossi) “Come il vento”(伊・仏)


 ◆編集賞/ロベルト・ペルピニャーニ賞(Premio Roberto Perpignani per il miglior montatore)
 ◎チェチーリア・ザヌーゾ(Cecilia Zanuso) “Il capitale umano”(伊・仏)

 ◆美術賞/ダンテ・フェレッティ賞(Premio Dante Ferretti per il miglior scenografo)
 ◎ジャンカルロ・バージリ(Giancarlo Basili) “L’intrepido”(伊)

 “L’intrepido”(伊) 監督:ジャンニ・アメリオ
 出演:アントニオ・アルバネーゼ、Livia Rossi、Gabriele Rendina、アルフォンソ・サンタガータ(Alfonso Santagata)、サンドラ・チェッカレッリ(Sandra Ceccarelli)
 物語:主人公は、ミラノに住む中年男で、コックだろうと、現場作業員だろうと、働けるものなら何でもやって生活している。財政は不安定だが、情熱と威厳だけは見失わないように、懸命に生き抜こうとしている。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。Francesco Pasinetti Award 俳優賞(アントニオ・アルバネーゼ)、Fondazione Rotella Award(ジャンニ・アメリオ) 、Lanterna Magica賞受賞。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。


 ◆衣裳賞/ピエロ・トージ賞(Premio Piero Tosi per il miglior costumista)
 ◎Maria Rita Barbera 『ハッピー・イヤーズ』“Anni felici”(伊・仏)


 『ハッピー・イヤーズ』“Anni felici(Those Happy Years)”(伊・仏) 監督:ダニエレ・ルケッティ
 出演:キム・ロシ・スチュアート、ミカエラ・ラマゾッティ、マルティナ・ゲデック、Samuel Garofalo、Niccolò Calvagna
 物語:1974年のローマ。グイドは、アーティストとしての成功を望んでいるが、保守的な家族と、芸術に興味のない妻セレーナのせいで、うまく行っていないように感じている。実際にセレーナは、家族の普通の幸せを望んでいる。夫婦には、10歳のダリオと5歳のパオロという2人の息子がいて、両親が口論し、不信感から憎み合うのを目撃する。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 東京国際映画祭2013 コンペティション部門出品。


 ◆音楽賞/エンニオ・モリコーネ賞(Premio Ennio Morricone per le migliori musiche)
 ◎ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィ(Pivio E Aldo De Scalzi) “Song ‘e Napule”(伊)


 【インターナショナル部門】(Premio Internazionale)

 ・“Pas son genre”(仏) 監督:リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ・“Les Interdits”(仏・ロシア・カナダ・独) 監督:Anne Weil、Philippe Kotlarski
 ・“Controra”(伊・アイルランド) 監督:Rossella De Venuto
 ・“West (Westen)”(独) 監督:Christian Schwochow
 ・“Fever (Fieber)”(オーストリア・ルクゼンブルク) 監督:エルフィ・ミケシュ(Elfi Mikesch)
 ・“Onirica: Field of Dogs (Psie Pole)”(ポーランド) 監督:レヒ・マジュースキー(Lech Majewski)
 ・『馬々と人間たち』“Of Horses and Men (Hross i Oss)”(アイスランド) 監督:ベネディクト・エルリングソン(Benedikt Erlingsson)
 ・“Tangerines (Mandariniid)”(ロシア・エストニア) 監督:Zaza Urushadhze
 ・“Didi Papa (Great Grand-Father)”(ロシア・グルジア) 監督:Irakil Kochlamazashvili
 ・“Kidon”(仏・イスラエル) 監督:Emmanuel Naccache
 ・“Giraffada”(パレスチナ・伊・独・仏) 監督:Rani Massalha

 ◆インターナショナル監督賞(Premio Internazionale al miglior regista)
 ◎Zaza Urushadhze “Tangerines (Mandariniid)”(ロシア・エストニア)


 “Tangerines (Mandariniid)”(ロシア・エストニア) 監督:Zaza Urushadhze
 物語:ロシア革命後、グルジア・ソビエト共和国に属する自治共和国とされたアブハジアは、ソ連の崩壊とそれにともなうグルジアの独立の気運を受け、グルジア支配から脱しようとして、1992年7月に自治政府を発足させる。しかし、国際的な認知は得られず、グルジア政府軍とアブハジア分離主義者との間に激しい紛争が始まる。ある村では、戦争を恐れて、ほとんどの住人が逃げるが、中立のエストニア人マーカスとイヴォは残ることに決める。というのも、タンジェリン(ミカン)の収穫が迫っていたためで、イヴォは戦時中に収穫を行なうことには反対だったが、マーカスは聞こうとしなかった。彼らの目の前で戦闘が始まる。イヴォは、戦場で傷ついた兵士を見つけて家に連れ帰るが、一方、グルジア人の死体を埋めていたマーカスもまた傷ついた兵士を見つけて連れ帰り、敵どうしの兵士2人がひとつ屋根の下で過ごすことになる。
 ワルシャワ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 ファジル国際映画祭2014イスラミック・フィルムメーカー・コンペティション部門出品。最優秀作品賞・脚本賞受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2014 Baltic Gazeコンペティション部門出品。


 【第1-2回監督作品部門】(Italiafilm Fest/Opere Prime O Seconde)

 ・“L’arbitro”(伊・アルゼンチン) 監督:Paolo Zucca
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D’Estate”(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pif (Pierfrancesco Diliberto))
 ・『ミエーレ』“Miele”(伊・仏) 監督:ヴァレリア・ゴリーノ
 ・『南部のささやかな商売』“Una piccola impresa meridionale”(伊) 監督:ロッコ・パパレオ(Rocco Papaleo)
 ・『初雪』“La prima neve”(伊) 監督:アンドレア・セグレ(Andrea Segre)
 ・『サルヴォ』“Salvo”(伊・仏) 監督:ファビオ・グラッサドニア(Fabio Grassadonia)、アントニオ・ピアッツァ(Antonio Piazza)
 ・“Smetto quando voglio”(伊) 監督:Sydney Sibilia
 ・『存在しない南』“Il sud è niente”(伊・仏) 監督:ファビオ・モッロ(Fabio Mollo)
 ・“Take Five”(伊) 監督:Guido Lombardi
 ・“Il terzo tempo”(伊) 監督:Enrico Maria Artale
 ・『シチリアの裏通り』“Via Castellana Bandiera”(伊・スイス・仏) 監督:エンマ・ダンテ(Emma Dante)
 ・“Zoran. Il mio nipote scemo”(伊) 監督:Matteo Oleotto

 ◆作品賞(Miglior Film)
 ◎『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D’Estate”(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pif (Pierfrancesco Diliberto))


 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D’Estate”(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pif (Pierfrancesco Diliberto))
 物語:「ジョルダーナ監督の『ペッピーノの百歩』で助監督の経験を持つディリベルトの監督デビュー作。1970年代のシチリア、小学生のアルトゥーロは転校生のフローラに一目惚れする。恋を成就させようと奮闘するがなかなか実らず、その思いは大人になっても変わらない。そんなアルトゥーロの人生の節目には、いつもマフィアによる殺人が起こっていた。笑いと風刺をちりばめつつ、ラブストーリーとマフィアにまつわる史実が絶妙に絡み合って展開していくスタイルがユニークで、ヒットした。トリノ映画祭で観客賞を受賞。」
 イタリア映画祭2014にて上映。


 ◆監督賞(Miglior Regia)
 ◎Paolo Zucca “L’arbitro”(伊・アルゼンチン)


 “L'Arbitro(The Referee)”(伊・アルゼンチン) 監督:Paolo Zucca
 出演:ステファノ・アルコシ、Geppi Cucciari、Jacopo Cullin、マルコ・メッセーリ(Marco Messeri)、Benito Urgu、フランチェスコ・パノフィーノ(Francesco Pannofino)、アレッシオ・ディ・クレメンテ(Alessio Di Clemente)
 物語:サルジニアの強豪Atletico Bonacattuが、サッカーリーグの第3層で低迷して、やり手のコーチBraiが率いるSant´Andriaに敗北する。Atletico Bonacattuは、若き移民Matzutziをリクルートして、盛り返し、両チームは一進一退を繰り返すようになる。しかし、国際試合でも活躍する野心的な審判が、驚くべき不快な判定を下す……。
 ベネチア・デイズ部門出品。
 釜山国際映画祭2013 フラッシュ・フォワード部門出品。
 モンペリエ地中海映画祭2013 長編コンペティション部門出品。ヤング審査員賞受賞。


 【ドキュメンタリー部門】( Documentari)

 ・“‘A Sciaveca”(伊) 監督:Paolo Boriani
 ・“An Anarchist Life”(伊) 監督:Ivan Bormann、Fabio Toich
 ・“Buongiorno Taranto. Storie ai confini della realtà”(伊) 監督:Paolo Pisanelli
 ・“Casa nostra di L.Parisi/ Lei è mio marito”(伊) 監督:A.M. Gallone、G.A. Bortolini
 ・“Fuoco amico. La storia di Davide Cervia”(伊) 監督:Francesco Del Grosso
 ・“Habemus mister”(伊) 監督:Tiziano Russo
 ・“La linea della palma di C.Fortuna e G. Pellegrino/L’albero di Giuda”(伊) 監督:Vito Cardaci
 ・“Maldimare”(伊) 監督:Matteo Bastianelli
 ・“La memoria degli ultimi”(伊) 監督:Samuele Rossi
 ・“Terra di transito”(伊) 監督:Paolo Martino

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞/ヴィットリオ・デ・セータ賞(Premio Vittorio de Seta al regista del miglior documentario)
 ◎Vito Cardaci “La linea della palma di C.Fortuna e G. Pellegrino/L’albero di Giuda”(伊)


 “La linea della palma di C.Fortuna e G. Pellegrino/L’albero di Giuda”(伊) 監督:Vito Cardaci
 2013年のイタリア総選挙が終わった後、パレルモ出身の俳優で監督のCorrado Fortunaと、ジャーナリストのLuke Willowsは、選挙後のシチリアを調査する。彼らは、通りや広場を歩き、専門家やジャーナリストや政治家の話を聞き、投票の取引や、縁故主義、おそまつな公約の陰で、民意を背景にマフィアや警察と深く結びついて、新しい支配層となった若き人々の顔を探っていく。


 【短編映画部門】( Arcipelago/ConCorto)

 ◆最優秀短編賞Premio Michelangelo Antonioni per il miglior cortometraggio
 ◎“America”(伊) 監督:Alessandro Stevanon


 ◆スペシャル・メンションMenzione Speciale
 ◎“Gli Uraniani”(伊) 監督:Gianni Gatti


 【フェデリコ・フェリーニ・プラチナム・アワード】(Federico Fellini Platinum Award for Artistic Excellence)

 ◎アンドレア・カミッレーリ(Andrea Camilleri)(小説家・脚本賞・演出家)


 ◎マイケル・ラドフォード


 ◎Luis Bacalov(イタリア=アルゼンチン音楽家)


 ◎ウーゴ・グレゴレッティ(Ugo Gregoretti)(監督・男優・TV司会者)


 ◎クリスティナ・コメンチーニ


 ◎セルジョ・カステリット


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 これらの結果が、これから発表される他のイタリアの映画賞でも踏襲されることになるのかどうか、気になりますね。

 その中でも特に注目されるのは、ヴァレリア・ゴリーノで、ハリウッド進出は不完全燃焼のまま終わったという記憶がありますが、2013年から2014年にかけての2本の出演作と1本の監督作で、今まさにキャリアのピークを迎えつつあるように見えます。

 初監督作品は、イタリア映画祭での上映が決定しましたが、あとの2本も何らかの形で日本に紹介されるのではないでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月〜11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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