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zoom RSS あれもこれもベルギー映画でした! ベルギー・アカデミー賞2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/02/22 17:44   >>

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 第4回Les Magritte du cinéma(ベルギー・アカデミー賞)の受賞結果です。(2月1日発表。ノミネーションの発表は1月7日)

 Les Magritte du cinémaは、2010年にベルギー国内の5つの映画団体を統合して設立されたベルギー映画アカデミー、Académie André Delvaux(『黒の過程』などで知られるベルギーの映画監督アンドレ・デルヴォー(1926-2002)にちなんで名づけられた)によって、翌2011年から始められた映画賞です。

 いわゆるベルギーのアカデミー賞と言われる映画賞ですが、モデルとしたのはフランスのセザール賞で、画家のルネ・マグリットにちなんでこの名前がつけられています。

 本年度のノミネーションおよび受賞結果は以下の通りです。

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 ◆作品賞(Meilleur film)
 ・“Au nom du fils”(ベルギー・仏) 監督:Vincent Lannoo
 ◎『アーネストとセレスティーヌ』“Ernest and Celestine”(仏・ベルギー・ルクセンブルク) 監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ
 ・“Kinshasa kids”(ベルギー) 監督:マーク=アンリ・ウォンバーグ(Marc-Henri Wajnberg)
 ・“Le monde nous appartient”(ベルギー) 監督:Stephan Streker
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』(ベルギー・仏・ルクセンブルク) 監督:フレデリック・フォンテーヌ

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 ◆監督賞(Meilleure realization)
 ・“Au nom du fils” Vincent Lannoo
 ◎『アーネストとセレスティーヌ』 ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 フレデリック・フォンテーヌ
 ・“Vijay and I”(ベルギー) サム・ガルバルスキ(Sam Garbarski)

 ◆主演男優賞(Meilleur acteur)
 ・“La cinquième saison”(ベルギー・オランダ・仏)(監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、Jessica Woodworth) サム・ルーウィック(Sam Louwyck)
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 フランソワ・ダミアン(François Damiens)、ジャン・アムネッケル(Jan Hammenecker)
 ◎“Une place sur la terre”(仏・ベルギー)(監督:Fabienne Godet)  ブノワ・ポールヴールド(Benoît Poelvoorde)

 ◆主演女優賞(Meilleure actrice)
 ・“Au nom du fils” Astrid Whettnall
 ・“Goodbye Morocco”(仏・ベルギー)(監督:Nadir Moknèche)  ルブナ・アザバル(Lubna Azabal)
 ◎“La religieuse”(仏・独・ベルギー)(監督:ギョーム・ニクルー(Guillaume Nicloux))  ポーリン・エチエンヌ(Pauline Etienne)
 ・『タイピスト!』(仏)(監督:レジス・ロワンサル) デボラ・フランソワ(Déborah François)

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 ◆助演男優賞(Meilleur acteur dans un second role)
 ・“11.6”(仏)(監督:フィリップ・ゴドー(Philippe Godeau)) ブーリ・ランネール
 ・“Grand Central”(仏・オーストリア)(監督:レベッカ・ズロトヴスキ) オリヴィエ・グルメ
 ・“Je suis supporter du Standard”(仏・ベルギー)(監督:リトン・リーブマン(Riton Liebman)) David Murgia
 ◎“Le temps de l'aventure”(仏・ベルギー・アイルランド)(監督:ジェローム・ボネル(Jérôme Bonnell))  ローラン・カペリュート(Laurent Capelluto)
 ・“Une chanson pour ma mere”(仏・ベルギー)(監督:ジョエル・フランカ(Joel Franka)) Renaud Rutten

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 ◆助演女優賞(Meilleure actrice dans un second rôle)
 ・“Au nom du fils” ドミニク・バイエン(Dominique Baeyens)
 ・“BXL - USA”(仏・ベルギー)(監督:Gaëtan Bevernaege) Nicole Shirer
 ◎『アデル、ブルーは熱い色』(仏・ベルギー・西)(監督:アブデラティフ・ケシシュ) カトリーヌ・サレ(Catherine Salée)
 ・“Landes”(ベルギー・仏)(監督:François-Xavier Vives)  クリステル・コルニル(Christelle Cornil)

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 ◆脚本賞(Meilleur scénario original ou adaptation)
 ・“Kid”(ベルギー・オランダ・独)(監督:Fien Troch) Fien Troch
 ・“La cinquième saison” ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、Jessica Woodworth
 ◎『タンゴ・リブレ 君を想う』 フィリップ・ブラスバン(Philippe Blasband)、アンヌ・パウリスヴィック(Anne Paulicevich)
 ・“Vijay and I” フィリップ・ブラスバン(Philippe Blasband)、サム・ガルバルスキ(Sam Garbarski)

 ◆撮影賞(Meilleure image)
 ・『ムード・インディゴ うたかたの日々』“L’écume des jours”(仏・ベルギー)(監督:ミシェル・ゴンドリー)  クリストフ・ボーカルヌ(Christophe Beaucarne)
 ◎“Les chevaux de Dieu”(モロッコ・チュニジア・ベルギー・仏)(監督:Nabil Ayouch) Hichame Alaouié
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 ヴィルジニー・サンマルタン(Virginie Saint-Martin)

 ◆編集賞(Meilleur montage)
 ◎“Kinshasa kids” マリー・エレーヌ・ドゾ(Marie-Hélène Dozo)
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 エウィン・リッケール(Ewin Ryckaert)
 ・“Vijay and I” サンドリーヌ・ディーガン(Sandrine Deegen)

 ◆美術賞(Meilleurs décors)
 ・“La cinquième saison” イゴール・ガブリエル(Igor Gabriel)
 ・“Le monde nous appartient” Catherine Cosme
 ◎『タンゴ・リブレ 君を想う』 ヴェロニク・サクレ(Véronique Sacrez)

 ◆衣裳賞(Meilleurs costumes)
 ・“Une chanson pour ma mere” Nathalie Deceuninck、Aliette Vliers
 ・“Une place sur la terre” Elise Ancion
 ◎“Vijay and I” Catherine Marchand

 ◆録音賞(Meilleur son)
 ・“Au nom du fils” Philippe Charbonnel、Guilhem Donzel、マチュー・ミショー(Matthieu Michaux)
 ◎『アーネストとセレスティーヌ』 Frédéric Demolder、エマニュエル・ドゥ・ボワッシウ(Emmanuel de Boissieu)、Luc Thomas、フランコ・ピスコポ(Franco Piscopo)
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 Marc Bastien、トーマ・ゴデ(Thomas Gauder)

 ◆オリジナル音楽賞(Meilleure musique originale)
 ・“Au nom du fils” Michelino Bisceglia
 ◎“Le monde nous appartient” Ozark Henry
 ・“Le sac de farine”(ベルギー・モロッコ)(監督:Kadija Leclere) Christophe Vervoort

 ◆新人男優賞(Meilleur espoir masculine)
 ◎“Au nom du fils” Achille Ridolfi
 ・“Kid” Bent Simons
 ・“Landes” Steve Driesen
 ・“Le sac de farine” Mehdi Dehbi

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 ◆新人女優賞(Meilleur espoir feminine)
 ・『アデル、ブルーは熱い色』 モナ・ワルラヴェン(Mona Walravens)
 ◎『ある過去の行方』(仏・伊)(監督:アスガー・ファルハディ)  ポリーヌ・ビュルレ(Pauline Burlet)
 ・“Le sac de farine” Rania Mellouli
 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』 アンヌ・パウリスヴィック(Anne Paulicevich)

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 ◆短編映画賞(Meilleur court métrage)
 ・“Bowling killers”(ベルギー) 監督:Sébastien Petit
 ・“Le conseiller”(ベルギー) 監督:Elisabet Lladó
 ・“Partouze”(ベルギー) 監督:Matthieu Donck
 ◎“Welkom”(ベルギー) 監督:Pablo Munoz Gomez

 ◆ドキュメンタリー賞(Meilleur long métrage documentaire)
 ・“Amsterdam Stories USA”(ベルギー・米) 監督:Rob Rombout & Rogier van Eck
 ・“L'irrésistible ascension de Moïse Katumbi”(ベルギー) 監督:Thierry Michel
 ◎“La nuit qu’on suppose”(ベルギー) 監督:Benjamin d’Aoust
 ・“The sound of Belgium”(ベルギー) 監督:Jozef Devillé

 ◆フラマン語映画共同製作作品賞(Meilleur film flamand en coproduction)
 ・“Brasserie Romantiek”(ベルギー) 監督:Joël Vanhoebrouck
 ◎“Kid”(ベルギー・オランダ・独) 監督:Fien Troch
 ・“La cinquième saison”(ベルギー・オランダ・仏) 監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens) & Jessica Woodworth

 ◆外国との共同製作作品賞(Meilleur film étranger en coproduction)
 ・“La religieuse”(仏・独・ベルギー) 監督:Guillaume Nicloux
 ◎『アデル、ブルーは熱い色』(仏・ベルギー・西) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・“Les chevaux de Dieu”(モロッコ・チュニジア・ベルギー・仏) 監督:Nabil Ayouch
 ・『タイピスト!』(仏)(監督:レジス・ロワンサル) デボラ・フランソワ(Déborah François)

 ◆第1回作品賞(Magritte du premier film)
 ◎“Une chanson pour ma mere”

 ◆名誉マグリット賞(Magritte d'honneur)
 ◎エミール・クストリッツァ


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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・『タンゴ・リブレ 君を想う』(2/9):作品・監督・主演男優・脚本・撮影・編集・美術・録音・新人女優
 ・“Au nom du fils”(1/7):作品・監督・主演女優・助演女優・録音・音楽・新人男優
 ・“Vijay and I”(1/4):監督・脚本・編集・衣裳
 ・“La cinquième saison”(0/4):主演男優・脚本・美術・フラマン
 ・『アーネストとセレスティーヌ』(3/3):作品・監督・録音
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(2/3):助演女優・新人女優・外国
 ・“Le monde nous appartient”(1/3):作品・編集・音楽
 ・“Kid”(1/3):脚本・新人男優・フラマン
 ・“Le sac de farine”(0/3):音楽・新人男優・新人女優
 ・“Kinshasa kids”(1/2):作品・編集
 ・“Une place sur la terre”(1/2):主演男優・衣裳
 ・“La religieuse”(1/2):主演女優・外国
 ・『タイピスト!』(0/2):主演女優・外国
 ・“Une chanson pour ma mere”(0/2):助演男優・衣裳
 ・“Landes”(0/2):助演女優・新人男優
 ・“Les chevaux de Dieu”(1/2):撮影・外国

 2013年を代表するベルギー映画といえば、なんと言っても『オーバー・ザ・ブルースカイ』のはずですが、Les Magritte du cinema 2014にはノミネートされていません。

 おそらく対象期間の関係だと思いますが、2014年のLes Magritte du cinemaは、2012年10月16日〜2013年10月16日にベルギー国内で劇場公開された作品が対象になっていて、その結果、2012年の作品が上記に数多く含まれることにもなっています。

 ベルギー映画といえば、ダルデンヌ兄弟やジャコ・ヴァン・ドルマルなどが思い浮かびますが、上記の作品群を見ると、ベルギー映画にも多様性があり、また、一般的には「フランス映画」とみなされている作品の中にベルギーが製作に参加している作品が数多く含まれていることが見てとれます。
 上記の中には、ベルギーが製作国としてクレジットされていない作品もありますが、小さく関わっているか、あるいは、規定によりノミネート資格を認められている、ということなのだろうと思われます。

 *公式サイト:http://www.lesmagritteducinema.com/home.php?lang=fr

 2013年度のベルギー映画には、ベルリンとベネチアとカルロヴィ・ヴァリとモントリオールのコンペティション部門出品作があり、カンヌ国際映画祭のある視点部門と監督週間、ベネチア国際映画祭のベネチア・デイズに選出された作品もあって、なかなか充実していたのではないでしょうか。

 長編アニメーション作品である『アーネストとセレスティーヌ』が作品賞と監督賞を含み、ノミネートされていた3部門すべてで受賞を果たして、2013年のベルギー映画を代表する作品となったのが、ちょっと意外といえば意外ですが、全体的に票が割れたこともあり、また、映画祭や映画賞での人気や評価を考えると、案外、これが順当な結果なのかもしれません。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Au nom du fils(In the Name of the Son)”(ベルギー・仏) 監督:Vincent Lannoo
 物語:エリザベスは、カトリックのラジオ・パーソナリティーで、信仰と2人の息子を育てることに人生を捧げている。しかし、家族に不幸な事件が起こって、想像もしていなかった立場に追い込まれる。彼女は、強い決意で、頑なに沈黙を守ろうとする教会の偽善に立ち向かう覚悟を決める。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013フォーラム・オブ・インディペンデント部門出品。


 ・“Vijay And I(My Friend Vijay)”(ベルギー・ルクセンブルク・独) 監督:サム・ガルバルスキ(Sam Garbarski)
 出演:モーリッツ・ブライプトロイ、パトリシア・アークエット、Danny Pudi、Catherine Missal、マイケル・インペリオリ(Michael Imperioli)
 物語:ウィルは、才能ある俳優だが、不幸にも、今の仕事は、ニューヨークの子供番組で、ウサギのかぶりものを着て、糊口をしのいでいる。彼は、誰も自分の誕生日を祝ってくれないのでふてくされる。ある日、盗まれた彼の車が事故を起こし、みんな彼が死んでしまったと思い込む。彼は、友人たちが自分のことをどう思っているが探るために、自分の葬式に出席する。その後、インド・レストランのオーナーの助けで、彼は、ハンサムなシーク教徒ヴィジャイ・シンに変身する。そんなヴィジャイを、ウィルの妻が好きになり、求愛してくるようになって、問題は複雑になる。彼は、自分に関する真実に戸惑うが、一方で、彼自身もまたウィルよりもヴィジャイの方が好きなのだった。
 ロカルノ国際映画祭2013 ピアッツァ・グランデ部門出品。


 ・“La Cinquieme Saison(The Fifth Season/ Het Vijfde Seizoen)”(ベルギー・オランダ・仏) 監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、Jessica Woodworth
 出演:Aurélia Poirier、Django Schrevens、Sam Louwyck、Gill Vancompernolle
 物語:アルデンヌの奥深い村に謎の気象異常が起こる。自然のサイクルが破綻し、いっこうに春が訪れようとしないのだ。アリスとトマスとオクターヴの3人は、今何が起ころうとしているのか、必死に理解しようとする。
 ベネチア国際映画祭2012 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2012 WAVELENGTH部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2012 オフィシャル・セレクション出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2013 ‘This is End’特集出品。
 The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013 撮影賞ノミネート。


 ・『アーネストとセレスティーヌ』“Ernest and Celestine”(仏・ベルギー・ルクセンブルク) 監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ
 物語:「アーネストおじさんは、大きくて無愛想なクマ。腹ぺこでゴミ箱をあさり、最初に見つけたものを口に詰めこもうとしたそのとき、金切り声があがった。「わたしを食べないで!」。飲み込まれようとしていたのは、小さなネズミのセレスティーヌ。「わたしを食べなければ、かわりにあなたがこの世で一番欲しいものをあげるわ」。こうしてセレスティーヌは一命をとりとめた。この奇妙な出会いから、クマの世界とネズミ世界のどちらにもない、ふしぎであたたかい友情が花開く。」
 ガブリエル・ヴァンサンの絵本シリーズ「アーネストとセレスティーヌ」をアニメーション化した作品。
 『パニック・イン・ザ・ヴィレッジ』のヴァンサン・パタールら3人の監督による最新作。
 カンヌ国際映画祭2012 監督週間出品。
 フランス映画祭2012にて上映。
 ドバイ国際映画祭2013 観客賞受賞。
 セザール賞2013 アニメーション賞受賞。
 アニー賞2014作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・キャラクターアニメーション賞・美術賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2014 長編アニメーション賞ノミネート。


 ・“Le monde nous appartient(The World Belongs to Us)”(ベルギー) 監督:Stephan Streker
 物語:PougaとJulienは、ともにブリュッセルの郊外で暮らす20代の若者で、全く異なる人生を歩んでいる。Julienは、将来を期待されているサッカー選手だが、トップに立つのは容易ではない。一方、Pougaは、生活のために高級車を盗み、その結果、2人の人生が交わることになる。彼らは、不幸がすぐ近くにあることに気づいていなかった……。
 モントリオール世界映画祭2012 フォーカス・オン・ワールドシネマ部門出品。
 The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013共同製作賞ノミネート。


 ・“Kid”(ベルギー・オランダ・独) 監督:Fien Troch
 物語:7歳の少年と兄が、母親と一緒に、小さな町の郊外にある農場で暮らしている。父親は、数年前に彼らを捨て、彼らは自分たちだけで生活していかなければならなくなる。そしてついに破綻し、兄弟は伯父さん夫婦のところに預けられる。2人の、母と一緒に暮らしたいという思いが募っていく。
 ゲント国際映画祭2012 インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2012オープン・ホライズンズ部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2013スペクトラム部門出品。
 パリ映画祭2013 学生審査員賞受賞。
 The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013作品賞・主演男優賞・編集賞・衣裳賞・音楽賞・新人賞ノミネート。


 ・“Le sac de farine(The Bag of Flour)”(ベルギー・モロッコ) 監督:Kadija Leclere
 物語:1985年、ベルギーのアルセンベルク。サラは、8歳で、カトリックの家で暮らしている。そこに、彼女が会ったこともなかった実の父がやってきて、パリに行こうと言って、彼女を連れ出す。しかし、目覚めると、彼女はモロッコにいて、父親もいなくなってしまう。彼女はモロッコで生きていかなくてはならなくなるが、ここでは学校といっても編みものくらししか教えてくれない。それから9年。サラは17歳になっている。ひどい食糧危機が起こり、サラは自分の食い扶持を手に入れなければならなくなる。彼女の望みは、子供時代を過ごしたベルギーに帰り、学校に通い、本を読み、そこで人生を送ることだった。
 モンペリエ地中海国際映画祭2012 長編コンペティション部門出品。
 The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013共同製作賞ノミネート。


 ・“Kinshasa kids”(ベルギー) 監督:マーク=アンリ・ウォンバーグ(Marc-Henri Wajnberg)
 物語:コンゴのキンシャサには、家族から「魔術師」と非難されて、路上生活をしている子供たちが3万人いる。ジョゼと彼の友だちもそうした子供たちの1人で、彼らは悪運を遠ざけるためにバンドを組み、クレイジーな興行主ベブソンとともに、音楽活動を始める。
 ベネチア国際映画祭2012 ベネチア・デイズ部門出品。
 トロント国際映画祭2012 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 釜山国際映画祭2012 ワールド・シネマ部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。


 ・“Une place sur la terre(A Place on Earth)”(仏・ベルギー) 監督:Fabienne Godet
 物語:アントワーヌは、40代のカメラマンだが、自分の才能を生かす機会に恵まれず、孤独で、自己憐憫に陥っている。友人と言えるのも、近所に住む少年ひとりしかいなかった。ある日、彼は、近所の建物からピアノの音が聞こえてくるのに気づき、それが気になって仕方がなくなる。弾いているのは、エレナという名の若い学生だが、彼女は自殺寸前に追い込まれていた……。


 ・“La religieuse(The Nun)”(仏・独・ベルギー) 監督:ギョーム・ニクルー(Guillaume Nicloux)
 出演:ポーリン・エチエンヌ(Pauline Etienne)、イザベル・ユペール、ルイーズ・ブルゴワン(Louise Bourgoin)、マルティナ・ゲデック
 物語:シュザンヌは、これまでの自分の人生について手紙に綴っている。彼女は、自分の意思に反して、修道院に入れられたが、それは、彼女の階級に見合った持参金が用意できないからという理由からだった。彼女の自由への希望が消えることはなかったが、彼女は、修道女長によって、修道院での生活の仕方を学んでいく。しかし、先輩の修道女が亡くなって、彼女は新しい修道女長やそのほかの修道女から報復やいじめを受けることになる。
 ジャック・リヴェットが、アンナ・カリーナ主演で1966年に映画化した、ドゥニ・ディドロの『修道女』の再映画化。
 ベルリン国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 モントリオール世界映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 Out-Look部門出品。


 ・“Landes”(ベルギー・仏) 監督:François-Xavier Vives
 物語:1920年代、フランス北西部のランド県。リアナは、35歳で未亡人になり、夫から受け継いだ莫大な遺産を使って、この土地から電気を生み出そうというクレージーな夢に取りつかれる。費用はいくらかかってもかまわない。だが、家族も仲間も組合も誰も興味を示さなかった。彼女は、頑固に、そして果敢に挑んだが、結局は失敗に終わった。しかし、彼女は、国の、行き詰まった苦しい現実を打開するための、社会的でエモーショナルな新しい夢を見つける。
 モントリオール世界映画祭2013 ワールド・コンペティション部門出品。芸術貢献賞受賞。


 ・“Les chevaux de Dieu(God’s Horses)”(モロッコ・チュニジア・ベルギー・仏) 監督:Nabil Ayouch
 物語: Yachineは、10歳で、カサブランカにあるシディ・ムーメンのスラム街で家族とともに暮らしていた。母Yemmaは、うつ気味の父親に代わって、家族をまとめていた。長兄は軍に所属し、次兄は自閉症。三番目の兄Hamid(13歳)はガキ大将で、Yachineの良き理解者だった。Hamidが刑務所に入れられると、Yachineは暴力や貧困、ドラッグが渦巻くこの沈うつな状況から抜け出そうと働き始める。一方、Hamidは、拘置中に過激派イスラム教徒となり、すっかり人が変わっていた。彼は、Yachineとその友人たちを彼らの「仲間」になるよう説得し始める。精神的指導者のイマームAbou Zoubeirが、彼らの心身のトレーニングにとりかかり、ある日、彼らが殉教者に選ばれたと告げる。
 2003年5月16日、モロッコのカサブランカで起こったテロ事件をモチーフに作られた作品。
 カンヌ国際映画祭2012 ある視点部門出品。Prix François Chalais受賞。
 釜山国際映画祭2012 ワールド・シネマ部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2012 オフィシャル・セレクション出品。グランプリ(ゴールデン・スパイク賞)受賞。
 モンペリエ地中海映画祭2012 長編コンペティション部門出品。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 モロッコ代表。


 ・“11.6”(仏) 監督:フィリップ・ゴドー(Philippe Godeau)
 出演:フランソワ・クリュゼ
 物語:2009年に実際に起こったトニ・ムスランの事件を映画化した作品。トニ・ムスランは、当時、警備会社ルーミスの警備員で、現金輸送車の警備をしていたが、1160万ユーロの乗ったヴァンを乗り逃げして、強奪。その後、彼の借りていた貸金庫から910万ユーロが発見され、本人もモナコ警察に出頭した。結局、彼は、懲役5年の刑を宣告され、刑務所に入ったが、残る250万ユーロは現在まで発見されていない。当時、彼に対して、武器も使用せず、誰も傷つけない犯行であったことから、英雄視する声も高く、刑務所には彼との結婚を求める女性からの手紙もたくさん届いたという。
 本作では、お金の行方よりも、トニ・ムスランの動機に焦点を当てる。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 THRILL部門出品。


 ・“Grand Central”(仏・オーストリア) 監督:レベッカ・ズロトヴスキ
 出演:レア・セイドゥ、タハール・ラヒム、オリヴィエ・グルメ、ジョアン・リベロー(Johan Libéreau)、ドゥニ・メノーシェ(Denis Ménochet)
 物語:Garyは、若く、俊敏で、物覚えが速い。彼は、仕事とお金と仲間と家族を求めていて、原子力発電所で仕事を見つける。彼は、Karoleを好きになるが、彼女は人妻であった。やがて放射能と禁じられた愛が彼の体を蝕んでいく。
 『美しき棘』のレベッカ・ズロトヴスキ監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2013 る視点部門出品。
 釜山国際映画祭2013 フラッシュ・フォワード部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 LOVE部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 リュミエール賞2014女優賞受賞。作品賞・監督賞・男優賞ノミネート。


 ・“Le temps de l'aventure(Just a Sigh)”(仏・ベルギー・アイルランド) 監督:ジェローム・ボネル(Jérôme Bonnell)
 出演:エマニュエル・ドゥヴォス、ガブリエル・バーン
 物語:アリックスは、地方で活躍する舞台女優で、カレーでの舞台上演期間中に、映画のオーディションを受けるために列車でパリに向かう。ボーイフレンドは電話に出てくれない。また、街中で、携帯電話を持っておらず、クレジットカードも使えないことに気づき、さらに悪いことに、妹ともケンカしてしまう。彼女は、列車の中で出会ったミステリアスな英国紳士と出くわし、彼に助けを求める。アリックスは、演技や愛に関してロマンチックな想像をすることはあるが、浮ついた気持ちは持っていない。しかし、短くも親密な時間を過ごし、秘密を分かち合った時、彼女は、自分を解放し、その先へと進んでみることに決める……。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品、
 シカゴ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。


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 ・The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_34.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月〜2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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