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zoom RSS 和田淳も入選! セザール賞2014 短編アニメーション ショートリスト発表!

<<   作成日時 : 2013/10/20 00:03   >>

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 第39回セザール賞 アニメーション賞の短編アニメーション候補作品が発表されました。(10月7日)

 セザール賞では、ノミネーション発表前に、新人賞候補が発表されることは知っていましたが、短編アニメーション候補も事前に発表されていたんですね。

 セザール賞の変わっているところは、これがそのまま「アニメーション賞候補」にはならないことで、これら短編アニメーション10作品の中から2作品が選ばれ、これを別途選ばれた長編アニメーション作品3作品と併せて、5作品でアニメーション賞のノミネート作品とすることになっています。

 商業公開を前提とし、物語を語ることが基本となる長編アニメーションと、アニメーション作家が自身の作家性とコンセプトを展開させることを目的として製作される短編アニメーションとでは、考え方が違うので、同列には論じられないと思いますが、そういうことになっているらしいので、仕方ありません。

 とはいうものの、結果的に、2011年にセザール賞にアニメーション部門が設けられてから、過去3回、すべて長編作品がアニメーション賞を受賞していますが。

 本年度は、12月中に、以下の10作品の中から2作品がチョイスされ、1月31日に全ノミネーションの発表があり、2月28日に授賞式が行なわれることになっています。

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 “Le Banquet de la Concubine (The Banquet of the Concubine/貴妃酔酒)”(仏・カナダ・スイス) 監督:Hefang Wei
 物語:唐代746年。宮廷では、玄宗が愛する楊貴妃のために宴が開かれていたが、楊貴妃の渇望は満たされず、彼女は、皇帝の浮気を疑い、よからぬ想像力を飛躍させてしまう。それは、甘美なライチを口にしても、いっこうに収まらなかった……。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。

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 [予告編]

 ・“Betty’s Blues”(ベルギー・仏) 監督:Remi Vandenitte
 物語:1980年代の、今はもうはやっていないルイジアナの酒場。数少ない常連客が酒を飲んでいる。ひとりのギタリストが、ステージに立ち、観客の注意を促すために、マイクをノックし、そして自己紹介をする。それから、彼は、1920年代のニューオリンズで起こったブラインド・ブギー・ジョーンズについての物語を歌い始める。ブギー・ジョーンズと仲間は、森の中を歩いていて、彼らを追ってきたKKKのメンバーと出くわす。KKKが彼らを殺した後、不思議な聖霊によって、ブギー・ジョーンズは、命を取り戻す。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。
 カトゥーン・ドール2013ノミネート。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 アニメーション部門出品。
 フランドル The Ensor Award2013 短編アニメーション賞受賞。

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 [予告編]

 ・“Braise”(仏) 監督:Hugo Frassetto
 物語:友人たちとの食事の席で、ひとりの男性が、友人のガールフレンドに誘惑されて、浮気心を起こす。これが噂話となり、ゴシップが広がる。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

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 [予告編]

 ・“La Grosse Bête (The Big Beast)”(仏・カナダ) 監督:ピエール=リュック・グランジョン(Pierre Luc Granjon)
 物語:「モンスターは、予想もしていない時にやってきて、人を食らう」という話が人々の間に伝わり、そうしたメッセージ自体が、逆にモンスターを作り出していく。
 『冬のレオン』『春のメリー』が紹介されているピエール=リュック・グランジョン監督作品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。

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 [予告編]

 ・『妻の手紙』“Lettres de Femmes (Women’s Letters)”(仏) 監督:オーギュスト・ザノヴェッロ(Augusto Zanovello)
 物語:第一次世界大戦の最前線で、看護師のシモンは、ケガをした兵士たちに、女性からのラブレターを手渡して、彼らを元気づける。愛の言葉は、兵士たちを癒し、力を与える。しかし、死は思いがけない瞬間にやってくる。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 カトゥーン・ドール2013ノミネート。
 フランス映画祭2013にて上映。

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 ・“Mademoiselle Kiki et les Montparnos”(仏) 監督:Amélie Harrault
 物語:アリス・プラン(Alice Ernestine Prin)は、私生児で、12歳でパリに出て、画家のモデルとなり、やがてマン・レイやキスリング、藤田嗣治らに愛され、彼らのミューズとして、「モンパルナスのキキ」と呼ばれるようになる。のちに、彼女自身も、画家になり、本を書き、歌を歌うが、それでも、彼女は貪欲であり続け、これで満足ということがなかった…。
 クレモンフェラン国際短編映画祭2013出品。
 インディー・リスボア2013出品。
 全州国際映画祭2013出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。
 パームスプリングス国際短編映画祭2013出品。
 アニマ・ムンディ2013出品。

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 [本編動画]


 ・“Palmipedarium”(仏) 監督:ジェレミー・クラパン(Jérémy Clapin)
 物語:シモンの家族は、鴨狩りをして暮らしている。彼も、父親と一緒に鴨狩りに同行しているので、鴨のことはよく知っている。ある日、彼は、鴨に似た奇妙な生き物を見つけ、家族に内緒で飼って、鴨らしく育てようとする。
 『スキゼン』のジェレミー・クラパン監督最新作。
 マルチビジョン・セントペテルスブルグ2012 グランプリ受賞。
 ブリュッセル・アニマ2013 最優秀インターナショナル短編賞受賞。
 オランダ・アニメーション映画祭2013 短編部門グランプリ受賞。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。
 リンツ・アルス・エレクトロニカ映画祭2013 コンピューター・アニメション部門 オナラブル・メンション受賞。
 Krok2013 審査員特別賞受賞。

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 [予告編]


 ・“Peau de Chien (Dog’s Skin)”(仏) 監督:ニコラ・ジャケ(Nicolas Jacquet)
 物語:野良犬が肉屋の店先からソーセージを盗んで逃げる。店主が追いかけてくるが、彼は、路地裏の行き倒れの服の中に隠れる。店主が去った後、彼に不思議なことが起こり始める。彼は、行き倒れのジャケットを着、ポケットの中のメモを手がかりに、行き倒れの住まいらしいアパートに向かう。そして、彼の姿は、少しずつ人間に近づき始める……。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 アニメーション部門出品。

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 [本編動画]


 ・『グレートラビット』“The Great Rabbit”(仏・日) 監督:和田淳
 物語:「かつて我々は自分たちとは違う、崇高で深遠で神秘的な存在をグレートを付けて呼んでいた。時代はすすみ思考や思想がそれまでのものと変わった今、未だにグレートと呼ばれ続けるその存在のグレートたる由縁は何なのか。」
 ベルリン国際映画祭2012 短編部門 審査員賞受賞。
 ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2012 コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2012 短編コンペティション ナラティヴ部門出品。

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 ・『トラム』“Tram”(仏・チェコ) 監督:ミカエラ・パヴラートヴァ(Michaela Pavlátová)
 物語:路面電車の女性運転手が、運転中に空想し、現実がシュールリアリスティックに変貌し、性的な妄想(phallic delirium)が展開する。
 カンヌ国際映画祭2012 監督週間出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2012 グランプリ&国際批評家連盟賞受賞。
 広島国際アニメーションフェスティバル2012出品。国際審査員特別賞受賞。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2012 物語部門(Narrative)出品。
 カトゥーン・ドール2012 ノミネート。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2012 アニメーション部門出品。
 米国アカデミー賞2013 短編アニメーション賞ショートリスト。
 クレモンフェラン国際短編映画祭2013 ナショナル・コンペティション部門出品。オリジナル作曲賞受賞。
 クラクフ映画祭2013 映画祭受賞作品特集出品。

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 [本編動画] 視聴注意!(予想以上に下ネタ全開でした!)


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 受賞歴から言えば、ノミネート有力なのは、『妻の手紙』と“Palmipedarium”でしょうか。

 ちなみに、セザール賞の短編部門は、以下のような変遷をたどっています。

 1977-90年:短編フィクション賞、短編ドキュメンタリー賞、短編アニメーション賞
 1991年:短編フィクション賞、短編ドキュメンタリー賞
 1992-2004年:短編フィクション賞、短編映画賞
 2005年- :短編映画賞

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 *当ブログ記事

 ・アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013
  コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_42.html
  ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_1.html
  ラインナップ その3:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_2.html
  受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_16.html

 ・カトゥーン・ドール2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_13.html
 ・カトゥーン・ドール2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_33.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。1週間ほど前からブログを読ませてもらってます。頑張ってください^^
ぱど
2013/10/20 15:36

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