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zoom RSS 脚色賞を占う! USCスクリプター2014 ノミネーション発表!

<<   作成日時 : 2014/01/10 21:34   >>

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 第26回USCスクリプターのノミネーションが発表になりました。(1月9日)

 USC スクリプターとは、正しくは、南カリフォルニア大学図書館スクリプター賞(The University of Southern California (USC) Libraries Scripter Award)のことで、南カリフォルニア大学図書館が、映画化された原作本の原作者と脚本家、および脚本を表彰するものです。

 20年も続けていればそれだけで十分に価値がありますが、この映画賞がいろんな映画情報サイト(アメリカの)に取り上げられるのは、たぶんそういう理由より、この賞がアカデミー賞脚色賞を占うもの、というポジションを築きつつあるからだろうと思われます。

 2000年以降のUSCスクリプターとアカデミー賞脚本賞ノミネーションとの合致度を調べてみると、以下のようになっています。

 2012年度:『アルゴ』○
 2011年度:『ファミリー・ツリー』○
 2010年度:『ソーシャル・ネットワーク』○
 2009年度:『プレシャス』○
 2008年度:『スラムドッグ$ミリオネア』○
 2007年度:『ノーカントリー』○
 2006年度:『トゥモロー・ワールド』×(アカデミー賞は『ディパーテッド』)
 2005年度:『カポーティ』×(アカデミー賞は『ブロークバック・マウンテン』)
 2004年度:『ミリオンダラー・ベイビー』×(アカデミー賞は『サイドウェイ』)
 2003年度:『ミスティック・リバー』『シービスケット』×(アカデミー賞は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
 2002年度:『めぐりあう時間たち』×(アカデミー賞は『ピアニスト』)
 2001年度:『ビューティフル・マインド』○
 2000年度:『ワンダー・ボーイズ』×(アカデミー賞は『トラフィック』)

 アカデミー賞との合致度はそんなには高くありませんが、ここ6年は同一作品が受賞していて、しかも2009年はアカデミー賞での予想が難しかった『プレシャス』で受賞しています。

 2014年のノミネーションは以下の通りです。

 ・『キャプテン・フィリップス』 脚本:ビリー・レイ 原作:Richard Phillips with Stephan Talty “A Captain’s Duty: Somali Pirates, Navy SEALs, and Dangerous Days at Sea”

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 ・『あなたを抱きしめる日まで』 脚本:スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ 原作: Martin Sixsmith “The Lost Child of Philomena Lee”

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 ・“The Spectacular Now” 脚本:スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー 原作小説:Tim Tharp “The Spectacular Now”

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 ・『それでも夜は明ける』 脚本:ジョン・リドリー 原作:Solomon Northup “Twelve Years a Slave”

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 ・『メイジーの瞳』 脚本:キャロル・カートライト(Carroll Cartwright)、ナンシー・ドイン(Nancy Doyne) 原作:ヘンリー・ジェイムズ 『メイジーの知ったこと』

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 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』や『ローン・サバイバー』などが落選しています。

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 【脚色賞部門の前哨戦の結果】

 ◆脚色賞(オリジナル脚本賞と脚色賞が分けられていない「脚本賞」も含む)
 3.ナショナル・ボード・オブ・レビュー:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(監督:マーティン・スコセッシ) テレンス・ウィンター
 4.ボストン・オンライン映画批評家協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』(監督:リチャード・リンクレイター)
 7.ロサンゼルス映画批評家協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 8.ワシントンDC映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 9.サンディエゴ映画批評家協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 11.アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 12.ヒューストン映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 13.サンフランシスコ映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 14.カンザスシティ映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 15.オンライン映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』
 16.セントルイス映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー、Solomon Northrup
 17.シカゴ映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 19.サウスイースタン映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』
 20.ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 21.インディアナ映画ジャーナリスト協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 22.女性映画批評家協会賞 女性脚本家賞:ジュリー・デルピー 『ビフォア・ミッドナイト』
 23.フェニックス映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』
 24.オースティン映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 26.フロリダ映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 27.女性映画ジャーナリスト同盟映画賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 28.ブラック映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』
 30.ユタ映画批評家協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 31.セントラル・オハイオ映画批評家協会賞:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター
 32.全米映画批評家協会賞:『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 35.オクラホマ映画批評家協会賞:『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー

 ◆米・脚本家組合賞(WGA) 脚色賞ノミネーション
 ・『8月の家族たち』 トレイシー・レッツ 彼の戯曲に基づく
 ・『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク リチャード・リンクレイターとキム・クリザンの作り出したキャラクターに基づく
 ・『キャプテン・フィリップス』 ビリー・レイ 原作:Richard Phillips、Stephan Talty “A Captain’s Duty: Somali Pirates, Navy SEALS, and Dangerous Days at Sea”
 ・『ローン・サバイバー』 ピーター・バーグ 原作:マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン 『アフガン、たった一人の生還』
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター 原作:ジョーダン・ベルフォート 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

 ◆ゴールデン・グローブ賞 脚本賞ノミネーション
 ・“Her” スパイク・ジョーンズ
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 ボブ・ネルソン
 ・『あなたを抱きしめる日まで』 ジェフ・ポープ、スティーヴ・クーガン
 ・『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 ・『アメリカン・ハッスル』 エリック・ウォーレン・シンガー、デイヴィッド・O・ラッセル

 ◆クリティクス・チョイス・アワード 脚色賞ノミネーション
 ・『8月の家族たち』 トレイシー・レッツ
 ・『ビフォア・ミッドナイト』 ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク、リチャード・リンクレイター
 ・『キャプテン・フィリップス』 ビリー・レイ
 ・『あなたを抱きしめる日まで』 スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ
 ・『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター

 ◆インディペンデント・スピリット・アワード 脚本賞ノミネーション
 ・『ブルージャスミン』 ウディ・アレン
 ・『ビフォア・ミッドナイト』 ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク、リチャード・リンクレイター
 ・“Enough Said” ニコル・ホロフスナー
 ・“The Spectacular Now” スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
 ・『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー

 ◆サテライト・アワード 脚色賞ノミネーション
 ・『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 ・『ビフォア・ミッドナイト』 ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク、リチャード・リンクレイター
 ・『キャプテン・フィリップス』 ビリー・レイ
 ・ピーター・バーグ 『ローン・サバイバー』
 ・『あなたを抱きしめる日まで』 スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター

 ◆BAFTA英国アカデミー賞 脚色賞ノミネーション
 ・『恋するリベラーチェ』 リチャード・ラグラヴェネーズ(Richard LaGravenese)
 ・『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター
 ・『あなたを抱きしめる日まで』 スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ
 ・『キャプテン・フィリップス』 ビリー・レイ

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 脚色賞は、明らかに『それでも夜は明ける』が本命になっていて、USCスクリプターも米国アカデミー賞作品賞に近いところから選ばれるとするとやはり『それでも夜は明ける』が有望なのではないかと考えられます。

 第26回USCスクリプターの結果発表は、米・脚本家組合賞(WGA)2014結果発表の1週間後である2月8日です。
 米・脚本家組合賞(WGA)では、『それでも夜は明ける』が選外になっているので、USCスクリプターで確実に受賞するかどうかが注目されます。

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 *当ブログ記事

 ・USCスクリプター2013 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_42.html
 ・USCスクリプター2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_18.html
 ・USCスクリプター2012 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_26.html
 ・USCスクリプター2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_33.html
 ・USCスクリプター2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_10.html
 ・USCスクリプター2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_9.html
 ・USCスクリプター2010 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_6.html
 ・USCスクリプター2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_14.html

 ・米・脚本家組合賞(WGA)2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_6.html

 ・全米映画賞レース2013の結果をまとめてみました(前編):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米映画賞レース2013の結果をまとめてみました(後編):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_24.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月〜2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

 追記:
 ・USCスクリプター2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_22.html

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