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zoom RSS サラエボ映画祭2013 受賞結果!

<<   作成日時 : 2013/09/03 05:56   >>

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 第19回サラエボ映画祭(8月16日〜24日)の受賞結果です。

 【長編コンペティション部門】

 ◆グランプリ/Heart Of Sarajevo For Best Feature Film
 ◎“In Bloom(Grzeli Nateli Dgeebi)”(グルジア) 監督:Nana Ekvtimishvili、Simon Groß

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 “In Bloom(Grzeli nateli dgeebi)”(グルジア・独・仏) 監督:Nana Ekvtimishvili、Simon Gross
 物語:ソ連が崩壊して数年経ったグルジアのトビリシ。エカとナティアは、仲良しの10代の少女。ナティアの家は、父親が刑務所に入っていて、母と姉とで暮らしている。母の戸棚には、大切にしまわれている箱があって、その中には、手紙とソ連時代のパスポートと意味ありげなタバコが入っている。一方、エカの家は、アル中で口うるさい父親がいて、いつも騒々しい。エカには、彼女のことが好きな男の子が2人いて、1人はハンサムなラドで、もう1人は、悪い仲間とつるんでいるコテ(Kote)だ。コテは、エカをさらい、強引に妻にしようとする。コテがラドを殺した時、エカとナティアは、運命の選択を迫られる。エカには、ラドから預かった1発の銃弾が入った銃があった……。
 ベルリン国際映画祭2013 フォーラム部門出品。C.I.C.A.E.賞受賞。
 香港国際映画祭2013 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 パリ映画祭2013 Graziaマガジン賞受賞。
 オデッサ国際映画祭2013 演技賞受賞。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。

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 ◆審査員特別賞(Special Jury Award)
 ◎“A Stranger(Obrana I Zaštita)”(クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Bobo Jelčić

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 “A Stranger(Obrana i zaštita)”(クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Bobo Jelčić
 物語:Slavkoに、友人Đulagaの訃報が届く。彼は、シンプルに、友人の義務として、葬式に出席しようと考えるが、これが町(ヘルツェゴビナのモスタル)の大物や隣人たちを巻き込んだ大騒ぎに発展する。というのも、Đulagaは、モスタルのムスリム地区に住むムスリムであり、ボスニア ヘルツェゴビナ紛争が終わって20年経った今も、モスタルの、クリアチア人とムスリム系のボシュニャク人との間は、疑惑と不信という目に見えない境界線で明確に分断されているからだ。行かなければ、彼は故人の家族は許してくれないだろうし、彼の妻は彼を臆病者と罵るだろう。さて、彼は、どうすればいいのだろうか。
 ベルリン国際映画祭2013 フォーラム部門出品。
 プーラ映画祭2013 ナショナル・プログラム メイン・セクション出品。作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・脚本賞・撮影賞・美術監督賞・FEDEORA賞受賞。

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 ◆男優賞/Heart Of Sarajevo For Best Actor
 ◎Bogdan Diklić “A Stranger(Obrana I Zaštita)”(クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ)(監督:Bobo Jelčić)

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 ◆女優賞/Heart Of Sarajevo For Best Actress
 ◎Lika Babluani、Mariam Bokeria “In Bloom(Grzeli Nateli Dgeebi)”(グルジア)(監督:Nana Ekvtimishvili、Simon Groß)

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 ◆Cineuropa賞
 ◎“With Mom(Sa Mamom)”(ボスニア ヘルツェゴビナ・独・スロヴェニア) 監督:Faruk Lončarević

 “With Mom(Sa Mamom)”(ボスニア ヘルツェゴビナ・独・スロヴェニア) 監督:Faruk Lončarević
 物語:戦争から10年以上経ったサラエボ。社会主義者の一家が崩壊の危機にさらされている。Jasnaは、女医で、一家の柱で、支配的な母親だが、9年間闘ってきた乳がんが末期状態にある。娘のBerinaは若いアーティストで、自分のセクシュアリティーに目覚め、そして母親の病気を受け入れようとしている。夫のMladenは、妻を失おうとしていることにどう対処していいかわからない。末っ子のLunaは、極度に内気で、子供っぽい。Berinaは、自分を取り巻く家族たちとうまくコミュニケーションを取れないでいたが、自分の信じるやりかた―奇跡、祈り、吉凶―で、母親を救おうとする。

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 ◆CICAE 賞
 ◎“In Bloom(Grzeli Nateli Dgeebi)”(グルジア) 監督:Nana Ekvtimishvili、Simon Groß

 【短編コンペティション部門】

 ◆グランプリ/Heart Of Sarajevo For Best Short Film
 ◎“Shadow of A Cloud(O Umbră De Nor)”(ルーマニア) 監督:Radu Jude

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Rabbitland”(セルビア) 監督:Ana Nedeljković、Nikola Majdak, Jr.

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 ◎“Pride(Чест)”(ブルガリア・独) 監督:Pavel G. Vesnakov

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 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ◆グランプリ/Heart Of Sarajevo For Best Documentary Film
 ◎“Sickfuckpeople”(オーストリア) 監督:Jury Rechinsky

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 “Sickfuckpeople”(オーストリア) 監督:Jury Rechinsky
 ホームレスのキッズに関するドキュメンタリー。1人は、麻薬中毒を脱して、大人への階段を上ろうとする。1人は、生まれ故郷で母親を捜していて、憎しみやサディスティックな怒りを浴びせられ、社会の不条理を実感する。1人は妊娠した少女で、彼女は生まれてくる赤ん坊が自分より不幸になるとわかっていながら生もうとするが、姉たちによって堕胎させられそうになる。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Yugoslavia, How Ideology Moved Our Collective Body(Jugoslavija, Kako Je Ideologija Pokretala Naše Kolektivno Telo)”(セルビア・仏・独) 監督:Marta Popivoda

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 “Yugoslavia, How Ideology Moved Our Collective Body(Jugoslavija, Kako Je Ideologija Pokretala Naše Kolektivno Telo)”(セルビア・仏・独) 監督:Marta Popivoda
 第二次世界大戦後のユーゴスラビア(1945-2000)について、映画やビデオのフッテージを通じて、イデオロギーの変化が、集団行動の中にどのように表われていくかを探る。「集団行動」には、メーデーのパレードやユースデーのお祝いといった国の行事から、1968年や90年代の学生運動や市民運動、2000年10月5日の革命といった人々の抗議活動などが含まれる。こうした映像を振り返ることで、本作は、人々とイデオロギーと国家の関係性が変化していく中で、共産主義イデオロギーがどのように疲弊していったのかをたどる。映画は、セルビアが現代的な民主主義と新自由主義的資本主義の入り口に立ったところで終わるが、そこで、人々は、なぜ、そんなに簡単に、集産主義や兄弟愛、団結、労働者の権利、自由教育といった理想を棄てて、ナショナリズムや戦争に走り、自由や民主主義への期待に飛びついたのかを考える。そうした期待は、まもなく個人主義と未熟な資本主義にすり替えられていくのだが。

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 ◎“The Cleaners”(ギリシャ) 監督:Konstantinos Georgousis

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 “The Cleaners”(ギリシャ) 監督:Konstantinos Georgousis
 ギリシャの財政的・社会的破綻は、ネオナチの政党“Golden Dawn”の躍進へと導いた。以前の選挙では、ほとんど支持を得られていなかったが、2012年の選挙では人口の7%の得票数を得、初めて国会に議員を送り込んだ。本作では、その選挙前から、“Golden Dawn”を追い、彼らをドキュメントしている。彼らは、アテネの街頭で、人々の怒りや恨みに訴えかけ、スケープゴートを求めた。彼らは、こうした状況を生み出した犯人探しをし、罪を押しつける犠牲者を求めている。

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 ◆人権賞/Human Rights Award
 ◎“Married To The Swiss Franc(U Braku Sa Švicarcem)”(クロアチア) 監督:Arsen Oremović

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 “Married To The Swiss Franc(U Braku Sa Švicarcem)”(クロアチア) 監督:Arsen Oremović
 クロアチアでは、スイス・フランでローンを組んだことにより、一家が離散したり、銀行からのプレッシャーに耐えかねて死んでしまったりと、危機的状況に陥った人々が多数出たが、国は無関心で、当然なされるべき救済手段を講じていない。本作では、ローンの犠牲者を通して、この問題を考えると同時に、財政的・政治的・法的側面からの専門家によるコメントを提示し、さらに、銀行や指導者、政治家の役割を検証する。

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 ◆EDN Talent Grant
 ◎“The Verdict(Presuda)”(クロアチア) 監督:Đuro Gavran

 【サラエボ シティー・オブ・フィルム】

 ◆ブリティッシュ・カウンシル賞
 ◎“My! My! My Little Room!( Moja! Moja! Moja sobica!)”(ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア)

 【BH作品 学生プログラム賞】

 ◆最優秀作品
 ◎“Monument”(ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Dario Đuraković (AUBL)

 ◆審査員特別賞(Special Jury Award)
 ◎“Forest”(ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Dajan Javorac (AUBL)

 ◆審査員スペシャル・メンション
 ◎“Variations”(ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Hari Šečić (ASU)

 ◆Atlantic Grupa Award
 ◎“Holiday At The Seaside(Godišnji Na Moru)”(ボスニア ヘルツェゴビナ・ルーマニア) 監督:Cristina Groşan

 【その他の賞】

 ◆ヨーロッパ映画賞短編部門 サラエボ代表作品
 ◎“A Story For The Modlins”(西) 監督:Sergio Oksman

 “A Story For The Modlins”(西) 監督:Sergio Oksman
 物語:俳優エルマー・モデリン(Elmer Modlin)は、『ローズマリーの赤ちゃん』に出演した後、しばらくして妻のマーガレットと息子のネルソンを連れて、マドリッドに去る。彼らは暗いアパートに閉じこもり、マーガレットは、夫と息子をモデルとして、来るべき世紀末を描くことに人生を捧げる。そして30年後。彼らが亡くなり、彼らが遺した膨大な写真や絵や記録が発見される。それらは、ジグソー・パズルのピースとなって、知られざるモデリン家の人々の物語を語り始める……。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2012出品。最優秀ドキュメンタリー賞 30分未満部門。
 ワルシャワ国際映画祭2012 短編コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2013 アヴァンギャルド&ジャンル部門出品。最優秀短編賞受賞。

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 【Cinelink Awards】

 ◆Eave Scolarship
 ◎“A Stinking Fairytale” 監督・脚本:Miroslav Momčilović プロデューサー:Milena Džambasović 製作会社:Brigada

 ◆Cinelink Exelence Award
 ◎“Tabija” 監督・脚本:Igor Drljača プロデューサー:Adis Đapo 製作会社:SCCA/pro.ba

 ◆Living Pictures Service Cinelink Award
 ◎“House Of Others” 監督:Rusudan Glurjidze 脚本:Rusudan Glurjidze、David Chubinishvili プロデューサー:Zurab Magalashvili 製作会社:Cinetech Film Production

 ◆Arte International Relations Cinelink Award
 ◎“Dogs” 監督・脚本:Bogdan Mirica プロデューサー:Marcela Ursu 製作会社:42 Km Film

 ◆CNC Cinelink Award
 ◎“The Fixer” 監督:Adrian Sitaru 脚本:Adrian Silișteanu、Claudia Silișteanu プロデューサー:Adrian Silișteanu 製作会社:4 PROOF

 ◆Eurimages Coproduction Development Award
 ◎“Park” 監督・脚本:Sofia Exarchou プロデューサー:Amanda Livanou 製作会社:Guanaco Film Co-Beben Films

 【Work in Progress Awards】

 ◆The Postrepublic Award
 ◎“Three Windows And A Hanging” 監督:Isa Qosja 脚本:Zymber Kelmendi プロデューサー:Shkumbin Istrefi、Mentor Shala 共同プロデューサー:Nicole Gerhards

 ◆The Restart Award
 ◎“The Lamb” 監督・脚本・プロデューサー:Kutluğ Ataman 共同プロデューサー:Fabian Gasmia、Henning Kamm

 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Manpower” 監督・脚本:Noam Kaplan プロデューサー:Yoav Roeh、Aurit Zamir 共同プロデューサー:Janja Kralj

 【Docu Rough Cut Boutique Awards】

 ◆Fifdh Geneva Award - F 2000 Euro
 ◎“The Man From Midja”(グルジア・独) 監督:Eka Papiashvili、Carsten Böhnke

 ◆DOK. Inkubator Award - Participation at The Second Session of This New Training Initiative Launched by International Documentary Film Festival DOK Leipzig
 ◎“The Man From Midja”(グルジア・独) 監督:Eka Papiashvili、Carsten Böhnke

 ◆HBO Adria Award - 2000 Euro
 ◎“Mia, Myself And An Extra Chromosome”(クロアチア) 監督:Eva Kraljević

 ◆Work In Progress Digital Cube Award – In Kind Post Production Services 20000 Euro
 ◎“Roma Rally”(ハンガリー・独) 監督:Gábor Hörcher

 【名誉賞】

 ◆Honorary Heart Of Sarajevo
 ◎タル・ベーラ

 ◎Roberto Olla(伊)(Executive Director of Eurimages, the Council of Europe support fund for European cinema)

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 *当ブログ記事

 ・サラエボ映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201308/article_12.html
 ・サラエボ映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_14.html
 ・サラエボ映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_18.html
 ・サラエボ映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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