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zoom RSS 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち 2014!

<<   作成日時 : 2014/01/04 19:43   >>

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 「ヴァラエティー」誌は、毎年、1月に開催されるパームスプリングス国際映画祭で、「観るべき10人の監督たち」(10 Directors to Watch)を発表(表彰)し、6月に開催されるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で「観るべき10人のヨーロッパの監督たち」(Variety’s Ten Euro Directors)を発表しています。

 1月3日より開催の第25回パームスプリングス国際映画祭で選ばれた、本年度の「観るべき10人の監督」は、以下の通りです。

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 ・“Belle”(英) 監督:Amma Asante
 出演:ググ・バサ=ロー(Gugu Mbatha Raw)、トム・ウィルキンソン、サム・リード(Sam Reid)、サラ・ガドン(Sarah Gadon)、ミランダ・リチャードソン、ペネロープ・ウィルトン(Penelope Wilton)、トム・フェルトン、James Norton、マシュー・グード(Matthew Goode)、エミリー・ワトソン
 物語:ダイド・エリザベス・ベル(Dido Elizabeth Belle:1761年 - 1804年)の実話に基づく物語。ダイド・エリザベス・ベルは、英国海軍軍人で下院議員のサー・ジョン・リンゼイと、アフリカ人の奴隷ベル(黒人奴隷だったこと以外は不明)との間に生まれた混血の私生児で、父方の大叔父マンスフィールド伯爵の邸宅で生涯を送った。彼女は、公的には、奴隷の娘とされながら、家族の一員として特権的な立場を与えられる一方、食事の同席などは認められなかった。成長するにおよび、彼女は、自分に関する真実を知り、また、ロマンスを経験する。彼女の存在は、マンスフィールド伯爵が奴隷制を廃止に導くのにも影響を与えた。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“The Selfish Giant”(英) 監督:クリオ・バーナード(Clio Barnard)
 出演:Conner Chapman、Shaun Thomas、ショーン・ギルダー(Sean Gilder)、シヴォーン・フィネラン(Siobhan Finneran)、スティーヴ・イヴェッツ(Steve Evets)、Rebecca Manley
 物語:学校から退学になった13歳のアーバーと親友のスウィフティーは、近所で、スクラップの回収をしているキテンと知り合いになる。彼らは、キテンのために、馬やカートに使えるようなスクラップを集め始める。スウィフティーが、馬に関して得意なところを示すのに対して、アーバーはキテンに学んで、お金もうけの才を示す。キテンが、スウィフティーをかわいがり始めたことで、アーバーは2人から距離を置くようになり、友情にひびが入る。
 オスカー・ワイルドの『わがままな大男』の映画化。
 “The Arbor”で高い評価を受けたクリオ・バーナードの第2監督長編。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。Label Europa Cinemas受賞。
 ノルウェー国際映画祭2013 メイン・プログラム出品。ノルウェー映画批評家賞受賞。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 釜山国際映画祭2013 フラッシュ・フォワード部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2013 1-2コンペティション部門出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2013 最優秀ナラティヴ作品賞、審査員特別賞(Conner Chapmanの演技に対して)受賞。
 AFIフェスト2013 監督賞受賞。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2013 脚本賞受賞。
 ストックホルム国際映画祭2013 最優秀作品賞受賞。
 ラックス賞2013 ノミネート。
 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2013作品賞・監督賞・助演女優賞・脚本賞・プロダクション賞・技術賞・ニューカマー賞ノミネート。


 ・“Very Extremely Dangerous”(米・アイルランド) 監督:Paul Duane
 ドキュメンタリー。
 ジェリー・マックギル(Jerry McGill)は、メンフィス出身のロッカーで、70年代にカントリー・ミュージックのレジェンドとのツアーと併行して、映画に出演したりしていたが、銀行強盗を行なって、FBIに追われる身となる。その後、3つの罪に対する服役 (別名義の名前に対して科せられた2つの罰を含む)を終えて、出所した時、70歳になっていたが、悪性の肺がんにかかっていることがわかって、1959年のシングル曲“Lovestruck”をレコーディングすることに決める。監督のPaul Duaneは、彼のレコーディングと復帰後初のライブを追うが、マックギルは、70歳で、早急の手術を要する身なのにもかかわらず、大酒飲みの、ヘビースモーカーで、荒っぽい性格は昔と全然変わっていなかった。しかし、また、まわりを巻き込んで、熱くする人間的魅力も健在なのであった。
 2013年初めにマックギルは亡くなるが、本作は、そんな彼のメモリアル・フィルムとなった。
 メンフィス・インディー・フィルム・フェスティバル2012 審査員特別賞受賞。
 ダブリン映画批評家協会賞2013 アイルランド映画賞第8位。

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 ・“Ilo Ilo(爸媽不在家)”(シンガポール) 監督:アンソニー・チェン(Anthony Chen)
 出演:Koh Jia Ler、アンジェリ・バヤニ(Angeli Bayani)、Chen Tian Wen、ヤオ・ヤンヤン(Yeo Yann Yann)
 物語:1997年のシンガポール。リム家に、フィリピン人のメイド、テレサがやってくる。一家の家族関係は、元々悪くなりかけていたが、テレサがやってきた後、それはさらにひどくなる。問題ばかり起こしている息子Jialeは、しゃべらなくなったテレサと仲良くなっていく。その年、アジアに経済危機が訪れるが、それが一家にも影響を及ぼす。
 初監督作品。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。カメラドール受賞。
 パリ映画祭2013 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 DISCOVERY部門出品。
 ミラノ映画祭2013 長編コンペティション部門出品。
 釜山国際映画祭2013 アジア映画の窓部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 第1回作品賞受賞。
 ムンバイ映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞(Silver Gateway Of India)、女優賞(ヤオ・ヤンヤン)受賞。
 フィラデルフィア映画祭2013 最優秀ナラティヴ作品賞受賞。
 ストックホルム国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 香港アジア映画祭2013 ニュー・タレント賞受賞。
 台湾 金馬奨2013作品賞・助演男優賞・助演女優賞・脚本賞・新人監督賞・新人賞ノミネート。作品賞、助演女優賞、脚本賞、新人監督賞受賞。
 東京フィルメックス2013 コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2013 監督賞受賞。
 ドバイ国際映画祭2013 アジア・アフリカ長編コンペティション部門出品。作品賞、女優賞(ヤオ・ヤンヤン)受賞。
 アジア太平洋映画祭2013 助演女優賞受賞(ヤオ・ヤンヤン)。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 シンガポール代表。


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 ・“Heart of a Lion(Leijonasydän)”(フィンランド・スウェーデン) 監督:ドメ・カルコスキ(Dome Karukoski)
 出演:Peter Franzén、Laura Birn
 物語::テポとサリが恋に落ちる。しかし、この恋には大きな障害があった。というのも、テポは、ネオ・ナチのグループの中心人物であり、一方、サリには黒人とのハーフの息子ラマダニがいたからだ。3人は一緒に暮らし始めるが、テポは自分の中の偏見と闘い、また、ラマダニから殺されそうにもなる。サリが妊娠して、家を空けた時、テポとラマダニはさらに深く向き合わなければならなくなる。ラマダニが学校でいじめを受けていて、教師はそれを見て見ぬふりをしていることもわかる。やがて、軍隊から追い出されたテポの弟ハリが、何の断りもなく、家に転がりこんでくる。ハリも、ネオ・ナチで、彼の偏見はさらに根深く、彼は家の中をアパルトハイトのような状態にする。学校でのいじめがエスカレートした時、テポはラマダニを守って、彼に対する公正さを要求し、それに対し、ラマダニもようやく彼を受け入れるようになる。また、テポは、ハリにも言いたいことを言い、言うことを聞かせられるようになる。こうして、テポはラマダニのよい父親になったが、その代わり、それまで彼のまわりにいた人々を失うことにもなった。その代償はあまりにも大きかった。


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 ・“Beneath the Harvest Sky”(米) 監督:Aron Gaudet、Gita Pullapilly
 出演:エモリー・コーエン(Emory Cohen)、カラン・マッコーリフ(Callan McAuliffe)、エイダン・ギレン(Aidan Gillen)
 物語:キャスパーとドミニクは、親友で、互いに深い信頼関係で結ばれていた。彼らの育ったところは、メイン州の農村で、彼らも高校の上級生になり、大人への階段を上りつつあった。キャスパーは、無法者の父親クレイトンとともにカナダ国境から麻薬の密輸を行ない、一方、ドミニクは、最後のじゃがいもの収穫を行ない、そのお金で車を買って、村から出て行こうと考えていた。彼らの友情と信頼関係が試され、彼らは、人生を永遠に変えてしまうような、大人になるための決断をする。
 トロント国際映画祭2013 DISCOVERY部門出品。
 ゴッサム・アワード2013女性フィルムメーカー スポットライト賞受賞。

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 ・“Dear White People”(米) 監督:Justin Simien
 出演:Tyler Williams、テッサ・トンプソン(Tessa Thompson)、テヨナ・パリス(Teyonah Parris)、Brandon Bell
 物語:アフリカン・アメリカンのパーティーに白人たちが暴動をしかける。白人社会で黒人であることの風刺。アイビーリーグの大学に通う4人の黒人学生の物語。
 サンダンス映画祭2014出品。

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 ・“Infinitely Polar Bear”(米) 監督:マヤ・フォーブス(Maya Forbes)
 出演:ゾーイ・サルダナ、マーク・ラファロ、キア・デュリア(Keir Dullea)、Imogene Wolodarsky、Ashley Aufderheide
 物語:1978年、カム・スチュワートは、ニューイングランドの旧家の厄介者で、結婚して、2人の娘をもうけるが、うつ病を患い、妻のマギーにも出て行かれる。マギーは、娘を連れて、家を出たが、ニューヨークでMBAを取るために、カムに娘たちを預かってくれとカムに頼んでくる。カムは、マギーが週末に娘たちの面倒を見ることで、それを受け入れる。そうして暮らすうち、4人は、次第にちょっと風変わりな新しい家族を形作っていく。
 TV映画のプロデューサーで、『モンスターVSエイリアン』では脚本を担当したマヤ・フォーブスの初監督作品。
 サンダンス映画祭2014出品。

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 ・“The Road Within”(米) 監督:Gren Wells
 出演:ゾーイ・クラヴィッツ(Zoë Kravitz)、ロバート・シーハン(Robert Sheehan)、ロバート・パトリック、キーラ・セジウィック、デーヴ・パテル
 物語:ヴィンセントは、トゥーレット症候群を持っていて、母と2人暮らしだったが、その母が死んで、疎遠だった父親ロバートに引き取られることになる。しかし、ロバートは、政治活動に忙しくて、ヴィンセントを知人で風変わりな女医のミア・ローズのクリニックに預けることにする。彼は、そこでマリーという名の拒食症の娘に恋をする。強迫性障害を持つ同室のアレックスは、2人のことを告げ口しようとして、無理やり外へと連れ出される。3人は、ミアの車を盗んで、ヴィンセントの母の遺灰を撒くために海に向かう。そしてそんな彼らをロバートとミアが追う。

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 ・“Tammy”(米) 監督:ベン・ファルコーン(Ben Falcone)
 出演:メリッサ・マッカーシー、スーサン・サランドン、ダン・エイクロイド、アリソン・ジャネイ、キャシー・ベイツ
 物語:タミー(メリッサ・マッカーシー)は、職を失い、夫の浮気癖が直っていないことを知った後、口の悪い大酒飲みの祖母(スーザン・サランドン)と出くわす。
 TVを中心に活躍し、映画では『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』『恋愛だけじゃダメかしら?』『泥棒は幸せのはじまり』“Enough Said”などに出演している男優ベン・ファルコーンの第1回監督作品。妻は、メリッサ・マッカーシー。
 アメリカ国内の公開は、2014年7月4日。

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 このセレクションで選ばれる監督たちは、注目の新人監督で、おそらく米国内で作品がまだ公開されていない監督の中からピックアップされているのだと思いますが、作品は、外国の国際映画祭で受賞を重ねてきているものもあれば、今年のサンダンス映画祭でお披露目になる監督の作品もあり、また、おそらくまだ完成していないだろうというような作品もあって、若干、バランスの悪さを感じさせるところがなくもありません。

 まあ、「ヴァラエティー」誌イチオシの注目の監督たちといった程度のセレクションと捉えればよいでしょうか。

 監督たちは、映画祭に招待されて表彰され、IMDbの「Awards」の欄に記載されたりもしています。

 ちなみに、2013年のセレクションは以下の通りです。

 ◆観るべき10人の監督たち 2013

 ・“In the Shadow”(チェコ・スロヴァキア・ポーランド) 監督:David Ondricek

 ・『シージャック』(デンマーク) 監督:トビアス・リンホルム

 ・『コン・ティキ』(英・デンマーク・ノルウェー・独・スウェーデン) 監督:ヨアヒム・ローリング、エスペン・サンドベリ

 ・『少女は自転車にのって』(サウジアラビア・独) 監督:ハイファ・アル=マンスール

 ・『ソウルガールズ』(オーストラリア) 監督:ウェイン・ブレア

 ・“Mama”(西・カナダ) 監督:Andres Muscietti

 ・“Ain’t Them Bodies Saints”(米) 監督:David Lowery

 ・『エレクトリック・チルドレン』(米) 監督:レベッカ・トーマス

 ・“Kill Your Darlings”(米) 監督:John Krokidas

 ・“21 and Over”(米) 監督:Jon Lucas、Scott Moore

 ◆観るべき10人のヨーロッパの監督たち 2013

 ・『オーバー・ザ・ブルースカイ』(オランダ・ベルギー) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン

 ・“The Deflowering of Eva van End(De ontmaagding van Eva van End)”(オランダ) 監督:Michiel ten Horn

 ・『ニーナ〜ローマの夏休み』“NINA”(伊) 監督:エリザ・フクサス(Elisa Fuksas)

 ・“Traffic Department(Drogówka)”(ポーランド) 監督:Wojtek Smarzowski

 ・“The Color of the Chameleon(Tsvetat na hameleona)”(ブルガリア) 監督:Emil Christov

 ・“The Eternal Return of Antonis Paraskevas(I aionia epistrofi tou Antoni Paraskeua)”(ギリシャ) 監督:Elina Psykou

 ・“Eat Sleep Die(Äta sova dö)”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler

 ・“Finnish Blood, Swedish Heart(Laulu koti - Ikävästä)”(フィンランド・スウェーデン) 監督:Mika Ronkainen

 ・“Escape(Flukt)”(ノルウェー) 監督:Roar Uthaug

 ・『花咲くころ』(グルジア・独・仏) 監督:ナナ・エクチミシヴィリ、ジーモン・グロス

 ちなみに、「観るべき10人の監督たち」には、過去に、ベン・アフレックやウェス・アンダーソン、スコット・クーパー、マーク・ウェッブ、キャサリン・ハードウィック、クリストファー・ノーラン、ベン・ザイトリンらが選ばれたりもしています。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月〜2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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