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zoom RSS ライバルはベネチア?! ドーヴィル・アメリカン映画祭2013 受賞結果!

<<   作成日時 : 2013/09/09 19:27   >>

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 第39回ドーヴィル・アメリカン映画祭(Deauville American Film Festival)(8月30日-9月8日)の各賞が発表になりました。

 【ドーヴィル・アメリカン映画祭】

 ドーヴィル・アメリカン映画祭は、1975年にフランスのバス=ノルマンディー地方にあるドーヴィルで始まったアメリカ映画に特化した映画祭で、当初はノン・コンペティションの映画祭として始まりましたが、1995年からコンペティション部門が設立されて、現在に至っています。

 開催時期は、毎年、8月下旬から9月上旬で、おそらくベネチア国際映画祭に意識的にぶつけていると思われ、この時期、イギリスやイタリアの映画サイトや映画情報コーナーがベネチア国際映画祭の話題に染まるのに対し、フランスの映画サイトは、ナショナリスティックというか、ベネチア国際映画祭のことをスルーする口実ででもあるかのように、ドーヴィル・アメリカン映画祭の話題を取り上げていて、ベネチア国際映画祭のことはほとんど見て見ぬフリといった感じになっています。
 まあ、実際に多数のアメリカの映画監督や俳優が映画祭に訪れて、映画祭を盛り上げるので、話題に事欠かないのは確かなのですが。

 コンペティション部門のエントリー作品は、サンダンス映画祭の流れを汲むインディペンデント系の作品が中心で、その後の全米映画賞レースで、メジャーな作品に混じって、受賞を重ねていくような作品が多数エントリーされています。

 1999年からは、同じドーヴィルで、春にドーヴィル・アジアン映画祭が開催されるようになって、ドーヴィル・アメリカン映画祭と併せて、ドーヴィルの恒例の年中行事にようになっています。

 ちなみに、過去のグランプリ作品は、以下のようになっています。

 1995年:『リビング・イン・オブリビオン 悪夢の撮影』 監督:トム・ディチロ
 1996年:『デイトリッパー』“The Daytrippers” 監督:グレッグ・モットーラ(Greg Mottola)
 1997年:『SUNDAY それぞれの黄昏』“Sunday” 監督:ジョナサン・ノシター(Jonathan Nossiter)
 1998年:『ワンダーランド駅で』 監督:ブラッド・アンダーソン
 1999年:『マルコヴィッチの穴』 監督:スパイク・ジョーンズ
 2000年:『ガールファイト』 監督:カリン・クサマ
 2001年:『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』 監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
 2002年:『ヴィクター・ヴァルガス』“Raising Victor Vargas” 監督:ピーター・ソレット(Peter Sollett)
 2003年:“What Alice Found” 監督:A・ディーン・ベル(A Dean Bell)
 2004年:『そして、ひと粒のひかり』 監督:ジョシュア・マーストン
 2005年:『クラッシュ』 監督:ポール・ハギス
 2006年:『リトル・ミス・サンシャイン』 監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
 2007年:“The Dead Girl” 監督:カレン・モンクリーフ(Karen Moncrieff)
 2008年:『扉をたたく人』 監督:トマス・マッカーシー
 2009年:“The Messenger” 監督:オーレン・ムーヴァーマン
 2010年:『愛する人』 監督:ロドリゴ・ガルシア
 2011年:『テイク・シェルター』 監督:ジェフ・ニコルズ
 2012年:『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』 監督:ベン・ザイトリン

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 【ラインナップ】

 ◆コンペティション部門(Longs métrages - Compétition)

 ・“A Single Shot” 監督:David M. Rosenthal
 ・“Breathe In” 監督:ドレイク・ドレマス(Drake Doremus)
 ・“Blue Caprice” 監督:Alexandre Moors
 ・“Night Moves” 監督:ケリー・ライヒャルト
 ・“All Is Lost” 監督:J・C・チャンダー
 ・“Fruitvale Station” 監督:Ryan Coogler
 ・“Les Amants du Texas(Ain't Them Bodies Saints)” 監督:David Lowery
 ・“We Are What We Are” 監督:ジム・マイクル(Jim Mickle)
 ・“Sherif Jackson” 監督:ローガン・ミラー(Logan Miller)、Noah Miller
 ・“Blue Ruin” 監督:ジェレミー・ソウルニエ(Jeremy Saulnier)
 ・“Short Term 12” 監督:Destin Cretton
 ・“Lily” 監督:Matt Creed
 ・“Stand Clear of the Closing Doors” 監督:Sam Fleischner
 ・“The Retrieval” 監督:Chris Eska

 ◆オープニング作品Film d'ouverture

 ・『恋するリベラーチェ』 監督:スティーヴン・ソダーバーグ

 ◆クロージング作品(Film de cloture)

 ・『スノーピアサー』 監督:ポン・ジュノ

 ◆プレミア部門(Premières - Hors competition)

 ・“No Pain No Gain” 監督:マイケル・ベイ
 ・『スノーピアサー』 監督:ポン・ジュノ
 ・『恋するリベラーチェ』 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
 ・“The Necessary Death of Charlie Countryman” 監督:Fredrik Bond
 ・“Planes” 監督:Klay Hall
 ・“Killing Season” 監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン(Mark Steven Johnson)
 ・“Le Majordome(The Butler)” 監督:リー・ダニエルズ
 ・“Lovelace” 監督:ジェフリー・フリードマン、ロブ・エプスタイン
 ・“The Wait” 監督:M. Blash
 ・“Very Good Girls” 監督:ナオミ・フォナー(Naomi Foner Gyllenhaal)
 ・“Rush” 監督:ロン・ハワード
 ・“Suspect” 監督:スコット・ウォーカー
 ・“Sunlight Jr.” 監督:ローリー・コルヤー(Laurie Collyer)
 ・『ホワイトハウス・ダウン』 監督:ローランド・エメリッヒ
 ・“Blue Jasmine” 監督:ウディー・アレン
 ・“Wrong cops” 監督:カンタン・デュピー(Quentin Dupieux)
 ・“Parkland” 監督:Peter Landesman
 ・“Joe” 監督:デイヴィッド・ゴードン・グリーン
 ・“Marfa Girl” 監督:ラリー・クラーク
 ・“Upstream Color” 監督:シェーン・カルース

 ◆アンクル・サムズ・ドック(Les Docs de l'Oncle Sam)

 ・“Twenty Feet from Stardom” 監督:Morgan Neville
 ・“Our Nixon” 監督:Penny Lane
 ・“Seduced and abandoned” 監督:ジェームズ・トバック
 ・“Dancing in Jaffa” 監督:Hilla Medalia
 ・“Inequality For All” 監督:Jacob Kornbluth

 ◆アメリカン・ナイト(American Nights)

 ・『ミッドナイトクロス』(1981) 監督:ブライアン・デ・パルマ
 ・『ターミネーター』(1984) 監督:ジェームズ・キャメロン
 ・『ワイルド・アット・ハート』(1990) 監督:ダイヴィッド・リンチ
 ・『パルプ・フィクション』(1994) 監督:クエンティン・タランティーノ
 ・『ゲット・ショーティ』(1995) 監督:バリー・ソネンフェルド
 ・『KIDS/キッズ』(1995) 監督:ラリー・クラーク
 ・『リービング・ラスベガス』(1995) 監督:マイク・フィギス
 ・『アナザー・デイ・インパラダイス』(1998) 監督:ラリー・クラーク
 ・『アルマゲドン』(1998) 監督:マイケル・ベイ
 ・『エリザベス』(1998) 監督:シェカール・カプール
 ・『パーフェクト・カップル』(1998) 監督:マイク・ニコルズ
 ・『救命士』(1999) 監督:マーティン・スコセッシ
 ・『アダプテーション』(2002) 監督:スパイク・ジョーンズ
 ・『BULLY ブリー』(2002) 監督:ラリー・クラーク
 ・『KEN PARK ケン・パーク』(2002) 監督:エド・ラックマン
 ・『アビエイター』(2004) 監督:マーティン・スコセッシ
 ・『ヴェロニカ・ゲリン』(2003) 監督:ジョエル・シュマッカー
 ・『ロード・オブ・ウォー』(2005) 監督:アンドリュー・ニコル
 ・『ワサップ!』(2005) 監督:ラリー・クラーク
 ・『バベル』(2006) 監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
 ・『ヘアスプレー』(2007) 監督:アダム・シャンクマン
 ・『アイム・ノット・ゼア』(2007) 監督:トッド・ヘインズ
 ・『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008) 監督:スティーヴン・スピルバーグ
 ・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008) 監督:デイヴィッド・フィンチャー
 ・『バッド・ルーテナント』(2009) 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
 ・“Marfa Girl”(2012) 監督:ラリー・クラーク

 ◆ドーヴィル・シーズン4(Deauville Season4)

 ・“Bates Motel”(2013) 監督:タッカー・ゲイツ(Tucker Gates)
 ・“La Malédiction D’Edgar - The Curse Of Edgar”(2013) 監督:Marc Dugain、Véronique Lagoarde-ségot
 ・“Once Upon A Time”(2011) 監督:マーク・マイロッド(Mark Mylod)、グレッグ・ビーマン(Greg Beeman)
 ・『ザ・フォロイング』(2013) 監督:マルコス・シーガ(Marcos Siega)

 ◆カルト・ブランシュ

 今回は、フランスのエレクトリカル・ミュージック・デュオ JUSTICEによるセレクション。
 
 ・『狼たちの午後』(1975) 監督:シドニー・ルメット
 ・『アルカトラズからの脱出』(1979) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ブレードランナー』(1982) 監督:リドリー・スコット
 ・『フェリスはある朝突然に』(1986) 監督:ジョン・ヒューズ
 ・『ダイ・ハード』(1988) 監督:ジョン・マクティアナン
 ・『ハリソン・フォード 逃亡者』(1993) 監督:アンドリュー・デイヴィス
 ・『ハピネス』(1998) 監督:トッド・ソロンズ
 ・『アイズ ワイド シャット』(1999) 監督:スタンリー・キューブリック
 ・“Youth in Revolt”(2009) 監督:ミゲル・アルテタ(Miguel Arteta)

 ◆マスター・クラス(Master class)

 ・ヴィンス・ギリガン

 ◆オマージュ

 ・ニコラス・ケイジ

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 ・ジョン・トラボルタ

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 ・ケイト・ブランシェット

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 ・ダニー・ケイ

 ・ゲイル・アン・ハード

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 ・ラリー・クラーク

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 【受賞結果】

 ※審査員:ヴァンサン・ランドン(審査員長)、ルー・ドワイヨン、ジャン・エシュノーズ(Jean Echenoz)、エレーヌ・フィリエール(Hélène Fillières)、グザヴィエ・ジャノリ、ファムケ・ヤンセン、Pierre Lescure、ブリュノ・ニュイッテン、レベッカ・ズロトウスキ

 ◆グランプリ(Grand Prix - Grand Prize)
 ◎“Night Moves” 監督:ケリー・ライヒャルト

 “Night Moves”(米) 監督:ケリー・ライヒャルト(Kelly Reichardt)
 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ダコタ・ファニング、ピーター・サースガード、ジェームズ・レグロス(James Le Gros)
 物語:3人のラディカルな環境論者が、水力発電のダムの爆破を目論む。エネルギーを消費し、資源を貪り食う水力発電は、彼らの軽蔑する工業文明の象徴のようなものだった。ハーモンは、元海兵で、海上での任務の間にラディカルになった。軍務を経たにもかかわらず、彼の無謀さは変わらず、冒険好きで、破壊と騒乱の期待に興奮していた。デナは、上流階級からのドロップアウト組で、彼女を育んだはずの消費経済が大嫌いだった。彼女は親元を離れて、ラディカルな政治にのめり込んでいった。リーダーのジョシュは、自ら望んで過激派になり、どんな手段を使っても、地球を守ろうとしていた。彼は、有機農業を営む中流階級の出身で、生まれつき個人主義的であり、みんなの中では最も深い信念を持っていた。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。

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 ◆審査員賞(Prix du Jury/Jury Prize)
 ◎“All is Lost” 監督:J・C・チャンダー

 “All is Lost”(米) 監督:J.C チャンダー
 出演:ロバート・レッドフォード
 物語:名もない男が39フィートのヨットでインド洋を航海している。ある時、彼が目覚めると、遠洋を漂っていた積荷との衝突により、船体が破損し、浸水が始まっていることに気づく。ナビゲーション装置と無線も使えなくなり、知らないうちにヨットは激しい嵐へと向かっている。船体を補修し、船乗りとしての直感と、年齢を感じさせない体力によって、かろうじて暴風雨を生き延びる。六分儀と海図を使って針路を決め、すれ違う船に助けてもらうことを期待して進む。空では太陽がギラギラと輝き、海中にはサメがうようよし、蓄えも乏しくなる。彼自身もこのままではとうてい助からないだろうと自覚し始めていた……。
 カンヌ国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

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 ◎“Stand Clear of the Closing Doors” 監督:Sam Fleischner

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 “Stand Clear of the Closing Doors”(米) 監督:Sam Fleischner
 物語:リッキーは、自閉症を抱えていた。彼にとって、学校生活はつらいものでしかなかったが、とりわけつらい思いをしたある日、彼は、地下鉄へと逃げ込む。そこから、彼にとって本物の旅が始まる。それは、まさに発見の連続だった。一方、地上では、リッキーの母親が心配して彼を捜しまわっていた……。
 トライベッカ映画祭2013 ワールド・ナラティヴ・コンペティション部門出品。審査員スペシャル・メンション受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 フォーラム・オブ・インディペンデント部門出品。

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 ※カルティエ新人賞審査員(President of the Cartier Revelation Jury of the 39h edition of the Deauville American Film Festival):ヴァレリー・ドンゼッリ(審査員賞)、Laurence Arné、ヴァンサン・ラコスト(Vincent Lacoste)、Géraldine Maillet、 Woodkid Alias Yoann Lemoine

 ◆カルティエ新人賞(Prix De La Révélation Cartier - The Cartier Revelation Prize)
 ◎“Fruitvale Station” 監督:Ryan Coogler

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 “Fruitvale Station”(米) 監督:Ryan Coogler
 出演:マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサー、メロニー・ディアス、Ahna O'Reilly、ケヴィン・デュランド、チャド・マイケル・マーレイ
 物語:オスカー・グラントは、アフリカン・アメリカンの22歳の青年。2008年12月31日。この日、オスカーは、朝目覚めて、いつもとは違う何かを感じる。それが何かはわからなかったが、彼は、それをサインと考えて、その日、誕生日を迎える母親のために、よい息子になり、恋人に対しても素直になって、よりよいパートナーになるように務め、4歳になる彼らのかわいい娘Tにもよい父親になろうと、決心する。しかし、彼は、その「改心」をなかなか実行に移すことができない。その日、彼は、いろんな人と出会う。家族、友人、他人……。そして、最後に、Fruitvale BART駅の警察官と遭遇する。
 2008年の大晦日から2009年の元日かけて実際に起こった事件(オスカーがベイエリア高速通勤鉄道の警察官に射殺された事件)を映画化した作品。
 監督のRyan Cooglerは、26歳で、これが初監督長編。フォレスト・ウィテカーをプロデューサーに、マイケル・B・ジョーダンを主演男優に、“Sound of My Voice”のRachel Morrisonを撮影監督に迎え、さらにオスカー女優のオクタヴィア・スペンサーのサポートも得て、本作を完成させた。
 サンダンス映画祭2013 審査員グランプリ&観客賞受賞。
 カンヌ国際映画祭2013 ある視点部門出品。フューチャー賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 ナンタケット映画祭2013 最優秀脚本・監督賞受賞。

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 ◆国際批評家賞(Prix De La Critique Internationale - International Critics’ Prize)
 ◎“The Retrieval” 監督:Chris Eska

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 “The Retrieval”(米) 監督:Chris Eska
 物語:南北戦争が行なわれている最中の1864年。賞金稼ぎのバーレルは、北部諸州の境界を越えられず、ウィルとその叔父のマーカスに、逃亡奴隷たちと、殺人犯として指名手配されているネイトを捜して連れ戻すように依頼する。ウィルは、母を失い、父も失踪して、叔父のマーカスを頼っていたが、マーカスはウィルに厳しく、しばしば彼をこき使っていた。2人は、北軍で、死んだ兵士を埋めるための墓を掘っているネイトを見つける。彼らは、ネイトの兄が死の床にあるから、実家に帰った方がいいとウソをついて、ネイトを連れ出す。途中で、南軍と北軍の小競り合いに巻き込まれて、マーカスが死ぬ。それでも、ウィルは、ネイトと旅を続ける。ウィルはネイトを父親のように感じていたし、ネイトをバーレルの元に連れ帰ったら、バーレルは彼を殺してしまうだろうということもわかっていた……。
 出演:Ashton Sanders、Tishuan Scott、Keston John、ビル・オバースト・ジュニア(Bill Oberst, Jr.)、Christine Horn、アルフォンソ・フリーマン(Alfonso Freeman)、Jonathan Brooks、Raven LeDeatte
 SXSW映画祭2013 長編ナラティヴ・コンペティション部門出品。審査員特別賞 演技賞受賞。

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 ◆観客賞(Prix Du Public De La Ville De Deauville - The Deauville Audience Award)
 ◎“Fruitvale Station” 監督:Ryan Coogler

 ◆ルシアン・バリエール文学賞(Prix Littéraire Lucien Barrière - The Lucien Barrière Literary Award)
 ◎リチャード・フォード(Richard Ford) “Canada”

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 ◆Prix Michel D’Ornano – The Michel D’Ornano Award
 ◎“Me, Myself and Mum” 監督:ギョーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)

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  “Les Garçons Et Guillaume, A Table!( Me Myself and Mum)”(仏) 監督:ギョーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)
 出演:ギョーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne)、André Marcon、フランソワ・ファビアン、Nanou Garcia、ダイアン・クルーガー
 物語:母親に関する最初の記憶は、4〜5歳の時のことだ。母は、夕食になると、「お兄ちゃんたちとギョーム、ごはんよ」と兄たちと私に声をかけた。その台詞の意味するところをわかっていなったことに気づいたのは、最後に母と電話で話した時で、母は、「驚かせて悪いけど」と言って驚きの告白を始めた。
 コメディー・フランセーズで活躍するギョーム・ガリエンヌの自伝的作品で、2008年から演じている自作の舞台の映画化。
 初監督作品。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。Art Cinema Award、Prix SACD受賞。

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 受賞作品の中で、特に注目すべきなのは、“Night Moves”と“Fruitvale Station”でしょうか。

 ベネチアでは無冠に終わった“Night Moves”が、ここではグランプリに輝いています。
 まさか、ベネチアで無冠に終わったという知らせを聞いて、対抗心からわざとこの作品をグランプリに選んだということもないとは思いますが、同時期に開催されていた2つの映画祭で、全く異なる結果が出たことは、とても興味深いですね。
 ただ“Night Moves”のチームは、ベネチア国際映画祭に出席した後、ドーヴィルには顔を出さずに、トロントに向かったらしいのですが。

 “Fruitvale Station”は、昨年の『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』とほぼ同じコースをたどっていることが注目されます。
 つまり、どちらもサンダンスでお披露目されてグランプリを受賞し、カンヌでもお墨付きをもらい、さらにドーヴィルでも受賞を重ねている、ということです。
 今後も同じコースをたどるなら、“Fruitvale Station”も米国アカデミー賞作品賞にノミネートされることになりますが、どうでしょうか。
 ただし、『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』がカンヌでカメラドールを受賞したのに対して、こちらはフューチャー賞どまり、ドーヴィルでは『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』がグランプリを獲ったのに対し、こちらは新人賞、というのが、気にならないでもありません。
 米国アカデミー賞にサンダンス枠というのがあるなら、今回は“Fruitvale Station”が最有力ですが、本年度は黒人票が流れそうな強力な作品(作品賞候補の作品)が他にいくつもあるので、それが気がかりと言えば気がかりです。

 
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 *当ブログ記事

 ・ドーヴィル・アメリカン映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_15.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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