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zoom RSS ドイツ映画批評家賞2014 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2014/01/25 11:04   >>

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 ドイツ映画批評家賞(Preis der deutschen Filmkritik)2014のノミネーションが発表されました。(1月13日)

 ◆長編映画賞(Spielfilm)
 ・“Die andere Heimat”(独・仏) 監督:エドガー・ライツ(Edgar Reitz)
 ・“Finsterworld”(独) 監督:Frauke Finsterwalder
 ・“Houston”(独・米) 監督:Bastian Günther
 ・『生きる源』“Quellen des Lebens”(独) 監督:オスカー・レーラー
 ・“Tore tanzt”(独) 監督:Katrin Gebbe

 ◆男優賞 長編映画部門(Darsteller Spielfilm)
 ・Olli Dittrich “König von Deutschland”(独)(監督:David Dietl)
 ・Sascha Alexander Gersak “5 Jahre Leben”(独・仏)(監督:Stefan Schaller)、“Tore tanzt”
 ・Edin Hasanovic “Schuld sind immer die Anderen”(独)(監督:Lars-Gunnar Lotz)
 ・Jan Dieter Schneider “Die andere Heimat”
 ・ハンス=ヨヒェン・ワグナー(Hans-Jochen Wagner) “Ende der Schonzeit”(独・イスラエル)(監督:Franziska Schlotterer)

 ◆女優賞 長編映画部門(Darstellerin Spielfilm)
 ・Antonia Bill “Die andere Heimat”
 ・シュテッフィ・クーネルト(Steffi Kühnert) “Die Frau, die sich traut”(独)(監督:Philip Gröning)
 ・Antonia Lingemann “Bastard”(独)(監督:Carsten Unger)
 ・バーバラ・スコーヴァ 『ハンナ・アーレント』(独・仏・ルクセンブルク)(監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ)
 ・Lina Wendel “Silvi”(独)(監督:Nico Sommer)

 ◆脚本賞(Drehbuch Spielfilm)
 ・Frauke Finsterwalder、Christian Kracht “Finsterworld”
 ・ジュディット・カウフマン(Judith Kaufmann)、ゲオルク・マース(Georg Maas)、Ståle Stein Berg、Christoph Tölle 『ふたつの人生』“Zwei Leben”(独・ノルウェー)(監督:ジュディット・カウフマン(Judith Kaufmann)、ゲオルク・マース(Georg Maas))
 ・Gert Heidenreich、エドガー・ライツ(Edgar Reitz) “Die andere Heimat”

 ◆撮影賞(Kamera)
 ・Lars Petersen “Bastard”
 ・ジャエノ・ロール(Gernot Roll) “Die andere Heimat”
 ・Börres Weiffenbach “Master of the Universe”(独・オーストリア)(監督:Marc Bauder)

 ジャエノ・ロールは、『ビヨンド・サイレンス』『悦楽晩餐会』『名もなきアフリカの地で』などを手がける撮影監督。

 ◆編集賞(Schnitt)
 ・アンネ・ファビニ(Anne Fabini) “Houston”
 ・Heike Gnida “Tore tanzt”
 ・Uwe Klimmeck “Die andere Heimat”

 アンエ・ファビニは、『ワン・デイ・イン・ヨーロッパ』などを手がける編集技師。

 ◆音楽賞(Musik)
 ・Bernhard Fleischmann “Master of the Universe”
 ・Helge Schneider “00 Schneider – Im Wendekreis der Eidechse”(独)(監督:Helge Schneider、Andrea Schumacher)
 ・マルティン・トートゥシャロウ(Martin Todsharow) 『生きる源』“Quellen des Lebens”

 マルティン・トートゥシャロウは、『素粒子』『デザート・フラワー』などを手がける音楽家。

 ◆長編デビュー映画賞(Spielfilmdebüt)
 ・“Bastard”(独) 監督:Carsten Unger
 ・“Dr. Ketel”(独) 監督:Linus de Paoli
 ・“Finsterworld”(独) 監督:Frauke Finsterwalder
 ・“Freier Fall”(独) 監督:Stephan Lacant”
 ・“Tore tanzt”(独) 監督:Katrin Gebbe”

 ◆短編映画賞(Kurzfilm)
 ・“Der Läufer”(独) 監督:Carolina Hellsgård
 ・“Der Unfertige”(独) 監督:Jan Soldat
 ・“Wie ist die Welt so stille”(独) 監督:Susann Maria Hempel

 “Der Unfertige”は、ローマ国際映画祭2013 CINEMAXXI部門 最優秀短編賞受賞。

 ◆児童映画賞(Kinderfilm)
 ・“Der Mondmann”(仏・独・アイルランド) 監督:Stephan Schesch 共同監督:Sarah Clara Weber
 ・“Kopfüber”(独) 監督:Bernd Sahling
 ・“Sputnik”(独・ベルギー・チェコ) 監督:Markus Dietrich

 “Der Mondmann”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2012出品。レイキャビク国際映画祭2012 コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 “Kopfüber”は、ベルリン国際映画祭2013 ジェネレーションKplus部門出品。ヨーロッパ映画賞2013 ヤング審査員賞ノミネート。

 ◆実験映画賞(Experimentalfilm)
 ・“Cut”(独) 監督:Christoph Girardet、Matthias Müller
 ・“Ein Gespenst geht um in Europa”(独) 監督:Julian Radlmaier
 ・“Light my Fire”( ) 監督:Gunter Deller

 “Cut”は、ヨーロッパ映画賞2013短編賞ノミネート。

 ◆ドキュメンタリー映画賞(Dokumentarfilm)
 ・“Drachenmädchen”(独・中) 監督:Inigo Westmeier
 ・“Gegenwart”(独) 監督:Thomas Heise
 ・“Haus Tugendhat”(独) 監督:Dieter Reifarth
 ・“Master of the Universe”(独・オーストリア) 監督:Marc Bauder
 ・“Vergiss mein nicht”(独) 監督:David Sieveking

 “Drachenmädchen”は、HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2013 最優秀インターナショナル長編ドキュメンタリー賞受賞。、シカゴ国際児童映画祭2013 長編ドキュメンタリー部門 第1席。
 “Master of the Universe”は、ロカルノ国際映画祭2013 批評家週間 Premio SRG SSR受賞。
 “Vergiss mein nicht”は、ロカルノ国際映画祭2012 批評家週間最優秀ドキュメンタリー賞、ピッツア・グランデ部門最優秀作品賞受賞。

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・“Die andere Heimat”(6):作品・男優・女優・脚本・撮影・編集
 ・“Tore tanzt”(4):作品・男優・編集・デビュー
 ・“Finsterworld”(3):作品・脚本・デビュー
 ・“Bastard”(3):女優・撮影・デビュー
 ・“Master of the Universe”(3):撮影・音楽・ドキュメンタリー
 ・“Houston”(2):作品・編集
 ・“Quellen des Lebens”(2):作品・音楽

 ドイツ映画賞とは対象期間がズレていたりするからでもありますが、ドイツ映画賞のロングリストで拾いきれていない作品もけっこうあるようです。

 ノミネート上位の作品に新人監督作品が多いのが気になります。
 活きのいい新人が何人も出たということもあるのでしょうが、やはり中堅以上の監督はあまり映画を撮らせてもらえないという各国共通の悩みのもあるのではないかと思われます。

 個人的に日本での上映を期待したのは“Finsterworld”で、たぶん何らかの形では日本にも紹介されると思いますが、評価の高さからすると、“Die andere Heimat”とか“Tore tanzt”とかの方がより堅実かもしれません。一年後くらいには結果は出ていると思いますが、さあ、どうなっているでしょうか。

 受賞結果の発表は、2月10日です。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Die Andere Heimat - Chronik einer Sehnsucht (Home From Home - Chronicle of a Vision)”(独・仏) 監督:エドガー・ライツ(Edgar Reitz)
 出演:Jan Schneider、ヴェルナー・ヘルツォーク、Marita Breuer、Maximilian Scheidt、Julia Prochnow、Mélanie Fouché、Konstantin Buchholz
 物語:19世紀半ばのドイツ、ラインラント=プファルツ州ライン=フンスリュック郡の村。村民は、村を出て行くか、とどまるか、決断を迫られるほど厳しい状況に追い込まれている。主人公は、農夫の息子ヤコブで、彼は、自由と明るい未来を求めて、ガールフレンドとともに、ブラジルに移民したいと考えている。しかし、軍隊から兄が帰ってきて、事情が一変する。
 TVで放映された「Heimat」3部作の続編。
 ベネチア国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 MASTERS部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2013 特別上映作品。
 バイエルン映画賞2014 作品賞、脚本賞受賞。

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 ・“Tore Tanzt(Nothing Bad Can Happen)”(独) 監督:Katrin Gebbe
 物語:信心深い集団に属していたトレは、新たなる生活を切り開こうと、ハンブルグに向かう。途中で、彼は、車が故障して困っている家族と出会い、車を修理して助ける。これが神の導きだと思った彼は、そのまま彼らと同行し、彼らの庭作りに加わる。やがて彼は、一家の主の暴力に苦しむようになり、自分の武器で抵抗を試みる。さらに、肉欲と利他主義の間で、葛藤するようになる。
 実話に基づく物語。
 京都国際学生映画祭2008にて短編作品“Narzissen”が上映されたKatrin Gebbe監督の最新作。
 カンヌ国際映画祭2013 ある視点部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 アナザー・ビュー部門出品。
 釜山国際映画祭2013 ミッドナイト・パッション部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 アフター・ダーク コンペティション部門出品。
 AFIフェスト2013 New Auteurs Critic’s Award受賞。
 バイエルン映画賞2014 新人監督賞受賞。

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 ・“Finsterworld”(独) 監督:Frauke Finsterwalder
 物語:相互につながりがあり、それぞれになんらかの問題を抱えている12人の物語。クラウデ・ペテルスドルフ医師は、足の専門医で、特に女性の足を偏愛していて、それを老人ホームで暮らすミズ・サントベルクに打ち明ける。学校の旅行で、強制収容所のメモリアル施設を訪れた際、人気者のマクシミリアンは、のけ者のドミニクとナタリーをへこませ、教師のニッケルに残酷な罠をかける……。
 モントリオール世界映画祭2013 ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション部門出品。ブロンズ賞受賞。
 チューリヒ映画祭2013ドイツ語長編作品コンペティション部門出品。最優秀作品賞、The SVFJ Critics Choice Award(第1回作品賞)受賞。


 ・“Bastard”(独) 監督:Carsten Unger
 出演:マルティナ・ゲデック、マルクス・クロイヤー(Markus Krojer)、トーマス・ティーメ(Thomas Thieme)、Finn Kirschner、Antonia Lingemann、ハンス・ツィッシュラー(Hanns Zischler)、Beate Maes、Stephan Schad
 物語:9歳のニコラスが失踪する。痕跡も見つからず、性犯罪に巻き込まれたのではないかという疑いが浮上する。プロファイラーのクラウディアは、両親の話に矛盾点を見出し、彼らは何かを隠していると感じる。手錠をはめたニコラスのビデオがみつかり、事件は、13歳の少年レオンにたどりつく。そこで心理学者の出番となり、心理学者が少年の信頼を得ることができれば、事件は解決しそうに思われた。ところがそこで少年は、大人相手にゲームを始め、事件に関わったすべての者を混乱に陥れる。
 トランシルヴァニア国際映画祭2012 No Limit部門出品。

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 ・“Master of the Universe”(2013/独・オーストリア) 監督:Marc Bauder
 主人公は、かつてドイツの投資銀行をリードした人物のひとりで、莫大な利益をたたき出した。今、彼は、フランクフルトの打ち捨てられた銀行の中に静かに座っている。本作では、恐るべきインサイダーの視点で、鏡の反対側にある、誇大妄想的で、半宗教的でもあるもうひとつの世界を示す。
 ロカルノ国際映画祭2013 批評家週間出品。Premio SRG SSR受賞。

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画批評家賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_43.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_31.html

 ・ドイツ映画賞2014 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_67.html
 ・ドイツ映画賞2013 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_35.html
 ・ドイツ映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_13.html
 ・ドイツ映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201304/article_17.html

 ・バイエルン映画賞2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_57.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月〜2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

 追記:
 ・ドイツ映画批評家協会賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_27.html

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