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zoom RSS 快挙!『山守クリップ工場の辺り』 ロッテルダム国際映画祭2014 受賞結果!

<<   作成日時 : 2014/02/02 06:45   >>

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 第43回ロッテルダム国際映画祭(1月22日-2月2日)の各賞が発表になりました。

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 【タイガーアワード・コンペティション】

 ◆タイガーアワード(Hivos Tiger Awards)

 ◎『山守クリップ工場の辺り』“Anatomy of a Paper Clip”(日) 監督:池田暁
 バンクーバー国際映画祭でドラゴンズ&タイガース賞/最優秀アジア映画賞したのに続き、ロッテルダムでも受賞。

 日本映画のタイガーアワード受賞は、1996年の『渚のシンドバッド』、2001年の『まぶだち』に次いで、3作目。

 ◎“Han Gong-Ju”(韓) 監督:Lee Su-Jin

 “Han Gong-Ju”(韓) 監督:Lee Su-Jin
 物語:Han Gong-Juは、高校生で、スキャンダラスな事件に巻き込まれて、転校を余儀なくされる。親の元から転校先に通うことはできず、彼女は、担任の母親の家に住まわせてもらうことになる。彼女に、Eunheeという友だちができ、彼女が歌がうまいことを知って、Eunheeは彼女をアカペラ・クラブに誘う。ところが、彼女が歌っているビデオを見て、前の学校の親たちが騒ぎ始める。Han Gong-Juは犠牲者であり、彼女に非はなかったが、彼女は人の注目を避けて生きていこうと決める。
 釜山国際映画祭2013 韓国映画トゥデイ部門出品。CGV Movie Collage Award受賞。

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 ◎“Something Must Break”(スウェーデン) 監督:Ester Martin Bergsmark

 “Something Must Break(Nånting måste gå sönder)”(スウェーデン) 監督:Ester Martin Bergsmark
 物語:夏のストックホルム。しかし、ここは観光客が訪れるようなところではない。寂れた工場や薄汚れたクラブ、ほとんど手入れがなされていない公園などがある、そんな地区だ。セバスチャンは、ゲイで、女装が趣味で、見知らぬ人と性的な冒険を楽しんでいる。そんな彼が、公衆便所でくたびれたジャケットを着たアンドレアスと出会う。アンドレアスは、ゲイではなかったが、2人は強く惹きつけられていく。
 2012年に“She Male Snails”で注目されたEster Martin Bergsmark監督の最新作。
 ヨーテボリ国際映画祭2014 ノルディック・コンペティション部門出品。

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 [その他のエントリー作品]
 ・“Stella cadente”(西) 監督:Luis Miñarro
 ・“Afscheid van de maan”(オランダ) 監督:Dick Tuinder
 ・“Vergiss mein Ich”(独) 監督:Jan Schomburg
 ・“Mein blindes Herz”(オーストリア) 監督:Peter Brunner
 ・“Happily Ever After”(クロアチア・オランダ) 監督:Tatjana Božic
 ・“Viktoria”(ブルガリア・ルーマニア) 監督:Maya Vitkova
 ・“The Hope Factory”(ロシア) 監督:Natalia Meschaninova
 ・“Concrete Clouds”(タイ・香港・中) 監督:Lee Chatametikool
 ・“Arwad”(カナダ) 監督:Samer Najari、Dominique Chila
 ・“War Story”(米・伊) 監督:Mark Jackson
 ・“Casa Grande”(ブラジル) 監督:Fellipe Barbosa
 ・“Riocorrente”(ブラジル) 監督:Paulo Sacramento

 ※審査員:エリア・スレイマン、Nanouk Leopold(オランダの監督)、エドウィン、Violeta Bava(ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭プログラマー)、杉野希妃
 賞金は15000ユーロ。

 【短編部門】

 ◆短編部門 タイガーアワード(The Canon Tiger Awards for Short Films)
 3000ユーロとビデオカメラが贈られる。
 ◎“The Chimera of M ”(英) 監督:Sebastian Buerkner
 ◎“Giant”(フィンランド・ルーマニア) 監督:Salla Tykkä
 ◎“La isla”(チリ・ポーランド・デンマーク) 監督:Dominga Sotomayor、Katarzyna Klimkiewicz.

 ◆ヨーロッパ映画賞2014 短編映画賞 ロッテルダム代表
 ◎“The Chimera of M”(英) 監督:Sebastian Buerkner
 物語:カップルの、誤解や口論、願い、親密さ、欲望が描かれる。3Dアニメーション。

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 【その他の賞】

 ◆ビッグ・スクリーン・アワード(The Big Screen Award)
 オランダ国内での配給を支援するために前回より設けられた賞。
 ◎“Another Year”(ロシア) 監督:Oxana Bychkova

 “Another Year(Yeshche odin god)”(ロシア) 監督:Oxana Bychkova
 物語:現在のモスクワ。主人公は若い夫婦。夫は、定職を持たず、無認可のタクシーをして小銭を稼いでいる。妻は、グラフィック・デザイナーで。初めての仕事を手に入れる。2人は、バックグラウンドも違えば、目指しているところも違う。すぐにも壊れそうな未熟な関係。そんな2人の一年を描く。
 タイガーアワード・コンペティションで“The Hope Factory”がエントリーされているNatalia Meschaninovaが脚本に参加している。

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 ◆NETPAC賞
 ◎“28”(スリランカ) 監督:Prasanna Jayakody

 “28”(スリランカ) 監督:Prasanna Jayakody
 物語:アバシリの妻スッディは、かなり前に彼と村を棄てて、都会に出て行った。アバシリの元に、スッディがレイプされて殺され、遺体の確認をしてほしいと連絡が入る。彼は、親友のマニと一緒にでかけていくが、遺体が妻であることがわかってショックを受ける。2人は棺とともに村に向かう。一方、その頃、村では、スッディに関する悪い噂話が広まりつつあった。

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 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“The Songs of Rice”(タイ) 監督:Uruphong Raksasad

 “The Songs of Rice”(タイ) 監督:Uruphong Raksasad
 主食である米と米作りへの賛歌。田植えから収穫して、寺にお供えするまでが描かれる。ハイライトとなるのは収穫祭で、男は牛に乗り、女は美しく着飾って、お手製の花火も打ち上げられる。
 『稲作ユートピア』のUruphong Raksasad監督最新作。

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 ◆KNF Award(オランダ映画批評家協会賞)
 ◎“To Kill a Man”(チリ・仏) 監督:Alejandro Fernández Almendras

 “To Kill a Man”(チリ・仏) 監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス(Alejandro Fernandez Almendras)
 出演:Daniel Candia、Daniel Antivilo、Alejandra Yañez、マリエル・マテルーナ(Ariel Mateluna)
 物語:Jorgeは、物静かな中流階級の家庭人である。ある夜、彼の家は、近所に住むチンピラ、Kaluleに襲われる。彼はただ早く災難が通り過ぎてくれることを祈るばかりだったが、息子はKaluleに立ち向かい、撃たれて瀕死の重傷を負う。彼と妻は、警察に保護を求めるが、お役所仕事的な対応で、いっこうに有効な手段を講じてくれない。彼は、家長としてみじめな思いを味わうばかりだったが、ついに守るべきもののために立ち上がる決心をする。
 『フアチョ』でサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞したアレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス監督の第3作。
 サンダンス映画祭2014 審査員グランプリ受賞。

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 ◆MovieZone Award
 若い映画作家に映画祭での上映機会と自分たちの考えを表明する機会を与えることを目的とし、プロモーションのために1500ユーロが贈られ、受賞作品はEYE教育プログラムに組み込まれる。
 ◎“Jacky au royaume des filles”(仏) 監督:Riad Sattouf

 “Jacky au royaume des filles(Jacky in the Kingdom of Women)”(仏) 監督:Riad Sattouf
 物語:ブブネ共和国では、女性が権力を握っている。ここでは、女性が国を支配し、秩序を維持している。一方、男性は、頭からつま先までを覆う服を着て、家事を担っている。また、この国では、人々の主食はドロドロしたお粥で、馬が崇められている。ジャッキーは、「グランドボール」を楽しみにしている。そこでは、将軍の娘(シャルロット・ゲンズブール)が夫を選ぶことになっている。彼は、自分が選ばれたいと願っているが、そう考えるのは彼だけではない。

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 【CineMart部門】

 ◆The Eurimages Co-Production Development Award(30000ユーロ)
 ◎“Tabija”(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 監督:Igor Drljaca

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 ◆The ARTE International Prize(5000ユーロ)
 ◎“Happy Time Will Come Soon”(伊・仏) 監督:Alessandro Comodin

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 ◆The Prins Claus Fund Film Grant(15000ユーロ)
 該当作なし

 【The Dioraphte Award】

 ◆The Dioraphte Award(10000ユーロ)
 ◎“Qissa”(独・インド・オランダ・仏) 監督:Anup Singh

 “Qissa”(独・インド・オランダ・仏) 監督:Anup Singh
 出演:イルファーン・カーン(Irrfan Khan)、Tillotama Shome、Rasika Dugal、Tisca Chopra.
 物語:ポスト殖民地時代のインド。シーク教徒のUmber Singhは、1947年の分離独立で、村を追われる。彼は、運命と闘い、家族のために家を建てる。末っ子のKanwarが、低カーストの娘Neeliと結婚することになった時、一家は、それぞれに野心がありながらも、いつも運命に邪魔されるという、彼らの背負った宿命に気づかされる。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。NETPAC賞受賞。
 ムンバイ映画祭2013 インディア・ゴールド部門出品。銀賞(Silver Gateway Of India)受賞。
 アブダビ国際映画祭2013 ニュー・ホライズンズ・コンペティション部門出品。男優賞受賞。


 【観客賞】(The UPC Audience Award for best festival film)
 ※賞金:10000ユーロ

 ◎『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(米) 監督:アレクサンダー・ペイン

 1.『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(米) 監督:アレクサンダー・ペイン  4.678
 2.“Zombie: The Resurrection of Tim Zom”(オランダ) 監督:Billy Pols  4.649
 3.“Starred Up”(英) 監督:デイヴィッド・マッケンジー  4.628
 4.“Feel My Love”(ベルギー) 監督:Griet Teck  4.551
 5.“Sorrow and Joy”(デンマーク) 監督:Nils Malmros  4.500
 6.“The Selfish Giant”(英) 監督:クリオ・バーナード  4.492
 7.“Papusza”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ  4.477
 8.“The Creator of the Jungle”(西) 監督:Jordi Morató  4.465
 9.“The Other Side of the Heart Is White”(オランダ) 監督:Leonardo Pansier  4.459
 10.『her/世界でひとつの彼女』(米) 監督:スパイク・ジョーンズ  4.423

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 今回、特に面白そうだなと思ったのは、“Jacky au royaume des filles”ですね。
 村田基の『フェミニズムの帝国』とか、似たような趣向の作品は小説にしろ、映画にしろないこともなかったはずですが。
 日本での劇場公開もあるんじゃないでしょうか。

 今回の受賞作は、劇場公開まで行けるかどうかはともかく、なんらかの形で日本に紹介される作品が多そうです。

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 *当ブログ記事

 ・ロッテルダム国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_8.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_18.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_38.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_12.html
 ・ロッテルダム国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_1.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月〜2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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